深浦町松神にある景勝地の展望台。
日本キャニオンは十二湖へ行く道からちらっと見えた岩ゴツゴツっぽい崖で、もうちょっとよく見えるトコないのかなぁ、、とか思ってた先で見かけてたのがこの展望所への山道。「キャニオン遊歩道」とあった。
気になってたので十二湖から戻る時によってみた。
で、遊歩道の入口にはキャニオンまで0.5㎞とあった。500mかぁ。まぁそれならわけないだろうと進んでみた。
道はすぐに上り坂。500mだからすぐだろうと意気揚々と進んでたけど、運動不足の僕はすぐに汗だく。なんか山登りだった。
足元には若く低いヒバの葉が勢い良く道に飛び出してて、脇に「ヒバの香りヒノキチオール」とあった。ヒバの香りはよく分からなかったけどデカいヒバの葉の迫力に元気出た。あーこれ、能登のうまい蕎麦屋で蕎麦の下に敷いてたやつだね。これなら大盛も一枚でいけそうだとか思った。(ちなみにヒノキチオールというのは抗菌作用のある成分だそうで、コロナにも有効だとか。。匂い嗅いだだけで効くのかねぇ?)
自分がトロいせいもあるけどやたら遠く感じて、登りも折り返しが何度もあって先がわからず、500mってこんなあるか?ってぶつぶつ言いつつなんとか登った。
登りきったところに分岐があったけど。日暮の池への道は閉鎖されていた。
ここからは下りに転じて、えー下ったらまた帰りに上るんじゃん。。とか思ったけど、すぐ先に展望台っぽいのが覗けて到着した。15分かかった。
ってわけで、日本キャニオン。いい眺め。
白く高く崩れた岩肌がキレイだった。
ゆるやかな風が心地よく、谷の眺めをしばらく眺めて、ふと見上げるヒバの樹は真っすぐ高く伸びてて気持ちよく、転じて足元を見ると小さなヒバの葉。ちょこっとTS。
後から来る人もなく、5分ほど独占してゆっくりして引き返した。
(っていうか実はこの展望所、よく見えてた向かいの崖と同じような白い岩肌の崖がここの下にもあったようだ。どうせならその両側を見れるようなところに展望台があってほしいと思うけど、そんなうまい場所はないんだろうね)
そういえばここには「風」という案内が立ってた。まぁ確かに心地よい風だったけど、そんなに強くはないから案内出すのは大げさって思えた。たぶんそう感じたのは、その「風」の柱に合わせるようにヒバの葉が縦に並んでて、如何にも強い風が吹きますよーって演出をしてたように見えたからかもしれない。
それと帰る時に見かけたヒバで、葉の裏にオレンジの毒々しいのを付けてるのがあった。これって花?ヒバの花ってこんな裸子っぽいものなの?
森の中でも同じ様なのを枝の先に単独で見かけたのでそうなんだーと思った。(けど、それは花でもなんでもなく「てんぐ巣病」という菌に侵されて発生した奇形症状の胞子だそうだ。うげぇ)
帰りの道は早いかと思いきや、下り坂で勢いつくのは怖いのでゆっくり慎重に下ったので長く感じた。歳もあるしデブでもあるし、下り坂がキツイと感じるのは悲しいなぁ。
でもホンの500mの往復だけど、山歩きした気分で楽しめた。
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