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えさし海の駅 開陽丸

ファイル 2872-1.jpg江差町姥神町の江差港にある船型の幕末資料館。

日本の歴史でも幕末の混乱は、割と若いころから興味あって榎本武揚も本で読んだりしたもんだけど、前に此処に来た時はこの開陽丸には寄らずに先の鴎島を歩いただけだったし、その後何度か江差を通ることや町を歩くことなどあったけど、開陽丸に行こうとは思わなかったし通過してた。。

開陽丸は幕府海軍の艦隊で最大の軍艦で、その後の戊辰戦争でも旧幕府軍榎本艦隊の旗艦として戦力の要を担っていたもの。
蝦夷地へ来て、その戦力をもって一時ながら諸外国に蝦夷共和国を承認させたものの、この江差で暴風雨により座礁沈没。
ぶっちゃけ威張ってただけで大した戦果はなく(最大の戦果は慶喜の大阪脱出かな)お飾りのまま無駄に沈んだって事で言えば、後の戦艦大和以上のハッタリ艦。(個人の夢想としては本当は独立する気などなかった榎本がうまくいきそうになって怖くなってわざと沈むように仕向けたんじゃないかとさえ思える)宇宙戦艦にでもなって地球の独立のために活躍するアニメでも作ってあげたいもんだ。

そんな開陽丸を平成2年(1990)に実物大で外観復元したのがこの「開陽丸記念館」
榎本武揚も開陽丸も眉唾に捉えていたし、復元した資料館ということで興味持てず今までスルーだったけど、年のせいか最近はこだわりも薄くなって、復元建造物とか観光用歴史風スポットとかそれはそれでいいじゃんと思えてきてて(っていうか、自分の歴史の知識も興味もほんの齧りかけの中途半端で御粗末ななものだし)、逆に実物大の幕末最大の軍艦って凄いじゃん!此処にしか無いじゃん!なんて素直に思えてきた(年とるって素晴らしい事だw)

さて、また前置きが長くなってしまって申し訳ない。
まずは駐車場前の海の駅の建物から入る。この建物の脇には大小三つの大砲が置かれていた。
そして建物内には1/50の開陽丸の模型があった。細かい作りで立派だったし帆を張った姿がカッコよかった。そして他にもミニーエ銃弾やピストルなどの引き揚げられたものも展示されていて概要の解説もあったし土産コーナーも充実していた。

ファイル 2872-2.jpg

そして外に出て実物大の開陽丸模型を眺めた。ここまでなら無料なのでもう充分な気がしたw
けどまぁせっかくだから有料の「開陽丸記念館」の艦内に進んだ。(JAF割きいた)

館内は大砲がいくつも並んでて壮観だった。
これは海底から引揚げた本物かな。砲はドイツ製のクルップ砲で命中率高く4㎞もの射程でアウトレンジ攻撃できたそうだ。すこし明るさを抑えてたけど実際の船内は暗かっただろうね。

ハンモックのコーナーでは寝ている人形の上に「寝ています おこさないでください」とのシートが置かれてたw(この先もこういった遊び心旺盛のスポットかと思いきや、ここだけだった、、)このコーナーではハンモック体験できるそうだけどコロナで休止。

奥の方には人形を配置した大砲もあった。人形はリアルだけど砲兵の服も顔もきれいで臨場感は薄かった。
ガトリング砲もあった。え、積んでたの?もったいない。(弾があっただけで本体は発見されてないそうだ)
大砲体験室というのもあったけど、これもコロナで休止だった。

ファイル 2872-3.jpg

特に気になったのは海から引き揚げられた砲弾。大砲の脇や柱の脇や壁際の至る所に並べて置かれていた。
っていうか、こんなに砲弾残して沈んで勿体ない。。打ち尽くすほどの海戦はないにしても半分くらいは新政府軍に食らわせてから沈めばよかったのになぁ、、、と思えるくらいの大量の弾薬だった。(そう考えると後の戦艦大和の海上特攻作戦も理解できそうに思えた)

そして船の辿った時代解説コーナー。区切りよく見やすくわかりやすかった。
それぞれの項目に船窓のような丸い窓があって、覗くと模型ジオラマがあったんだけど、どれもこれもほとんど一緒で海を眺めている姿ばかりで面白くなかった。。
実際に軍艦どうしで戦闘になったのは「阿波沖海戦」の一度だけだそうで。砲撃25発で命中弾なし。。ケチらんともっとバンバン打てやw

階段を下ると引揚げたものが沢山展示されてて、船の装具以外にも刀やサーベルから洒落た日用品までいろいろあったけど、それでもやっぱりあちこちに並んだ砲弾の印象の方が強かった。

全部見て、階段上がって甲板に出た。

おー、高いマストと青い空。広い甲板とまわりの海。気持ちい展望だった。これだけでも来た甲斐はあった。
っていうかでかい船だよね。横須賀の戦艦三笠よりもでかいんじゃないか?(いや、調べたら三笠の方が倍近くデカかった、、)

艦首左舷に江差の町が見え、艦首の南に続く半島は洲根子岬へと長く伸びていた。

ファイル 2872-4.jpg

艦尾の北側はこの開陽丸が沈んだ江差沖の海。今は穏やかすぎて座礁したのがウソのような青い海。
先に見える陸は岬が重なってるのか奥尻島も重なって見えてるのか、手前の鴨島とつながって内海の湾のように見えていた。

そして右舷目の前に横たわるのが鴨島。
そういえば前に歩いたのは手前の海沿い(遊歩道の橋)だけだから、ゆっくり灯台まで登ってみたいなぁ、、とか思ったけどそこまでゆっくりする気はなく(時間もないでしょ)この眺めで満足。
(鴨島の手前で子供に水着着せて海で遊ばせてる家族がいた。確かにTシャツでいいくらいの暑さではあるけど海水浴は驚いた)

艦首と艦尾を行ったり来たりしながら見て回って堪能して階段を下って船を出た。

ファイル 2872-5.jpgあらためて舷側の間近に見る船体は堂々としてたけど、錆びだらけで残念だった。
木造船なのになんでサビ?とか一瞬外観復元された建物だってことを忘れそうになってたw きれいに塗装されてたら木造船とも見えなくもないだろうけどまぁ仕方ないかな。

振り返って全体のシルエットを見つつ、海の駅の建物に戻った。

さてさて最後にチョイ食いで何か食べられないかなーと思ってみてみたら、売店の奥の食事コーナーはもう終了してた。。
けど、ちゃんと食事するほど腹減ってたわけではなかったし、中華まんが売ってて「江差カニまんプレミアム」とかあったのでむしろ丁度良くそれ買って食べた。

ファイル 2872-6.jpg

うん、おいしいカニ。あっさりめだけど甘くていい味。江差産のベニズワイガニ使用だそうだ。
「カニの身ギッシリ」と書かれてたほどギッシリではなかったけど、程よい満足度のちょい食いだった。よきよき。

タグ:観:船 観:軍 観:装 観:具 観:史 楽:眺 景:海 景:島 餐:饅

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