2005/5/1 sun 長崎ドライブ
34号(長崎空港に行くが土砂降で目的未遂)〜諫早〜251号(島原の道の駅で仮眠休憩)

〜日見〜県道〜樺島
県道〜野母〜499号〜長崎(平和公園で休憩)

九州商船〜福江(福江のBHで宿泊)
5時に起きる。起きてみたらビックリ。
まず凄い暴風雨。叩き付けるような雨。駐車場が池になっちゃうんじゃないか?って勢いだった。寝てる内に雨やまないかな〜と思って寝たけど甘かった。
勝てて加えて凄い。ピカーゴロゴロゴロゴロくらいならいいが、ピカッズドーン!って感じ。雷が恐いとか恐くないとかじゃなくて驚くよ。
そして足が痛かった。これは明らかに痛風。尿酸値下がってたのに。。そんな筈は。。とぼやいてみても、明らかに痛風。トイレに歩くのもキツかった。でもまあこんな事もあろうかと(思ってたわけではなくたまたまだけど)前の痛風の時の痛み止めの薬の残りをもって来てたので取り合えず飲んだ。(その薬は。。)

もう朝からテンション垂直落下。なんか打ちのめされました。。

とりあえずここにいてもしょうがないから移動。駄目元で長崎空港に行く。でもまあ考えるまでもなくダメ。っていうか何しに来てんだろ。。って虚しくなった。
その空港の目的と言うのはタヌキ。この空港、夜になるとタヌキだらけのサファリパーク状態になって駐車してるとワラワラと寄って来るというのをWebで見て面白そーと思ったわけだ。

もう今回はあきらめた。さてどうするかコンビニに寄ってしばらく悩む。

↑長崎空港への橋。。
歩くのはキツいけど、幸いペダル踏むのはそんなでもないので、もう少し走ってみる事にした。ひょっとしたら有明海側に出たら雨やむかも?とか甘い期待をして取り敢えず島原の道の駅に向かう。

←34号、大村市街。

この大村から諫早に向かう道はホント凄い雨だった。これでもかーって感じ。シャワーと言うより滝状態。道は川みたいだし。。いやー参った。

諫早をすぎて251号に出る。期待してた有明海側も変わらずひっくり返したような怒濤の雨。

↑251号、国見町。長浜
もーコレ以上進んだらヤバいんじゃないのと思いつつ島原まではなんとか走り、道の駅でフテ寝。
もー帰ろう!と思った。

←島原の道の駅にて、、腫れた右足。
力加えなきゃ痛くはないので痛風にしては軽い方だとは思う。
でもハレて欲しいのは足じゃなくて空!

1時間ほど寝て起きてみたら雨が収まってた。まだ小雨はポツポツ降ってたけどいかにも鎮静したって感じ。足は相変わらずで放っとけば痛くない。
ちょっとフト思い付いてサンダルを履かずに裸足でペダルを踏んで駐車場内をまわってみた。ら、イイ感じ、サンダル履くより痛くない。コレ案外いけるかも。ちょっとヤバい状況には違いないけどこのまま帰る事はないんじゃないか?とか思えてきた。
↑何も履いてなきゃ痛くないし、裸足なら痛い所以外でペダルを踏める。
裸足でも寒くない季節でよかった。
で、取り敢えずせっかくだから長崎くらいまでは行ってこようと思いドライブ再開。島原まで行って帰ってきたというより長崎まで行ってダメで帰ってきたと言う方が聞こえがイイかな程度の理由のドライブ。。
走り始め、気分はそんなに乗ってなく、暗い気持ちで走ってたんだけど、げんきんなもので走っている内に、「ドライブは苦にならずに出来てるんだから、そんなに不貞腐れずに無茶しない範囲で楽しめるだけは楽しめばイイじゃないか」。。って気になってきた。。 やっぱ僕には走る事が1番の薬なのかもね。。(麻薬のように感覚おかしくなってるような気もするけど。。)
↑251号、南串山町。。だと思う

←金谷の眼鏡橋。

走っていて金谷の眼鏡橋というのが目に付いたのでちょっと寄道。車停めて歩いてみたけど、やっぱキツく。。跛状態。ゆーーっくり歩けばいいんだよね。橋は作り直したものらしいけどイイ雰囲気だった。トイレに雨蛙がいて可愛かった。

有料の矢上大橋を渡って長崎の目と鼻の先まで来たとこで気まぐれに県道に曲がって長崎半島を廻る事にした。こんな臨機応変が出るくらいに気分は回復してた。

この道は予想してた通りアップダウンの激しい海沿いの段々畑の中腹の道。ビワの樹が沢山あった。

県道 野母崎宿線→
掛け上がりの斜面の道。
白いのは枇杷の実にかぶせた紙袋。

この道、所々に車幅制限2.0mなんて標識が立ってたので、狭い区間があるのかと思ってたけど全然なかった。拡張補修済って感じかな?まあ通りやすいに越したこたないけどね。

←藤田尾町、メボシ崎付近
晴れればきっとイイ眺めなんだろうにな。
でも少しだけ空が明るくなって来たような気がしてうれしい。

長崎半島の先っ端には樺島という島があって橋で渡れるようになってるので行ってみた。特に何があるわけではないのだろうと思ってたら「オオウナギ井戸こちら→」というのが目に付いた。あ、ここもWebで見た事あるかも?図らずもその場所に辿り着いたようだ。タヌキの替わりってことで神様の穴埋めか?(笑)

その井戸と言うのは部落の中にあるらしく、車を停めて少し歩いた(跛ひきながら)

しかしまあ、、なんともB級なポイントであろうか。。しかも井戸にウナギ?天然記念物?なんか不思議な感じだった。

←これがその井戸。 over!

↓さっそくのぞいてみた。 over! & click!

案内版や解説版は多くあり親切。覗き込む井戸の他に水槽のオオウナギも見れてコレまた親切。でもウナギは動かずちょっと不満。。仕方ないか。
自分が 車に戻って帰る頃になったら他の観光客も何組かやってきて車を停めて歩いてた。意外と有名なのかも?それともGWだから?

←樺島から長崎半島に戻る。
正面は中島。中継役の島。
左の赤いのが樺島大橋。今走ってるのも樺島大橋。。。防波堤みたいな橋。

ここら辺では対向車を見る度に「こいつもウナギ見に来たのか」と思えてしまって少しおかしかった。

そして国道に出て野母に出る。野母崎の先にはいかれないみたいなので少し残念。(まあ歩くようならどっちにしても行かないけど)そのまま国道で長崎に向かう。この長崎半島は西側が国道になっている。

499号、以下宿町。→
天気は相変わらず。
400番台だけどちゃんとした国道で変な区間は無かったので長崎まではすぐだった。

←499号(202号重複)長崎市内。
文明堂本店前
ぜーんぜん動けません。。

長崎に着いた。すんげー渋滞してた。
時間は昼過ぎ。長崎に来ては見たものの、見て歩くわけに行かないのでどうしようか迷ったけど、とりあえず平和公園に行く事にした。別に興味あるわけじゃ無いけど、そういえばまだ1度も言った事なかったし、駐車場から歩かなさそうだし、土産も買えそうだし。

ってわけで平和の像あたりを少し歩いて、「被爆者の店」でお土産を買った。どうでもいいけど1人で歩いてるとやたらと外人に声かけられる、、「資料館どこにありますか?」「おいしいチャンポンどこ行けばいいですか?」。。。知るか!!

平和の像と噴水→
文章を呼んでたら涙出そうになった。。

でもおいしいチャンポンで思い出した。昼飯食ってなかった。確かにここら辺には食べるトコないし。。

車が停めやすくてあまり歩かずに食べれる所。。と考えてて、フェリーターミナル!と言うのが頭に浮かんだ。早速行ってみた。。。早速と書いたけどコレまた凄い渋滞で、たったそれだけの距離に45分近くかかってしまった。。おそるべしGW!

←わざわざフェリーターミナルで食べたちゃんぽん
臭かったけど美味しかった。くさうま。
ちゃんぽんてわりと臭い食べ物だよね。

フェリーターミナルでしばし休憩。
遊覧船なら観光できるかなと思い、どんな船があるのか見てて最初に目に付いたのは「軍艦島クルーズ」。昔の炭坑で、閉鎖されて捨てられた廃虚の町が残る渡航禁止の閉鎖された不思議な雰囲気の無人島へのクルーズ。これすごく惹かれたけど「予約制」だったし時間もあわなかった。

次に目に付いたのは五島行きのフェリー。
今回は何故か種子島,屋久島のフェリーしか調べてなかったんだけど、そういえば五島列島に渡ってみようと調べたこともあったっけ。。と何気なく見てみたら二時間後の5時に出航。ちょっと受付で聞いてみたらその便も翌日の戻りの便も乗れるみたいだ。深く考えずにその時のノリで行くことにした。

最初は福江まで往復のつもりで往復券買ったんだけど、しばらくして五島列島行くのに一つの島だけじゃつまらないなと思い、受け付けの女の子にアレやコレや聞いて帰りは奈良尾(中通島)で途中下船する事にした。そしてそこからの戻りは佐世保に渡れないかと聞いたら、その島の別の港から出てるそうだ。ただ、そこのフェリーは満席。でも別会社のフェリーもあるからと親切にそのフェリー会社の電話番号も教えてくれた。ありがとー。で、電話してみたらそっちのフェリーは予約OK。すんごい行き当たりばったりだけど、もう半ば帰るつもりだった旅に進路が見つかって良かった。

←乗船。意外と一番乗りだったりして。

客室には割と早く上がれて寝転がれるスペース確保できた。乗客も多く凄く混んでた。

海上は霧だそうで若干船は遅れてたけど無事出航。
船内のテレビでニュース見てたら、この九州商船の別航路のフェリーが防波堤に衝突で怪我人数名とかやってた。。くわばらくわばら

8時半に着く予定が9時過ぎに着いた。取り敢えず晩飯何か食べたいので福江市内をぐるぐる走り廻った。けど店はほとんど閉ってて飲み屋くらいしか開いて無くて困った。。(こんな身体じゃ無ければ居酒屋でもよかったんだけどね)
そうこうしている内にだんだん市内から外れて、、空港あたりまで走ったけど何も無いし暗いし(ホント離島ってどこも暗いんだよね)ちょっと恐かった。。
↑武家屋敷通り
ぐるぐる走っている内に迷い込んだ感じ。明日また来よ

もう一度市街中心に戻って今度こそ必ず見つけるつもりでゆっくり走って、やっと1軒、郷土料理の「か乃う」という店を発見。近くに路駐して店に入った。
店は活魚料理って感じでちょっと高そうだったしもう時間は10時を廻っていてそろそろ閉店っぽい雰囲気だったけど「旅の恥は掻き捨て」精神で気にせずカウンター席についた。

少しお酒入ってた板さんに「おすすめ料理みたいなのください」といったら「ハコフグの味噌焼き」を薦められた。「この料理食べにわざわざ来る人も多い」そうだ、「ちょっと時間かかるけど」ということで板さんと話したり生簀の魚や水槽の貝を説明してもらいながら待つ事45分弱。。。やっとでてきた。
さすがに!んまかった!
柔らかい白身とキモと麦味噌の絡んだ絶妙な味。ご飯とも合うし。食べ終わるまで写真撮るの忘れるくらいうまかった。すっかり痛風を忘れて一気に平らげてしまった。いやいやたいした贅沢して無いのに贅沢病を患ってるんだから一食くらいは贅沢しないとね。
↑食べ終わった後 m(_ _)m
ハコフグっていうだけあって見事に箱のような甲羅のような外皮
うまいもん食った後は寝るだけ。フェリー乗り場近くの港の駐車場で車中泊。。と思ったけどあまりに暗くて静かで誰もいなくて無気味だったのでヤメ。たまには宿に泊まろうって思って適当なビジネスホテルっぽい宿に行く。部屋は割りと空いてるらしかった。一泊¥5250。まあまあだった。
シャワー浴びて少しテレビ見て寝る。

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