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機動戦士ガンダム THE ORIGIN展

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所沢市東所沢和田のところざわサクラタウンにある角川武蔵野ミュージアムで催されている「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」という漫画作品の原画展。

この「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」は、1979年にテレビ放送されたアニメ「機動戦士ガンダム」を作画監督の安彦良和ご本人がリメイク漫画化した作品で、掲載専用媒体として創刊された「ガンダムA」という雑誌に2001年から11年まで連載され完結した作品。
 
自分の中のガンダムはブームだった中学生の頃で一旦終わってたんだけど、前の職場の同僚(飲み友)の影響で他のガンダムや安彦良和の漫画を何作も読んだりするようになって好きだったので(ほとんどの作品を読んでる筈)、連載開始を知った当時は「まじか!!」と驚くほど大感激の企画で「ガンダムA」は創刊号から連載の最終回までの殆どを発売日に買って(石垣島に行ってた時だけ買えなかった)熟読し、愛蔵版も全巻揃えて何度も読み返している作品。人生で一番ハマった漫画かもしれない。
 
なんといってもキャラクターが生き生きとしてて魅力的で素晴らしい。アニメでは化物のようだったドズルや妖怪のようだったマクベですら人格を描かれて魅力的だし、ただの愛人のようだったハモンなんかひょっとしたら作品中一番魅力的な女性ではないかと思える程の描かれ方。そしてもちろんランバラルは一番カッコイイ漢だった。
スレッガーもカッコいいしカイもやっぱりイイ。そしてもともと嫌いだった主人公のアムロはやっぱり腹立たしくて良いw(おやじにもブタれたことないやつが、ガールフレンドは平気でひっぱだける上に、両親家族を亡くしたばかりの娘に気づかいゼロの鬼畜ぶりw ララアがどうのいう前に人の優しさ悲しさに気付けよ)
 
そしてアニメとは細部で変更があって戦争の趨勢などなるほどと思える流れになってて、過去編もしっかり描かれてて大満足。
この改編が気に入らない人も多いみたいで、オリジンは史実とは別のパラレル作品と捉える向きもあるみたいだけど、人物の解釈や背景や辻褄が描く人によって変わるのは歴史小説やドラマみたいなもんだよね。自分的にはむしろアニメ本作よりもこっちの方がオリジナルでいいと思ってる。
 
そんな作品の原画展、是非とも少しは空いてそうな平日に来てみたかった。

サクラタウンも角川武蔵野ミュージアムも面白い建物なので先に上げてみた。その岩みたいなミュージアムに二階から入ると広いロビーに受付があって並ばずにチケット購入。
三階に上がって「EJアニメミュージアム」というのが会場。
写真はスマホで静止画ならOKだそうで、デジカメは×だった。なぜだ?
でもまさかこういう原画展で撮影ОKは嬉しいね。

入ると先ず連載されてた時期のガンダムAが壁一面にズラっと並んでた。これ全部家にあるけど並べるとこうなるのか。。(増刊号はなかった。あ、あれは描き下ろしの一枚画じゃなかったっけ)

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展示は物語の最初から(ほぼ)順を追ってカラー原画やモノクロ原画が額入りでキレイに並べられていた。
なんかもう、ナレーターの永井一郎の視点のような俯瞰で眺めているだけでも物語の中に入り込んだ気分で感無量。胸あつだった。
そして安彦先生のコメントも楽しく嬉しい展示。それぞれの章ごとのコメントだけでなく、たまに原画の下に小さく添えられた小さなコメントまであってじっくり見れた。

そしてガンダムと言えばシャアとアムロばかり表に出るけど、一番カッコいいのがランバラル。大好き。
戦闘で負けるシーンや自決のシーンは涙でそう。武人として「恥」でも負け惜しみを言って勝者の少年を奢らせずに奮い立たせようとした思いやりは正に「漢」! 「兵士の定め」という最後は、悪魔の所業の作戦を放棄しつつも、結局巻き込んだ若者や民間や守った筈の姫まで戦地で敵対してたことに対する憤りと、戦争は兵士どうしで行われるべきであるという美学、アニメしか見てなかった時はなんで?と悔しく思うだけだったけど、この漫画を通して観てそのカッコよさがわかった気がした。
コメントに、ラルとセイラの再開シーンを描いてて二人の過去が気になったのが「過去編」を描こうと思ったきっかけのひとつだとあった。(以前は「タチ中尉という奴が気になって~」とも言ってたけど)なるほど、過去編でランバラル大活躍だもんなぁ。実はシャアの過去よりもこっちが主点だったのね。

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そして、セリフの入ってない原画を見るだけでも涙でそうなのがカイとミハルの悔恨ページ。
もう少しカイとミハルのイチャコラ展開が見たかったなぁ。蛇足だろうけど。

意外だったのはブラウブロ。ドブみたいな色だと思ってたけど原画はキレイだった。
シャリアブルはアニメと全然違うけど、報われなさが際立ってていいキャラだった。アムロもシャアも鬼すぎるw

そしてこの作品で一番評価が一転したのがドズルザビでしょう。いっつも貧乏くじ引いてるけど負けずに突っ切るカッコよさ。ザビ家にしては思いやりがあり唯一人間味ある人物。
それを踏まえてみるとソロモンでの最後のシーンはアニメで見た時と真逆の印象。ドズルの背後に出た悪魔のような影は白い悪魔に攫われる様子が映ったのではないかとか思えちゃった。

そして光る宇宙とアバオアクー戦の最終局面のコーナーは凝った展示で天井からセリフがぶら下がってた。
そしてセイラさんの乗るジムって赤かったんだっけ。。とか今更気づいた。
そういえばオデッサが終わって宇宙に戻るときに安彦氏は「ここからは話を変えることなくアニメに忠実に完結させます」みたいなことインタビューで言ってて少々気落ちしたけど、実際は変更点やオリジナル展開満載で最後まで楽しませてもらった。
アニメで一番しびれてた「大佐!いけません!」というシーンが無くなったのは寂しいけど、そうきたか!という胸あつ展開は大満足の大団円。最高の漫画だった。

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そして意外にも一番涙したのは眉唾で読んでた番外編のラスト。セイラさん最高だよ。

漫画の後に安彦先生の作業部屋が再現されてて解説のインタビュー映像と共に楽しめたし、所沢在住という事で所沢の話の映像やマンホールなども飾られてた。

最後にこの夏公開のククルスドアンも流れてて楽しみになった。
売店では何か買おうと思ったけど、シャツもポスターも殆どアムロとシャアのデザインなのでパス。キーホルダーだけ3つ買ってみた。(袋入りであまり好きなのは出なかった。。)

実は以前2007年に川崎で開催されてた「安彦良和原画展」に行ってて(日誌にはガンダムのガの字もアニメのアの字も書いてなかった。。)オリジンの原画を見ててその綺麗さは知ってたので、そこまでの感激はないかな?とか思ってたけど、アニハカランヤ。その頃はまだ過去編が始まったくらいかな?こうして完結して10年も経った後に改めて俯瞰的に眺められる喜びは比べられない感激。始終胸あつで廻れて楽しめた。来てよかった。
(簡単にまとめるつもりで長々と語ってしまった。。反省)

ちなみに川崎での「安彦良和原画展」は2007/08/18に行ってた。
ガンダムだけでなく他の作品の原画もあって楽しかった。

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タグ:楽:催 観:絵 観:藝 観:伝 観:キ 観:具

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