2005/5/2 mon 五島ドライブ
福江〜384号〜富江〜県道〜福江〜県道〜岐宿〜県道〜〜富江〜384号〜玉之浦〜県道〜島山島〜県道〜福江〜県道〜福江

九州商船〜奈良尾〜384号〜有川〜県道〜頭ヶ島〜県道〜津和崎〜県道〜青方〜384号〜白河原〜県道(若松島,有福島,日ノ島を巡る)384号〜奈良尾〜佐尾〜県道〜奈良尾〜384号〜有川(有川のBHで宿泊)
朝は5時すぎに起きたんだけどシャワー浴びて天気予報見て、、なんてしてるうちに6時を回ってしまった。やっぱ宿に止まると機動力がおちるな。。
ってわけで6時過ぎに出発。とりあえず島内の国道、384号を走る。走り始めてまず目についたのが、福江城趾。昔のままっぽい門と堀と塀が国道沿いに見えてかっこ良かった。
そして城の先に昨日通った武家屋敷通り。ちょっと回り道して走ってみた。
↑384号、福江城の脇。
対向から写せば門と石橋が写ったんだけどね

武家屋敷通り→
石垣の塀の中の家はわりと新しい普通の家が
多かったけど、まあまあイイ雰囲気

この384号はグルッと島を回る形なので島の造りを把握し易くて丁度よい。福江を抜けると途端に野山の景色になる。しばらくは舗装もキレイで道も広く走りやすかった。

←384号。福江を出てすぐ。
と、荒川郷の手前 
over!

玉之浦の荒川って辺りから道は少し狭くなる。とはいえ300番台にしてはマトモな道。その狭くなった辺りからリアス式の海沿いを走り、かえって景色が良くなって来た。

というわけで国道の終点の富江まで一気に走る。狭い離島の国道と思ってたけど意外と走り応えあり、一時間以上かかった。
そして県道で福江に戻る。

ところでこの福江島、ちょっと前までは福江市と各々の町だったみたいだけど(04年8月に)合併して今は五島市になってる。
島を一周してみて感じたけどやっぱ福江はさすがにちゃんとした町だったけど他は小さい町、よく吸収合併で福江市にならなかったね。

さて戻って来た福江市は通勤通学の時間らしく少し混んでた。そうそうこの日は平日なのだ。有給使った日がこの日だとここで気が付いた。みなさん御苦労さん。
そんな福江を抜けて県道で北に向かう。
奥浦湾の先の堂崎天主堂ってトコの手前でトイレ休憩。この島の嬉しいとこはあちこちにきれいなトイレ付きの休憩スペースがあるところ。親切である。

県道。岐宿町戸岐ノ首付近→

天主堂というのは少し歩くようなので行かずにドライブ。道は赤い橋で戸岐湾を渡ると途端に狭くなった。県道なのにちょっと不安になるような狭路。対向車も来て、ちょっとビビった。

少し国道を経由して岐宿から県道で坂を駆け上り島の真ん中を横断して富江に向かう。この島の真ん中の交差点近くのスタンドで給油。そしたらハイオク1L168円だって!驚いて思わずブログ(雑記)用に携帯で領収書を撮影。
この山を越えて横断する県道はしっかりしてて走りやすかったけど富江に下りる峠道は少し細かく狭かった。対向車はなく楽しめた。

富江ではなんとなく気になった「井坑」というとこへの案内表示に従って半島の真ん中に走った。

「井坑」というのが何なのか知らずに来てみたら、読んで字の如く地下水脈に繋がる溶岩トンネルだった→
畑の真ん中にこの「井坑」というのがあり。ここは歩かなさそうなので見てみた。なかなか立派な溶岩トンネルだけど「はいってはいけません」と閉鎖されてた。どちらにしても(恐いし)足痛いから入らないけどね。
↑溶岩トンネル。。真っ暗で少し無気味
国道に戻って今度はさっきの逆走。
逆から見る風景は全然違って見えたのは気のせい?。やっぱりこの狭い区間は眺めよかった。この島はどこの海を見ても必ず小島が見えるんだね。。

384号、富江町長峰→
over! 

玉之浦の半島の付け根で県道に曲がって玉之浦に向かう。ここら辺で晴れ出した。天気予報通り。ナイス。

大瀬崎に行くつもりだったけど、地図見てたらもっと先っぽまで走ると橋でその先の島に渡れるみたいなので先の先まで行ってみた。
そしてその先の島山島に渡る。とはいってもこの島はほとんど道がなかった。ここもトイレで休憩。

←島山島から見た簗口瀬戸。
 
over!

↓シカ達

この島山島は芝生の広場が多く、なぜか鹿がいた。天気よくなって来たので海を見ながらしばらくのんびり休憩してたら山から鹿が下りて来て、だんだんと鹿だらけになって来た。(タヌキの代わりか?(笑))

帰って来てから地図見てて気が付いたんだけど、どうやらここが今まで僕が(CR-Xで)走った最西端のようだ。奄美大島より全然西だった。

フト時間を気にして時計をみてみたら、、もう10時をまわっていた!!フェリーは12時発なのでのんびりはしてられない事に気が付いた。。そんなわけで大瀬崎の断崖絶壁は諦めて福江に向かう。
また県道で島の中心を抜けて福江に向かったんだけど、この道はずっと走りやすかったし、前の車が飛ばす車でペースもよく40分くらいで福江まで戻って来てしまった。少し時間余ったので貪欲にドライブ。福江の南の半島を回る。

←県道。長手町付近。島がたくさん。

福江島は五島列島の中では一番大きな島。離島だから半日も走ったら充分かなと思ってたらアニハカランヤ。奥深く走る道も多く、取りこぼしばかりで全然足りなかった。。丸1日は欲しかった。 しかも折角天気が良くなって来たところで名残惜しいけど予定通りのフェリーで次の島に向かう事にした。
そして無事12時の便に乗船。今回は途中の島で下りるのでバックで乗船した。
天気がよかったので客室には入らずにデッキの座席で海をみながらの船旅をしゃれこんだ。

フェリーから見た福江港→

昼飯はフェリーターミナルで買った揚げ蒲鉾4種類。船の上で食べたけど、4つは多いな。。うまいけど飽きる。

ホント天気いいし、沢山の島が見えてて景色も飽きなかった。福江島が見えなくなる前に次の島(奈留島)が近付いて寄港。それまでの航路では人の住んで無さそうな島ばかり見てたから、町がある島に近付くのは楽しかった。まだそこは下りる島じゃなかったから乗降作業を上から見物。

←中通島の南端、佐尾鼻。

ほぼ同じ間隔でその次の下りる島、中通島に到着した。

というわけで中通島に上陸。
この中通島も全部の町(+若松島)(同じく04年8月に)合併して新上五島町というひとつの町になったそうな。旅行で行くものとしては別々の町の方がわかりやすくていいんだけどな。。

こころなしか中通島という表現は見かける事はなかった(そういえば福江島もそうだけど)対外的な島の名前って感じかな?どうやら若松島も含めて「上五島」と呼ぶのが一般的らしい。でも考えてみれば九州だって島なのに島としての呼び名は無いよな。。。

時間は2時になってたので、あまりのんびりはしてられず、早速384号に出て国道を走る。
奈良尾からは少し狭めの道で山に登る。でも一山越えると走りやすい広い道になり、リアス式の海岸に沿った素晴らしい道が続く。まるで湖のような入り江のすぐ脇の道を走る。サイコー!
↑←384号、笛吹浦。
漁船が無きゃ湖の風景だよね

天気のせいもあるだろうけど凄くいい景色だった。
いままで三陸、志摩、対馬とか色んなリアス式海岸の地域を走ったけど、ここまで気持ちよく海岸沿いを(しかも国道で)走れるところは無かったと思う。

384号、有川。→
この島での国道の北端は何故か商店街の中を走る。

384号を有川まで走る。町としては九州本島への航路のある奈良尾やこの有川より町役場のある青方の方が栄えてた。珍しいパターンかも。

有川の港には道の駅のような駐車場があったので小休止。土産屋の他に「五島うどん」の店があったのでラッキーと思ったら休業だった。。GWなのに。。いや今日は平日か。。。

この島は大雑把に言えば十字の形をしていて384号はその真ん中あたりを走っている。国道を走り切った後は順番に先っ端まで行ってみようと思い東に向かう。

東の端は橋で頭ヶ島に渡れる。この頭ヶ島には上五島空港があった。というか空港だけの島って感じだった。Uターン。

←県道、頭ヶ島への橋。戻る所。

有川まで戻る途中で、ちょっと気になった「坂本龍馬ゆかりの地」という所に寄り道。むかし亀山社中の船がこの辺りで沈没して龍馬が慰霊に訪れた所だそうな。龍馬には昔ちょっとハマってたことがありながら、ゆかりの地とかに来たのは初めて。図らずもそう言う所に来れて嬉しかった。っていうかまさかこんなトコで。。と意外だった。
いったん有川に戻りちょっと国道を経由して今度は北の突端を目指す。
地図を見ての通り、この北に伸びる半島はかなり長く奥深い。走り応えバッチリ。
ところで、福江島から感じてたんだけど長崎県内でも特に五島って教会が多い気がする。本州での神社と教会の割り合いが逆転している以上の感じかな?で、特にこの半島は多く感じられた。走る度に洒落た教会が見えてちょっと不思議な感覚だった。
そして先っ端の津和崎まで行った。道は津和崎灯台への登り口で切れてたけど更に先まで地図にない林道が伸びていた。さすがにナビに無い狭い道はチョット不安だったけど、行ってみたら景色よかった。足痛く無かったら灯台にも登ったんだけどな。。
↑林道、津和崎の西側。小値賀島が見える。

林道、津和崎の最先端。→
車を停めて灯台に登れる所でトイレ休憩。
向いは野崎島、右手前は津和崎鼻。

来た道を戻る頃には傾いた日が海に写って眩しくなってていい感じだった。
ちょっとだけルートを変えて青方で国道に出た。この辺りで5時半。のんびりしてると日が暮れちゃうので西側の突端はパス。国道を南下する。足痛く灯台に登れなくて丁度よかったかも。

←県道、戻りの道。
眩しい奈摩湾と矢堅崎のシルエット
ちょっとHなイイ形だよねヘヘヘ

次に向かうは若松島。
この島には橋で渡れる。五島列島で四番目の面積のこういう大きい島に橋で渡れるのはここだけ。これはやっぱ日のある内に渡らなきゃでしょ。

立派なトラス橋の若松大橋→

ここも更に先の島まで行けそうなので、また奥の奥の先っ端までドライブ。

道は奥までの通過の道って感じで町とかは通らなかったので若松島って寂しい印象が残った。

←漁生浦島からみた有福島への道

その先っ端。漁生浦島へは橋でつながってるけど、その先の有福島、日ノ島までは防波堤のような道で繋がってた。(前日の樺島みたいな感じ)

ってわけで先っ端の日ノ島までやってきた。ここもトイレで休憩。
この島は昔の室町時代の大陸との貿易の中継島だったそうで、その頃のお墓みたいな石碑が半分崩れながら沢山あった。

日ノ島の石塔、そしてシカ over!

そしてどういうわけかここにも鹿がいた。野生なのかな?鹿も先っ端が好きなのか?今回なんか鹿には好かれてるみたいだ。それともひょっとして僕が鹿を求めて走ってるのか?(笑)

戻りは若松島で外海側の別の道を走った。
この道がいかにも滅多に使われない道っぽく、舗装は荒れ路肩は緩み落石も多くちょっと不安な狭い道。でも落ち始めてる太陽と海の眺めは素晴らしく良かった。

←若松島西岸の眺め。
相ノ島と葛島と。。。あれ3つ目は何だ
そして道は険しい 
over!

若松の町にも行ってみた。小さな町だった。先の印象かわらず。。

そして国道に戻る。まだ日没まで少しあるので最期に南端の佐尾まで行くことにした。
奈良尾のすこし手前で谷を越えて西側の海岸沿いを走る。この道も眺めよかった。途中、米山展望台っていうのがあったので寄ろうか少し迷ったけど、やめて佐尾にむかった。
佐尾は小さな漁港の村。
防波堤まで行き、海を見たら夕日は向いの島に静かに落ちた。大失敗。やっぱ展望台で見れば良かった。。(帰って来て調べたら米山展望台の夕日は絶景と出てた。。)

佐尾で奈留島に落ちる夕日→
、、と港で休憩 
over! 

でも防波堤で見た海の水が、底までハッキリ見えるくらい透明度高く感動した。
ドライブだと遠目にしか海を見ないから、こういう風に間近に海を覗く事は無かったので来てよかった。(と思う事にしよう)

最後に有川に向かう(翌朝のフェリーが有川からの出航なので)。日が暮れたとはいえ勿論また同じ道を通るのは避けたいので奈良尾の先で東側の海岸の県道に曲がる。もう景色を気にする事は無いので少し飛ばし気味に走ってたら後続の車も頑張って着いて来てたので面白くなってカーブで引き離して直線で追い付かせてなんてして楽しくドライブ。

そんな後続も神ノ浦で居なくなり寂しくなったところでいきなり道が狭くなった。間違い無く同じ県道をトレースしてるけど明らかにあまり使われないルートと言う感じの細かく狭い峠の登りで少し心細かった。例によって舗装ガタガタ路肩も怪しく気合い入れて楽しむレベルじゃ無かった。峠をのぼると案の定使われてるっぽい道に合流。迂回路があったのか。。だろうな。
しばらく独走しているといきなりイノシシが道を横切って来て急ブレーキ。焦った。いままでドライブしててイノシシとの遭遇は初。でかくて驚いた。離島にもいるんだねぇ。

有川に戻り昼間の道の駅っぽい駐車場に車を停めて近くの(あまり歩けないからホント近くの)食道へ行く。で、皿うどんを食べる。まあ普通。。あ、いけね。。うどん食べようと思ってたんだ。( ̄□ ̄;)!! ここ上五島、有川の「五島うどん」といえば日本の三大うどんとか言われる有名うどん(の筈)。。すっかり忘れてた。。。orz

食事の後、車に戻って車中泊しようと思ったら地元のガキが数人集まってガラガラスケボー初めてうるさくて落ち着かないので仕方なくこの日も目の前にあったホテルに泊まる事にした。料金は前日と変わらないもののエレベータないし風呂は小さめの浴室まで歩かなきゃならないし、ちょっと不満。風呂あがってすぐ寝た。 


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