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涸沼水鳥・湿地センター

ファイル 4013-1.jpg茨城町下石崎の涸沼北岸にある湿地保全啓発施設。

すぐ近くに自然公園があって、そことは別にいつの間にかこういうのができてて意外だった。(去年2024年にできたそうだ)
閉まってはいないけどもう4時なので終わるトコかも、、と思いつつ入口に進むと4時半までと書かれてた。ナイス。

中に入るとコウノトリの等身大ポスターとパネルがあり、その向かいにはオオワシのタペストリーとパネル。
見てたら館の人に「数年前までずっと毎年涸沼に通って来てたオオワシです」と案内された。残念ながら高齢で数年前から訪れなくなってしまったそうだ。

やっぱ野鳥がメインなのかなと思ったけど、そうでもなく沼周辺の生き物全部のようで、紹介パネルには魚や虫や蛇なんかも出てた。

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そして、小さな水槽があって「コトヒキ」という海水魚が泳いでた。汽水の涸沼でも泳いでるそうで、この魚はこのセンターの前で小学生が釣り上げたものだそうだ。へええ。
そして隣りの水槽には大きめの「ベンケイガニ」が入ってて、こっちは当センターの駐車場にいたものだそうだ。いいねぇ。
じっくり見てたらまだ別の館の人が声をかけてきてくれて案内話、やっぱり野鳥が好きなんだと思われてて、鳥の話をされたけど、「そういえば涸沼と言えばヒヌマイトトンボとかは飛んでるんですか」と思いついたことを聞いてみたらそっちの方が喜ばれて話が聞けた。

「奥にはコーナーがありますよ」と奥に進むと大きな模型と小さな標本があった。実物はこんなに小さいんか。。「これじゃ素人は見つけるの難しそうだ」というと「初夏の朝にタイミング良ければすぐみれますよ」だそうだ。でも「自然公園の方で聞いた時は“いる場所は教えない”と言われた」というと「え?なんでだろう全然教えますよ」と、外に出て具体的に場所を教えてくれると言われた。
「じゃあお願いします」といいつつ、「あ、その前に館内のパネルや水槽の魚を見てからで」と外出る前に見てなかった展示も眺めた。

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っていうか、一番の興味は魚なんだけどね。奥の方は少しだけど水槽が並んでてプチ水族館。いいね。

まずはウナギの水槽。たくさん泳いでたちっこいエビはウナギのエサかな?

次はシジミの水槽だけど、ここは汽水の槽でボラの子も泳いでて、シジミよりたくさん泳いでたハゼの方がきれいなイイ型で目立ってた。

隣りのメダカの水槽には少し大きめのヌマエビと小型のテナガエビ。水草とかキレイな水槽だとエビもキレイ。

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奥の少し大きめの水槽には小型の淡水魚が沢山泳いでた。メインはギンブナ。ギンブナもキレイだよね。タナゴがでかくて小鮒と同じくらいだった。いいね淡水魚。

もっとパネル展示もじっくり見たかったけど時間もあんましないので、さっきの館の人に声をかけて外に出て案内してもらった。

館の前がすぐ涸沼の岸で、歩けるようになってて、水面に垂れる夕日をみて広い沼を眺めつつ、ヒヌマイトトンボの見れる場所と生態の話と発見者の博士の話を聞いた。

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夕方まで釣りをしてる人は結構いて、「4時半で駐車場閉まりますのでご注意ください」と館の人が声かけてまわってるのを眺めて館に戻り、駐車場に出た。

で、最後にその駐車場の脇に見かけてたコスモス畑に歩いて、盛り土の展望台に上って眺めた。

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いやぁ、ずっと雨だった連休で、最後に夕日と湖と花畑と水槽のスポットに寄れるとは思わなかった。
そしてヒヌマイトトンボはこの涸沼で発見されてその名がついた絶滅危惧種の希少なトンボ。その情報が聞けてよかった。来年その季節にぜひとも見に来たいと思った。

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タグ:観:館 楽:話 楽:眺 景:湖 景:陽 動:魚 動:虫 植:花

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