9/22/sun 二日目
309号〜御所〜24号〜五條〜310号〜河内長野〜371号(高野龍神スカイライン経由)〜中辺路〜311号〜田辺〜425号(池原ダムから通行止めで迂回)309号〜熊野〜42号〜津〜306号(菰野の道の駅で車中泊)
朝七時に起きた。残念ながら天気は曇っていた。
早速出発。309号をそのまま走り、軽く一山越えるとすぐ24号に出た。
今回の紀伊半島は高野が第一目標。なので24号橋本から371号に出ようと思ってたんだけど、地図を見てたらこの371号は河内長野が起点だったので、五條から310号で河内長野まで戻って371号に出た。

↑310号、五條付近→
あちこちの田圃の脇に彼岸花が咲きまくっててキレイだった。

五條→河内長野→橋本は橋本市街で少し混んだくらいで順調に走れてあまり時間のロスにはならなかった。371号も橋本までは普通の道で、のんびり走った。
橋本→高野間の371号は難所らしく「高野こちら→」とかいって370号の新しい道の方のルートが薦められてた。(まあそっちルートはまた今度ということで。)
↑24号(370、371号重複)橋本市内。
こっちは古い370号に曲がる所。マイナー。

で、橋本の町の裏で371号は370号から別れると、いきなり細く勾配もきつく気合いが入った。

371号、橋本市内→
通行止がこの日はたまたま解除になってた。
ラッキー。たまにはこういう事も有るもんだ。
over! 対向車も多かった。

少し走って勾配を登り切ると、あとは高野まで谷間の道。細く見通し悪い道が長い区間続く。
路面が荒れている所もあったけど、僕にはちょーど面白いくらい。
over! 371号、玉川峡→
ガードレールがない個所が多く川がよく見えた。

ゆっくり走っている車にはしつこく食っついて先を譲ってもらったりして傲慢にドライブを楽しんだ。

高野山に出てそのまま高野龍神スカイラインに出た。
料金が高いだけあって走りやすいキレイな道。直線も多く遅い車も邪魔にならなかった。

←↓371号、高野龍神スカイライン。
箕峠付近。二千円の道。
まあ走りやすい有料道路ではある。

だけど天気も曇りだからかそんなに景色いい道でもなく、ほんの少しの時間稼ぎってトコかな。
休憩所や展望台は何ヶ所か有ったから寄って見りゃいいんだけど、あくまでもドライブ。

それよか、地図を見ると面白そうな所をパスしてしまったようで少し後悔。

そして有料道路区間が終わって425号と合流。ここら辺の371号はマトモな普通の道。のんびり走って龍神村に出る。
ここで425号と分離。

←龍神村 東。371号?県道? 

この先の371号がちょっと謎。いきなり途切れて県道になってる。もう少し先から「Mapple」によると国道が繋がってて中辺地方面に抜けれれると記載されてるけど、「VAIO」ともう1冊の地図にはそんな道は載って無かった。

とりあえず冒険的に進んでみたら、「国道371号/崖崩れの為架設道路有り/但し夜間は通行止め」→と書かれてたので、これは間違い無く抜けられると確信して進んだ。

県道から外れて仮の国道と思える道に入ると凄く細くて不安に成った。

「国史指定-安部清明社」なんていう小さな祠を通過して、草臥れた鉄橋で丹生ノ川を渡ると「この先林道、許可のない車輌進入禁止」と立て看板。
ん〜多分それは他の枝道の事じゃないかな?ちょっと迷った後、都合良く解釈して進んだ(^_^;)。

←さいの谷手前の鉄橋。錆錆で草臥れた感じ。

不安を抱えて細い荒れた山道を進むと突然広い立派な道に出て国道マークも発見。やっぱ繋がってんじゃん。とりあえず一安心。

371号、龍神村の山奥でいきなり立派な道→

立派な道は立派なトンネルで山を越えたらまた途切れて細い道になった。

そして少し進むと先程告知されてた崖崩れのトコで架設道路へ迂回。

←371号、中辺路町小松原。崖崩れ手前。

その架設道路→
つーかモロ河原の砂利道。
雨降ったら通れないな。
真正面に崩れた崖が見える。
その崖崩れ部分。
てわけで中辺地に抜けて311号と合流、この調子で371号を走り切りたいところだけど、この先も未開通区間が有り、林道の迂回路はあるもののかなり凄そうな感じがしたので止めて311号で上富田に出た。

で、42号に出て御坊から425号に出たのが1時半。この紀伊半島を東西に横断する400番台の国道はいつか走ってみたかった道だった。

御坊からのしばらくは細めの田舎道。
時々対向車との擦違いがキツイとこもあったけど慣れたモンで楽々ドライブ。日高川沿いに出ると道が広く成った。

←425号、印南町郊外。

順調に走って龍神村の道の駅で昼食。なめこうどんを食べる。コスモスが綺麗だった。

やがて午前中に走った371号との重複区間を走り、371号と別れると一気に道が細く成った。この龍神-十津川区間の425号は凄かった。

425号、龍神村小又川付近→
何台くらい落ちたんだろ。。

転落!死亡事故多し」だの「転落に因る死亡事故多発地帯」だのの呼び掛けがあちこちにあって、確かにコケ脅しじゃないような細かいカーブの連続の狭路が続いた。

狭い上に谷は深く路肩が怪しかったり、路面も荒れ気味で枯葉枯枝落石は多く落ちてて慌てると滑りそうだし、勝てて加えて対向車も多い。さがすに狭い山道が好きな僕でもここだけは慎重にやや乗り出し気味に運転した。
↑こういう崖崩れ後の砂利が滑りやすく注意。

小又川がよく見えた→
左側に先の道も見える。
こういう狭さ。

←崖崩れ注意の標識が
崖に張ってあった。
これでは崩れちゃうんじゃない?

←425号、十津川村 迫西川。
牛廻越の附近。いい眺め。

↓425号、十津川村 小坪瀬。

龍神-十津川間は和歌山側より奈良側の方が少し楽だったかな。時間にすると一時間半で通過、走ってる時はエラく永く感じたけど思ったほどは時間かかって無かったみたい。
国道168号を跨いだ先の425号、十津川-下北山区間も細かいカーブの連続で道も狭かったけど龍神-十津川間ホドでは無く楽しめる程度。(県境が無けりゃマトモなのかも)少々速度出し気味にドライブした。

←425号、十津川村高滝。
深い岩の渓谷の道から見えた滝。
「不動滝/別名-高滝/落差-46m」だそうな。

425号、白谷トンネル。あ、対向車来てる→
抜けた先はぐんぐん谷を下る。

峠の白谷トンネルをくぐる辺りから日が暮れだして下北山に下るとすっかり夕焼けのモヤ〜としたセピアな感じに包まれた。

←425号、下北山村。
 鱗雲がキレイで幻想的。

このモヤ〜とした感じが薄れて夜が来た。道はゴルフ場のド真中を突っ切って169号と合流。

すぐに池原ダムで169号から分離。。。。ここで通行止めのお知らせ発見。あーくやしーー「迂回路なし/通り抜けできません」だそうで仕方なく425号断念。

309号で熊野に向かい、42号に曲がったら後は津までのんびり夜のドライブ。走りながら地図で道の駅を探して、河芸から306号に折れる。
306号はのんびりした道がずっと続いてたと思ったらいきなり菰野の少し手前で道が狭く成って面白かった。

ってわけで、菰野の道の駅で寝た。菰野の町もプチ暴走族みたいなのが走り回っている音が響いてたけど、まだ10時半なので道の駅には集って無かった。ま、要は寝ちゃう時間次第って事かな。
ところで帰ってきてから調べてみた処、371号の未開通区間の迂回路の本山谷平井林道という道は割と走りやすい道だそうだ。かえって国道の区間の方が酷い道らしい。まあどちらにしても時間的に通らなくて正解だったんだけどね。

それにしても紀伊半島は地図によってマチマチだよな。国道と標示されてる地図が有れば林道に成ってる地図とかあったり(309号とか)繋がってるのにまだ地図に書かれて無かったり(371号、311号とか)有料道路に国道マークつけたり。ちょっと謎で秘境なムードが漂う半島だよね。やっぱ三連休じゃ全然足りなかった。またそのうち行こう。


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