7/22 sun 5日目 道央.青森方面
恋問〜38号〜白糠〜392号〜本別〜274号〜新夕張〜452号〜滝川〜12号〜岩見沢〜234号〜苫小牧〜36号〜室蘭(地球岬で観光を兼ねて休憩)37号〜長万部〜5号〜函館〜279号(東日本フェリーで大間)〜野辺地〜4号〜青森〜101号(森田の道の駅で車中泊)
朝はちょっと早めの四時に目覚める。濃霧に包まれた朝だった。
38号を白糠に出て392号に曲がった。西に向かう国道で走った事のないルートはもうこれしか無いのだ。

392号、上茶路附近→

その392号は割と細かいクネクネの道。気がつかない内に274号と合流してた。

ひとやま越えたら霧も晴れて背中から日が登って来た。清々しかった。その先も274号に沿って走る。

←274号(392号重複)栄穂附近。

北海道は国道の重複区間が多いけどしっかり標記されれて解り易い。この274号も重複区間が多い。それに全線開通もしてなくてちょっと可哀想。

そして本別に出た。392号としてはここで終点。引き続き274号は本別からは242号との重複区間となる。ややこしい。。足寄までの昨日走った区間は霧が掛かってた。
足寄で242号と別れて今度は241号との重複区間。また霧が晴れた。

足寄湖の道の駅で休憩。汚れた窓を拭いてたら地元の人に話し掛けられた。話好きな人らしく長くなりそうなのをなんとか逃れて出発。

274号(241号重複)足寄湖の紅葉橋→
この足寄湖、地図では「活込貯水池」という名前になってる。通称と本名?

士幌まで来て、やっと単独の274号になる。この道は十勝平野上の升目の道の北西の端をまっすぐ走る道で、地図で見て感じた通りの平野の端の道。たまにカツカツ直角に曲がったりする。

←274号、清水附近。正面に日高山脈。

天気は何となくモヤ−って感じ。交通量も少なく優々ドライブ。

道はそのまま38号を突っ切って274号の日勝トンネルで日高山脈を越えた。

274号、日高。どんより。。→

山脈西側は曇ってて、「いい天気もここまでか。あとは普通に札幌を抜けて函館をめざすかな。。」と思ってたら、豈図らんや。
山を下ると最高に晴れ出した。

何か真直ぐ札幌に向かうのが勿体無い天気なので452号に曲がってみた。

この452号は今まで走った北海道の国道の中で唯一舗装がガタガタで道幅も広くはなく本州並みの普通の国道って感じだった。
道路脇には夕張メロン売り場が連なってた。朝の8時だったけど1軒だけやってたので(前々日から携帯で催促する妹の為に)夕張メロンを買って助手席の足元に乗せてドライブ。

ちょっと国道から離れて夕張の町まで行ってみたけど、どう進むか少し迷ってやっぱり国道に引き返した。
夕張は、なんか取り残されつつも温かい町的印象を受けた。

清水沢の先の452号もイイ感じ。大夕張ダムの先まで以前鉄道が通ってたような廃線の線路跡や鉄橋が掛かった終熄感と真夏の陽射しが田舎〜な感じで素敵な道だった。

↑452号、夕張市 遠幌。

452号、シュウパロ湖→
湖上の鉄橋は森林鉄道の廃線跡。

←夕張川の川に削られた川縁は黒かった。炭鉱な感じ。
何故かダムの上流の山の中でいきなり舗装と道幅が北海道らしくなる。夕張限定だったのかな?
その後はガラっと雰囲気が変って北海道サイズのダイナミックな山の道。日射しも眩しく気持ち良かった。

452号、桂沢→

途中、桂沢湖からの道は混んだけど富良野に向かう道道との交差点から先はガラガラだった。

←トンボの群れ。。ゴミ程度にも写らないもんだね。。

芦別の手前でトンボの大群と遭遇。思わず窓を閉めたけど、別に刺される訳でも無いので閉める必要も無かったんだな。。(いやいや車内がトンボだらけになってもウザいよ)

芦別から38号、滝川から12号の長い直線道路で札幌に向かう。

12号、滝川。新空知大橋→
日本一長い直線の道路の区間だけど、
アップダウンがあって実感は無い。

札幌に行くつもりだったのが、道路が混んできたので岩見沢で234号に曲がって苫小牧に向かう。結局今回は1度も札幌を通らなかった。

ここら辺からは、ぼんやり曇ってた。
234号は直線的な郊外の道路。交通量は多いけど流れててのんびりドライブ。こういう道ならカンカン照りよりちょっと曇ってるくらいが丁度良かったりする。
↑234号、由仁付近。
こっちの方が平坦で長〜い直線道路って感じ。

早来町でちょうど正午。またサイレンが鳴っていた。。。

234号を走り切って、苫小牧から36号に出る。この先の道は日曜の昼時って事もあって混んでた。

←36号、苫小牧市街。

36号、白老町 竹浦。敷生川河口↓ 砂州の向こうが海。

走りながらそろそろ本州に戻る船の事を考えた。 青森に出るフェリーなら予約なんていらなそうだけど、便の本数が少ない大間行きのフェリー(4000円くらい安い)に乗りたかったので、携帯でフェリーの予約をした。
36号は室蘭までの道。室蘭は、初めて北海道に来た時の終盤に夜真っ暗な中を通過しただけで馴染みが無く、また今回も終盤で通過するだけかな〜と思ってた。。
が、室蘭に近付くにつれて平らな海岸線の景色が変化して岩や崖や岬の雄大な景観になって来た。

←36号、汐見トンネル。
ズバリ「丘」な感じ。

で、極め付けは「←地球岬」。。チキュウ?このヘンテコな名前にそそられてちょこっと寄道することにした。

室蘭の市街のすぐ裏の地球岬は、駐車場で車を置いてからすぐの殆ど歩かないで済むアリガタイ岬だった。

眺めは抜群で正面の大平洋から背後の室蘭の市街や険しい海岸線が360°見渡せる素晴らしい岬。「ちょこっと寄道」のつもりだったけど、しばらくのんびりして景観を楽しんだ。

地球岬灯台→
展望台の方が上に有る。
over!駐車場と市街 click!海岸線

駐車場前の食堂で昼食「いくら丼」を食べた。しょっぱくてまろやか感のないイクラだった。。失敗。
↑イクラ丼食べてガッカリしたのは初めて。写真だとうまそうだけどね。。

さて元の道に戻る。室蘭市街の36号は都市高速のような高架の自動車専用道路で、最初は「アレ?有料じゃないよな?」と焦った。

↑36号、室蘭市街。正面に測量山。
over! 白鳥大橋入り口

そのまま進み、室蘭の「つ」の字型の半島の先で室蘭湾を横断する白鳥大橋を渡って37号に出る。

←37号、白鳥大橋。
over! 脇の工場。
夜通るとライトアップしてキレイなんだよね。

そして37号を西に向かう。
この37号も交通量が多く、ゆっくりドライブ。少しイライラした。
そして37号は豊浦を過ぎた辺りから雨が降って来た。日曜日で夕方で主要道路で雨、当然のように渋滞した。

長万部から5号。道は更に混んで、雨は土砂降り。。。昨日今日と我慢して泣かなかった空が、堪えきれずに大泣きって感じ。。

5号、長万部付近。土砂降り→

フェリーの出航時間は六時半、時計を見るともう五時(笑)いっそフェリーは諦めてグルっと亀田半島を廻ってから函館に出て、のんびり塩ラーメンでも食べて青森に渡ろうかな?とも思ったんだけど、、
この土砂降りと渋滞でドライブ意欲を削がれて、もうどーでもいいやって気分でそのまま函館に向かった。
↑5号、森町。
大沼トンネルを抜けた辺りから雨も止み始めて車も堰を切ったように流れ出した。
お、これならフェリー間に合うかな?と思えたので函館まで飛ばした。

フェリー乗り場に着いて乗船券を買ったのが6時15分。ギリギリというかピッタリ丁度イイ時間だった。

大間行きフェリーに乗船→

結局、最後まで何かと雨に追われて終わった北海道だった。

フェリーの客室はまたまた満杯。船尾の外の座席に座って、雨雲に覆われた函館半島と迫り繰る夕闇を眺めながらの船旅は1時間40分なのでアッというまに大間に着いた。

大間で降りて野辺地に向かって走ってて燃料が残り少ない事に気が着いた。どこかで給油しようと思って走ってたけど、まだ8時すぎなのに何処のスタンドも閉まってて焦った。
結局、青森の市街まで開いてるスタンドは無かった。なんとかもってよかった。

あとは101号に出て、鯵ヶ沢手前の森田の道の駅で寝た。


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