松山市道後公園の県道沿いにある国史跡の城跡公園。
松山といったらま松山城だけど、そっちは江戸時代の城。それ以前の戦国時代(桃山)末期までの伊予を中心的に治めていたのがこちらの湯築城。
市街にある丘まるまる公園としてキレイに残されている城跡ということで興味あったんだけど、やっぱ道後温泉のまん前だけに混雑してそうだと怯んでなかなか来れてなかったスポット。今日は目標という目標は他に無い余裕の気侭行程なので混雑覚悟で来てみた。思った通り表の通りは混雑してたし、周辺の駐車場は「満」が多かったけど、空きのあるとこ目ざとく見つけて割と近くから歩けた。

公園は入口に大きなマップ付きの案内板立ってて概要を読んだ。公園は8.6ha、丘は30mの高さで、三千年の歴史を持つ道後温泉と共に伊予の中心地となってるとあり、湯築城は源平合戦で功を奏した河野氏が南北朝時代に築城して秀吉の四国攻めまで治めたそうだ。
さて、公園は公園らしい公園で丘もこんもり緑でいい感じ、ぱっと見城跡っぽくないけど、この丘がそのまま城だと思うとカッコイイ城郭が想像できた。
そして園内にはあちこちに地図付きの案内があってわかりやすかった。いいね。
入ってきたのが北西の口で、丘の展望台に上る道も資料館も西口にあるようなのでそっちに歩いた。
この西口は搦手(城の裏口)だそうだけど、現在はこの搦手門跡が公園の正面口。松山市電の「道後公園」の停車場が目の前にあった。

そして門跡の脇にある「湯築城資料館」は有料でも寄ろうと思ってたけど無料だった。ナイス。
しっかりしたジオラマやパネルの展示で案内VTRもゆっくり見て出た。なかなかちゃんとしてた。
で、外に出てさて丘を登るか!と前の道を進みつつ、手前の内堀を覗いたらメダカがたくさん泳いでた。でもこれがメダカじゃなくてカダヤシだったら燥ぐの馬鹿みたいだから取り敢えず写真だけ沢山撮った。(帰って調べたら背にスジが見えるので間違いなくメダカだった。はしゃげばよかったw)スイレンもポチポチ咲いていた。(亀もいたけどそれはミドリガメだった)

そして登り坂。そんなにきつくない傾斜で割と楽に登れた。
中間に「杉の壇」という広場があった。これがつまり二ノ丸ってトコかな。呼び名は江戸時代の呼称で往時はどう呼ばれてたのかわからないそうだ。
更にもう少し登ると頂上の「本壇」に上がった。つまり本丸ね。
一番高いトコに展望台があった。そういえば今年の二月にここら辺で山火事がったそうだけど、そんな感じは全然残ってなかったのでよかった。
そのまま息つかずに展望台に上って眺望。んーいい眺め。道後からの松山市街を包まれながら見まわす感じ。見下ろすっていうほどの高さではない。正面先には松山城。同じくらいの高さだね。

360度の展望、ぐるっと市街を北に見て巡って山をはさんで東側からまた市街に戻った。後から上がってきた人達二順くらいゆっくりして展望台を降り、そのまま本壇からも来た道を下った。
「杉の壇」で少し広場を歩いてみた。此処からは上って来た西からのコース以外に東に下るコースと北に下るコースがあって、東のコースで下まで降りる中間に北側半分の周りをまわれる道に下った。
木陰の山道で北側の内堀なんかは谷の川のようでいい雰囲気。楽しく歩けるいい公園だった。
北側には国重文の「湯釜」が屋根付きで置かれてた。これは奈良時代の天平勝宝年間(749-757)に造られた石造の湯釜で、現在の道後温泉本館ができた明治27年(1894)まで使用されていた物だそうだ。へええ。千年以上前の歴史的遺物をこんなトコに置いておいて大丈夫なもんなのか。

そして西側の登り口に戻って山道を出つつ、今度は資料館の横から裏の南側に歩いて、その先にある家臣団居住区跡の武家屋敷に来てみた。
これは発掘された礎石や資料から復元したもので、中に入れて、人形で再現された「ある日の武家屋敷」を楽しめた。16世紀中ごろ(戦国時代)の様子だそうだ。
そして用途不明の穴や土塁などを見ながら進むと、復元武家屋敷はもう一つあって、同じかなと思いきや入ってみたらこっちは発掘物や資料からの推測などの資料館になってた。
復元された庭園の池などを見ながら南側にまわった。ここら辺は昭和62年(1987)まで動物園だった区画。そうとは思えないのんびりした所だった。

南東の隅に岩が内堀の池に崩れたような所があって、そこは動物を放したいような感じだった。何かの鳥を狙ってカメラを構える人がチラホラいた。
東側に出ると「大手門」とあったけど全然城跡っぽくない区画で、遊具広場やグランド広場のある所、たぶん城的には三の丸とかだったんだろうなと思えた。興味持てたのは石碑で陸軍大将秋山好古の揮毫だった。松山だぁと感じた。
そして森っぽい北側を今度は内堀の池の外側からまわると、横には立派な「子規記念博物館」、ここはさすがに有料だし正岡子規にはそんなに興味ないので通過。
これでほぼ二周。入ってきたトコのチョイ手間の北口から表の通りに出た。
ら、外は思い切り連休の観光地ムードでたじろいだ。車は詰まってるし歩行者もめちゃくちゃ多かったけど、なんか寧ろ面白くなってわざわざその混雑した方に廻って駐車場に戻ろうと思った。
裏にまわると一角には屋台が並んでる公園ぽい所があって、さっき見たような湯釜から出た湯で円形の無料の足湯になってるトコがあった。「放生園 足湯」とあり、この湯釜は明治24年から昭和29年まで使用されてたものだと案内があった。さっきの国重文の後釜だ。っていうか、汗ばむくらいの初夏の陽気でも足湯入ってる人が沢山いてさすがだと思った。僕は足湯には惹かれずに手だけ浸してみた。

そしてその横の塔みたいなのは「坊ちゃんカラクリ時計」のモニュメント。今の時間は12時12分、、半端でしばらく動かないだろうから写真だけ撮って通過。(GWは30分おきだそうだけどそれにしても半端w)
そして道後温泉へ続くアーケードの商店街の入口。キレイで洒落てるけど人混みマックスで入る気にはならなかった。
あとはこれまたレトロに洒落た松山市電の道後温泉駅を見つつ、あれ?駐車場どこだったっけ?と迷いつつ、スマホのマップをたよりにして駐車場に戻った。
予定なしの気侭な時間のおかげで、城跡巡りだけどいい天気の公園をゆっくり楽しめたし、なんか「あー連休だわ」って感じも楽しめて満足の散歩になった。
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