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匠の館 森の水族館

ファイル 2325-1.jpg高山市丹生川町根方の県道沿いにある古民家の資料館。
「森の水族館」に興味惹かれてきたものの、それは併設というか、この資料館の一部という小さなものらしく、「じゃあやめようかな、、」とも思ったけど、まだ10時前で時間余裕過ぎだし、せっかくだからと寄ってみた。

入館料は500円だけどJAF割がきいた。
古民家の入口でおばあちゃんに払うと、そのままそのおばあちゃんが館の説明をしてくれた。

まず最初に古民家入口土間脇の馬屋。
昔の農家は家の中に厩がある家は多く、古民家をよく立ち寄ってるから何度も見かけていたけど、実際にそこに馬がいたのは初めて! しかも「木曽馬」という昔からここらで飼われていた日本の馬だそうで!おおーと驚いた。

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農耕馬っぽい風の小型の馬で、天パな髪がロバのような雰囲気だったけど、目が優しく、撫でても怒ることなくもじもじしていた。かわいいね。

次は、おばあちゃんについて進んだ奥の「匠の箱庭」という部屋に入る。
と、大きな鉄道模型(Nゲージ)のジオラマがあって、正直「え?なんで?」とも思いつつ、ジオラマ好きな僕としては喜んで食いついてじっくり見た。
昭和30年頃の高山の風景をモチーフに造られたそうで、けっこう細かく作られてて面白かった。

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夏の1日を演出して、だんだんと明かりは緩くなって夕焼けになり夜になった。祭りや花火も見えつつ、昔はこのくらいだったんだろうなと思えるくらいの街や駅前の灯りを見て終わった。
最後に細部を見回して部屋を出た。

あとは自由に古民家屋敷内を見て回る。
一階は茶の間風の囲炉裏部屋や仏壇間に上座の床の間を見つつ縁側から裏に回ると、茶室のような部屋の方は増築したのか改築したのか造りが新しかった。

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そして二階にも上がれた。狭い階段の途中には何故か某アニメのキャラ「まっくろくろすけ」とかイトウの剥製があった。

やっぱり昔は養蚕に使われてたらしい二階は、絵画のギャラリーや出土品などが展示されていた。床は重量級の自分が歩いても音も立たずしっかりしてた。

一角に少し階段を下る中二階(馬屋の上かな)があって、そこに屋敷の建設資料や伝統工芸の鑿や鉋の道具が展示されてて、辛うじて「匠」を思わせる資料の一角だった。
窓から隣の蔵を覗きつつ、二階に戻って一階に下りた。

これで匠の館はひとまわり。囲炉裏前の休憩処でコーヒーのサービス。。。は暑いので冷たい麦茶を飲んだ。(囲炉裏もちゃんと火が入ってて熱かったw)

正直言えばチグハグで纏まりのない展示でピンとこない所だったけど、幾つもの面白い物が散りばめられていて、見つけながら緩ーく自由にまわれる楽しい所だった。
屋敷としても、よその古民家そのものを見る所よりは、しっかり活用された建物って感じで雰囲気薄いけど、案内のおばあちゃんと馬だけで高得点。すごくよかった。

さて、おもてに出て、隣りの古そうな蔵は完全スルーで(江戸末期の蔵で屋敷より古いものらしいけど)いよいよその先の目的の「森の水族館」に進んだ。

アヒルが逃げるから必ず閉めてと書かれた扉を抜けて裏庭に出ると、キレイな水の注ぐ池があり、確かにいつでも逃げ出しそうなアヒルがひょこひょこ歩き回ってた。

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その庭の奥に「森の水族館」という小屋があった。わぁ。これは小さい。。
入口前には水車があり、その力でさっきのジオラマの電気を発電してるそうだ。へー。

さっそく中に入ると、ガラス温室のような明るい空間で雰囲気のいい水槽部屋。
入口脇にはドクターフィッシュ「ガラルファ」の水槽があって、手を突っ込むと一斉にちゅぱちゅぱ。このくらい沢山いると気持ちいいね。

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腹の赤いハヤ(ウグイ)の泳ぐ大きい水槽にはチョウザメも泳ぎ、こちらも歯のない口でちゅぱちゅぱしてくれるそうなので突っ込んでみた。 けど、こっちは見向き去れず空振りだった。。無念w

そしてその向かいに並んだ小さな水槽にも、日本ザリガニとかタナゴやドジョウ、イトヨやカジカとかもいた。

けどやっぱりいいのは大きな水槽の側で、館の奥の山の斜面からの水を順繰りに流して、最後に表の水車に流してるようで瑞々しくステキだった。
ハヤの次のヤマメは沢山いてまとまってこっち見てたりして特にかわいかったし、流れある水中の気泡の粒をまとってて気持ちよさそうだった。
ヤマメの奥はイワナ。ここには一匹だけ斑紋模様のない大型の主みたいなやつがいて、こいつがカッコよかった!

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そして一番奥の大きな水槽にイトウが泳いでた。解説文に「釣りキチ三平に出てきた、、」とかあって世代的に親しめたw(ドクターフィッシュの解説でも「なるほどTHEワールドで、、」とかあったりして親しめたw)

来る途中の看板には「世界最小 穴場」なんて書いてあったけど、確かに小さい穴場的な水族館。でもそれだけに雰囲気がよく纏ってて瑞々しい心地よい空間。
ひとりで見てたからというのもあるだろうけど、ゆったりと清流渓流の感じを味わって癒されるところだった。
ゆっくり楽しんで水族館を出て、最後はアヒルを気遣いながらスルッと扉を出た。

一般的にはB級な変なスポットかもね。
正直、時間と気持ちの余裕があって、古民家も資料館も水族館も他でもすごいトコとか見てて期待強くなくゆるーい感じで立ち寄る分には、最高ののんびりしたスポットだと思った。

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