5/19 sat 久米島ドライブ
久米島二日目。
宿で朝食を食べて8時に出発。自分以外の客はみんな仕事で来てる人のようだった。

さて、この日は一日かけて久米島を周り倒そうってことで、ちょっと観光スペシャル。
ガイド本(久米島は5ページしか載ってない)とナビ表示と路上の案内で何かあるところを立ち寄りまくってみた。

まずは県道を北に進んで、坂を登り切ったところで標示に沿って脇道に折れておばけ坂1のトコ)に来た。
えぇと、坂の傾斜が逆に見えるという坂です。まあ探せばあちこちに有りそうなスポットですが。。

←おばけ坂。
進行方向に向かって下り坂に見えるが、実は上ってる。
over! 逆方向から通行。上り坂に見えたらあなたの負けです。

さてこの坂道、親切に脇の松の樹に子供が作ったようなボール入れが設置されいた。「借りたものは返すのが人の道」などと書かれててた。。

ボール入→
空き缶が捨てられて悲しい気分になったけど、
後から考えてみりゃあれも転がす用だったのかもね。。
over! 転がしてみた。おお!ホントだ!

さて県道に戻って島を左回りに進んだ。
他に走る車もなく、天気悪かったけど楽々ドライブ。やっぱり松の樹が多かった。

少し走ると山の上に城壁みたいなのが見えて来た。あれが宇江城城趾か。ホントに山の上で立派に見えた。

←県道、仲村渠付近。
正面の山の上の左側の四角いのが宇江城城趾。

さて次は太陽石2のトコ)比屋定の集落で標示に沿って県道から脇道に折れすぐのトコにあった。
日の出の位置を刻んで暦に使われてた石だとか。苔むした石が木陰にひっそりと鎮座してた。木陰にある太陽石か。。

太陽石(ウティダイシ)→

車から降りずに記念碑の文を読んで通過。

すぐ県道に戻って少し進むと駐車場があった。ここが比屋定バンタと言う所。3のトコ)展望台があったので車を降りて上ってみた。※バンタというのは崖の事だそうです。

←比屋定バンタ駐車場。
広くてキレイで売店あり。
over! そして眺望もばっちりサスガの絶景。東の珊瑚礁まで見渡せた。

その比屋定バンタを出たすぐ先に宇江城城趾に上る道の標示があったので、すかさず曲がった。
少し細めの道だったけどしっかりした道で、すいすい山登り。だんだん正面の四角い宇江城とその山が近付いて来た。

宇江城城趾への道→
over! こんもりとしたカッコイイ山である

どのくらいまで車で上れるのかな?と思ったら、かなり上の頂上の目前まで行けた。楽楽!イェイ!
車を降りてチョットだけ登って宇江城城趾4のトコ)を歩いた。

←宇江城前。ほぼ頂上の駐車場。
over! 上から見た駐車場。拡張工事中?
車の前の橋みたいな道の両脇には戦後まで城門が残ってたんだとか。。記念碑に米軍の基地建設で壊されたと書いてあった。もったいない。

いやぁ〜さすがに一番高い山の上!眺めよかった。
城としては小さかったけど立派な城だった。(ここ、戦時中は悪名高い海軍の電探基地だったそうな。)

宇江城城趾からの眺め→
すぐ西には自衛隊基地。
over! 反対側の眺め。山と赤土の畑の風景。奥に仲泊の町まで見える。

しばらく眺望を楽しんで、登って来た道を戻る。ナビ地図では西の方に抜ける道が有るけど、自衛隊の施設で閉鎖されてた。ここ、通り抜けられれば最高のスカイラインになるだろうになぁ。。
県道に戻って少し進むと阿嘉のひげ水という標示があった、5のトコ)ガイド本には載ってなかったけど曲がって行ってみた。
脇道すぐの所に駐車場があったので車を停めて歩いてみた。

←阿嘉のひげ水の駐車場。
ここからじゃ阿嘉のひげ水って何なのか分からない。

汗を拭いて出発。
県道はこの先、少し峠の下り道のような七曲がりを下って真謝の集落に出る。この島唯一と言っていいコーナリングコースだけど、すぐ脇に橋を建設してた。

県道、真謝の北の七曲り→
海もチラチラ見えた。

真謝の集落6のトコ)も標示に沿って色々寄ってみた。
なんかいろんな所に寄るというより、取り敢えず何か求めて集落内をウロウロするのが楽しかったりする。やっぱり主旨はドライブなのである。

←真謝の集落の軒先。

中里間切蔵元跡という所に来た。
蔵元って言うから昔の酒蔵跡かと思ったら全然違った。琉球王国の時代の役所跡だそうだ。
↑蔵元跡の石垣。
over! 中の原っぱから見たとこ
入口と車のサイズがぴったり。

立派な石垣の中は原っぱだった。

←石垣の上から車を撮影。
この遺跡が国指定重要文化財だっていうのは後から知った。登っちゃマズかったかな。。

これは県道にあるチュラフクギ
フクギの植込み並木。
軒にあった樹を道路が拡張されてもちゃんと残したものらしい。
いいね。そういうの。

over! 宇根の大ソテツ
そりゃ立派だったけど、、明らかに普通の人の家の庭なんだよね。。家の人いないし。。

click! 天后宮
石碑の説明文読んだけどよくわからなかった。。

さて真謝〜宇根の集落を抜けて海沿いに出て奥武島に向かう。この奥武島は橋で渡れる離島。
橋は工事中で相互通行だったけど、橋から見た海は凄くキレイだった。

←奥武島への橋。工事中。
over! 橋から見た海。
なんなのこの色!って感じ。

奥武島に渡った7のトコ)
アレ。また奥武島だ。沖縄本島にも同じ名前の島が2つもあったね。
まあそれはさておき、そのまま道を真っすぐ進むと駐車場があった。
ここで車を停めて畳石やウミガメ館に歩いてみた。

車に戻って、その道を奥まで進んでみた。。 行き止まりだった。

少し引き返して橋の手前を曲がってみた。どうやらもう少し島内を舗装路で走れそうだった。
そのまま進むと一面のキビ畑だった。ああ、小さな離島らしい感じだね。

←奥武島の真中の畑ゾーン。

脇道はみんな畑の未舗装路だったので迷わず真っすぐ進むと、ちょっと森を抜けて海岸前で道が切れてた。

奥武島のドン詰まり→

車を停めて海に出てみた。オーハ島との間の海岸だった。「この浜はウミガメの重要な産卵場ですので車は乗り入れないようにお願いします」とあった。

←むこうがオーハ島。電線は渡ってた。
over! 口の赤い巻貝が沢山落ちてた。
click! キレイな花も沢山咲いてた。

久米島に戻って南に走る。
少し走るとイーフビーチの民宿通りを抜ける。ここでコンビニ発見。(別によらなかったけど)
北谷の宿の管理人さんが前に久米島に来た時はコンビニがなかったって話だったけど一軒だけ出来てた。

イーフビーチの民宿通り→
over! 久米島唯一のコンビニ。ホッパ

イーフビーチは素通りでまずは先に進んだ。

この南側はあまり観光スポットがないから、どんな道か少し不安だったけど、海沿いのキレイな走りやすい道が続いて意外な感じ。

←島の南側、島尻への道。

道は島尻の村落を過ぎると少し細くなるけど更に進む。

トクジム自然公園→
もう自然公園内っぽかったけど更に行けそうなので進んでみた。

そして行ける所まで進んだ先に駐車場があった。8のトコ)
そこで車を降りて鳥の口遊歩道を歩いた。

さて、ちょっと冒険で上の遊歩道から見えてたナビに無い道を走ってみた。
この南側はナビで見ると全然道がないんだけど、ガイド本の地図には西側に行ける道があったりする。これがその道か?と思って進んだけど、、走りやすい道はいきなりブチッと切れて畑の中の未舗装路に繋がってた。。
親切にUターンできるスペースがあるのが救い。
さて南側の道を戻る。
島尻からは寄り海岸沿いの旧道を少し走ってみた。そんなに悪い道でもなかった。

途中に島尻の石墓というのがあった。

島尻の石墓→
脇のアダンがオレンジの実をつけてた。

そしてイーフビーチの民宿の裏通りを通って、海岸の駐車場があったので車を停めてイーフビーチに出てみた。9のトコ)

←イーフビーチ。
日本の渚 百選だそうな。
誰が選んでるのか知らないけど本気で選ぶなら大半は沖縄県内で埋まっちゃうんじゃないか?

さてイーフビーチから比嘉の集落に出て、県道を西に走る。

儀間の隣の嘉手苅に出たところで今度は石塘根という標示を見かけたので曲がってみた。

県道、嘉手苅→
石塘根という標示と立派な樹の辻。

ここは割と離れてて標示に沿って走ったら集落を抜けて畑の坂道を登った。
そして辿り着いたのが未舗装路の入口。。。未舗装路はパス。通過。

←畑の坂道。over! 石塘根入口。

せっかく山の方に登って来たからそのまま山に向かって久米島を縦に横断した。

山と山の合間の道→
内陸の道もちゃんとしてて走りやすかった。

阿嘉で県道に出た。
そして県道をもう一度流して走る。寄り道しないドライブは楽でいい。

ぐるっとまわってまた比嘉まで来た所で「久米島そば」の幟を見かけた。そういえば昼を回ってたので丁度よく、立ち寄った。

←「そば処ひらまつ」の久米島そば。
おいしかった!めずらしく濃い味で豚骨ラーメンみたいなコクを感じた。アイス珈琲はサービス。(コーヒーは好きじゃないんだけどね。。)

さてまた嘉手苅まで出た所で、今度は久米島自然文化センターという民俗資料館に行った。10のトコ)
¥200だった。まあこの料金にしてはじっくり見れてちゃんとしててよかったと思う。
この資料館の脇も城跡だそうで、少し歩いてみたんだけど城壁も何も残ってなかった。

←久米島自然文化センターから下る眺めのイイ坂道。
嘉手苅の町と海が見える。

そして仲泊に戻る。とりあえずこれで一周したわけだ。

そのまま町の裏に出て、久米島ホタル館11のトコ)という所に行ってみた。
ここは可愛いらしい建物にびっしり水槽があって気軽な施設という感じだった。。けど、中に入った所でこの館のお兄さんに拝観料¥100を直接徴収された。。

でもでも、このお兄さんの話がとても良かった。

館内に飼育してる小動物を見ながら久米島と沖縄のホタルの話から始まって、自然の話、はたまた地質の話から広く小動物に関する話をとても分かりやすく丁寧に解説。
本当に自然を大切に思っているという思いが伝わり非常に面白かった。
これ¥100じゃ絶対安いよ。すごく楽しめた。

他にも保護してる珍しい鳥を見せてもらったりした。
それと土曜日だけに島の子供達が沢山集まって来てて虫とふれあって楽しんでた。ホントに久米島は元気な子供がやたらと目に付く頼もしい島である。
さて、そのまま山側を走って西銘の上江洲家に来てみた12のトコ)
ここは琉球王国時代の古い家屋で国指定重要文化財。
なんか駐車場が見当たらずにぐるぐる回った挙句に路駐。まあ他に車もいないしね。ていうか誰もいなかった。

←上江洲家の石垣。
立派な石垣のまわりをぐるぐる。。

その古い家を見てきた。
古いけれど、ちゃんとしてて人が住んでると言われればそんな気もしてしまう家屋だった。とても250年ものには見えない。。ぐるっと覗きながら一回り。
ん〜やっぱ誰もいないとチョット不安。。

上江洲家の家屋→
over! 家の中。蟲師とかで出て来そう
click! 土間。ここは整い過ぎな感じ

そして県道を跨いで次は五枝の松13のトコ)
これも国指定重要文化財で日本の松100選だってさ。
ここに来て初めて観光バスの一行を見かけた。ってわけである意味ここが久米島で一番の観光地って印象を持った。

←五枝の松。確かに立派。
over! 内側から。中心に祠があった。

そして県道に出る。仲地の集落で馬の角という標示が気になって行ってみた。。これもただの家屋でやっぱり誰もいなくて何がなんだか分からなかった。
それともう一つこっち方面で気になってたのが、昨日通過したヤジャーガマ洞窟14のトコ)入口が未舗装路だったから行かないつもりだったのに、何故か気になって行ってしまった。この未舗装路はかなり粗悪で、底擦った。。
なんか道も凄かったけど。。その先もガタガタの空地みたいな駐車場とプレハブの案内所。。観光地というよりは。。忘れられた調査現場。
せっかく来たから。。
次は仲村渠の村落を抜けて、海に下りる眺めのいい道を下って具志川城趾15のトコ)に行った。
この城趾も駐車場から少し登るだけ。この付近で一番小高い場所ってわけでもなく中途半端な立地のような気がしたけど、観光客には優しい城趾でありがたい。車を停めて登ってみた。

←具志川城趾。
over! 上から見た駐車場。

海に突出た丘の上の城なんだけど、丘の突端の方は森になっちゃってて立ち入れず、眺望は半分だけだった。
勿体ない気もするけど調査と整備でキレイになりそうな雰囲気はあった。

山側の城壁→
over! 海側の眺め。
ん!
ここでもナビ地図になかった海沿いの道発見。

そして具志川城趾前の道を進んで北側の海岸に下る。
この道は眺めよかった。海も波が荒く岩場の海岸らしい風景だった。

←具志川城趾から下りる道。

その道の先がミーフガー(女岩)という所。16のトコ)
まあ一目瞭然で岩の割れ目が女性の象徴という事で、女性が拝むと子宝に恵まれるとか。。
車を降りて歩いてみた。穴は無理をしなければ通り抜けられない感じだったので引き返した。

ミーフガー→
over! 近くから割れ目部分。
岩に穴が開いてると言うよりは崩れた岩が寄りかかってる感じだった。

このミーフガーから海岸沿いを歩いたら少し東のタチジャミという所17のトコ)に行けるんじゃないか?と思ったけど、ちょっと歩いて進める海岸じゃなかった。。
ってわけで一旦県道に戻って少し西へ移動。また海側に曲がる。
海に下りる手前で道が切れてキレイな駐車場があった。ここから歩いた。

←タチジャミの駐車場手前。
赤い屋根が駐車場のトイレ。

駐車場に戻った所で、釣りをしてた人が車に戻って休憩してた。
僕も休憩してて、どちらからともなく話しかけた。島の人だけど30年前に千葉に住んでた事もあるとかで、懐かしがられて?色々と話した。いい休憩になった。

駐車場から県道に向かう道→
右前にさっきの宇江城城趾。

さて、さっきの具志川城に戻って、海岸沿いのナビに無い道を走ってみた。
この道は走りやすい直線の道で、久々にスピードあげた。ずっと気持ちよく島の北西の海岸を駆け抜けた。
↑具志川の海岸の道。

こんなキレイな道が地図にないのは不思議だけど、ずっと走ってたら西端までは行けずにブチ切れてた。。
少し冒険で細い道に曲がってみたら北原の畑を抜けて空港への道に出られた。

北原のタバコ畑→
農作業する人と脇で遊ぶ子供。

そして昨日は近くまで来ただけだった空港に行ってみた。なんか空港はえらく場違いなくらいキレイだった。楽天効果?

←久米島空港。

そして空港の近くのシンリ浜18のトコ)に行ってみた。

シンリ浜からは県道の一本南の道を走ってたけど、途中で野球場周りを少し回りつつ、ここら辺で海に出る道はないかとか探しつつ、(結局海に出る道はなくて)また仲泊に戻ったのは6時半だった。
夕食にもうちょっとあるのでそのまま通過。(そば食べちゃったしね)

県道、仲泊の町中→

県道を儀間まで走る。

儀間で、アーラ浜の標示に沿って町の裏の海沿いに出た。
でも浜への道はすぐ未舗装路になってた。。
ん〜どうするかな。。
少し迷ったけどヤメた。

←アーラ浜への道。

アーラ浜は諦めて戻った儀間でちょっと港に出てみた。
海を見るつもりで来てみたら、、今まで厚く立ち籠めていた雲が割れて隙間から少しだけ夕焼けに色づいた日が覘いた。
うわーこんな時間から雲が割れだしてもなー。。

儀間港→
この日最後の最後でかすかな日射し。

そして県道を回ってまた真謝の集落に来た。資料館で「フクギの並木は県道のものより集落内に残っているものの方が立派」とか何とか書かれてたが気になってて、一本裏の道に入ってみた。
どの道か分からずちょっと迷ったけど、それらしい道に出れた。
まるで谷間のような面白い道だった。

←真謝の集落内のフクギ並木。
日が暮れる前にこれてよかった。

最後は気持ちよく山道でもと思って比嘉から山に向かって坂を登った。
走っている内に本当に段々と雲が割れてきて悔しかった。。

比嘉からの山への道→
これまた正面に宇江城の山が見える。

阿嘉まで一気に抜けた。
そして阿嘉から県道を逆回りで半周した。

こんな7時過ぎでも車の通りは少なく優々流してドライブ。
ずっと曇ってただけにこの最後の雲が割れ始めたドライブは気分よかった。

そして仲泊まで戻り、ちょっと町中を回ってから宿に帰る。

←県道、仲泊。さすがにここは賑やか。
っていうかこの空。。
これで翌朝雨だったら怒るよ。。
(天気予報は雨だけど)

余談。
この日も夕食食べてしばらくしてから前日行った居酒屋に行った。
スーチカーで軽く○杯。スーチカーかなり気に入った。
1時に寝る。

翌日→
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