太良町竹崎の竹崎島の丘の上にある展望台。
竹崎島は陸繋島で一応県道の短い橋で渡る島。島の途中の道はやや細めだったけど、上にはちゃんと広い駐車場があって安心したし、展望台は天守型だったので、模擬天守に寛容になってきた今になってから来れてよかったと思った。
もう独占状態だったのでその模擬天守をバックに写真撮れるように正面に駐車して、さっそく展望台に歩いた。
展望台は二層三階の櫓大であっさり目の建物。展望台としてはいいくらいの大きさだね。(それでも洲本城より立派)
ちょっと眺めてから上って展望した。
したら東の有明海正面のぼやーっとした雲間から朝日が顔を出したところって感じだった。ゆるーい感じで光強くなかったのでゆっくり眺められた。少しぼやけた柔らかい朝って感じ。
そして北には島の向かいの道越の港と町が見えた。
すぐ手前の展望台の塀の中ではシジュウカラがあっち留ったりこっち留ったり飛び移りながら元気に鳴きまくってて少しうるさかった。
海には小さな漁船が走ってて、港からも何隻も出発してたトコだった。明るくなってから漁に出発って遅めな気がするけど潮が満ちてからの出船って感じだったのかな。
そして日はしっかり姿を出したものの、まだ光弱くゆるい感じで海を照らしていた。
しばーらく眺めて満足して戻るかと思ったトコで、まだ上に登る階段があったのに気がついた。先にきづけよ~w
いまさらだけど三階に登ってまた展望。そんなには変わらないけど、少し高い分手前の森を越えて広く眺められた。
駐車場の自分の車は、脇の「月の引力が見える町」と書かれた柱に挟まれてるように見えて、引力というより万力って感じだなぁとか思った。
道越の町も良く見えてたし、裏側の北西の方向の山も見えた。とはいってもモヤッてて手前だけだったけどね。
太陽も少し高くなって海面に光の筋を落としてた。ん?これが引力が見えるってことか?いやいや月じゃないしw太陽っぽくないけどw
ゆっくり眺めて展望台を下った。
展望台の周りはサニーレタスの畑や花畑になってて、良く見るともう咲いてるコスモスとかがあった。まだ5月なのにコスモスって、、気が早過ぎ。
そして柱の「月の引力が見える町」というのを見たけどここには説明がなかった。まさか海面が盛り上がるのが見えるって事はないよねぇ、、
ちょっとおまけになるけど、
ゆっくり出発して来た道を戻ると少し手前に石垣跡があって「竹崎城址」とあった。
こっちが城跡。展望台のある場所は竹崎観世音寺の「拝み堂」というのがあった場所だそうだ。城より寺の建物の方が眺めいい場所にあったのか。。
とはいっても観世音寺は和銅2年(709)の開基、竹崎城は南北朝時代(1378年頃)の築城、だそうだから寺の方が上なのかね。
戦国時代にも有馬と竜造寺の勢力境で攻防が繰り返され、江戸時代は島原の乱の跡に取り壊されたそうだ。
意外と規模の大きい城だったそうだけど、出城であり支城なので攻防以上の歴史はなさそうだ。むしろ展望台が立ってる現代が一番立派だったりして。