9/14 sun 二日目
8号〜高岡〜160号〜七尾(能登島を一回り)県道経由)249号〜穴水〜県道(時国家を観光)〜町野〜249号〜若山〜県道〜尊利地〜249号〜輪島(鴨ヶ浦を一回り)249号〜宝達志水〜471号〜小矢部〜359号〜富山〜41号経由)県道〜八尾〜471号(県境手前でUターン)〜八尾〜県道〜大沢野(温泉休憩)41号〜神岡〜471号〜平湯〜(安房峠道路経由)158号〜松本〜19号〜塩尻〜20号(小坂田公園の道の駅で車中泊)
朝は五時半に起きた。
車中泊するのにちょうどいい気温で気持ちよく寝れた。
顔を洗ってすぐに出発。
8号を走る。天気もばっちり晴れて朝の日本海がすがすがしかった。

←8号、能生。       8号、子不知↓

トラックもおらず道はすいてたんだけど、親不知あたりは極端に遅い車とスクーターがセットで前を塞がれてた。
まぁ焦らず洞門から海を眺めて進んだ。
富山県に入り朝日町で背中から朝日が現れた。夕日の日本海だけに朝日は遅め。

←8号、朝日町の朝日。

ちょっと気になってた燃料は富山までもつかなと思ったけど無理せず魚津で給油。

そこからの8号はスムーズに流れて、富山に七時半。さしあたっての目標だった富山だけど朝早いのでバイパスで通過。余裕なので能登半島を回って富山に戻ろうと思い、高岡まで走って160号に曲がった。
160号は氷見を過ぎると海沿いの道。
朝日眩しい富山湾を眺めながら気持ちよく走った。

160号、氷見市 中田→
能登シーサイドライン
over! 眩しい海には小さな島、虻ガ島がみえた。

←160号、七尾市 佐々波町。
あちこちにサバの写真があった。。

七尾の手前の道の駅でトイレ休憩。
観光案内とか見てたら「能登丼」というパンフがあった。
丼巡りっぽい惹かれる内容だけど、、どこも高価でちゃんとした料理っぽく気軽な感じがない。。取りあえず、気軽そうな道の駅の「能登丼」に行ってみようと思った。

160号は七尾まで走り切った。
七尾は160号で来ると二十年前の初めて来た時を思い出すなぁ。

七尾からはなんとなく旧国道を走って、能登島大橋から能登島に渡った。

県道、能登島大橋→
over! 橋を渡った先のゲートで島に来た車をカウントしていた。
click! 僕は本日の858台目。
能登島は一度通ってるけど、橋 to 橋の素通り状態だったので改めてじっくり県道で一回りしたかったのだ。

←県道、能登島 佐波町。
七尾南湾
over! ここにも小さな島がみえた。能登の周りは小さな島が多いなぁ。

まずは北側に抜けて海沿いを走る。
道は狭目で物凄くローカルな感じ。間近な海や田畑をみながらのんびりドライブ。
←↑県道、能登島 八ケ崎町。
のんびりローカル。
島の東側を走っててフト見かけた神社に立ち寄ってみた。
この神社、前の道からチラッと見えた狛犬が立派でカッコよかったのだ。

大宮神社 over!

よく見ると獅子の狛犬?で崖から子を落としてる図になってた。狛犬って獅子だったっけ?まぁとにかくカッコよかった。
大正8年の19才の人が彫ったんだそうな。
島の南東の県道は未開通で千切れてる。その為かこっち方面はさらにマイナーな雰囲気で静かな海沿いの道だった。
↑県道、能登島日出ケ島町。
小口瀬戸の海。

←県道、二穴町でダートの行き止まりになってた。

グルッと回って道の駅で休憩。
古い舎屋のガラス工房のある道の駅で、食堂の「能登島定食」とかも惹かれたけど、軽いものならともかく一応「能登丼」を目指してたので何も食べずに出発。

県道、能登島 南町の七尾北湾→
ここら辺の海には釣り用の屋根付き筏が浮かんでた。

もう少し島の隅まで走ろうかと思ってたんだけど、「能登丼」にこだわった為に腹ぺこ。。そのまま中能登農道橋(愛称:ツインブリッジのと)を渡って能登半島に戻った。

←中能登農道橋(ツインブリッジのと)
農道の橋なのにすごく立派!
。。って前にも書いた気がする。

そして中島町深浦の住宅街を抜けて249号に出た。
しばーらくまた穏やかな海沿いの道。
能登島や渡ってきた中能登農道橋が対岸によく見えた。

249号、中島町横見の七尾北湾→

穴水の手前で海に突き出た木組みの櫓があった。
近くに観光用な駐車帯があったので寄ってみた。「ボラ待ちやぐら」という江戸時代からの鯔漁用の見張り台だそうな。

←249号、穴水町 鹿島の「ボラ待ちやぐら」
over! & click!

穴水からは国道を外れて内陸の珠洲道路を走る。
珠洲道路は県道だけど走りやすい半島の縦貫道路である。
少し先の能登空港へ行った。
ドライブ中に空港?って感じだけど、この空港に道の駅があるらしい。

能登空港の駐車場→

が、来てみたら、道の駅としては観光案内版が有るだけだった。。
え゛え゛〜

空港の観光案内インフォメーションで「道の駅ってドコですか?」と尋ねたら「この空港そのものが道の駅です」。。なんじゃそりゃ。

空港内は次の便の到着出発待ちの客で一杯で、ドライブ中の休憩で立ち寄る雰囲気ではなく、これほど場違い感を覚える道の駅は初めて。これはダメでしょ。

さて目的はこの道の駅のレストランの「能登丼」。行ってみたらまだ十一時なのに本日売り切れ。。え゛え゛〜。
仕方ないので白エビかき揚げ丼(¥700)を食べた。
まぁ安くて普通においしかった。もう能登丼はどうでもいいや。
滑走路のセスナの離着陸を眺めながらゆっくり食べた。
すぐ先にあった「道の駅 桜峠」にも寄った。
こっちは道の駅らしい道の駅だった。こんな近くにあるなら空港を道の駅にする必要ないじゃん!!
売店は小さかったけど、ブルーベリーソフトとかあった。粒入りで美味しかった。
サルビアの花で真っ赤な珠洲道路→

そのまま珠洲道路を進んだ。

さてどうはしるか。。
能登半島のさきっぽまで回ってたら時間かかりそうだったから途中で曲がって半島の北側に向かった。

走ってて県道沿いにあった「時国家」というのが気になってちょっと寄ってみた。

でっかい茅葺き屋根の古民家でカッコよかった。入館料¥500だったけどなんとなく惹かれて入ってみた。

←上時国家。
すぐ先に分家の下時国家というのもあった。

すっかり観光を楽しんじゃった。

そして曽々木で日本海に抜けた。
さっきは空港で少し気分が下がってたけど、時国家で気分が乗ってきて、やっぱり能登半島の先っぽまで行こう!と思い東に走った。(いいかげんなもんだ)

249号、曽々木海岸→

すぐ先の道の駅「すず塩田村」に寄ったけど超満員で停められなかった。

その先の天然塩の直売所に寄ってみた。

over!
塩を作る工程が見れて面白かった。
いつも土産に買う塩は人にあげちゃうので、たまには自分用に買って帰りたかったのだ。
それと自家製塩アイスを買って食べた。塩味きいてておいしかったけど、後で強烈にノド渇いた。
さてさて半島の先っ端へ向かう県道に曲がり損ねて249号を大谷峠へ進んでしまった。まあいいや、先っ端はやめて山中の県道で輪島方面に折り返した。
←県道、舟木谷峠付近。

三つの峠を越える細い県道は車少なく気持ちよく走行。ほどよい感じで日本海に出た。

249号を今度は素直に輪島に向かう。
すぐ先にあった千枚田の道の駅も超満車で通過。さすが連休。
千枚田、見逃すと見たかったなと思う。いつも関心なかったくせにね。

そして輪島に出た。
輪島はもう昼過ぎだから朝市もやってないだろうから素通り。。のつもりで、ちょっと地図見て気まぐれに近くの海岸に寄り道。

249号、輪島市街→

←輪島崎町、鴨ヶ浦海岸。

鴨ヶ浦海岸は滑らかな白い石の海岸だった。少し歩こうかと思いつつ駐車場を通過してしまった。。

後はのんびり午後の陽射し眩しい能登半島西側の海岸の249号を走る。

グルッと回って朝通過した富山まで、結構時間かかるかなぁと思って少し寄り道を控えて走った。

控えてたんだけど、志賀町の道の駅「ころ柿の里しか」はソフトの幟に惹かれて衝動的に寄り道。
ころ柿ソフトを食べた。モロに柿の味でうまかった。なんか柿って久しぶり。秋だねぇ。
さて能登半島は意外とほどよいくらいの大きさで、思いの外早く回って、宝達から471号に曲がった。

471号、宝達志水町、南吉田→

少し進むと宝達川隧道があった。
ここは川をくぐるトンネル。ちょっと寄り道して、車を下りて脇の道からトンネルの上に登ってみた。
↑471号、宝達川隧道。

トンネルの上の宝達川はどんなんだろうと見てみたら、草ぼーぼーの中にかろうじて見えるくらいの川だった。
屋根より高い川だけど別に面白くなかった。

←471号、小矢部市 谷坪野。棚田の風景。

さてこの先の471号は記憶によれば、かなりマイナーな狭い区間があったと思ったけど、、記憶違い?山間も走り安い道で楽に小矢部の町に抜けた。
後から気が付いたけど、どうやら472号と勘違いしてたみたいだ。

そういえば471号はいつも県境通行止めの開かずの国道。今回はどうだろうか。
まだ四時半。今からならギリギリ日のある内にいつもの通行止めの辺りまでは行けそうだなぁ。。

471号、小矢部市 経田→
富山っぽい広い田圃とまばらな農家。

このまま富山に向かわずに進もうかと思って迷ったけど、どうせまた通行止めだろうと思って359号に曲がって最初の目標の富山に走った。

←359号、砺波市。圧川を渡る太田橋。

359号は砺波の市街を抜けるけど、夕方にしては比較的流れてて富山はすぐだった。

夕方で混んだ富山の市街に進入。

市街中心の駐車場に車を停めて歩き、富山ブラックと呼ばれるご当地ラーメンの有名店「大喜」へ行った。意外と横道の小さな店だった。
五時半という半端な時間だからかすいていた。

西町大喜本店→
昭和22年創業の老舗
この富山ブラック、濃い醤油のラーメン。うまかった!
意外と後味さっぱりでノドもかわかなかった。胡椒も濃いかと思いきや、汁飲み干した後に粒も残らず良くできたラーメンだと思った。
満足したトコで軽く富山市街をぐるぐる回って路面電車を追いかけた。ラーメンだけが目的って言うのもなんだからね(イヤ実際そうなんだけど)
富山はやっぱり何となく思い出の町だな。

富山市街の路面電車→
広告色車両が多い中、基本色車両のスレ違い。

少し巡った後、41号を南に走る。

41号を走っててすぐに日が暮れて暗くなった。でもどうも夕方にヤメた471号(472号重複)の開かずの県境が気になって、ついつい県道に曲がって八尾に向かって472号に出た。

←472号、八尾町上新町。

八尾の町は街灯も暗めの静かな町だった。

そんな町を抜けるともう真っ暗な山の道。少し進んで室牧ダムの湖まで来るとガクンと狭くなる。
そして471号と合流。いつもならここら辺から「県境通行止め」の表示があるんだけど、「通行注意」しかなかった。
あれ?ひょっとして通れるのかな?
通れるとは思わなんだ。。夜の酷道か〜。どうしよう。どうしよう。
とか思っているうちに、ますます狭く路面の荒れた道になってきた。真っ暗でよく分からないけどガードレールの無い右側は谷っぽいし。落石も多く、さすが有名な酷道。
おそるおそる進んでたら、道が途切れてた。。作業小屋が道をふさいでて先の橋が決壊してた。。アレ?標示はなかったけど(ナビにもなかったけど)ひょっとしたら手前を曲がって赤い橋を渡るのかな??

橋への曲がり角まで少しバックした。暗闇のバックは恐ろしかった。

赤い橋を渡ってみたけど国道標示がない。不安だった。ん〜やっぱ夜の酷道はヤバいよな。。って弱腰になって結局赤い橋の先でUターン。来た道を戻った(へたれ。。)
因みに、帰って調べたら、この赤い橋に曲がるのが正解でもう少し進めば県境だったらしい。その先がまた酷い道らしいけど。。進めば良かったか。。戻って正解か。。まあいいや
472号を戻った。来た道を戻るのに長く感じた。何故か戻る時は動物をよく見かけた。キツネ?やウサギやアナグマが道路に飛び出してきた。

なんか疲れた。。八尾まで戻ってナビで日帰りの湯を検索。大沢野のウィンディという所に向かった。ここはジムやらプールやらが一緒の大きな施設。風呂もまあまあだった。

そして41号に出る。大沢野で給油して素直に41号を南下。さすがに安心の走りやすい国道。県境も楽々。こっちの道は月まで出てて明るかった。
神岡まで走って471号に曲がる。

471号、神岡町 東町。発電所前の月→

同じ471号でもこの奥飛騨区間はしっかりした道。平湯の手前で通行止の迂回路があったけど、問題なく通過。

平湯からはケチらず有料の安房トンネルを通った。
←158号、奈川渡ダム。

158号は観光バスをパスしたらずっとガラガラ。気持ちいいくらいスムーズに山を下って、久々に迂回せずに松本の市街まで走る。

松本から19号で塩尻。
そして20号に曲がってすぐの道の駅「小坂田公園」で停車。
ここの道の駅は初めて寄った。ここで車中泊。十一時半に寝た。

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