5/24 thu 本島一周ドライブ
北谷〜58号〜那覇〜県道〜米須〜331号〜名城〜県道〜喜屋武〜331号〜米須〜県道〜仲座〜331号〜与那原〜329号〜沖縄〜331号〜平良〜県道〜奥〜58号〜北谷
前の日から、最後に渡嘉敷島に渡ってみようかな?とか思ってたものの、ダイビングがメインな感じとナビで見てもあまり道がなかったのでヤメ。
残る2日間は肩の力抜いて本島で気ままに流して過ごそうと思った。
とかなんとか力抜いてた割りにはちゃんと6時に起きて7時に出発。朝のラッシュに揉まれながら58号を那覇に向かった。

←58号、北谷の渋滞。

←沖縄のバス停は並ぶ気配ゼロ。かなりバラけてバスを待つ人達。(写りきらない人もいた)
渋滞中のバス専用道路。うらめしい→
それよか歩道橋の下の無料自転車レンタルというのが気になった。へ〜無料か〜!
那覇で県道に曲がった。南に向かう走った事ない道ってだけで特に考えはなく入った県道7号線だけど、なんかこの道、戦争跡通りみたいな道だった。
←県道、奥武山公園脇。

正直言うと、太平洋戦争に於ける沖縄戦の概要を歴史的に少しは知っているだけに、どうも戦争跡地は暗い気分になりそうで避けてた。
城跡なんかは喜んで行くクセにムシのいい話である。。
でも図らずも足が向いたのだから、、ということで思い切って寄って見る事にした。

海軍壕公園。文字通り旧海軍沖縄方面司令部の壕がある公園。

公園からの眺めは良かった→
over! 海上自衛隊の人達が掃除してた。

朝の9時でガラガラかなと思ってたら、意外と若い観光客やカップルが来てて、展示室を興味ありげに見てた。
さて、壕の中は少々不気味だった。そりゃそうだ4,000人以上の兵士が死んだ穴だ。通路は整った所もあれば土剥き出しの部分もあり自爆跡とかもあった。。司令官室は花が飾られてた。

きれいな部分の通路→

一回りしたとこで、人が増えて来たので壕を出た。

敵にやられた兵士、自決した兵士や司令官には悲惨で辛い闘いだったと思う。けど、沖縄戦で一番悲惨なのは沖縄市民である。立派の壕の中で自決した司令官の『沖縄縣民斯ク戦ヘリ』という言葉をどう捉えていいものやらかなり考えさせられた。此処で闘った兵士は沖縄を守る為の兵士ではなかったのだから。。
県道をずっと南に走った。標示を見てると南部は「○○の塔」という塔だらけ。もう天気も曇ってるけど気分も重いね。。
とりあえずまっすぐ国道に出て喜屋武岬に向かった。

←旧331号、名城。

初めはしっかりしてた道標だけど、進むと減って来て、脇道に未舗装路が多いせいか路面が土だらけで段々不安な道になって来た。
そして具志川城跡に出た。
あ、岬じゃなくて城に出ちゃった。まあ折角だから道脇に車を停めて歩いてみた。

←具志川城跡前。
道からは林の狭い歩道を進む。

この城は久米島の具志川城が攻略されて逃げて来た一族が建てた城だそうで、それで同じ名前だったわけだ。

具志川城跡→
海の目前で景色は良かった。
over! 修復工事計画中って。。

そしてまたちょっと不安な細い農道を進んで喜屋武岬に行った。ここには平和の塔というモニュメントと展望台があった。
筆が進まないなぁ。。
ここは沖縄戦で追いつめられた民間人が多数飛び降りた悲しい所。そんな過去を想像するのが難しい眺めのいい場所でした。

平和の塔、本当に平和が一番です→
over! 裏に可愛らしいお地蔵さんがあった

←喜屋武岬付近の岩壁の眺め。
この岩だらけの海岸は、夥しい艦砲射撃でかなり地形が変わっんだたそうな。
over! 横には喜屋武岬灯台があった。
そして、ひめゆりの塔に行ってみた。お土産屋の駐車場は無料だった。
だけど。。ここは修学旅行の生徒だらけで混み合ってた。
この生徒さん達はどう習ってるんだろう。。みんな楽しそうだった。
パッと見てサッと出て来てすぐ出発。

331号、ひめゆりの塔の前→
over! ひめゆりの塔の入口。
ホント取り敢えず行ってみただけ。

11時になったので早めの昼食へ。
場所はひめゆりの塔のすぐ裏の真壁という集落内の「ちなー」というお店。築100年以上という古民家で食べる沖縄家庭料理。古民家の店は何軒か行ったけどこの店が一番自然な感じだった。
↑茶所真壁ちなー入口 over!  ちなー御膳→

料理はセットメニューを食べてみた。これは一品一品どれも美味しかった。そばの麺も独特な柔らかい感じで面白かった。

←糸満市 真壁の住宅街

食事の後はこの集落内を少し回ってみた。
しぶい石垣の塀が並ぶ軒先が多くていい感じ。ただ、ナビには大雑把な道しか出てなかったみたいで、ちょっと不安だったのであまり細かい所には入らなかった。

そして少し戻る形で白梅の塔に来てみた。
ひめゆりの塔は人だらけだったけどこっちは誰もいなかった。
少し歩いてたら、タクシーが来て運転手が客に説明してた。さりげなく盗み聞きした。
こちらの白梅もしらゆりと同じ女生徒の看護隊なんだそうだ。

白梅の塔→
over! 塔の脇にある自決之壕。

今回はこうして戦跡地に行ったって事もあるけど、それより先に北谷の飲み屋や久米島の宿で、沖縄の戦争と戦後、日本兵と米兵の話を聞いていたし、更に帰ってからこの日誌を書くにあたって、久米島や伊江島あたりを少々調べてただけでも戦争の話に辿り着いたりして、より深く戦争について考える機会を持った。
もちろんこんな悲惨な戦争は二度と起こしてはいけないと思う。それと同時に、周りの雰囲気やムードで扇動されやすい国民性に危機感を持ち、差別も含む個の命の尊厳についてしっかりした考えを一人一人が持たなきゃいけないと感じた。
さて白梅の塔を後にして、もう戦跡地はここらへんでいいかな?そろそろドライブモードに戻ろうかなと思っていたところで、また雲が割れてきて青空が見えて来た。
少々重い気分だったけど、肩をほぐすように気分転換。のんびりドライブに転じられた。

←県道、仲座交差点。

県道を少し東に走って、仲座で331号に出た。

331号を少し進むと、「石の湯」という看板が目に付いた。お、結構風呂あるんじゃん!とか思って矢印の方向に曲がって、農道を進んだ。
林を抜けて海と畑しかない所に出た。道は行き止まりだった。。あれ?ドコに向かってたんだっけ?Uターンした。

与座の農道、石垣の畑の中→
over! 行き止まり

戻ってみたら石の湯は国道の脇にあった。。まぎらわしい看板。。で、湯というのは岩盤浴とエステだった。。パス。。国道に戻ってドライブ。

←311号、南城市。
「不発弾処理のお知らせ」
この道、この後2時間全面通行止になるそうだ。。本当に戦争の爪痕だらけだね。

←311号、南城市の上り坂。↓奥武島と海が見えた。
この南部は今回、曇り空の下でしか走ってなかったので、晴れ間がスゴく嬉しかった。

嬉しくてのーんびり満喫してドライブしたんだけど、後から思えば、もう一度知念岬に寄っても良かったかな?ニライカナイ橋を上っても良かったな。。と欲張った事思っちゃう。。

↑331号、知念。
海が広く綺麗。リーフの縁に立つ波や、砂の島や、遠くには津堅島が見える。

331号、知念 安座真→
正面のアトムの頭みたいなカッコイイ山は須久名山かな?
いや角度的に違うな。ただの岩山。

そんな青空も電池切れ?与那原まで走ったら一気に曇りだして来てしまった。。
ここで329号に折れて(実質331号と重複だけど)しばらくは曇り空の下の町中の国道を走る。

←331号、与那原市街。

沖縄市まで走った所でちょっと思い立って、コザ十字路で330号に曲がった。
コザの商店街を歩いてみよう!と思って駐車場に車を停めて歩いてみた。

331号、コザ十字路。交差点でも路駐は多い→

車に戻ってもう少しコザの中心の街の道の方を少し回ってみた。
中央パークアベニューという通りがあって、一通だけど駐車帯があり車を停められる商店街。洒落た感じでもう少し賑わっててもおかしくない感じしたけど、閉まっている店が目立って人も見かけなく寂しい感じだったので素通り。

←中央パークアベニュー
over! 通りの突き当たりの赤い建物は「コリンザ」という複合施設。
行って見れば良かったかな?

ゲート通り→
米軍基地のゲート前の通り。
米軍相手の店が並ぶ。
途中に一番街とか商店街もあったけど素通り。
なんか気分が乗らなかった。

結局コザは他には見ずに通り抜けた。

329号を北上。
だんだんとまた天気が回復して来た。コザで少し沈んだ気分も天気と共に回復、、っていうか午前中からこの繰り返しかい。単純だな。。

←329号、石川バイパスの橋。
石川の町が見下ろせていい眺め。

石川にあった石川の駅というのが少し気になってたんだけど、反対側車線で入りそびれてしまった。
その代わりという訳ではないけど、金武の手前の伊芸で測道に市みたいなのが集まってる所が有り、ココも気になってたので立ち寄ってみた。
野菜、果物、衣服に作業着、雑貨、骨董品、米軍放出品までいろんなもんが並んでた。ゆっくり見て回って帽子を買った。¥1,500を¥900で購入。少し値切れた。
昭和初期の沖縄の雑誌が¥100で気になったけどヤメた。
そして金武に出た。
ここらで小腹がすいたので何か食べたいなと思ってて、思い出したのがキングターコス。沖縄!金武!ときたらタコス!。。だけど辛いの苦手な僕はハンバーガーだけが目的。ハンバーガーもデカくてうまいらしい。

129号、金武。5/13の夜と同じ場所→

←キングターコス(本店)
over! この店がタコライスの発祥の店。
チーズバーガー→
嘉手納のもの程ではないけど確かにデカい。
チーズバーガー美味しかった。ところで他の客はみんなタコライスを食べていた。やっぱり発祥の店だからねぇ。。みんな誰も彼もウンウンうまいうまいって美味しそうに食べてた。。  。 。ってわけで大冒険!タコライスを食べてみた。(え゛ー)over!
おお!確かに美味しい。。ひと口目だけ。。あとはひたすら
修行。。(っていうか苦行)
さてまた329号を走る。
ココからはいつの間にか快晴。梅雨はドコ行った?天気はいいけど辛くて半パニ。とにかく走るだけ走って331号に出た。

←331号、久志付近。
こちらから走るのは初めて。
over! 汀間川の下流。
国道からマングローブが見える箇所。

331号を東村の平良まで来る頃には口も落ち着いていた。

ここらで4時過ぎ。グルッとまわって最後にもう一度古宇利島に行きたいなって気もあったけど、やっぱり行ったことなかった福地ダムに向かった。

福地ダムに向かう道から見た平良湾→

福地ダムはなかなか立派なダムで、渡った先に入場無料の資料館があったので立ち寄ってみた。

←福地ダム資料館。
over! 資料館から見下ろした福地ダム。

見た目の割にパソコンをふんだんに使った最新式設備。沖縄の水事情がよく分かる資料館だった。

資料館への道からみたダム湖→
(福上湖というらしい)

ダムから来た道を戻るのはつまらないので、パイナップル畑の中の農道を福上湖にそってクネクネに走ってみたけどチラ見にも湖が見える箇所はなかった。。

←パイナップル畑の農道
畑の先の林の先に湖がある筈。

県道に出て先に進むと、少しして大泊橋の手前にパーキングがあったので寄ってみた。ココの説明ではこの谷間が福上湖の上流端。洪水調整でここから海に放水する事もあるんだそうだ。勝手口があるなんて変わった湖だなぁ。

大泊橋。ってことは、この谷間は人工かな?→

あとはのんびりお馴染みのヤンバルの道をずっと走って国頭村をグルッと周遊。この時間はさすがに誰も走っておらず優々と独走。鳥も出てこなくて楽だった

夕方は西側の海岸でちょうど太陽が眩しい角度だった。

←58号、ウテンダトンネル手前。

眩しい58号をずっと走って、これまたお馴染みの大宜味の道の駅で休憩。
そういえばお馴染みとか言いながら、店が開いてる時間に来たのは初めてだった。
←↑夕方の道の駅おおぎみ
ちらほらとお客さんもいた。
シークワーサーソフトを食べた→
ん〜やっぱシークワーサーはサワーとかの方がいいな。
。。それはそうとこの巻き方ってどうよ。
そして58号をまたずっとのんびり走る。今回来るまで台風の印象だったこの58号北部の道がまたラストもいい天気でドライブ出来てうれしい。

←58号、大宜味村 平南橋。
夕陽と海と本部半島。
over! 国道沿いの名護市役所。シーサーだらけ。

そして許田の道の駅にも寄った。混んでた。おいしかったヒラヤーチーをまた買って食べながら58号を走る。

58号、恩納→
日が暮れた後も海はしばらく明るい。

途中はコンビニくらいしか寄らずに8時頃北谷までもどった。

余談。
夜はまた裏の沖縄そば屋「浜屋」で食事。
食後はいつも通りコミュニティールームでネットやってたらオーナ
(兼管理人)さんが来た。こらから三線の稽古に行くそうでその前に練習でご披露。いや〜本島ラストの夜はタダで伝統芸能を聴けちゃった。

その後は10時頃からまた裏の小料理屋に行って飲んだ。この夜もまた話盛り上がって色々楽しかった。


翌日→
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