1990/8/3 fri 3日目
札幌〜12号〜旭川〜39号〜網走〜244号〜斜里〜334号〜宇登呂〜林道(カムイワッカの滝で入浴)344号〜羅臼〜県道(相泊で食事)335号〜標津〜272号〜釧路(宿が見つからず)38号〜白糠(ビジネスホテル泊)
3時半に出発。
ガラガラの12号の広い道を北上。江別のコンビニで友達と運転を交代したので「日本一長い直線道路」区間は友達の運転で駆け抜けた。

←12号、美唄?
27.7kmの直線道路と朝日

滝川でトラックだらけに成ったので僕に運転を交代。ポコポコ追い越しして快走した。
まだ眠る旭川を越えて39号に出る。

〜当時の記述より抜粋〜

石狩川に添ってずっと走りやがて山の中に入って行く、山の中でもやがて岩肌が荒々しく成り谷間っつー感じになって層雲峡に至る。この聳え立つって言う感じは良かったけど快晴に成り谷間で明暗の差が激しくて目が疲れた。

↑39号、上川から層雲峡に入る所

←層雲峡の岩肌。滝があった。

層雲峡の深い谷間の感覚は楽しかったけど、車の天井で上が見えなくてトンネルも長くイマイチ堪能出来なかった。

↓新大函トンネル前

大雪湖を過ぎて駐車する所があったので一休み。ここが8時半頃で、今ごろ会社では、、(※1)なんていうバチあたりな話をしながら山を下りる。高樹林の感じがよかった。とにかく日射しが強くて暑かった。窓を開けると寒かった、ムズかしいねぇ。

※1:ウチの会社は8:30始まりなので、丁度はじまったトコ。「今ごろ暗い顔でストレッチ体操してるんだよ」とか言って暗い職場と爽やかな今と比べて笑ってた。性格悪っ。。

山を下りるとずっと真っ直ぐな道だった。途中キツネが繋がれたドライブインがあった。熱くて可哀相だった。

このあたり結構牧場があって「作り立てソフトクリーム」なんて幟が出てたので「次にあったら寄ってこうぜ」なんて言ってるうちに留辺蘂を越えて北見に出てしまう。
北見に着いて「あっそうか北ナンバーって北見だったのか」と気付く。

↑39号、留辺蘂付近。

そして美幌の町では道路工事で迂回させられた。迂回路の案内が不親切で少し迷った。
美幌を抜けると網走まではすぐだった。

車を停めて刑務所とか見てこようかと思ったけどすごく天気が良くてイメージが違うなと思ったのでやめといた。「やっぱ網走っていったらドンヨリ曇ってなきゃね」と言ったら「刑務所の他は普通の人が暮らしてるんだから、そういう言い方はないよ」って。ごもっともです。

↑網走湖。網走の爽やかな湖、、ウィンドサーフィンしてる人が多く健全的。
さて網走は素通りして244号に出た。この道はオホーツク海沿いの道で気持ち良かった。

途中で大きなドライブインがあったので休憩。土産買ってトイレ行って写真撮った。

244号、鱒浦付近→
 ドライブイン脇。
 車体に映る海がGoo。

←オホーツク海と僕。この日はもう泳ごうとかいう気はなかったみたいだね。

このちょっと先の濤沸湖という湖、葦みたいなのが生茂っていて湖畔に牛が沢山いて何か素敵だったが、シャッターチャンスがつかめなかったのは残念(※2)である。

※2:みんなに言われるが、助手席の友達に撮ってもらえばいいんだよね。。

斜里からは334号に出て知床半島をすすむ。ずーっと海沿いで気持ちよかった。

334号、斜里。オホーツク海→

宇登呂で観光案内図を貰って知床林道に入る。

林道はダートで土埃が酷くダメに成るのを覚悟でワイパーを動かした。この道で野生のキタキツネを何匹も見かけた。

←知床林道。ずっとダートだけど土埃以外そんなに悪い道じゃなかった。
 
over! キタキツネ。わかるかな?

そしてカムイワッカの滝(→click!に到着。

この滝、ただの滝ではなく天然温泉の湯が流れていると言う滝。早速車を停めて水着に着替えて入浴。
手前ではまだ湯がぬるいので滝を登る。斜面は緩やかで登り易く、ある程度登ると丁度いいくらいの滝壷があって入浴した。景色いいし泳げるし温泉だし最高だった。ホント不思議な滝だった。

戻りもキツネを見かけながら宇登呂に出て334号を東に走る。

知床峠を越えて羅臼で道道に折れて、今度は知床半島の東側を北に走る。
で、その道の終わりの相泊と言うトコまで走り、「熊の穴」という店に到着。この店で食事。トドの焼肉と熊のチャーシューメンというこの店特有のメニューを食べた。

←味処 熊の穴

僕と根室海峡と
国後島→
トドは結構うまかった。鯨より豚っぽいつー感じかな。
熊のチャーシューは小さなチャーシューが1つ乗ってるだけだけどその1つで充分。熊の肉のニオイと言うか風味はわかった。なんというか他に例のない独特な感じで珍しかったのでうまかった。
羅臼に戻ってそのまま真直ぐ355号、標津から272号で走っている内に日が暮れて真っ暗に成った。
道には電灯もなく、ホントに道以外何もないかと思える程真っ暗だった。前も横も真っ暗でサイドミラーバックミラーも真っ暗。これは初めての経験だった。
やがで明かりが見え始めると44号に出てすぐに釧路に着いた。
暗闇を抜けてきただけに釧路では町の明るさを実感した。この釧路でもお祭りでをやっていて、こういう→漁船のような山車が出て町を回っていた。

この祭りのせいか(+週末だからだろう)市内のビジネスホテルは何処も満室だった。

仕方がないから諦めて、市内では給油と洗車(スタンドのコイン洗車)だけして出発。まあ走ってるうちに何かあんだろと思って38号を西に走った。
この38号の大平洋に写る月明かりがすごくキレイだった。なんというか左の絵(※2)っぽく月が海にたれおちてるっていう感じで、海も月が写っているところがすごく明るくてなんか不思議な感じだった。

※2:同じように左に配置してみました。
こういう月明かりってすごく明るく感じるんだけど写真に写らないんだよね。。

38号沿いの宿二軒くらいあたったけど満室。。だんだん寂しくなって来て不安だったけど、白糠で駅前のビジネスホテルに空室があって宿確保。ナイス!

安心して近くの居酒屋で食事がてら飲んだ。あ。毎日夜飯は居酒屋じゃん。。
そろそろこの辺りでウニやらイクラやら食べたいなと思ってたら、残念ながら品切れだそうで、店の親爺曰く女性だらけの宴会で全部食べられちゃったそうな。。女性は飲みより食いだから儲からないんだそうな。。。
そんな感じで話好きな親爺の話聞きながら(っていうかつかまっちゃって聞かされた)とっておきの地酒を出してもらったりして(これはオゴリとか)ゆっくり飲んだ。楽しかった。

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