57号、竹田郊外。雲がイイ→
7/19/sat 九州二日目ドライブ
57号〜竹田〜502号(原尻の滝で休憩)〜臼杵〜217号〜佐伯〜388号〜 湯前〜219号〜人吉〜221号〜えびの〜268〜栗野〜県道〜郡山〜328号〜鹿児島〜マリックスライン(フェリーの寝台室で船中泊)
朝は6時に目覚めた。
起きたら小雨がぱらついているものの日が射してて天気よくなりそうな予感がして清々しかった。早速出発。ガラガラの57号を大分に向かった。
山をおりて竹田の町の案内表示で502号というのが目に着いたので慌てて地図を見てみたらこの竹田から臼杵まで通っている道のようで面白そうな気がしたので臨機応変に方向転換。502号に出た。
502号はまず竹田の市街を抜ける。
なかなか雰囲気のある城下町のような町並みで良かったんだけど国道を曲がり損ねて少し迷ってしまった。
市街の国道の曲り角は最近では珍しく国道の表示のない交差点なので要注意。

←502号、竹田市街。
over! 国道表示のない交差点。国道は左折。

この502号は市街を抜けてからも朝靄に煙る大野川の辺りとか感じ良く、気分よくドライブした。

502号、緒方町。田圃の中に水車を見た→

少し走ると道の駅の表示と一緒に「原尻の滝」という案内表示に何となく惹かれてちょっと寄り道して行く事にした。

この原尻の滝は広めの川の本流の滝。道から見下ろす形になる。
凄そうなので駐車場に車を停めて滝の周りを歩いた。

←駐車場からちょっと見た原尻の滝。

この滝は大正解。早起きは三文の得というかこういう余裕あるドライブが吉と出た感じ。

その先の502号もずっと爽やかで感じ良かった。

502号、清川村 臼尾→
大野川沿いの道。

そして三重町の市街を抜けて10号をこえると臼杵まではすぐだった。
片側二車線の臼杵の市街で217号に突き当たって502号終了。

臼杵から217号を佐伯方面に曲る。
この区間は3年前の夜に通った道の逆走。臼杵→津久見の間は(多分)新しいトンネルが開通していたので、前回に迷ったと思われる津久見市街も難無く通過。
その先はやっぱり細めのクネクネ道。
天気のイイこの日は楽しんでローカルな湾岸道路をドライブしたけど、疲れた夜に走った3年前は御苦労さんである。

←217号、上浦町 浪太。佐伯湾沿いの道。
タンクローリーを追い越した直後なので気持よい。

佐伯からは217号を離れて、この日のメインとなる388号に出た。

この388号も暫くは海岸の道。
217号から引き継いだ感じのローカルな海沿いを走る。

388号、蒲江町。入り組んだ海岸線→

道もやや細めだったんだけど、海から離れた県境の山道はかなり狭い道だった。

←388号、県境手前。舗装もガタガタ。

それでも天気もよく、対向車もいなかったので難無く通過。
走行中、鹿が道路を横断。夜じゃ無く昼間に鹿を見たのは北海道以来かもしれない。(奈良は例外でしょ)
県境付近を越えればあとは走り易い道でトンネルも多く優々と延岡に出る。

延岡では少し渋滞した。土曜日の10時頃はお仕事モードかな。
トロトロと10号との重複区間を走っている内にだんだんと天気が悪くなって来て門川で10号から別れて388号に折れると途端に雨が降り始めた。
パラパラ降り出した雨はすぐに土砂降りとなった。388号のこれから走る区間は地図で見るとかなりの山道、降雨量が多いと途中で道路閉鎖なんてならないかと不安だった。(そんな事より先に安全な運行を心配するべきなんだろうけど)

388号、北郷村。五十鈴川沿いの道→
ワイパーも追い付かない土砂降り。

それにしてもこの雨の中、狭めの山道で対向車が多かったのはキツかった。

勿論ずっと土砂降りだったわけでは無く、弱くなったり強く降ったり、気まぐれに晴れ間が見えたりもしたんだけど、それはホンの一瞬。388号はずっと雨だった。

←388号、南郷と西郷の村境辺り。
たまたまの晴れ間でイイ眺め。

388号、椎葉村矢立→
ラストの県境区間がまたかなり狭い道。

そして388号を湯前まで走り切ったわけだけど、さすがに疲れた。

悪天候の国道で更に距離が長いとさすがにキツい。219号に出た時は正直ホッとしてマラソンを走り終えた気分に近い満足感を感じた。

219号はのんびり走って錦町の新しい道の駅で休憩。昼飯食べてしばらく休んだ。

さて219号は人吉の手前で221号に曲って南下。

人吉ループ橋を登り、長い加久藤トンネルを抜けて鹿児島県に入ると、いきなり晴れててて少々驚いた。

←221号、霧の大橋の下り。

見渡す景色が不思議な感じ。
遠くの山々は暗い雲に覆われて真っ暗で、えびの付近だけポッカリ快晴だった。

221号、えびの→
山を降り切った加久藤交差点。

えびので268号に曲った。
その先はずーっと快晴。さっきまでの天気が嘘のような夏の空になった。
地図を見るとその先は何故か鹿児島に向かう国道がないので栗野から県道に出る。

←県道、溝辺町。
坂の上の雲が眩しくておもいきり夏。

県道、吉田町郊外の道→

県道で郡山まで走る。
走りやすい県道だったけど横川や蒲生の市街とかで他の県道と合流すると番号が入り乱れてどっちに行っていいかわからなくなってしまって困った。

郡山で328号に出たのが4時10分前。
フェリーが6時出航なので4時半までに港に来て下さいと言われてたので丁度だと思ってたら、ここから鹿児島市内までが渋滞してて少し焦った。

←58号、鹿児島市街。前に見えるのは西本願寺。
沖縄に続く58号の短い九州区間。

なんとか10分遅れで鹿児島新港に無事到着。

さっそく出航手続きして往復の乗船券を買って一安心。
「もう車の積み込み始まってますからお車を港まで移動して下さい」といわれ車に戻ると「すいませーん野田ナンバーって何処ですか?」と、よくある質問を乗船前の人達からされまくった。「千葉です」「えー千葉から来たんですか?すごいですねー」
珍しく若い女性からも質問されたので気をよくして車に乗ったら。
。。。あれ??エンジンがかからない。
。。。っていうかキー挿しても電気が入らない。どうやらバッテリーがあがっちゃったらしい。みっともねー(^_^;)

鹿児島新港→
第二待合室前でエンコしたCR-X。。

というわけで、近くにいた若い人達の集団に頼んで押し掛けを試したり、タクシーの運ちゃんに頼んでバッテリー繋げてみたけどウンともスンとも言わず、どうやら只のバッテリーあがりじゃないらしい。諦めてJAFを呼ぶ事にした。
で、
「急いで向かいますが到着まで3,40分かかりそうです」といわれたのが5時ちょい過ぎ。船は6時出航なので船の受付で事情を話して10分前くらいに乗船券をキャンセルしてもいいか確認して、あーこりゃ船は無理だなーと半分諦めた。
ショボくれてJAFを待ってたら
「車はJAFに預けて修理してもらっている間に自分だけ船乗って島渡りなよ。安いレンタカー紹介してあげるから」と声かけてくれる人がいたりして有り難かったけど、申し訳ないけど自分の車で走れなけりゃ何の意味も無い訳で、車がなおるなら奄美は無理でも九州だけのドライブでもアリなので「ありがとうございます。取り敢えずJAFを待ちます」と返事した。
待ってたら雨が降って来て、みんないなくなった。
その雨はすぐにやみ、晴れてきたのと共にJAF到着。結局30分かからないくらいで来てくれて早速車を見てもらった。「あーバッテリーの寿命ですね。実費になりますが交換しますか?」この期に及んで迷う余地も無く「是非お願いします。時間はどのくらいかかりますか?」「5分で交換出来ます」
おお!船に間に合うじゃないか!!この5分での一言ほど有り難く感じた言葉は無い。受付のおじさんも心配して見に来てくれた。みなさん御迷惑かけてゴメンなさい。そしてほんと素早く対処してくださったJAFの方には感謝感激。背筋伸ばして「ありがとうございました」と礼を言った。
というわけで無事乗船。最後なのでバックで船に乗った。

落ち着いたトコでシャワーを浴びて、甲板に上がって桜島をみながらビールを数本飲んだ。

のんびりしてたら食堂が閉まってしまい、晩飯は食い損ねた。。
船の中で、さっき声かけてくれた人達に挨拶しとこうと思って探したものの結局一人も見つからなかった。(違う船だったのかなあ。。)乗船客は部活動の中高生が多く賑やかだった。

↑フェリーから見た桜島。over! さらば鹿児島。
船では二等寝台を取ってた。寝台は上下の二段になっていて上の段は登りづらくて苦労したけど、寝台って初めてだったし船で寝るのも初めてで少しワクワク。船の揺れも気にならず、ストレスなく眠れた。
夜中にトイレに起きた時にちょっと甲板にあがって月や星や遠くの灯台の燈を少し眺めたりした。

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