豊岡市祥雲寺にあるコウノトリ保護研究施設の公園。
なんと無料でコウノトリが見れるというイイ施設。
でもコウノトリってどんな鳥だったっけ?赤ちゃんを運ぶ鳥?ひょっとして新婚さん向けの感じ?などと思ってみたけど、そんなことはなく老若男女いろんな人が来てた。
意外と広い駐車場から歩くと建物が幾つもあって、凄いなーと思ったけど、それは大学の研究施設で、脇にある「コウノトリ文化館」というのが一般向け施設だった。
中に入ると沢山のコウノトリや近種の鳥の実寸模型やコウノトリの郷公園のジオラマ模型があったりしてなかなかちゃんとした施設。
入館料は無料だけど、コウノトリ環境協力金として100円の協力をお願いしますとの事だった。
館内には展示コーナーと学習室が交互にあって、覗いてみたら奥に水槽が並ぶ学習室があった。
鳥を見に来て魚が見れるとは思ってなかった。
けど、これは付近の鳥が棲む環境の小川の魚で、つまり、、エサとなる魚達って事なんだね。おいたわしい。
個人的には野鳥が暮らせる環境より自生の魚が安心して泳ぐ環境の方に興味があるけど此処でそれを言っちゃダメだよね (;^_^A
学習室から出ると、ちょうど多目的ホールで解説ガイドが始まる時間だったので参加した。
その多目的ホールは、目の前のウッドデッキのテラスの先にコウノトリの飼育ゲージが広がってて、冷房効いたホール室でコウノトリを見ながらスタッフの解説を聞けて面白かった。
コウノトリって国指定特別天然記念物だけど、日本の在来種は乱獲と環境変化で絶滅しちゃった鳥だったんだね。。(って、そういえば「週刊日本の天然記念物」という昔集めてたフィギュア付き雑誌で読んでたのに忘れてた。。)
今いるのはロシアから贈られた同種のコウノトリを飼育したものだそうだ。
ゲージ内の鳥は飛べないようにされているけど、放鳥した鳥も沢山いて全国での目撃例も増えてるそうだ。ドライブ中とか注意して見てればどこかで見れるかな?
解説が終わった後はテラスから外に出て近くでコウノトリを見て歩いた。
脇には巣の模型とかもあった。
飼育ゲージは結構広く、中に棚田があり、一番下は湿地のようになってたりして啄ばんで歩く鳥もちょくちょく見かけた。
そんないい環境なので、野生のシロサギやアオサギなんかも飛んできて混じってた。(口ばしと尾が黒くて大型なのがコウノトリね)
コウノトリは成鳥になると鳴けなくなるそうで、声の代わりに口ばしをぶつけて鳴らすんだそうだけど、そんな音もちゃんと聞けた。カタカタカタカタ、、と竹筒をあてるような音だった。
そしてたまに翼を広げてみたり、くるくる廻って舞ってみてたりする姿は凛々しく可愛くエンターテイメント性のある素敵な鳥だった。
(でも変な話、乱獲で絶滅したって事は、食べたら美味い鳥なのかも。。トキもそういう感じで絶滅したし、普通に繁殖して珍しくもないサギに関しては戦後の食糧難の時に食べてみた人がまずいと言ってたという話を聞いたことある)
ゲージの周り以外も歩ける自然の道がのびていた。けど蒸し暑いので歩く気などなくホールに戻った。
なかなか素敵な施設で大満足。協力金払って車に戻った。