7/21/mon
 奄美大島二日目
(ちょっと番外編の頁)
朝は8時頃まで寝てしまった。でもこの日はどこか観光して時間があまったら海で泳ぐかってくらいにしか考えてなかったのでのんびり朝食をとり9時過ぎに出発。
宿でもらった奄美大島の案内図を見て面白そうなところをさがした。 「金作原原生林探検」とか面白そうだったけど「前日までに要予約」とあったのでヤメ。「半潜水船で珊瑚礁クルーズ」と「カヌーでマングローブ探検」に行く事にした。
まず最初は58号を古仁屋まで走り、古仁屋港から半潜水船と言うのに乗っかって珊瑚礁を観光。丁度タイミング良く待たずに乗れて出航。
珊瑚礁のポイントまでは五分くらいの移動。
天気は相変わらずの快晴で船上からの景色も風も気持ち良かったけど、ちょっと覗いてみた船の内部の窓から差し込む海の水の青さに驚いてわくわくして席に座って珊瑚礁の到着を待った。

半潜水船「せと」の内部→
まだ航行中だけど、この水の青い光には驚いた。

そして珊瑚礁に着いた。
いやしかし、テレビとかで何気なく見て知ってた珊瑚礁の景色は実際に目で見てみるとこんなにも綺麗だったのかと感激した。近くの人も言ってたけど「これはダイビングに夢中になる気持ちもわかるわ、泳いで見たらもっと気持ちいいだろうね」。

こういう美しい自然を目の当たりにしてキレイだと感じられる感情と思わず嬉しくなってしまう心情(そして素直にそう感じられた自分の狂っていない感覚)は、ありがたいものだなあと思った。

↑珊瑚礁。写真だと真っ青だけどホントはもっと色とりどり。。over! 魚もたくさん。
船から降りたのが昼チョイ前だったので、ちょっと古仁屋の町を散歩しがてら見つけた店で昼飯を食べた。
地のものの定食を食べたんだけど、甘く煮詰めた豚骨煮がうまかった。
そして58号を戻り、住用の道の駅にある「カヌーでマングローブ」をやろうと行ってみたら、なんと夕方4時まで予約でいっぱいとの事。そんなに待ってられないのでヤメて道の駅のすぐ手前にある店に行ってみたらすぐに乗れるとの事。民間経営のほうが簡単でいいね。7人くらいのお客さんと入れ代わりで丁度その時間は自分しかいなかったみたいで、おじさんが直接ついて案内してくれた。
「カヌーに乗った事は」と聞かれ「カヤックなら乗った事あります」と言ったら「じゃあ大丈夫だな」と言う事で、説明も簡単に難し目のコースを優々と案内された。
出発は広い川→
前のカヌーが案内のおじさん
どんどん行っちゃうんだよね。
1体1だったせいもあってあまり気も使われず、こっちも楽に出来た。マングローブとかの説明よりもっとくだけた普通の話を聞けて楽しかった。(酒の話とか)
このおじさん、なんとなく前にうちの会社やめた人に似てたのもあって馴染みやすかったんだよね。
さてマングローブは去年行った沖縄なんかより全然立派でコースも狭い所入ってって面白かった。ただ、キノボリウオみたいな小魚や鳥とかは沖縄ほど見かけなかった。
↑密林風のコース。over!
後ろなんか見もせずに先を行くおじさん。

一息入れて自分撮り→
なんだかんだ言って結構余裕。
潮が引き始めている時間なのでこのコースはもうすぐ水が無くなって通れなくなるそうだ。
「今日はこれでラストだな。いい時間に来たよ」と言われた。

カヌーは楽しかった。とにかく自分で乗り物を操って普段目にしない自然の中に入り込むという感覚が楽しかった。
カヌーを降りると2時頃だった。
まだまだ時間があるので何処かの海で泳ぐことにした。
宿のおばちゃんには名瀬の北の「大浜」って言う海水浴場を薦められてたんだけど、午前中みた珊瑚礁の影響で瀬戸内南部の海の方がキレイな気がしてたので(実際は逆だったのかもしれない)古仁屋まで出て蘇刈方面に走った。
前日に行ったホノホシ海岸より少し先のヤドリ浜自然海水浴場という所まで出て泳ごうと思ったんだけど、結構泳いでる人がいて「もうそろそろ引き上げよう」みたいな雰囲気の中で泳ぐのも気がすすまなかったので、少し手前の道路に面した誰もいない何もない砂浜でのんびり泳ぐ事にした。

ピンポイントの木陰に路駐。over!

←静かな砂浜。

内海だから波も穏やかで水もキレイだった。海の水が潮臭くないので(甘い匂いがするような気がしたのは気のせい?)ちょっと舐めてみたけどやっぱりあんまり塩っぱくなかった。ちょっと不思議。
今回、水中眼鏡も持ってなかったので簡単に泳いで、後は砂浜で寝転がったりして小1時間くらいのんびりした。

そろそろ行くかなとひきあげたのが4時半。
蘇刈から前日通ってない道で阿木名に抜けた。あとはまっすぐ名瀬に向かうつもりでこっちに来たのに、地図を見てて前日走ってなかった地頭峠の旧国道を見掛け、その道の途中から曲がってすぐの「高知山展望台」というのに興味が涌いたのでちょっと寄道。58号を逆の古仁屋方面に曲がった。
この地頭トンネルを迂回する旧国道は地図で見たよりも距離が長く感じた。更に地頭峠から高知山までも長く感じて「あれー?ドコまで行くんだろう」と思い始めた頃にやっと到着。ちゃんとした広い駐車場があって、少し歩いて登って展望台に上がった。

展望台の駐車場でみかけたハイビスカスにとまるアゲハ蝶→
。。。逃げないんだよねー。

この展望台はさすがに眺めがよかった。

古仁屋の町や瀬戸内の海や加計呂麻島、その先の与路島、請島、更に遠くにはかすかに徳之島まで見晴らせた。後ろを見れば奄美大島の山々も見渡せてホント大きい島だなあと実感。次の観光客がくるまでの五分くらい見入ってしまった。

←展望台で真上から見た「ヒカゲヘゴ」
何ともまあ立派なシダである。

高知山展望台からの下り→
結構急勾配。
登っている時には眺めの良さに気付かなかった。

そして58号に戻り名瀬に向かって走った。

今度こそそのまんま真直ぐ名瀬まで走るつもりだったんだけど。。

丁度時間は6時前。ひょっとしたら西側の海沿いを走ってたら日が沈む所が見れるかもとか思いつき、住用の新村から県道に出て、これまた前日の走り残しの道で篠川に出て海岸沿いをのんびり走った。

奄美で最初に走った道を最後にまた走りたくなるっていうのも面白いものである。

↑宇検村 部連。
岬の丁度間に日が落ちたらカッコイイよな。
でもまだちょっと早い。

名瀬市知名瀬まで来た頃に日没→
最後は結局雲に落ちた。
PM7:08頃

そして7時15分くらいに名瀬港に着いた。8時入港9時出航(くらい)の船なのでもう賑わっているかと思いきや、ガラーンとしてて本当に船が来るのかい?って雰囲気だった。受付もまだ開いてなくて、こんなトコで待っているのもつまらないから市街で食事しようと思って車で移動。店の集まっていそうな屋仁川通り沿いの駐車場に停めて管理してたおばちゃんに「地元の料理が食べられる美味しい店」を教えてもらった。
喜多八という店を紹介してもらって行ってみたら居酒屋だった(店名からしてそうだとは思ったけど)駐車場で車停めた客に居酒屋を紹介するかね(笑)
他に探し歩くほどの時間はないからその店に入った。店は女の人3人でやっている店で雰囲気良かった。カウンターに座り料理はおまかせで頼んだら7品目くらいの島料理が次々に出て来た。まあ折角奄美大島に来たんだからと言う事で黒砂糖の焼酎を飲んでみた(アレ?イイノカナ。。)これが飲みやすくクイクイのめて気持ち良くなった m(_ _)m
↑名瀬市「喜多八」このお店はお薦め。
料理はどれもこれも美味しくて量も多かったけど完食。特に瓜の炒め物と塩味の豚骨と卵焼きでくるんだおにぎりは絶品だった。最初は女将さんと少し話していたけどそのうち右隣の地元のおじさんとも仲良くなって、そして後から来た左隣に座った観光客の大阪のおじさんとも意気投合して盛り上がって楽しかった。
フト気が着いたら船の時間がそろそろなので名残惜しいけどオアイソ。後から思えばホンの1時間チョイくらいで随分楽しんだモンだ。それはそうと最後の最後で「船で食べる用にお土産」といっておにぎりをもう1個作り始めた。なんかのんびりしてるなーと思ってちょっと慌てたけどこのおにぎりは最高にうまいので嬉しかった。
船の時間には(お土産を買うヒマもないくらい)丁度ピッタリだった。
帰りの船は行きにも増して中高生が多く賑やかだった。お客自体も多く満員で食堂も閉めて客室として使っていた。食事して来てよかった。シャワーも混んで列になってた。仕方ないので並んでシャワーを浴びて、また甲板でビールを飲んで(まだ飲むかい。。)風にあたってから寝た。

いやいやそれにしても充実した1日だった。前日の内にドライブはしつくしたのでこの日は観光を決め込んだんだけど、正直間が持たなかったらどうしようとか思ってたけどまたしても取越苦労。奄美大島の二日間は楽しく充実していた。


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