5/22 tue 伊平屋島ドライブ
伊江(伊江島一周の後、海水浴)伊江村フェリー〜本部〜449号〜屋部〜県道〜今帰仁〜県道〜運天〜伊平屋村フェリー〜伊平屋(伊平屋島をぐるぐる回る)
朝は早く起きた。でもちゃんと宿の朝食食べて、チェックアウトして、出掛けたのは9時頃。
まあ前日に走り尽くしちゃった感じなので焦る事は無く、逆に昼の船までの時間どうしようかな。。っていうくらいのもんだった。
←かりゆし民宿。
昨日は愛想がまるでなかった宿のオバアが、この日は機嫌がいいのか凄く感じ良かった。もう1泊くらいしたら色々話が聞けたのかもしれないけど。。
さて取り敢えず左回りに島を一周。
天気予報は曇りのち雨だけど朝一は天気よかった。

西に向かう真っすぐな県道→
この時点では日も差してた。

でもだんだん薄ぼんやり曇って、湧出とかも来てみたけどパッとしない感じ。景勝も天気次第だね。快晴の前日に回り尽くしちゃって大正解だ。

そして西から東に回って青少年旅行村という所に来てみた。
ここは海岸+キャンプ場の公園。入場料に¥100とられた。

←青少年旅行村に入ったとこ
over! 中はモクマオウの林のキャンプ場。

林を抜けると海岸に出た。此処が伊江ビーチ。
さすがに梅雨時の平日の朝。誰もいなかった。でも店は開いててロッカーもシャワーもOKだそうで。。
空は明るい曇りって感じ。
どーしよーかなーと迷ったものの、これ以上ドライブする気分でもなく昼の船までヒマなので、軽く泳ぐ事にした。

伊江ビーチ。後に本部→
over! 海の先に水納島が見える

水中眼鏡と呼吸管を借りて海をプカプカ。ちらほらと珊瑚もあり魚もいたので、割と飽きずにしばらく泳いでたんだけど、、小雨が降って来て寒くなったのであがった。
あがった後は売店で休憩がてら店の人と話をした。店の人もヒマで付合ってくれた。色々話が聞けて面白かった。

←お店の人。色白だけど島の人なんだそうだ。
ハイシーズンは人も日射しも凄いらしい。
店の中でも照り返しで日焼けしちゃうとか。。

ふと気が付けば11時半を回ってたので、慌てて出発。のんびりするつもりではいたけれど、話が面白く本当にのんびりし過ぎた。いや丁度いいくらいかな。

ミラー越しに売店+シャワーの休憩施設→
¥100円払った分ちゃんとしてた。
over! 青少年旅行村入口ゲート

そしてガイド本で見た店で昼食を食べようと城山に向かう。
1時の船で30分前には港に行くとして、あまりのんびり昼食を食べてるヒマないな。。

←北から見た城山とタバコ畑。
いや〜タバコだらけの島だね。
煙以外の使い方ないのかなこの葉っぱ。

やって来たのが「島の駅」。
前日は定休日でやってなかったのだ。

島の駅。すぐ後に城山→
駅ってついてるけど、
駐車場も店も普通の店並の大きさだった。

そして食べたのは伊江牛の牛丼!
肉屋も兼ねた店なので期待してた。けど、、普通だった。ん〜伊江牛焼肉セットにすれば良かったかな。。
そして港に12時半チョイ過ぎに着いた。
一応売店をちょっと覗くぐらいの余裕はあった。
←というわけで
今日は伊江ソーダの白を飲んでみた。
これは、まあまあだった。
伊江村公営フェリー↑
帰りの船もやっぱりビッチリ停めさせられて、車から降りられなかった。
これは大いに不満。30分の格納庫旅だけどイライラしながらガイド本を見てた。
まあ確かにこの距離なら車を載せて渡島する人が多いんだろうというのは判る。そんな客が30分ばかし客室にあがるだけでどれだけ下船の効率が悪くなるかというのも判る。けど、乗船手続する時に一言くらい言っといて呉れてもいいんじゃないかな??
知らずに船でトイレ行こうと思ってた客は大変だぜ。。あ!そうか!「トイレ行きたいから」っていったら降りられるように停めさせてくれたかな?チィ!今ごろ気付いても遅いわい。。
(っていうか思いついてもそこまでするか。。)
が!
本部港に着いたら晴れていた!
ずっと格納庫だったのでまるで目隠しを外されたら!って感じの驚きだった。
まるで魔法かなにかにかかったみたいな感覚で本部に下り立った。

ってわけで気分よく449号の海沿いの広い道を走る。

449号、安和。名護湾→

おっとっと。そのまま名護まで行っちゃいそうだったので慌てて屋部で県道に曲がった。
一応午後の予定は、本部半島をぐるぐる回ろうと思っていたのだ。

←県道、今帰仁に縦に横断する道。

伊江島で買ったウムガムチーというのを食べながら走った→
紅芋を練り込んだモチ饅頭。
お薦めの白餡入りで、甘いけどこれはおいしかった。
そして今帰仁の駅というのに寄ってみた。ほんと駅だらけ。。
赤屋根にスイカがくっついた変な建物だった。
ゴーヤやドラゴンフルーツのサーターアンダギーとか目を引くものはあったけど、セット売りだったので気が乗らず、買わなかった。

今帰仁の駅そ〜れ→

サスガの好天で凄く暑かったのでソフトクリームを買って食べた。

←おっぱソフト
この「おっぱ」って他でもよく見かけたけど、(っていうか前に仕事で牛乳パック作ったよ)乙羽岳という山があるここ今帰仁の地元の牛乳らしい。おいしかった。

さてココで少々気紛れ、今帰仁の町を抜けてなんとなく運天港に行ってみた。
この港から伊平屋、伊是名の島に行く船が出てるそうだ。
この両島、共に離島メインのガイド本にも4分の1頁分の“早ワカリ”っていう簡単な説明しか乗ってなかったマイナーな島。ましてや伊江島より小さい島。
もし朝行って夕方帰れる船とかあるなら予約しようかな?って気分で港に来てみた。
ちなみに沖縄近辺の島を面積の大きい順にあげると、久米島59.1km2、伊江島23km2、伊平屋島20.6km2だそうだ。(ガイド本調べ)
その次は渡嘉敷島19.2km
2、伊是名島14.1km2で、他は10km2にも満たないようだ。
どうやら船は1日2往復あるけど、朝便が折り返しての2便。
その午後の便の船は30分後に出港だそうで「どうしますか?乗りますか?」と言われて、思い切って乗る事にした。
まだ石垣島に行くのに3日間もあるしね。
というわけで臨機応変に乗り込んだ船からは古宇利島と古宇利大橋がよく見えた。

古宇利大橋→
15日の感動そのままに
古宇利島の海岸
島からは見えなかったキレイな海岸線が見れて、
半分遊覧船気分。

やっぱ船は甲板で海を見ながらっていうのがいいよね。

天気がよく、船の東に本島北部のヤンバルの山並みがすっと見えていた。
後の本部半島が消えると西に伊是名島が見えて、それを過ぎると伊平屋島だった。

←伊平屋島
少々波があって飛沫が上の甲板まで飛んで来た

ってわけで1時間半の船旅で4時半に到着。
日のあるうちに島を一回り、と行きたいトコだけどその前に宿の確保。
港には案内所もなかったので、貰った小冊子を見ながら実際に走って探す事にした。
←前泊港前。まず土地勘ゼロなので港で貰った小冊子の地図を眺めた。
さて、まずは港前の前泊の集落をぐるぐる回る。
集落の中の道も通って何軒か宿が見つかったけど、居酒屋とかそういった店が見つからない。。さすがにガイド本4/1Pの島である。静かで素朴な姿の集落だった。

前泊まりの集落中の道→
正面に、港前に見えていた虎頭岩が見える

さて前泊を抜けて少し北の田名の集落に向かってみた。
そしたらこの島のメイン通りの県道は驚く程走りやすい直線の気持ちイイ道だった。
畑の向こうに山も見えて、狭い島だとは思えない広々した景色に感激した。

←県道。キレイな直線道路を独走。

田名の中心ロータリーで県道は切れていた→

田名の集落に来た。
田名は更にひっそりと静かで道が狭くてちょっと不安。回る気にならなかった。。この先に集落はない筈なのでここで引き返すつもりだったけど、ついつい先の道が気になってちょっと進んでみた。

そしたらなんか懐かしい瑞々しい臭いがして来た。何かな?と思ったら田圃だった。沖縄に来て田圃を見たのは初めてなのでなんか嬉しかった。やっぱ好きだな〜田圃。

←田名の水田。なんか沖縄県ぽくないね。

で、その田名から先の道は、造りこそ簡素ながら舗装のキレイな広い道で、相変わらず走りやすい道だった。
なーんかいいよね。すっかり宿の事は忘れて島を一回りの気分だった。

田名の先の道→
クマヤー線と小冊子にでてた。
北海道っぽいかも?

でもさすがに少し小回りで行こうと、北の先まで行かずに途中で山方面の横断する道に曲がってみた。
ら。この道、何の予告もなく閉鎖されてた。通行止?工事?よくわからないけど、ここで引き返す事にした。そうそう。、まずは宿だよね。気分もリセット。

←ホーチナ線。閉鎖されてる。。

ひきかえしてまた田名の集落。
こんどは中の道に入り込んでみた。ナビがあるのにナビに出てる道となんか造りが違うみたい。。。すこし迷った。
裏に飲み屋とかスナックとかあったけど宿はなかった。

田名集落の軒先→

前泊をぬけてそのまま県道で島の東側を南に走る。前泊の隣の我喜屋あたりは宿もあって人も見かけて少しだけ賑やかな感じだった。
そのまま県道を進んで島尻に向かう。
島尻は商店があるだけの小さな集落だった。そのまま走って右折。島の裏側の出た。

←県道、島尻手前。
海沿いでずっと走りいい道。
海を挟んで正面に阿波岳が見える。
over! 南側から間近に見た阿波岳。
カッコイイ。

ナビ地図を見ても小冊子見ても島の西側には集落は無いので、道を折れて東側の県道に戻る。
そろそろ通って来た中から宿を決めなきゃね。

県道、港の前→
あまり人を見かけない島だから、通学の学生とか見かけてもホッとする。

前泊に戻って、何となく気に入った宿に行ってみた。部屋も開いてるし値段も安いし近所に居酒屋もあるそうなのでココに決めた。
チェックインして宿のオバアに話を聞いた。島の北で見る朝日と、南で見る夕陽がとてもキレイなんだそうだ。
というわけで、ここからまたドライブ再出発!(最初からそのつもりだけど)
日没まではまだ少しあるから、北を先に回ってぐるっと南に行こう。

←東側の海沿いの道。田名桃原線。
県道じゃないけどキレイな道路。

走りやすい海岸道路だったけど、方向が方向だけに日影が多かった。ずっと進んで山間に入ると対向車の軽トラが馬を引いて通り過ぎた。これがこの道唯一の対向車だったりする。

馬4頭連れてゆっくり走行→

そして田名の少し先でさっきの道に出る。
今度はずっと北の先まで走る。

この北の先がいい景色だった。
凄い岩の崖とキレイな砂浜。そしてポッカリ島のような岬。
クマヤ海岸という海岸だそうな。道に白砂が吹き上げられていた。

←クマヤ海岸。
日陰だけどダイナミックな景色。

島のような岬は久葉山という山でヤシ科のクバの木で覆われてて遠目にはモコモコして見える変わった山。上に伊平屋島灯台があって道が伸びてるけど、それは明日の朝にでも行ってみよう。

そしてそのクバ山の手前から道は北側の海岸に出た。

北側の海岸はモロ逆光で眩しかったけど、岩ゴツゴツの海岸にヤヘー岩というデカい岩が海に浮かんでて凄い景色だった。
そのヤヘー岩から道は角度を変えて南に降りる西側の海岸をずっと走る。
この道がまた連なる山並みと岩場の海との長い海岸線をずっーと走りやすい道でドライブ。素晴らしい島だね。コマーシャルの中のような壮大な長い道だった。
↑伊平屋島西側の長い海岸線
アッチャビシ線というらしい。

しばらく走るとヤギの集団と遭遇。
道の周りをかなりのんびり歩き回ってた。後で聞いた話では、このヤギは野生というわけではなく放し飼いにされているヤギなんだとか。自由すぎるね。

←途中で出会ったヤギ達。
over! 近付いても逃げない
click! ヤギのオシリって可愛いね

そして気持ちのイイ西側の道を走り切って島尻の先まで来た。南の方はなんか少し雲が出て来ちゃってた。。
道はこの先、橋を渡って野甫島に渡る事が出来る。
この野甫島は翌日に取っておこうかな?と思ってたけど、やっぱ目の前にしたら渡りたいよねぇ。って言う事で渡る事にした。

野甫大橋と野甫島→
あれ〜これじゃ夕焼け見れないかな?
over! 野甫大橋を渡る所。
でも北の方はまだ雲がない状態。
いや〜それにしても海がキレイ。

野甫島は橋渡ったばかりの所に集落がある。その集落をぬけて学校脇から島を回る道に出た。

←野甫島の学校裏。
リアカー引いた自転車のオジさんが抜けない。。

野甫島を一周する道路は海からも離れていて一回りするだけでは何も無い島に見えた。

野甫島の西側→
over! 北側の畑の道。

そして島を一周だけして野甫大橋を戻る。ちょっと集落の中を通ってみたかったけど夕方なのでヤメといた。

ああ、この辺りも雲だらけになってきちゃった。

←野甫大橋を渡って戻った所。
左前が米崎海岸。
やっぱり海はキレイ。

途中で岩場の浜辺に出やすそうな所があったので車を停めて海岸に下りてみた。

雲と潮溜まりのコントラスト→
昔、昭和のテレビドラマのエンディングってこういう風景が多かったよね。

←なんか大きな巻貝の貝殻がゴロゴロ落ちてた。
海はやっぱり水がキレイだったけど、
over! 変なヒトデがびっちりいた。。。
ゴマフクモヒトデというらしい。
害はないけど気持ち悪い。。
そして一気に北に走ったら、こっちはだんだんと雲が無くなって来てていい天気だった。
あ、これならどこかで夕焼け見れるかも。。と思ってUターン。ずっと来た道を引き返した。

ずっと北の方→
またヤヘー岩が見える。

ってわけで少し回り道。真中あたりで我喜屋の集落に抜けて南を一周して戻って来た。我喜屋の集落も夕方はいい匂いがしてていい感じだった。
さて、少々ややこしいけどそんなわけで、また元の先程の海岸に戻って来た。北の方まで行かずともココでも雲が割れて夕陽が顔を出してたので思わず車を停めて写真を撮った。

これはなかなかいい写真が撮れたのではなかろうか。

←車体越しに夕焼け。
あ、自分の手も写っちゃった。。

その後少しづつ北に移動してみたけど、ここほど夕焼けと海と車が収まる所はなかった。

そして北のクマヤから東側に出てグルッとまわって宿に戻った。

余談。
この夜は宿で食事はとらずにそのまま近くの居酒屋に行った。お薦めを頼んだら、タマンという魚のマース煮が出て来た。これがうまかった。酒も進んだ。

お客は僕と島の人二人でそれとおかみさんと3人で、飲む程に話が盛り上がり、料理も色々出してもらってかなり楽しかった。変わった料理といえば桑の葉炒め。「桑の葉って食べられると思わなかったでしょ」思いませんでした。少し粘りがあっておいしかった。この粘りがシルクになるのか。。

話は酒の話になって、島の人曰く「泡盛っていうのはタイ米じゃなきゃ作れない」んだそうで、わざわざタイ米を輸入して作ってるとか。。日本の米じゃ清酒の香りになっちゃうんだって。「じゃあ何で沖縄でタイ米作らないんですかね?」自分の島で作ったタイ米で泡盛を作ればいい宣伝になると思うけど。せっかく沖縄じゃ珍しく田圃がある島なんだから。。って言ったら「なるほど〜ありがとう。あした早速JAに言ってみる。こういう新鮮な意見は嬉しいよ」という事で、伊平屋島の米の泡盛。楽しみである。

更に話は膨らんで盛り上がって、店で漬けてた山桃酒とか振舞われたりしてガンガン呑んだ。いやあ楽しかった!


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