清水町玉川にある公園。
中郷温水池公園を歩いてまぁ満足してたのでそれであとはドライブ!でも良かったんだけど、「柿田川以外の湧き水の公園」と検索した時に他にもあったのを思い出してどうせならとそのもう一つの方にも来てみた。それがこの「丸沼」。
来てみたら宅地の裏の割と急な下り坂の先に小さめの未舗装の駐車場(っぽいトコ)があってマイナー感つよい地元の人向けの公園という印象。ちゃんと調べてこないと来れなさそうなスポットだった。

目の前の丸池もさっきの中郷温水池に比べると周りの道に雑草が多くやや廃れた古くさい感じに見えたけど、案内板だけは今どきの感じで新しくちゃんと解説されてた。
ここらの溜池は水量の貯えではなくて、そのまま稲作に利用するには難しい冷たさの湧水を浅めの池で溜めて温めて近隣地域に分配したってことなのね。
池は真ん中に祠と石碑のある島があって橋のような道でつながっていた。まずはそこに渡ってみた。

石碑の案内には「昔この池の水利について~諍いがあり」文政7年(1823)に幕府に訴え出た二人の村の代表が客死したそうで、明治になってやっと示談して共同民有地とし、大正に入って二人の名主の百年忌に池の大修築をして追悼の石碑を立てたそうだ。中郷温水池よりも歴史ある古い溜池なんだね。
池の南側は中間に東屋のある広い橋の歩道が架かってた。整備されてるトコはちゃんと整備されていた。その東屋では地元の中高生がたむろってて避けて渡った。
対岸は道の先にも東屋のある庭園と池が、、と思ったらこっちは「私有地」とあった。そして道の脇にはオブジェが並んでて壁にファンタジーな犬の絵が描かれた家があったけど、ここにも「私有地」とあった。ちゃんと壁か柵でも立てればいいのに。。(写真も遠慮した)
その先に親水公園があって浅いプールのような池があった。ここは私有地じゃないよなと立ち入って歩いた。

っていうか、親水公園の裏には川らしい川が流れてて二筋の川が合流してたりして、水草の緑も水の青さもいい感じだった。ああ、公園の池よりもこういうのが見たかったんだーと思いつつ、湧水の井のようなオブジェも見えてそれもいい感じで魅かれて進んでみた。
ここからはまたしっかりした木の橋の遊歩道を上って、モダンな柵から眺めると四基並んだ噴水口の井が間近に見えた。これは公園的なオブジェなのかな?それともホントに噴き出してる湧水なのかな?

っていうか、それよりもその外のさっきの川の上流に池のような淵があって、なんとかブルーとか言われそうなくらい青くキレイだった。そうそう、湧水の池の公園というのはこういう池を想像して求めてたんだっけ。(それだったら素直に柿田川に行くべきなんだろうけど)
水は澄んで底の砂や水草が見え、水中には大きな鯉が泳ぎ水上には鴨が泳いでた。そして水面を見ると水が湧きだしてそうな波紋が揺れてる個所もあった。まぁ完全な自然の姿ではないだろうけど、町中の公園の脇にさりげなくこんな箇所があってやっぱり水の町だなぁと思えた。
さて、明らかにさっきの丸池の雰囲気とは変わって、ここからは木道の遊歩道が小川のようなせせらぎを跨ぎながら歩ける公園になってた。これはいい感じ。間には池もあってやっぱり湧水の井のようなオブジェもあった。
そして案内板があって「境川・清住緑地」とあった。
ああ、ここがそうなんだ。さっきの丸池公園とは別なのかな。(実は、「丸池公園」というのは親水池の所で、川と淵のトコは「三又親水緑地」というそうだ)点景も分けた方がいいかなと思ったけど、全部ひっくるめて「丸池公園」という認識で歩いてたので、写真点数多いけどまぁいいかなと一括りにしちゃった。
ちなみに案内板によると、この境川というのがかつては伊豆国と駿河国を分けた境界だったそうだ。

そして案内板から先は林に囲まれた池の区間。ここも木の橋の遊歩道が架かってて、池に突き出たテラスから覗くと、池にはあちこちに水が湧きだして揺れた波紋の輪が見えた。あーこういう感じ。まさにこういう自然公園を歩きたかった。こっちも来てよかった。っていうか、中郷温水池の後からこっちに来てよかった。
その池の先は注ぐ公園内の境川に住宅地から流れてきてた川が合流してた。外から見てみたらこの川は宅地の前から暗渠になってたけど、手前の筒の周りも底で砂が舞い上ってて水が湧いてるのが見えた。

緑地公園に戻って林の先の開けた区間は土塁のような上を歩いて奥に進んだ。目の前にハクセキレイが飛んできて「はやくこっちこっち」と誘うように囀った。寄れば逃げるくせに。
そして緑地公園の一番奥も林の区間。こっちは川は細く蛇行して、周りはやや湿原のような雰囲気。外から歩いて木道を折り返すと足元にフキの葉のようなのが見えた。
戻りは行きの土塁とは反対の西側の道に出た。ここらは咲いてる水仙が多かった。宅地への斜面にも咲いてた。

途中で小川の水中を覗いてみたら、やっぱり小魚が泳いでた。冬でも元気なもんだ。っていうか、やっぱり水はキレイだけど水底には陶器などの欠片が落ちてたりして町中を通ってきた生活感ある川だった。
そして林の道は行きに通ったので、脇の外の道の上がってみた。なんとこの外の道もその脇に水路が流れてて、生活用水っぽい雰囲気ながらやっぱり水はキレイで水草が青々と揺れていたし、カモまで遊びに来てたりして底を啄んだりしてた。町そのものが湧水公園のようだった。
そして戻って来た丸池は来た時よりも更に飾り気なく見えたけど、よく見ればちゃんと水が湧いてる個所などもあり、緑地とは違ってやっぱり水鳥がのんびりしてて穏やかな水辺。

なんか古くさかったり新しかったり、公園なのか私有地なのか宅地なのか、自然っぽかったり整備されたっぽかったり、ゴミはありつつ清らかだったりといろんな面を見れて楽しい溜池と水路の緑地公園だった。
たっぷり歩いたつもりだったけど40分ほどで車に戻って来た。
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