8/1 mon 隠岐 島前ドライブ
54号〜宍道〜9号〜出雲〜431号〜松江〜485号〜七類〜隠岐汽船〜浦郷〜485号+県道(島前、西ノ島をぐるぐるドライブ)
別府〜隠岐汽船〜西郷〜485号+県道〜西郷(島後、西郷のBHに宿泊)
5時におきる。
そんなに慌てることもないけどすぐに出発。
早朝の54号もトラックは多く、宵越しののんびりトラックが邪魔でまた追い越しまくって走った。

走っている内に夜が開けて、山間の夜明けの感じは気持よかった。

54号、飯南町上赤名付近→

宍道で9号に出た。
前を走ってた車はみんな松江方面に右折してたので逆の出雲方面に左折。前日に考えてた「松江まわりで尾道」とは逆に「益田まわりで広島」に戻れば呉の「大和ミュージアム」に着くのが丁度いい時間だなと計算。。
。。してたのに気まぐれで出雲で431号に曲がる。また「松江まわりで尾道」コースってことになる。

この431号、久々に来たら広い走りやすい道が通ってた。さすがに出雲大社に続く国道がいつまでも狭いままじゃ何だもんな。。とか思ったのも束の間、やっぱり大社付近は軒先コースだった。

←431号、大社町中荒木。
朝の香り漂う軒先国道。

出雲大社で曲がると431号は走りやすい普通の国道になる。朝日に向かってドライブ。

431号、一畑付近→
島根半島の山並と一畑電鉄と
宍道湖に挟まれてドライブ。
もう少し先では、
小船が何艘か出てシジミ漁をしてた。

道はさすがに松江に近付くに連れて混みだしてきて、松江の市街ではバッチリ朝の通勤渋滞状態だった。

さて前日からイマイチはっきりしない行き先の為の気まぐれドライブが続いてたけど、ここで一番の気まぐれ。「この時間ってひょっとしたら隠岐島行きフェリーに丁度イイかも」とふと思いついた。前にwebで見てただけなので確信はないけど確か朝遅めの出航だったような。。まあ船の時間にあわなけりゃそれはそれでただの寄道で朝飯くらい食べれる所あるだろうって気分で七類港に行ってみた。
ら。
まさにバッチリ計ったようなタイミングのいい時間だった。(朝飯食べる時間はなかったけど)船も満車じゃなく、時間的にいい感じで二つの島を渡れるし帰りの船も空いてるそうだ。(値ははるけど)もう言う事なく隠岐島行きに決定。

ゴールデンウィークの五島に続きまたしても気まぐれな渡島。行ってみたいな〜とは思ってたけどまさか行くとは思ってなかった。

隠岐島(おきのしま)というのは諸島の総称で、いちばん大きな島の「島後」と、3つの島に分かれた「島前」がメインになっている。
島の間に橋とかは架かってないので船で渡った島しか走れない。島後だけでいいかな?とも思ったけど折角だからということで、まず島前の中ノ島にいってから島後に渡る事にした

注:この日のログには下品な内容の部分もありますので食事中の方は見ない方が無難とおもわれます。。

中ノ島の浦郷で下船。
今のナビにしては珍しくGPSが島を見つけてくれてなくて、暫く現在位置がまだ七類港のままのナビで走りやすそうな道を走った。
走ってたら国道485号のおむすびがあったので一安心。

←485号、西ノ島町瀬戸大橋。

立派な橋を渡って綺麗な道を走っている内にナビが現在地をみつけてくれた。でもこの区間は新しい道らしく、ナビになかった。。

国道は浦郷と別府と言う港の集落をつなぐ4kmくらいの短い区間だけだったのですぐ終わってしまった。この島はそんなに広くなく、道も少なそうなのでホントにすぐ走り尽くしちゃいそうだ。。

485号、西ノ島町別府→
最後は港に出ないで何故か軒先。

あとはナビ頼りで走れる道を片っ端から走ろうと思い、とりあえず東に走る。

この道は一応県道になってて走りやすい海岸沿いの道。早速イイ景色。天気もよく暑かった。時間があまったらどこかで海水浴だなって気分。

←県道、西ノ島町宇賀
イイ感じの岩。
対岸の中ノ島も見えてイイ景色 
over!
カモメもウものんびり。

県道が終わっても暫くはそのまま海岸沿いの走りやすい道だった。

海岸沿いの道はこの東の半島の先ッぽまで行くことなく途中で終わり、あとは山をグングン登る細い道。少し不安だったけど気仙沼の時の感覚で登って行くと尾根の頂上に出た。

西ノ島町宇賀→
島の地図の
1.の所。
対岸の中ノ島と海が
ハッキリ見渡せる好ポイント

道は狭いけど尾根の天辺を走れて、眺めよくて、道的には大満足。。だけど、かなり牧畜な臭いがする。。なんだろ?と思ってたら↓こんな表示があった。
この島では昔から牛を放し飼いにしているんだそうだ。。。
↑尾根沿いの眺めのいい道。でも汚れてる。この汚れは。。

。。ってことは、さっきから路面に泥が多いなと感じてたアレは泥ではなく牛糞なのね。。。

まあ天気いい日に踏みつける乾いた牛糞に害はないだろうからあまり気にせずドライブ。

やがて尾根を下ると分かれ道、島の北の海岸に出る道を走ってみる。

ちょっと狭いトンネルをくぐるとすぐ耳耳浦という入江だった。人は1人もいなかったけどここはキャンプ場になっているらしい、特にいい景色じゃなかった。
↑耳耳浦キャンプ場。この日初の行き止り。
島の地図の
2.の所。
転回せずにバックで手前の駐車場に戻れと指示されてる。

隠岐島全域で見かける樹の実→
何の実だろう??
サクランボくらいの赤い実が沢山落ちてた
こういうもんが落ちてる分には不満はない

そして一旦別府に戻り、今度は別府港に沿って南の方に走る。
この南の半島の道も地図を見ると行き止りになっているけど、まあいける所まで行ってターンして戻ろうと思って走った。
行き止りの道なんだから、行き止りの先っぽは転回出来るスペースくらいあるのが当然のように思い込んで走ってたら、あにはからんや。甘かった!
そんなスペースはなく道はそのまま未舗装のダートに繋がってた。。。

←さあどーする?どーする?
バックで長い距離戻るか?覚悟決めて進んでみるか?

林道焼火線。島の地図の3.のあたり。↓

転回できないんじゃしょうがないので取り合えず進んでみると、このダートの林道、地図にないクセに繋がっている様子。。。
結局バックもターンもできずに未舗装のダートを進む。

きっと昭和の山道はどこもみんなこんなだったんだ!大丈夫大丈夫!と訳の分からない事ブツブツいいながらゆっくり走る。
でも道のまん中の部分に生えた草が完全に車の底を拭いてる状態。

ダートの道はゆっくり進んでたしナビにもない道だったので、すごく長く感じた。ナビ見ながら、もう少しで表示されてる道につながりそうなんだけどクネクネ曲がって遠ざかっちゃったりして、路面も結構ガタガタボコボコの区間もあってずっと不安だった。
なにより対向車来ちゃったらどうすんだろうというのが恐かった。
無事にナビにある舗装路に出た時には一安心。全身でホッとした。
肩の力を抜いてのんびり走ってたら、ウサギさんが登場。おお、これが隠岐野兎ってやつか。ちょっと両足が痩せてて可哀想だった。もっとたくさん食べて太りなさい。

←オキノウサギ
日本固有の野兎の隠岐島に住む亜種
耳が小さめなのが特徴らしい。
因幡に渡ったウサギの島に残された子孫ってわけだ

さて島の中央部を北に走り、国道の旧道で船引運河を眺めた脇からまた山道に入る。
これはちゃんとナビで繋がってる道。イザナキ浦という格式ありそうな名前の浦に走る。
この道も少し走ると香ばしい牛糞の道。臭いと比例して景色もよくなってきた。

イザナキ浦の手前→
対岸の山の造形もだんだんイイ感じ

ところで臭いの主はまだ見てないなあ、、と思ってたら、いました!いました!イザナキ浦でのんびりしてる大きな黒牛。
角も立派な野性派。近くで見るとでかくてちょっと恐い。

←イザナキ浦の牛。 over!
牛に近寄ると危険!!だってさ。
牛に近寄ってケガしたりジコったりしても
感知しないよってことが書かれてた
でもさわってみた。おとなしかった。
だってよってくるんだモン

イザナキ浦からまた道なりに山を登ると三叉路に出る。ここで西に曲がって国賀海岸に向かった。

この先の道が景色よかった。高原チックな尾根の天辺を走る道。ちょっと曇っちゃってたし、景色に比例して牛糞の密度も濃かったけど気分よくドライブ。

国賀への尾根の道→
狭めだけど対向車が来てないのも
一目瞭然の見通しいい道(茶色いけど)

そして国賀海岸の摩天崖手前の駐車場に到着。。。到着と同時に雨が降って来た。
その雨は瞬く間に強くなって強風も吹き荒れ凄い荒れ模様。イイ景色なのに残念。
写真くらい撮ろうと傘さして車外に出てみたら強風で傘骨折。。

←国賀海岸の眺め
島の地図の
4.の所。
写真じゃわかんないけど暴風雨
 
over!

そういえばこの国賀の景色は何かで見た気がする。ダイナミックな地形と牧草の高原。
ここだったのか〜。
この駐車場の先の摩天崖の上の東屋のような展望台までは歩いて行ってみたかったけど雨はやまず断念。少し待ってみたんだけどね。。。

諦めて出発。道を下る。途中で国賀浦に降りる道に曲がる。

正面が来た道→
右に回ってるのが国賀浦に降りる道

ゆっくり走っている内に雨がやんだ。やんだのはいいけど気が付いた!雨上がりの牛糞の道ってひょっとして最悪じゃん?
雨で少しは道がキレイになっててくれ〜、、と願ったけど、甘い甘い。少しくらいの雨で流れるようなカワイイ牛糞ではないのだ。壷が焼けそうなくらいの立派な牛糞だらけなのだ。もう泣顔気分でまみれのドライブ。 ごめんCR-X!
↑牛ワラワラ。

国賀の下の駐車場に来てみた。こっちもイイ眺め。見上げるのも悪くない。上の駐車場からここまで歩いて下りるのが観光の定番らしい。そんでやっぱり遊覧船のって海から見るのがいいんだろうね。僕は観光客じゃないからいいけど。

国賀の崖とCR-X→
下回りは写せないなぁ
島の地図の
5.の所。over!

雨上がったばかりだけどここは観光客が多くバスも停まってたので、あまりのんびりせずに出発。
一旦浦郷に戻り今度は南西の半島の方に走る。
まずは海沿いの道を珍崎という集落まで走った。

高原の景色が続いた後に漁港とかの景色を見て、「あ、そうか島だったんだ」と思い出したような感じ。

←赤ノ江漁港

そんな海沿いの島な風景でも珍崎の先は放牧地帯で牛だらけだらけだった。。

ところでこの道もナビの地図では行き止り。少しビビりながらいける所まで走ってみたら、ここはちゃんと駐車場の行き止りになっていた。

珍崎の先、島の地図の6.の所。→
半島の先っポまでは歩道はありそう。

 
over! 向いに大桂島が見える

←山道でキジみたいな鳥がたくさん出て来た
(メスのキジかな?)
ピョコピョコ走って逃げる姿がカワイイ

赤ノ江まで戻って今度は山方面。坂をぐんぐん登り西ノ島分かれという分岐点に出た。どっちに走ろうかなと止まってみたら、バス停があるのに気づいた。

西ノ島分かれ→
しゃれた道標と
バス停。
こんなとこにバス走ってんのか?と思って見てみたら、このバス停は「未来日記」の映画で使用したダミーだそうだ。あーあったねそういうの。見てないや。

まずは南の半島の鬼舞展望所という方に向かう。

少し走ると鬼舞スカイラインと標示されてて、視界が開けて国賀のトコの道よりも壮大な尾根の天辺の高原道に出た。
うんうんまさしくこれぞスカイライン。道もやや広めで走りやすかった。それになんといっても天気が晴れ出して来た。

←鬼舞スカイライン。
コマーシャルの世界みたい。

もちろん気分いい景色とともに牛もも大繁盛。は避けようがないけど、牛はよけないとねぇ

牛いっぱい→
とおしてくれ〜 (^ ^;Δ 
over!

なーんか、わーざわざ通せんぼしてるっぽいやつもいるし、、、
でも徐行しながら思いっきり近寄れば、さすがによけてくれた。

にキノコが生えてた
↑鬼舞スカイラインの舗装路の終点付近。
ターンして少し戻って来たとこ。島の地図の
7.のあたり。

鬼舞展望所というのはなにもなかった。
っていうか道の先はまたダートで続いていたのでその先にあったのかも?見通しのいいダートだったけどやめといた。もうダートはいいや。牛もたくさんいたし。

さっきの西ノ島分かれ(バス停)まで戻って今度は北西の赤尾展望所の方に走る。

こっちの道も赤尾スカイラインという名前がついてるみたいで、さっきの道と同じような牧草地帯を走る気持ちいい道だった。

←赤尾スカイライン。
相変わらず牛だらけ
だらけ

あ。馬もいるじゃん!→
ここに来て気がついた。
ってことはいままでの
は牛馬混合だったのか。。

赤尾スカイラインの終点はカッコいい投げ輪状のロータリーの駐車場になっててその先に展望台があった。ラッキー。だれもいなーい。優々と車を停めて展望台に上がった。

←赤尾展望所の駐車場
島の地図の
9.の所。
ここもまた
だらけ。
いいかげん臭いに慣れてしまった。
展望台
over!

ここはホント眺めのいい展望台で、しばらーくのんびりと眺望休憩した。

眺め1000×170

晴れて暑かったけど風も心地よくいい気分。

展望台にあった円形の方位標→
東京まで600km。
そんなもんか

←円形と言えば車のタイヤ。
すっかり
まみれ
( ▽|||)
泥よけの内側なんかスゴいことに。。。

のんびり昼寝でもしたい所だけど5時の船に乗り過ごすと困るのでドライブ再開。また来た道を西ノ島分かれまで戻る。

ところで往復してみて初めて気がつく景色ってあるよね。この赤尾スカイラインの景色はまさにそれ。登ってきた時にはこんなに海を眺められる道だとは思わなかった。

↑赤尾スカイライン
日本海側の眺め。
正面に鯛の鼻方面の小さな半島

←内側の海の眺め。
正面に鬼舞の半島。
鬼舞スカイラインも見える。
海にはさっきの大桂島も見える。

まだ少し時間に余裕があるので西ノ島分かれを今度は三度(みたべ)って言う方に走る。

この道はスカイラインではなく、入り江に降りる林の道。少し走ると漁港の集落に出た。
ここは特に観光するとこもない素朴な漁村だったので港でUターン。

三度の村落→
島の地図の
8.の所。

これで西ノ島内の主だった道は走り尽くしたってことになるのかな。
で、まだ時間あるし。せっかく晴れたんだから、今度はさっきの逆走でもう一度国賀に行ってみる事にした。

←国賀浦から登るトコ
 
over!

↓さっき来た駐車場。
 やっぱ晴れてるといいね
 over!

さっき土砂降りだった国賀海岸の摩天崖手前の駐車場に到着。
車を停めて摩天崖の展望台まで歩こう!!と思ったんだけど展望台までは草原。。。さすがにまだ乾ききってない草原をサンダルで(夏のドライブはサンダルonly)歩いたら、間違いなく足もと直にまみれ。ん〜どうする?
(赤尾展望所とかで歩いたから少しは踏んでるけどね。。歩く距離違うし)

少し悩んだけど結局駐車場で写真だけとって戻る。。情けない

浦郷まで戻る。次乗る船は別府からなので、国道で別府に向かう。最後は旧国道(一応まだ現役みたいだけど)をトレースして走った。

来てすぐ渡ったバイパスの橋の下は小さな可愛い灯台(↓)があったので車を停めて灯台に渡ってみたり、チョットだけ海に足浸かったりした。海の水がスゴくきれいだった。
ところでこれだけの橋架けるんだったら、別の島に渡る橋をまず架けて欲しかった、、

別府の港に4時過ぎ。船の時間が5時過ぎ。後は食事して丁度いいくらいの時間だな。
そういえばこの日は何も食べてなかった。。。
というわけで店に行ってみた。ら。「6時からなんですよ」「夜にまた来て」え゛〜〜!この時間やってる店ないの??というわけで食事にはありつけず。。お土産買っても時間が余ったので、別府湾をぼんやり眺めて船を待った。

←別府湾に浮かぶ見付島 over!
港の水もキレイで小魚とかヒトデとか
はっきり見えてけっこう飽きなかった。

この西ノ島、最初船を降りたばかりのときは正直、ドライブを楽しめるような島じゃないだろうと思ってたんだけど、なかなかどうして、アニハカランヤ。滅多にない素晴らしい景観のコースで楽しかった。林道も土砂降りも動物たちもそして至る所に落ちてたも含めて大満足。純粋にドライブで楽しめる離島だった。ところで文章内しつこいくらい糞 糞書いてるけどそのくらい頻繁に落ちてる。車がこれで汚れても悲しくならない人にはお勧めの島です。(でも各港にコイン洗車場くらいあるべきだよな。。)
船は定刻通り5時15分に出航。
船の格納庫で、やっぱり僕の車はにおってた。。(^ ^;Δ
定刻通り6時半に島後の西郷港に到着。
島だし、道の駅ないし、この日くらいは宿とれたら宿泊しようと思った、ので、適当なビジネスホテルでもないかと西郷の町をひとまわり。でも見当たらなかったので取り敢えず港に戻る。

←西郷のフェリーターミナル
やっぱ西郷は町らしい町。少し安心した。

フェリーターミナルの前には観光案内所があったので 宿泊先を探してもらった。
さいわいビジネスホテルの空室があり、簡単に決まった。
いったんホテル(旅館ぽい建物だけど)に行ってチェックインして外出。まっさきに食事!とも思ったんだけど、ちょうど夕焼けの時間だったので軽くドライブ。

485号、隠岐の島町下西付近→
西郷湾岸の道

夕焼けの沈む東側の海岸に出るべく都万に向かったんだけど、海岸に抜ける前に日が暮れて暗くなってしまった。

島の東側をぐるっとまわって帰って来た。これでこの日のドライブはおしまい。ホテルへの上り坂の道が真っ暗で驚いた。
その後は歩いて近くの郷土料理を食べられそうな居酒屋に向かう。
が、あいにく観光案内所で紹介された店は定休日。。
って訳で、てきとうな店に入って一杯飲んだくらいなので、郷土料理づくしとはいかなかった。
でも島名物のオニエビの塩焼き(←)はうまくて酒がすすんだ。

翌日→
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