9/19/sun 道南ドライブ
大間〜東日本フェリー〜函館(朝市見物+函館山に寄道)278号〜森〜5号〜八雲〜277号〜江差〜228号〜函館(ラーメン+市内グルグル)
東日本フェリー〜大間〜338号〜むつ〜279号〜野辺地〜4号(浅虫の道の駅で車中泊)
強い風に揺られて目が覚めたら四時過ぎだった。
雨はやむどころか土砂降りに近い大雨になっていたので「え?今年もアウト(欠航)?」と心配して事務所を覗いてみたけど、そう言う気配はなかった。
すっかり目が覚めてしまったのでそのまま車で待機。

五時過ぎに事務所が開くと即行で駆け込み受付1番で手続完了。先頭で乗船できる事になった。

船は六時半発で順調に航行。
船内はごった返すほどは混んでなかった。

船から見た函館山→

そして予定どおり八時十分に函館着。
「慌てる乞食は貰いが少ねぇ」などと巷じゃあ言いますが、なんのなんの1番乗りで北海道上陸は気分のイイもんでやんす。

←東日本フェリー「べにあ」。
ハッチ開放完了。アムロいきまーすって感じ?

そしてやっと函館。三年目にしてやっとの秋の北海道。
北海道はこれで四回目。前二回は上陸と共に即行でドライブしてたんだけど、今回は慌てずにまず函館市街に出て路駐。朝飯を兼ねて朝市を散策してまわった。

函館市大手町の市役所前通りに路駐→
朝市はここから歩いてすぐのトコロ。
ハラ減った。。

朝市後はちょっと函館山に寄道。

←函館山に登る道。

この山に登リ始めの急な坂道とレンガの建物がたまらなく「はこだて〜」な感じで好き。
まわりは街路樹も函館山の森の気も本州よりひと月分くらい先の秋の感じだった。

山を登る道は市街の眺めを横目にぐんぐん登る感じが好き。
頂上は混んでたので写真だけ撮って退散。二度目だし曇ってたし。

函館山からの眺め1500×240

ここは登り下りが気分良いので、来る度に来たいな。

函館山からの下り
やっぱりドライブ派的には頂上から眺めてるより
走りながらの景色が最高。
over!

←ラストの直線下り坂。

混雑が始まった函館市街を走って函館駅前から278号に出たのが十時半。
些のんびりしすぎたかな??

278号、函館市街を走る路面電車→
NHK大河ドラマ「新撰組!」カラー
やっぱ函館は新撰組が贔屓かな

そしていよいよ道南ドライブ。

朝から小雨降ったリの天気だったけど、函館の外海側は若干明るく時折晴れ間も見えた。

←278号、函館市高盛町。
さっそくこの道路の広さが何気に北海道!

278号、函館市根崎町→
左の丘は函館空港。

この278号は函館から西に向った亀田半島(道南を長靴に例えるとかかとの部分。。。例えないか)をぐるっと回る道で今まで走った事なかった道。
漁村の多い道で割と景色は本州でもありそうな感じなんだけど、北海道っぽさに包まれてドライブ。

なんだろ?北海道っぽさって?道の広さと家々の密度と丘や山の感かな?あと海沿いは樹木が少なくて見通しがいいトコかな?ハッキリ言えないけど「あ〜やっぱ北海道は外国だなあ」「来てよかった北海道」」としみじみと感じた。
そういえばこの日はこの道で「ツールド北海道」というのをやるそうで、あちこちで自転車の準備してた。
交通規制始まる前に通れてよかった〜。

←278号、戸井町。
このあたりでは対岸の大間あたりの下北半島がよく見えた。確かに近い。
近いけどここに橋は無理だろうと思った。出来てほしいのは素直な気持ちだけどね。
over!

278号、恵山町女那川→
右端の火山ポイ山が恵山。
イイ景色だけど写真は切れちゃった。
天気は少しづつ良くなってきてた。
恵山町、椴法華村と経て太平洋側に抜けると、すっかり晴れて眩しい海岸線ドライブとなった。やった!

←278号、南茅部町岩戸。
雲は多いけど爽快な天気。
正面にうっすらと砂原岳が見える

鹿部町は観光地ぽくなってて、前を行く(邪魔な)車もはけてラッキー

278号、鹿部町。間歇泉公園→
前を走ってた車の殆どはここに寄ってた。

鹿部の町で海から離れて森の中の直線コースになる。ここで今回の北海道初のオービス発見。部分的に速度を落として後はVTECをうならせた。
オービスはそれと砂原町の似たような直線にもう1個あった。前々回来た時に捕まったので北海道のオービスは侮れない。
↑278号、鹿部町。
森の中の長い直線にオービス。

278号、森町→
横を向くとちょっと雲かかった駒ヶ岳が
雄大に見える。

←278号、森町。
この国道ラストもずっと直線。
きもちEぃぃぃ。。。

森で5号に出たのは十二時半。すっかり北海道気分ドップリだけど気が付けばまだ二時間足らずしか走ってなかったんだ。。

5号はさすが幹線道路。交通量が多かった。
しばらくは流れに身を任せてのんびりドライブ。それでも景色は雄大で天気は更に快晴で気持ち良かった。そういえばはじめて北海道に来た時に最初に入ったガソリンスタンドがあった場所が道の駅になってた。あれから長い事経つけど、いまでもかわらず北海道を走るとウキウキなのは嬉しい。
↑→5号、八雲町山越。内浦湾沿。
内浦湾にでると、広いのに陸がずっと見える感じが大きな湾を感じられてよかった。
やっぱ天気イイと違うね。
5号は八雲まで走って277号に曲がる。
まがったらガラガラ。対向車も前を行く車もなく優々走れた。

277号、八雲町→
気持ちいい道と長い雲。道脇は小さな湿原。

考えてみればこの277号も走った事なかったみたいで初めての道。何気なく走ったんだけど北海道にしては珍しくカーブの多い面白い山道の国道だった。

川も脇を流れ湿原とかもあったりして景色もよく、特に山が荒々しくカッコ良かった。峠も気合入って楽しく気持ち良く(ちょっとタイヤ鳴らして)走れた。

↑277号、八雲町。
ちょっとの湿原と鉛川と雲。
道はカーブとともに起伏が多く
気が抜けなくて楽しい。

277号、熊石町。雲石峠の下り→
正面の山は冷水岳かな。
over!
天気良くて山の形がハッキリして面白い

もうちょっと走っていたい道だったけど速度があがってたのもあってすぐ熊石で日本海側に出る。

ここから277号は229号との重複区間ってことになる(標示はないけど)
またこの229号が広々しててよかった。
長い海岸線と遠い雲と眩しい海、そして他の車が全然いない独占ドライブ。
たまに前の車に追い付いても楽々追い越しできるし。

そんでまた海沿いの道でガードレールがなくて海原見放題なのが車高低めの車にとっては嬉しい。

↑277号(229号重複)熊石町からの日本海海岸線
ひとりで走ってると車のTVCMみたいな気分。
だれか空撮してくれ〜

そんなわけでこんなお遊び。
走行中の自分撮り→
何気ないけどひとりではしゃいで凄い格好で撮影(笑)
そんなことより
うみ〜〜〜〜ぃ

  
over!

1時間も走らない内に江差に着いた。
たまたま地図見てて鴎島というのが目に付いたのでちょっと休憩がてら行ってみた。
←↓鴎島の入口。
島は江ノ島みたいに浜で繋がってて島の入口まで行けた。
島内は遊歩道のみだったので車を降りて少しだけ歩いた。
←かもめの散歩道。
しめ縄をした瓶子岩が海に浮かぶ。
文字通りカモメも間近に見れた。
over!
なかなかイイ景色の落ち着いた所で、近くに開陽丸(榎本艦隊の江差沖で沈んだやつ)とかもあった。
気が付けばもう二時過ぎ。朝からうまい物食べたからといって腹は減るわけで、鴎島で何か美味しそうな物ないかなと思ってたんだけど何もなかった。
何か食べたいと思って漁協直売みたいなとこでイカ飯を買って走りながら食べた。ら。
イカ飯だと思ってたのがイカのウニ詰めだった。これはこれでオドロイタけどうまかった。
そうそう、別に気にしてなかったけど江差から国道は228号になる。(終点起点の標示は無かったと思う)

228号、上ノ国町北浜→
絵に書いたような雲で日陰と日向がクッキリ

←228号、上ノ国町大崎
大安在浜の眺め
なんかやっぱり外国だよ
カリフォルニアにも劣らないイイ景色

この日本海側のコースは99年に二回走ってる。逆方向から曇った早朝と同方向で月夜のドライブ。
どっちも悪くない印象だけどやっぱり晴れた昼間のドライブにはかなわない。こんないい感じの道だとは思ってなかったよ。

228号、上ノ国町舘野→
ラスタッペ岬付近
うちのHP開設当時(ちるくすのぺえじ)の扉の絵のような景色。知ってる人はいるかな〜?
この道はしばらくこの浜〜〜丘〜〜の繰り返し。海の向こうに松前小島とかも見えた。

←228号、松前町神山。うっすら松前小島。

1時間ほど走って松前。松前は松前半島の先端(道南を長靴に例えると爪先の部分。。。まだ言ってる)にあり、ここから津軽海峡に面して走る。海の向こうには津軽半島が見える。
228号、福島町松浦→
白神岬付近。
ゴツゴツの荒い景色

松前あたりからはさすがに少しづつ車が増えてきた。
道はちょっと岩場の海岸で追い越し出来ない感じなのでおとなしく走った。
228号は福島で一旦海から離れる。

←228号、木古内町釜谷
右正面に島みたいに見えるのが函館山

知内でまた海岸に戻る。
もう函館山が見えるくらいなので函館は目と鼻の先だけど、気が付けばもう四時。函館で夕食を食べてから六時半のフェリーに乗るつもりなのでちょっと焦った。
さすがに夕方だし道が混むのは仕方ないけど、こういうちょっと焦った時に限って遅い車が前にいたりするんだよね。。。

函館には五時前に着いた。焦った甲斐あって?丁度いい時間。早速ラーメン屋をさがして路上駐車でゴー。(函館の町は1本裏道に入れば路駐がしやすくていいね。)

滋養軒という店で塩ラーメンを食べた。みてのとおり汁は無色でっさっぱりしてたけどバターもいらないくらい味はしっかりしててうまかった。さすが塩の本場函館。あ〜近所にこんな店あったらな。。

↑滋養軒の塩ラーメン over!

それと、このラーメン屋の近くの市街でちょっと気になった「いかてっぽう」と言うのを食べてみた。
見た目通りの味だった。

←いかてっぽう over!

ラーメンもう1杯くらい行けそうだったけど、目星をつけてた次の店がすぐには見付からなかったのでヤメて、余った時間で少し函館市内をドライブ。

五稜郭。横目に堀→
ん〜周り回るだけじゃピンとこないね。

五稜郭のあたりとかうろうろしたけど天守閣ないし面白くはなかった。
そしてちょうどフェリー乗り場にむかうところで日が暮れた。

←函館市西桔梗町辺り
西の山に落ちた夕陽

土産買うくらいの余裕をもってフェリーに乗れた。
この帰りのフェリーの方が行きに比べて混んでて客室はいっぱいだったのでデッキで涼みながらの船旅。まだ寒く無い季節でよかった。

フェリーに乗るところ→
真正面に月が出てた。

帰りも定刻。八時十分に大間着。大間からはみんなどうせ279号で真直ぐむつに向うだろうから僕はひねくれて338号脇野沢まわりで行こうと思って右にまがった。案の定着いてくる車も前を走る車も無かった。ゆうゆうと真っ暗な下北半島西側を走った。けど、半分くらい走って気が付いた。ガソリンがやばいかも。。まあむつまではもつだろうけど何時にむつに着くかわからない。。10時過ぎたらやってるスタンド有るかわからない。。という不安を抱えて焦りながら低燃費走行で走って(それにしても本州っていうのは道が狭いトコロだ。。とかぶつぶつ言いながら)峠を越えた。
むつに着いたのが十時十分。。行きのスタンドはしっかり閉まってた。
その他も国道沿いのスタンドは軒並み真っ暗。走行距離から計算してこのまま青森までは無理だろうから何処かでガス欠でJAFか?とか思って半ベソで国道以外のスタンドも見てたら。。
あ。コスモ石油のマークが光ってる!もー天国の灯のように思えたね。
で、無事給油。ホッとして走ってたらその国道裏の県道、24時間営業のスタンドが他にも二軒あった。。ひとつくらい国道に移れや!

そして浅虫の道の駅に11時半。ちょっと早いけど眠気を覚えたので車中泊。


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