利尻町仙法志久連の道道沿いの海岸にある岩。
この赤い鳥居と赤い祠は昨日から通るたびに気になってて、明日少しでも天気よくなっててくれたらなぁと期待したけどこんな天気、むしろ昨日より悪いかも。今日ももう天気よくなりそうにないよなと、迷わず車路駐で傘さして歩いた。
っていうか、昨日ホームセンター「ニコット」で買った安い靴は、意外と履き心地よくて、しっかり防水で水も浸みず助かった。いやーこんなならもっと早く、稚内で水族館の前に買っておけばよかったんだよなぁ、、と悔しくなった。
さてさて、鳥居の横にあった案内板の由来を読むと、大正初期に地鳴りをたてて来る何物かがあがこの大岩で消えたとかで、後に通りかかった修行僧が祠を立てたそうだ。そして後の昭和後期になって「いつくしま弁天宮」となり、三木元首相の揮毫で「龍神の岩」の碑が添えられたそうだ。思ったよりも新しいのね。
祠には橋が架かってて、こんな天気でも不安なく渡れた。
傘は差さない方がよさそうなので、軽く濡れながら渡って拝んで、飛び交うウミネコを眺めた。
そして波で真っ白の南側の浜を見、岩ゴツゴツの北側の海岸も見た。ら、なんか南側の先の岩に標柱の立った展望所が見えた。
ので、ちょっとそっちにも行ってみようと、橋を戻って道道を少し北に歩いてみた。(靴買ってなかったら歩かなかっただろうな。買ってよかった)
道沿いに階段が出てて、それを下ると標柱には「寝熊の岩」とあった。ここにある岩が其れってわけではなく、これはただの揮毫された寝熊の岩を示すだけの岩のようだ。どの岩だ?と一瞬思ったけど、足元にちゃんと写真の説明ボードがあったので海を見てすぐわかった。
ああ、ああ、なるほど、寝てる熊ね。見える見える。
っていうか、顔面に波受けまくっててちょっと不憫w どんなに強い波を打ち続けてもずっと熊の姿というのが凄いなぁと感心した。
そしてここの北側にももう一つ写真説明ボードが足元にあって、そっちはもう写真も文字も剥げてて何が何だかわかんなかったけど、先の海岸を見ると、もう一つ先の突き出た岩場にも標柱が立っているのが
見えた。(あとウミネコもたくさん見えた)ので、カメラのズームで見てみたら「人面岩」と書かれてた。
あー、あのしめ縄巻いた岩のことだなとすぐわかった。なるほど人の顔に見える。
近くで見ようとまた少し道道を歩いてみた。ら、その突き出た岩は穴があいて潮が通ってるのか見えた。
なーんとなくだけど、この穴のとこが折り曲げた足の膝を立てて顔からつながって寝転がっているような岩に見えなくもないなぁ、、とか思ったけど、「人面岩」と面だけで名前にしてるくらいだから、それは蛇足かな。
裏から見たらどうかとその先にも歩いてみたけど、裏からは角度的に全然見えなかった。
そしてさらに北の海岸は石ゴロゴロの浜で、奇石の海岸はこの一角だけだった。
けど、こんなにいろいろ楽しめるとは思ってなかった。寄ってよかった。
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