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道の駅 﨑津

ファイル 3281-1.jpg天草市河浦町崎津の389号沿いにある道の駅。

世界遺産の「天草の﨑津集落」の入り口にあった新しい道の駅。前来た時はなかったと思う。その﨑津教でも行ってみようかなと思ったトコにあったので寄ってみた。

ら、何とも道の駅らしくないビジターセンター(天草市﨑津集落ガイダンスセンター)。700M先にある﨑津集落の案内メインの施設で、これは道の駅としてアリなのか?と疑問に思いつつ、レンタルサイクルが200円と手ごろだったので、たまには自転車でまわってみるのも悪くないなとか思って借りてみた。

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借りてみてから思い出したけど、そういえば高知ではホテルの自転車借りて移動したとき、思った以上にくたびれてダメだコリャと凹んだ覚えがあった。
最近はまるっきり自転車なんか漕いでなくて、自分の頭の中にある自転車のイメージは高校の通学や部活遠征で漕ぎまくってた大昔のまんまで止まっているのに対して、体力も体型もスタミナも劣化した今ではギャップどころか別世界。しまった、、高知での失敗を忘れてまたイメージで借りてしまった。。と後悔したけど、この自転車は漕ぎやすくて普通に乗れた!おお、いいじゃん。
そういえば高知のホテルの自転車は空気が足りなくてタイヤべこべこだったんだっけ。ちゃんとした自転車なら(若い頃の速度は出ないにしても)普通に乗れるという事が分かって嬉しくなった。

ってわけでウキウキで海など見ながら﨑津集落へスイスイ進んだ。
集落はもっと古い建物が並んだ町並み保存地区かと思いきやそんなでもなく、割りと普通の感じだった。

その中心の﨑津教会にはすぐに着いた。自転車を止めて教会を歩くと、さすがの世界遺産の観光地、団体さんとガイドさんもいたので案内解説を聞くとなく聞けてしまった。
教会内は写真禁止。教会に入るのなんてドイツに行って以来だったので、やっぱそれと比べちゃうので感想は割愛。

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建物の周りもまわってみて、赤い刷毛みたいな花(紅合歓)がキレイだった。

この教会は明治の宗教解禁後1934年に神父と住民の寄付で建立。コンクリート造りの設計だったけど資金不足により途中から木造に変えて完成した混成の特殊な教会堂となっているそうだ。
そしてこの場所は元々「吉田庄屋役宅跡」という集落の中心地で、「踏み絵」をさせられていた場所に祭壇を置いたんだそうだ。

教会を出て自転車置き場の先の店などを見てみた。「杉ようかん」というのが名物らしいけど、羊羹かぁ。。他には「いちじく揚げパン」というのが気になった。この河浦町はいちじく発祥の地なんだそうだ。天正遣欧少年使節を引率したメスキータ神父がリスボンから持って来たそうだ。(あ、昨日の伊東マンショとつながったw)買おうかと思ったけど時間かかるそうなのでヤメた。

向かいの公園ぽいトコへ歩いてみた。
ここは「紋付屋旅館跡」だそうで、司馬遼太郎などの文人が滞在した宿。昭和中期のドラマのロケ地にもなってたそうだ。もう建物も何もなく入江の海までの広場になっていた。

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海に面したテラスの門柱だけが当時の名残かな。その脇から「変な動物」が顔を出してて周りの人が気味悪がってた。「ネコじゃないしなんでしょう」と訝しんでたので「ハクビシンじゃないですか」と余計な口を挟んだら「ああ」と納得して笑顔で返された。
ちゃんとしたネコも何匹もいたけど、こっちは毛並みキレイでちゃんと飼われてるようだった。

さて、自転車に乗ってその先に進んでみた。
集落の端には物産店と駐車場があって、意外と満車ではなかったので車でこっちまで来ちゃっても良かったのかーとも思ったけど、まぁたまには自転車も楽しいもんである。

集落を出るとその先の岬に「海上マリア像」が見えた。

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裏側からも見えるかな?と先まで進んでみたけど、そっちからは完全に隠れて見えなかった。
これ以上進んでも何もなさそうなので引き返した。
途中に「遠見番所跡」というのがあった。横に南国っぽい石垣の細道があってその先に何かあるのか興味そそられたけど通過した。(調べたら何もなかった)

集落に戻って、教会を眺めつつ通過。このまま道の駅に戻ろうかと思ったけど、途中に「旧網元岩下家よらんかな」という家屋があったので寄ってみた。
ここは「明治時代に四軒あった猟師網元で唯一現存している家屋」だそうで、解放されてて中に入った。ら、なんか新築だった。。(復元して2019年にオープンしたそうだ)

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誰もおらず二階にも上がれてのんびり寝転がれた。外の眺めも良く、海も教会も見えた。
いいなぁ新築。と少し休憩させてもらった。

さてさて、一階にある資料展示を見つつ、ひとまわりして裏に出てみた。
海に面した裏庭には「カケ」という海に張り出した作業台があり、これが文化的景観なんだそうだ。
横の家とかを見ると正に使用勝手が窺えた。なるほどそういう風に船を係留するわけね。

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そして水面を覗くと、割と大きめの魚が泳ぎ戯れているのが見えた。たぶんボラだろうけど、ボラっぽくないやつも見えたし、水クラゲも沢山浮いてた。

そしてあとはまっすぐ道の駅に戻った。

道の駅では小さな売店コーナーで気になった「うに豆」を購入。天草銘菓とあった。
これは慌てずにゆっくり食べようと出発してしばらく開封しなかったけど、後で食べてみたら辛かった。。唐辛子はいってた。
ちゃんと裏に「ピリッと辛口の豆菓子です」って書いてあった。。ウニの風味はよかったのでチビチビ食べた。

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