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津山城跡 鶴山公園

ファイル 3293-1.jpg津山市山下にある城跡。

初めての立ち寄り。津山を通る度に町中の丘のこの城跡が気になってていつか寄ろうと思ってた。ので、今日なんか丁度いいかなと寄ってみた。
駐車場では誘導員が出てて、まだ9時という早い時間ながらボチボチ埋まり始めてて、一番奥の方の日陰に停めた。

そして真っ直ぐ石段を上って登城。三階分くらい登ったトコで案内が立っていた。なんか石垣は射角少なく壁のような感じだった。

この津山城は江戸時代初期の元和2年(1616)に森蘭丸の弟の森忠政が築城。(それ以前も城ではあったらしい)

冠木門跡に公園の入園門があり、310円払って入園。
進んで枡形を折れて階段を上った三の丸はこのGW中「第5回牛魔王選手権」というグルメイベントが開催されてるらしい。
おおラッキー、何か食べれるかな?と思ったけど、イベントは10時から。。今はまだ9時で設営中。んー1時間後じゃもう城まわり終わって帰ってるかも。。残念。

表中門跡からの広い階段を二の丸に上ると再現された櫓が見えたカッコよかった。

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二の丸からも枡形を折れて階段を上って表鉄門跡から本丸に出た。往時はこの表鉄門の門櫓が本丸御殿の入口になってたそうだ。 ってことは、本丸は今見るような広場ではなくびっしり御殿があったのか。あ、いや、それは何処の城も一緒か。

その本丸の南端の長局という多門櫓があった場所は藤棚になってて、その先から広く南側が見下ろせた。
藤の花もちょろっと咲き残っていた。
そしてその長局につながった西側に再現された備中櫓があった。

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備中櫓は内側に縁側のような廊下のある見た目で、靴を脱いで上がると中は御殿のような屋敷になっていた。本丸御殿の最奥部で、城主かその近しい女性の生活空間だったそうだ。へー、珍しい。
こうした御殿建築の二層の隅櫓は他の城でも例がなく珍しく特徴的なので復元整備の対象になったそうだ。
しっかり木造で新しく、茶室やトイレもあり二階に上座もあった。いいなぁ。

櫓を出てその先は天守台の裏の本丸西側に歩いた。
ここも多門櫓があった跡だけど、広く開けて西の市街から盆地周りの山々までよく見えて眺めよかった。これはいいね。風も心地よくゆっくりと眺められた。

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そして天守台。ぐるっと回って上に登った。
登る途中の石段に「愛の奇石」とかいうのがあって、ハートに見える石があった。んーちょっとこじつけ。

上からの眺めは下の本丸の端から見たのとそう変わらなかった。けど、さっきの備中櫓が見下ろせてカッコよかった。

ここには明治の廃城までずっと四層の天守が建ってたんだそうだ。他の櫓と共に全部取り壊しちゃったのは勿体なかったねぇ。岡山城も広島城も残してたんだからここも残したかっただろうね。
その後昭和11年に産業振興大博覧会が行われた際に2/3の大きさの模擬天守を建てたそうだけど、戦時中に空襲の的になるのを懸念して先に取り壊したそうだ。まあねぇ広島も岡山も空襲で失くなってるからねぇ。

天守台を下りて、あちこちの案内を読みながら本丸をまわった。東側は石垣修復の工事中で閉鎖されてたので東の眺めはなかった。井戸とか見つつぐるっと回って裏鉄門跡から石段を下った。
ここは立派な石垣の上にキレイな緑の楓が覆ってて、秋にはさぞかし綺麗になることだろうと思えた。

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そして一段下の二の丸を端から石垣を見ながら歩いた。
この二の丸はあまり広さはなく、どちらかというと腰曲輪みたいな印象。でも桜林になってて日影が涼しく、花見の季節にはさぞかし綺麗になることだろうと思えた。
そして見上げる備中櫓もカッコよく、表までまわってまた一段下の三の丸に下った。

ら、この石段の下の表中門跡の所では近隣の高校の吹奏楽部のステージになっていた。時間を見ると10時まであと5分、あれ、そんなにゆっくり歩いてたっけ。この城は門跡や櫓跡などかなり丁寧にあちこちに案内が出てるので、読んでまわってるだけで一時間なんてすぐだったようだ。
んーじゃあ10時からのイベントも見て食べて行こうかなー。と思ってそのまま吹奏楽を聞いた。

なんか意外といい音に感じたのは後ろの石段と石垣の反響かな?しばらくのんびり聞いて、イベント開始の10分後くらいにそろそろ何か食べようと出店テントの並ぶ三の丸を進んでみたら、、目星付けてた店はもう長い列ができてて驚いた。とりあえず並んだけど、この列が動かない動かない。。のに、ひとは続々増えて後ろにもまた長い列できて折り返してた。この店はワンオペで注文してから焼いてて店の人は地獄のようだった。。

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最初のを外ですぐ食べた後もいくつかの店に並んで(ほとんど並ばない店もあったけど)、それをもって飲食スペースとあった「鶴山館」に入って、並べられた長テーブルで合席のような形で座って食べた。
この「鶴山館」は明治3年(1870)に造られた津山藩の学問所。でもすぐに廃藩置県で廃止され、その後は中小学校から幼稚園や役所や女学校としていろいろと使われて、明治37年(1903)にこの三の丸に移築して集会や催場に利用されてきたと説明があった。へええ。末期とはいえ城の時代からの貫禄ある現存建築物なわけだけど、中は昭和っぽい案内展示が少々ある雑な雰囲気の古い建物って感じだった。何故かB'zのデカいパネルやポスターが並んでた(稲葉浩志が津山の出身だかららしい)

食べ終えて外に出て、また別の高校の吹奏楽部の演奏にチョコッと足を止めつつ、最後は投票券で気に入った店に投票して三の丸から下った。(投票の結果は、自分が食べたとトコが四位と六位に入ってたけど、投票したトコは十位に入ってなかった。。)

車に戻ったのが11時半。2時間半もゆっくりしてしまった。けど大満足。余裕もって寄れてよかった。
来た時は日陰だった駐車場の奧もバッチリ日向になってて車も熱くなっていた。

で、
城廻りを纏めて順番後にしちゃったけど最後に食べたものを並べておきます。
左から「サンレイフーズ 幻の牛タン」「城下町肉処櫓 つやま和牛そずり串」「​たつみ屋 特選牛ハツサイコロステーキ」「お好み焼き三枝 津山ホルモンうどん」

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最初の「幻の牛タン」は結局40分並んだ、、人気というより捌けないだけだったと思う。事情があってもワンオペはやばいって。。牛タンは仙台にはかなわないからここで並ぶこともなかったと後悔した。

「和牛そずり串」は素直にうまかった。そずり肉とは骨の周りの肉のことだそうで牛のトロと表現されていた。けど、なんか、ヤケに細めの串に当たってしまって面白くなかったので投票しなかった。

「特選牛ハツサイコロステーキ」は全然並ばずに買えて好印象。並ばないのが一番。やっぱ「とびちる心臓(ちる臓)」を名乗るものとしてハツは気になったし、味も食感もうまかった。

「ホルモンうどん」は津山の御当地B級グルメと知ってて以前から市内何カ所かで食べたけど、チョイ辛でなんとかいけた店と普通に辛くて失敗した店とあって、最近ではしばーらく敬遠してた。で、今日も食べるつもりなかったんだけど「そずり串」の列並んだ時に前にこの店の人が並んでたので「こちらのホルモンうどんは辛いですか?」と質問して「全然辛さはないですよ」と確認してたので最後に並んだ。食べたらホントに辛くなくておいしかった。
ホルモンうどんという御当地B級グルメは兵庫の佐用にもあって、そっちは食べた店全部辛くなくて好印象だったので「ホルモンうどんなら津山より佐用」とか今まで言っちゃってたけど、津山で辛くないのがあるなら撤回再評価。佐用はタレで津山は味噌だから全然違うし、ホルモン自体ウマい。ここで食べれてよかった。(ここは殿堂入りで投票対象外だった)

なんか写真ならべるとあんまり食べてないように見えて、もっといろいろ食べてみればよかったようなな気もするけど、暑い中で肉肉肉だったのでこれで充分だった。いやぁ、たまたま寄った城でこういうイベントも楽しめて良かった。

タグ:観:城 観:櫓 観:屋 観:石 景:町 楽:眺 楽:催 楽:演 食:串 食:焼 餐:焼 餐:肉

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