松江市白瀉本町の宍道湖から中海に流れる大橋川の口に架かる橋。
今年三月まで放送されてた朝ドラ「ばけばけ」の舞台なので聖地巡礼気分で散歩。まずは車を停めたのが南殿町なので松江城外堀になる京橋川を渡って散歩しつつ向かってみた。
その京橋川を東京橋という橋で渡った。ドラマで主人公のセツが渡ってた橋ってこのくらいの大きさの橋だったような気がしてたんだけどねぇ。まぁよく見る撮影所の橋だから関係ないよね。この橋の途中には小泉八雲の『怪談』の「むじな」や「耳なし芳一」の情景像が置かれてた。

橋の先には船着き場があった。川巡りとかあるのかな。そして対岸の店先にも「雪女」の像があった。この調子で他にも沢山あるのかな?と思ったけど、その先他には見かけなかったし案内もなかった。
そこから京店商店街の洒落た街を歩いた。街のあちこちに幟や垂れ幕で「あげ、そげ、ばけ」という小泉八雲とセツのイラストが掛ってた。あげ?そげ?

そんな町の一角になぜかマンガ肉やマンモス肉のベンチ?のあるスペースがあった。ギャートルズかよ、、と思ったらその通りで驚いた。「はじめ人間ギャートルズ」の作者の園山俊二が松江の出身なので造られた休息コーナーだそうだ。へええ。なつかしい。っていうか肉とか石の錢とか猿に吐かせる酒とかドテチンとかテーマソングとかいろいろ印象強いアニメだよなぁ。
そして「松江大橋」
さっき車で通ったばかりだけどね。歩いて渡るともっと大きく感じた。
これは何代目の橋なんだろうか、江戸時代からここに架かってた橋なんだよね。ドラマの松野家が借金かかえて移り住んだ川向かいは確かに遠く感じられた。
北側に広がる宍道湖の眺めはすぐ隣に架かった県道の宍道湖大橋に遮られてた。

渡った先ではまずすぐ北の脇、ここらへんが長屋の裏の川向かいに叫んでた井戸端かなぁとか思って来て川を振り返ってみた。
まぁもちろんドラマはセットで対岸の景色は壁絵ではあるだろうし、長屋の前の川岸で叫んでたなんて言うのもドラマの演出でしかないのだけれど、向こう岸の城下との距離感は感じられてよかった。
そして道をはさんだ前の工事の鉄壁に「白潟地区の水辺整備」とか「豪雨の爪痕」とか「大橋に伝わる逸話」とかの案内パネルが貼られてた。小泉八雲はこの橋を渡る下駄の音が気になってたそうだ。写真の橋はえらく細めの頼りない橋だけど、これは昭和12年に架けられた現橋のかけ替え中の仮橋だそうだ。下には立派に開通した橋の写真もあった。
さて、橋の南の脇の方は公園っぽくなってたのでそっちも行ってみた。
こっちは色々あって「源助柱記念碑」「深田技師殉難記念碑」とか、しまね景観賞の灯籠モニュメントとか、案内板もあって、明治23年(1890)に小泉八雲が汽船で到着したのがこの付近だったそうだ。あれ?ドラマではモロ宍道湖の浜だったね。
「八軒屋町」ともあって水運の要として番屋がおかれたこの辺りには旅籠や茶屋が並んでたそうだ。

公園には桜の木もあったので花見の季節はいい感じなんだろうと思えた。
川を覗くとオオバンやマガモの水鳥が泳いでた。少し眺めて橋を戻った。
戻る時に大橋の真ん中くらいまで来た時にそれまでビルに隠れてた松江城の天守が見えた。
ちゃんとしたドラマの舞台巡りではないけど、それにかこつけたゆるい散歩として楽しめた。
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