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狭野神社

ファイル 3272-1.jpg高原町蒲牟田にある神社。

たしか、都於郡でくにさんと、少し登るけど眺めのいい神社と、全然登らず雰囲気のいい神社のどっちに行くかで話してて、登らない方がいいと言ったけど、、登る方「霞神社」に寄ったのでこっちは来ないもんだと思ってた。
「えーもう歩きたくないよ」といいつつ「全然登らないから」というので渋々歩いてみた。

ら、
なんとも雰囲気のいいまっすぐな杉並木の参道。
薄曇りの夕方前だったけど、暗さは感じずほどよいしっとり感だった。なので足の疲れも忘れて気分良く歩けた。
この参道は一の鳥居があるのが国道沿いで1㎞弱の長い直線の参道。その中間というか後半に駐車場があるので四半の230mほど歩くだけのおいしいトコ取り。
小さな橋で渡る小川も水清らかで素敵な森だった。

ファイル 3272-2.jpg

途中に「みやざきの巨樹百選」というのが出てた。樹木名スギ、樹齢400年、幹900㎝、樹高40mということだけど、どの木がという表記はなく同じくらいの高そうな立派な木は何本もあった。。

そして門をくぐって境内に入ると、しめ縄巻いた立派な杉が見えた。これが御神木かな。立て札に「狭野杉の由来」とあり、慶長4年(1599)島津義弘が新納忠元を遣わして植栽した樹齢400年国天然記念物指定だそうだ。どうやらこの木だけでなく参道の400年物全部が「狭野杉」として国天然記念物ということらしい。(数が減った400年物だけじゃなくて、参道からの杉全部が指定されてるらしい)
くにさん曰くこの新納忠元が植えたという樹はよく見かけるそうだ。「新納(にいろ)って変わった名前だよね読めないよね」(たしかに。文字変換で出ないや)

この御神木前で参道から折れた横に社殿があった。

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そしてお参り。拝殿は外拝殿という形で手前にあった。その賽銭箱の上に由来のボードがあった。。これ、すいてる時はいいけど人が多い時は読んでられないね。。
御祭神は神武天皇(神日本磐余彦天皇)。その生誕の地に創建されてたけど霧島山の噴火により慶長15年(1610)に現在地に遷座されたそうだ。あれ?杉の植栽の方が十年早いのね。
そして一時は宮崎神宮の別宮ともされてたそうだ。
そういえば奈良の橿原神宮も宮崎の宮崎神宮も行ったことあったなぁ。。何気に神武天皇好きかも?(マンガで読んでたし)

塀で仕切られて本殿は少し見えるだけ。でも社殿よりも周りの木々の方が雰囲気あって貫禄あって力を感じた。

その手前の外拝殿の横にあった榊の木は上の方が刈られてて中間が旺盛で変だなぁと思ったけどそうではなく、弱まってしまった中心の榊を囲むように若い榊が周りに植えられてる形だった。

ファイル 3272-4.jpg

そして社殿脇の奥の杉も「狭野杉後継木植樹」とあって立派に伸びてて頼もしかった。
満足してまた並木の参道を戻った。

ぶっちゃけ、神話(知識)とか信仰(思い込み)とかパワースポット(評判)とか傾倒はしてないけど、実際に来てみて力や雰囲気を感じる神社はいくつかあって、なるほど多くの人が大事にしている神聖な場所だと実感できる。ここもそういう神社で、さすが神の国宮崎というべき場所に宮崎めぐりのラストで歩けてよかった。くにさんありがとう。

タグ:観:宮 観:道 観:然 観:選 景:森 植:樹

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