一台目の

88年式Si
(EF7)
1988年7月〜1999年6月

全長:3755mm 全幅:1675mm 全高:1270mm ホイールベース:2300mm トレッド(前/後:1450mm/1455mm) 車両重量:890kg エンジン型式:ZC タイプ:水冷直列4気筒D0HC 総排気量:1590cc 圧縮比:9.5 燃料供給装置:PGM‐FI 最高出カ:130ps/6800rpm 最大ト ルク:14.7kg-m/5700rpm ステアリング形式:ラック&ピニオン ブレーキ(前/ 後):ベンレーテッドディスク/ディスク サスペンション(前、後):ダブルウィシュボーン
色:黒
ルーフ:ノーマル
ホイール:無限 CF-48
パワステ-パワーウィンド
リアスポ
Feels製エアクリ
ストラットバー
無限サスペンションキット

新車当時の写真→
鉄ちん+ホイールキャップ
「いまどきのこども」の初心者マーク
切っ掛けは「ひとめぼれ」。
会社の前に駐車してあったCR-Xを一目見てカッコイイと感じた。後部座席の光を目一杯吸い込むクリアーなイメージ、その当時はまだ多く無かったリアガーニッシュの赤い直線(その後トヨタも真似しだして一時期殆どの車がそうなってしまったけど)そしてデザインで一体感のあるはっきりした前照灯、全体のシルエットが横から見ても前から見ても後ろから見てもカッコよかったけど、特に後ろから見た感じが独特でカッコよかった。 「この車は絶対高いぞ」と思った。 ところが、そろそろ免許もとれそうな時期に車関係の雑誌を買い揃えて見てみると、三年ローンくらいでなんとかなりそうではないか! もう即決定だった。


根本的に初心者。
父親が運転免許証を持っていなかったので、我が家には自家用車が無く、子供の頃から滅多に車に乗る事などなかったので、車に対する憧れ以上に無知なところが多かった。
1988年6月、免許をとった当日、以前から目をつけていた近所の駐車場と契約して
「よし、これで車が買えるぞ」と威勢よくディーラーに行った。 僕は「車なんか契約さえしちゃえば、奥から一台出して来て乗って帰れる」ものだと勝手に思ってたのだが豈図らんや、印鑑証明だなんだと手間はかかるし納車迄随分かかるそうだし、と、当時19才だった僕には随分と勉強になった。今更ながら振り返ると「ホントそんなんで車買っちゃうのかよ」ってツッコミたくなるほど車に関する事は殆ど知らなかった。アルミホイールって何?パワーウィンドって何?FF??DOHC???そしてCR-Xが1600ccでライトウエイトスポーツと呼ばれるカテゴリーの車だって事や、走り屋に愛されているって事や、当時F1で絶好調のホンダの唯一のスポーツモデルだってことやその他諸々、殆どがの納車待ちのなが〜く感じる期間にいろいろ読んで知った。今から思うと、ホントに何の知識も無くひとめぼれだけでよく買ったものだとあきれるやらほほえましいやら。そしてそんな車がホントにイイ車で長く愛せている事に喜びを感じてます。


僕がCR-Xを購入した事に付いては賛否両論だった。
当時付合っていた彼女には相談せずに購入した事も有ってか「なんでこんな走り屋の車にしたの?どうせホンダの車にするならプレリュードにすれば良かったじゃない」と言われ「じゃあ乗せてやらないよ」と喧嘩になり、後から思えばそれが元で別れた。 まあどうせ相談してもプレリュードがいいと言ってCR-Xには反対したのだろうと思う。当時プレリュードは「究極のナンパ車」と呼ばれ、後にも先にも「ナンパ車」として売れまくったのは当時のプレリュードだけだと思う。プレリュードに乗ってればナンパ出来ると信じて欲しがる友達や、実際にそういう目的で購入する同僚もいたりしてそう言う人達からはCR-Xは「走り屋の車」と呼ばれ否定された。 なんと言ってもプレリュードの凄いところは、運転席側から助手席が倒せると言うところだろう。それ故に「究極〜」なんだろうけど、もし僕がプレリュードを購入していたら、当時の彼女は喜んでシートを倒させてくれたのだろうか? どちらにしても僕は彼女よりCR-Xを選んだ。後悔はしたこともなかった。

否定される事だけが困る事ではなく、賛成した友人にも少々困った。
「運転させて〜」くらいならまだわかるが「筑波まで貸して〜」(峠を攻めたかったらしい)なんていうことを言う始末。 こちらはドライブできる時間が一分一秒たりとも惜しいくらい夢中で、例え夜何時まで残業になっても帰って来たら必ずドライブする毎日の中で、車を貸すなんて言語道断、運転させるのだって勿体無い気分だった。 そしてだんだん、そういった友達が煩わしくなり離れていった。これは少々後悔もするが、友達は専門学校やら予備校やら大学に行って、親の車を乗ってたり、親に安い中古車を買って貰ったりしていた。 僕が自分で働いて車を購入しているのに対して差が付くのは仕方なく、溝が出来た。ただでさえそんなに多くはない友達だったけど、これで一段と減った。
僕はCR-Xを走り屋になるために買った訳ではなく単純に時めいたから買ったのだ。おそらく中にはプレリュードをナンパ目的ではなく車のスタイルなどに惚れて気に入ったから買った人だっているだろう。でも、世間はあまりに情報や常識に忠実で個人の感覚を無視する。自分にいいものを選ぶには19歳は若すぎたのだろうか?


車を買ってからの半年間は毎日ドライブした。
会社は都内なので通勤はバス+電車で行って帰って来て、そのまんまちょうどバス停のまん前の駐車場から毎晩遅くまでドライブしていた。とにかく走っている時間は充実していて気持ちよかった。とはいえ、別に峠や首都高を攻めているわけでも埠頭でスタートダッシュしているわけでもなく、ただ漠然と色んな道を走り回っていた。とにかく走る感覚が楽しくて(いまだに(笑)飽きもせずにただただぐるぐる走り回っていた。大きくひとまわりして来て家の前まで来ても、かけて聴いてるCDの曲が中途半端なのでもう一廻り、、とかしてなかなか家に帰らなかった(笑) まあ、平日は遠くても横浜までがいいことろで江ノ島に行った日には帰り道に迷って朝になってしまった。そんなわけで寝るのはいつも2時、3時で、若かったなあ〜と思うが、寝る時間に関しては今も変わらなかったりする(笑)
平日はそんな感じだったけど、休日に友達や女の子と一緒でも、部屋や茶店でダラダラしているくらいなら走っていた方が会話もはずみ、無計画に走る自由な開放感とノリが楽しかった。 ただ、車を停めて休むのは好きじゃなかったのでホトンド走りっぱなし。同乗してた相手はキツかったと思う。つきあってくれたみなさん、いまさらながら感謝です。



11年間乗って総走行距離は203,451km走った。
11年の間にはあちこち修理しました。排気系、電装系、点火系、ミッション系、エアコンのコンプレッサー、足周り、エンジンも載せ替えてます。
消耗品としては、バッテリーは二回の詰め替えで済みましたね、タイヤは約一年半毎に交換してたから、7回交換しているのかな?。ワイパーは一年で交換してたから10回。エンジンオイルは基本的には5000kmで入れ替えてた
(忘れてた事もあったでしょう)ッてことは、40回くらいオイル交換をしたことになるのかな。ガソリンはリットル平均12、5kmとして16,276リットル、、、、1リットル100円としても1,627,600円。そして車検が4回。。。お金かかってるねえ(^_^;)


やっぱり最初の車は格別の愛着と思い入れが有り別れがおしかった。この車だけが自分の車だと思っていたので手放す時は次の車を買わずにドライブもやめようと思っていたほどだった。



最後の洗車時の写真

斜め後からの姿
パッと見普通だけど
バンパーはめり込みリアフェンダーが錆ている
HondaTwincamのプレートが懐かしい



脇から覗いた運転席
シートの肩が綻びてる



ホイールは無限CF-48(黒)
洗いずらかったな〜コレ
購入当時は専用のキャップとかも着けてた
タイヤはBSのグリッド(初代?)



リアシートと後部スピーカー
昔こういうスピーカーが流行ったんですよ
後ろから見るとメーカー名が光ってるやつで
ブレーキランプと連動して赤く光ったりするんだけど
残念ながらこのウチのは赤く光ったりはしませんでした(ずっと緑)
シートはさすがに熱でボロボロ
テープで雑に補修



ナンバープレート
ボコボコです
いいナンバーで気に入ってたんだけどな
ずっと引き継げるようにしてくれればいいのにな


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