下野市東根にある絶滅危惧種の湿地性植物「トウサワトラノオ」の保全地。
聴いたことなくて耳馴染みのない魔法の呪文のような名前の「トウサワトラノオ群生地」という案内を見かけて気になって来てみた。
その先になんの案内も無かったらヤだなぁ、、方向だけ示して放り投げってスポットわりと多いんだよなぁ、、なんて不安に思ってたけど、思いのほか大きな案内板と駐車スペースがあってホッとした。
呪文のような見慣れないカタカナ名は漢字にすると「唐沢虎ノ尾」という虎ノ尾の一種という事でサクラソウ科の湿地の植物だそうだ。5月から6月にかけて花を咲かせるとあったのでナイス!丁度時季じゃん!と思った。
けど、、
その案内板の後ろは草が繁るだけで、写真にあるような白い花が咲いてるようには見えなかった。あれ?やっぱり絶滅しちゃった?なんて縁起でもないこと考えつつ、この目の前ではなくて、ここに車を置いてもっと先まで歩いて行けって事なのかな?とも思って横を進んでみたけど、この草原の湿原区画の中央に木道があったので、やっぱ此処なんだろうと理解した。
一応その木道を歩いてみた。
ら、、
足元に線香花火のような儚げな小さい花が咲いてるのが見えた。これか!こんな小さな花とは思わなかった。サクラソウ科とあったので白い桜草をイメージしちゃってた。。
で、一度気付くとそういえばチラホラとあちこちに咲いてるのが目について、確かに写真ほど盛りではないけど群生地と言って間違いないと思えるくらい咲いていた。
花は高ランクの絶滅危惧種と聞けば可愛らしく貴重に思えるけど、ぶっちゃけコレ予備知識なく見かけたらなーんとも思わないくらいの花で、栃木県では絶滅したと思われてたのがよくまぁここで50年ぶりに発見されたもんだと感心。保全地になって良かったねぇ。
木道を通り抜けてあとは周りの道を奥の方に歩いてみた。ら、結構奥の駐車場の対面の裏の方は道端に咲き並んでたりして濃かった。
茎が赤くなってるのも多くあって、そんな赤い茎の花の上にオレンジのシジミチョウがとまってたりしてキレイだった。
いま全国でここと愛知の二ケ所にしか希少植物。ちゃんと見れてよかった。
ところでちょっと悔しいのはカエルの声。声はするけど姿は見えず。
もう一回木道を横断してみたけど、カエルの声と足元の水溜まりでのポチャンという音は足音で逃げるカエルだと思うんだけど姿は見えず。
悔しいから田圃の方の声にも近寄ってみた。
けど、こんな見通し良さそうな田圃でもやっぱり姿は見えず。まさか水中で鳴く声なわけはないので頭は出してる筈なので気付かないだけなんだろうけどなぁ。
しばーらく探して、少し移動して探して、10分くらい探したけどやっぱり姿は見えずじまいだった。。
先週カジカガエルが見えていい気になってたけど、やっぱ駄目だと凹んだ。
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