9/30 sun 二日目
この二日目は一番行程が長いので朝少しでも早く出たいトコロだったけど、四人順番にシャワー浴びたりしてて(TVでF1日本GP見たりしてて)出発は9時半になった。

この朝は少し曇ってて肌寒かった。
まず友達の運転で僕は助手席。

←ガレージを出発。
over! 運転一番手のシバオ。
しばらくはアウトバーンを一気に走る。

当初の予定ではフランクフルトからA5で南下してカールスルーエからA8でシュトゥットガルトへの予定だったけど、親父さんの話しでA5は工事だらけで600km進むのに8時間位掛かるというので、変更。まずA3で東に走る。

A3、無制限区間→

森の景色はフランクフルトを出ると一気に開けて晴れてきて牧歌的な畑と原っぱの広い風景に成った。
車内ではみんな「群馬あたりでもありそうな風景」と言ってた。。そうかな〜?
それより周りの走る車を見て楽しんだ。なんとなくフランクフルト近郊は日本車が少なかった。
割りかし順調に走ってたけどヴュルツブルクの手前のマイン川あたりから渋滞。
しばらくトロトロだったけど少し我慢してA81号に曲がった。
南に向かうA81号はガラガラだった。

A3からA81に移る所→

そしてレストランマークのある大きめのパーキングに寄った。
日本のサービスエリアのつもりでガソリンスタンドの先にレストランとかあるのかなと思ってたら、店もトイレもスタンドにくっついてる簡単なものだった。
まずはトイレ。ドイツらしく当然有料。
50セント(¥80くらい)だけど、その分の券が出て買物で50セント使える。

有料トイレ入口。小銭入れて券を取って通る→

←ソーセージ+パン+紅茶

そしてここで遅めの朝食。(11時だから昼か?)
拙い英語でホットドックは無いかときいたら大きなソーセージとパンが出て来た。。今回のドイツで初のソーセージ。うまかった!(はさめないけど)

さて、もう昼前になってしまったので少し気合い入れて一気に高速移動。A81はずっとガラガラでスイスイだった。

A81、タウバー川を渡るトコ→
over! 運転二番手おがぴ。
click! 後部座席はビデオ係。

←横目に小さな町が見えていい景色。
町は必ず尖った教会が中心にある。
A81、シュトゥットガルト近郊のトンネル→

ずっとA81を南下。
途中、A6(ハイルブロン附近)とA8(シュトゥットガルト附近)のとの合流でインターになってたけど順調にいい速度で進めた。

そしてアウトバーン下りる前にスタンドのあるパーキングで念のため給油。
そして休憩。ここはホテルもあるパーキングだった。

←エンゲンのパーキングで給油。
タモイル(TAMOIL)というスタンド。

この先でアウトバーンを下りるので、そろそろちゃんと覚えようと、オプションのナビシステムを色々いじってみた。。けど使い方がまるで分からなかった。。やっぱり地図が頼りだ。道調べといて良かった。
シンゲン手前でアウトバーンを下りてB33の国道を走った。ここも最初は自動車専用道路で楽々だった。
↑B33、アレンスバッハ付近。

右手にチラリとウンター湖が見えた→

さていよいよ一般道。ナビは全然道を標示しない。。地図見て現在位置を把握。。
が。ずっとコンスタンツの橋までB33を走るつもりで、いつの間にか丘の上の市街地を走ってた。。あちゃ。

←コンスタンツ北西ウォールマッティンゲンの教会

コンスタンツのライン川の北の市街 over!

でもだいたいの場所と方角は分かってたので、適切に案内出来たと思う。

少し大回りする形で一番西の橋でライン川を渡った。
ライン川はアルプスから流れてボーデン湖に注いでウンター湖に流れる。
そのボーデン湖とウンター湖の間にあるのがこのコンスタンツの町である。
↑コンスタンツの橋。over! 横目にライン川。

橋の先の道はスイスの高速に繋がる道。
高速に乗ると違う方にしか行けないので市街方面に左折した。

国境に沿った道→
右の並木から向こうはスイス。

そしてコンスタンツの町中にスイスとの国境があった。

いよいよ国境越え。
某テレビ番組では何も無くスルーしてたけど、ウチらは呼び止められてパスポートを渡して駐車場で待たされた。。

駐車してる間にちょっと道を訪ねてみた。したら高速への道しか教えてくれなかった。。。スイス、感じ悪い。

さてスイスの道はN13という国道でボーデン湖南岸沿いをずっと走った。
道路上の案内標示では手持ちの地図と違う道を示してたけど、場所は分かってたのでその案内に沿ってN13を辿った。

町の雰囲気はドイツと極端な差は無かったけど、チョト雑多な感じだった。

N13、クロイツリンゲン→

交差点はロータリーが多かった。
最初は面倒くさく感じて、方向も大丈夫か心配だったけど、ちゃんと出口に行き先が標示されてて分かりやすく、そんなに思ったほど悪くなかった。

←ロータリー交差点(ランナバウト)
交差点ごとにロータリーの真中に飾りが置いてあって洒落てた。
over!

コンスタンツから続いてたクロイツリンゲン(ひとつの町がドイツ側とスイス側で名前が違う感じ)の町を抜けると草原と畑が広がりのんびりした景色になった。
横目にボーデン湖がチラホラ見えた。国道は少し湖から離れてた。
↑N13から見たボーデン湖。

←N13、グュッティンゲンの町の入口。
草原の先に塔のある町、遠くに白いアルプスっぽい山が見えた。
(写真じゃ見えないね)

驚いたのは町中の工事区間。
日本なら間違いなく片側相互通行にするトコロだけど、歩道を車道にしてまでスムーズな交通。スゲー車社会。でも車幅狭くて焦る。道沿いの家の人とか怖いよね。。

N13、グュッティンゲンの工事区間→

そしてケスウィルの町で駐車場を見つけたので休憩。っていうかココはレストランの駐車場だったのかも?そのチーズフォンデュのレストランは残念ながら休み。

←ケスウィルの駐車場。
正面の洒落た家はレストラン。
因みにこのケスウィルは心理学者ユングの産まれた町だとか。

運転手を交代して出発。運転手は代わっても道を調べて来た僕がずっと助手席。大変と言えば大変だけど、楽しかった。
ほどなくロマンスホルンの町に入った。
運転代わってそうそうまた市街の工事区間。ここは更に外に歩道があった。

N13、ロマンスホルンの工事区間→

国道はロマンスホルンの中心を迂回する形だった。

←N13、ロマンスホルンのロータリー交差点。

さっきの駐車場ではトイレが無かったので、ここら辺で店に寄ろうと商店やカフェの付いたスタンドに寄ってみたけど、どこも日曜で開いてなかった。。

少し進んでアーボンの町に入った。
ココは町中を通過。四角い感じだけど古風な町並で、歓迎されてるような旗が良かった。
↑N13、アーボン市街。
スイスの旗を見てあらためてスイスに来たんだと実感。
over! + click!
←N13、正面に見えたキルシェ教会。
シュタイナッハ、ホルンと続く町を過ぎるとボーデン湖が間近に見えた。
進行方向に見ると湾になってて広大なボーデン湖もあまり大きく見えず、車内では「山中湖あたりみたいな感じ」と話してた。。

N13、ロールシャッハ手前のボーデン湖→
over! 運転三番手ナイナイ。

そしてロールシャッハの町に入った。
ここは近代のビルと古風な建物が混在してる大きめの町。観光客が多く少し混雑してた。

←N13、ロールシャッハ市街。

街角に噴水+銅像があった→
over! 黄色い看板の「Heissi Marroni」というのがこの像の人の名前かと思って帰って調べてみたら、これは脇の焼き栗の屋台の事だった。。
そしてスイスのラストの町、ザンクト・マルグレッテンまでは鉄道に沿って走った。

←スレ違ったスイスの鉄道。
アレ?スイスって鉄道は左側通行?

ザンクト・マルグレッテンでN7に曲がるつもりで曲がり損ねた。。すぐ気が付いて先のロータリー交差点でUターン。こういう時ロータリーって便利だね。

N13、ザンクト・マルグレッテン→

間違えた分の近道のつもりで入った道でカフェ発見。丁度ザンクト・マルグレッテン駅前の駐車場があったので車を停めてカフェで休憩した。

フランス語っぽいメニュー見て、写真にあったアイスコーヒーのフロートっぽいのを頼んだら、コーヒー味のアイスの上にクリームが乗ったのが出て来た。。

↑ザンクト・マルグレッテン駅前とカフェ。over!

アイスコーヒーフロート?→
周りの客に面白そうに見られながら男4人で可愛らしいものを食べた(笑)なかなか美味しかった!
(多分見られてたのは4人で写真撮ってたからだと思う)

ゆっくりしてたけどここでもう夕方の5時。少し急がないと。。

そして国境。まずはスイス出国。
スイスからの出国はスルーだった。入国には厳しいらしく対向車は渋滞してた。何かあったのかもね。

←国境スイス側。

国境オーストリア側→

そしてオーストリア入国!
オーストリアは入国スルー。楽に国境越え。道も迷う事無くB202でヘーヒストの町を走る。

オーストリアの町は装飾の少ない家やカーディーラーが目立って少々落ち着いて普通な感じだった。日本語の店とかも見かけた。

B202は広く普通の道路で走りやすく分かりやすかった。

←B202ヘーヒスト。
右の案内は高速への注意書きらしい。
3.5t以下の車は有料のシールを貼って3.5t以上はETCみたいな機械がいるってことかな。
乗らなかったけどね

B202、ライン川を渡るところ→
山も近くに見えた。奥の方の山は白かった。
←B202、ハルト郊外。
こっちの交差点の信号は釣り下げ式が多い。
ブレゲンツに出た。この町はオーストリアのフォアアールベルク州の州都の町だけあって少し大きい町だった。(でも州都の割にはそんなでもなかった)

B202、ブレゲンツ市街→
町で「スパー」を見かけた。でもコンビニではなくスーパーマーケットの様だった。。

なんとなく飾りのない近代的な四角いビルが多かった。
時間を気にしてて、ちょっと惜しいけど町中を素通り。道はそのままB190になる。

←B190、ブレゲンツ市街。
右の建物は美術館らしい。

町を抜けるとボーデン湖畔に出た。
ここはボーデン湖の東端。真横に見れば一番広く見える場所だった。

B190、ボーデン湖東端→
対向車はブレゲンツへの車で渋滞してた。
over! 運転手越しに広いボーデン湖。

湖畔から逸れる所でB190の国道を離れて北に向かって丘を登る。

グングンと丘を登り、ロヒャウの町を抜けると牧草の丘の牧歌的な景色になった。

←ロヒャウ郊外の丘の風景。

↑草原の向こうにポツンと小屋。
over! 教会も草原の向こう。click! そして牛。

しばらくこういう道が続いた後に、峠のような道を登った。ん〜日本にも有りがちな上り坂。

峠を登って森を抜けるとドイツの国道 B308に出た。
そういえばEUカラーの看板でドイツってあったけど、あれが国境だったのか。。国境の写真を写す間もなくドイツ入国。まるで日本の県境並みの国境だった。
このB308はアルペン街道になるのかな?道は今まで通りの起伏のある丘の道だったけどもう随分山の上で、景色は遠くアルプスっぽい山々が見えていい眺めだった。

B308、リンデンブルク付近→

少し走るとリンデンブルクの先に見晴らし良さそうな駐車帯があったので車を停めて休憩した。

ここはかなり眺めよく、手前の丘陵地帯と点在する小さな村と遠くの山々の広大な眺めを一望出来た。(脇にゴミが多く落ちてたのが残念)
南の景色だけパノラマでどうぞ。1000×340
ここで運転交代。四番手は僕。ルートを説明して出発。気持ちいいスピードでなだらかなカーブの下り坂を下った。
道はずっと走りやすく、こんな山の田舎道でも制限速度は100km/hでみんな飛ばしてるからドイツっていいね。
↑B308、オーバーシュタウフェン郊外。
車は続いてたけど遅い車はいないので、いい感じでドライブ。

B308、グローサー・ アルプ湖→
山間の静かな湖。湖面が鏡のよう。

アルプ湖を過ぎるとすぐにインメンシュタットの町に出た。

←B308、インメンシュタット市街。

この町が分かりずらそうな気がしてたんだけど、道なりに自然に進んでクリア。行過ぎちゃったかな?と思ってたけどバッチリ思った通りの道に出られた。ここでB308から離れて一般道(St2007)を走る。

この道は国道じゃないけどフュッセンへの指示が出てたので分かりやすく安心だった。

時間はここら辺で7時。前日に比べるとさすがにドイツ南端近くだけあって日が短く、すっかり日が暮れてしまった。

↑インメンシュタット郊外。

途中で勘違いして変なトコで曲がっちゃって道路脇でUターンした。その時ちょっと泥が跳ねて車体汚れちゃった。

↑レッテンベルクの町。
町中は道クネクネだったけど、分かりずらい所はなかった。

レーシェンの町→
暗くなってからの小さな町も割といい感じ。

後は暗い中をフュッセンまでひた走った。郊外はまるで灯りがなく、逆にその分小さな町中でもホテルやレストランの灯りが引き立ってキレイだった。
そんな先のフュッセンの町は黄色い街灯で明るく、町だ〜と感じた。

ホテルは分かりやすい場所で一発で分かった。8時前に到着。上出来上出来。

ここから少し先の温泉に行こうという案もあったけど時間が時間なのでやめて、夜はホテルのレストランで食事した。

ろうそくの灯で明かりをとってイイ雰囲気のレストラン。
ここに来てドイツ初ビール。うまかった。
銘柄はハッカー・プショール。
料理はがっつりステーキを食べた。おいしかった。

ゆっくり食事して部屋に戻ったらすぐ寝た。かなり疲れてたみたい。

この日が今回のドライブ旅行で一番距離が長く、国境付近の街の道が分かりづらそうで不安だったんだけど、大きな間違いもなく、ほぼ順調にドライブ出来たと思う。

こんなにマジに地図を睨んで助手席でナビしまくったのは初めてだけど、おかげでずっとルートを把握しながらのドライブ。少し大変だったけどそれ以上に楽しかった。今までは運転こそドライブ!と思い込んでたけど、助手も立派なドライブだね!


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