敦賀市萩野町にある料理店。
ナビで来てみたけどもう完全に細い宅地内ので店がある雰囲気じゃなかったけど、「さしすせそ」というのを玄関に置いた家は見かけて、そういえば店っぽくはなってるか、、と、場所は分かった。
けど車停められないだろうと一旦通り抜けて、駐車場は裏だと調べて引き返してみた。
ら、対向車が来てそれも客かなと思ってついて行ったら裏の駐車場に停めたので安心して隣りに停められた。正直、ここがその駐車場だろうと思えても店の名前も無ければ停めていいか不安全開だよね。
で、コッソリついてったってわけじゃないけど、その先の客に少し間置く形で店に入った。暖簾かかってないし不安だよね。
店内はカウンターのみで、おでんも始めました的な貼紙はあったけどメニューは無かった。そしてお茶は出たけど、注文も聞かれなかったからそのまま待った。
内心これであってるのか不安になりつつ、何も聞かれないから聞くのもどうかと黙ってた。けど、先のお客さんは地域の常連さんのようで、世間話のような会話をしてたので、話してて忘れられたかもとか、ひょっとしたらワンオペで一人づつ前の人のを出してから聞くのかもとか、コミュ障全開で考えめぐらせてたけど、先の人の料理が出ても何も聞かれず、続けて調理しててあまり間を置かずこちらの料理も出たのでホッとした。
簡単な料理の説明と「おだしでお茶漬け風にも」とすすめられて食事した。

っていうか、これはすごい。
どの品もそれぞれ美味しく、味の滲みる絶品朝食。写真であらためて見るとおかず少なく見えるけど、玉子焼きは大きいし、それぞれしっかりした風味で充二分。
特にへしこ。鯖を塩漬けして糠漬けした福井の郷土料理。これ、はじめて本物のへしこを食べたのかもと思える美味しさでご飯すすみまくって、オススメされた「おだしで~」を忘れそうになってた。っていうか、そもそもご飯じたい炊き方ばっちりでおいしく、おかずいらないくらいでご飯は御飯で味わいたいほどだったので、お茶漬け風にしてしまうのが惜しく思えた。でーもでも、意図を汲んでお出汁かけてみたらそれはそれでめくるめく世界、食べ終えるのが惜しかった。
いやはやこんな朝食にありつけるドライブになるとは。
といいつつ、これいくらだ。高くても驚かないぞ、、と最後のびくびくを残して「ごちそうさまでした」
ら、
千円チョイの全然普通の食事価格で逆に驚いた。
いろいろ言いたかったけど「おいしかったです」とだけ告げて店を出た。
怯まずに入ってよかった。冒険してよかった。
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