小山市延島にある公園。
「八重桜」で検索してこの「八重桜関山」という所に来てみたんだけど、「開山」というのは八重桜の品種名らしいので、スポットとしては「川の一里塚 桜公園」というのが正しいのかな?
田川という川の分水の、鬼怒川に流れ込む水路の河川敷にある塚を中心に前後に並んだ八重桜の公園。現地の案内では六十六本の八重桜が植樹されているそうだ。
たしかに来てみたらかなりの八重桜が集まって咲いててピンク一色。見事に咲きまくってていい感じ。
でも場所の辺鄙さと桜以外はとくに何もなく駐車場もないからか人はチラホラしかおらず、車も滅多に来ないからまぁ路駐でも問題ないなと塚の横に停めて歩いた。
塚の上には東屋があり、「田川放水路記念碑」と放水路の案内板があった。洪水被害軽減のために造られた放水路だそうだ。
田川は細い川ながら日光から宇都宮市街に流れて結城の先で鬼怒川に合流する川。氾濫することもあったのか。
この放水路の水門が定番ルートでよく渡ってる道だった。その下流は農業用水路のような感じなので川の本流だったとは知らなかった。
「川の一里塚」の石碑もあった。川の一里塚というのは平成元年に鬼怒川沿いに造られた水防活動の拠点スポットだそうだ。
塚は北側にしか階段がなかったので、南の桜の林は見下ろすだけで北に下りて、そっちの桜林を見て歩いた。
川沿いに並んだ姿は色濃く壮観で、バイクの人が写真撮り歩いてるだけで他に人もなく悠々と眺め歩いた。
放水路の川には水がまるでなかった。これから田植えの時期だから水は用水路のような本流がメインかな。
先の方に駐車場あったら気まずいなぁ、、とか思いながら端まで歩いたけど駐車場は無かった。
そして端の手前から桜の林に進入して、木々の間を歩いてみた。
もうたっぷり八重桜。どの木も背が低く花がちょうど目線でしっかり囲まれた桃色の世界。
木の間は道になっているわけではないけど、歩きづらいって程荒れてはおらず普通に歩けた。
間にはベンチもあったので入っちゃいけないってことはないだろうと安心してゆっくり歩けた。
ピンクに目が疲れたら足元の草叢を見たりして、小さ青い花とかもキレイだなと思えた。これはハルリンドウ?フデリンドウ?
シジミチョウ(ベニシジミ)が止まってたのはイヌノフグリかな。ここら辺の小さな勝手に咲いてる自生の花もいいよね。でもこういうトコにわざわざ踏み入れたりしなければ敢えて見ることはないかも。
でも近くから聞こえてたゲゲゲゲゲゲゲゲというアカガエルっぽい鳴き声の主が見つけられなかったのは悔しかった。。最近はカエルが見つからなくて駄目だわ。
足元の小さい花をよけつつピンクの八重桜を暖簾のように抜けて、間の道に停めた車に戻った。
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