8/23 sun 飛騨ドライブ
41号(渚の道の駅で補眠)
〜小坂〜県道(御嶽パノラマライン)〜日和田〜(361号経由)県道〜奈川〜158号〜松本〜143号〜上田〜〜141号〜小海〜県道〜上野〜299号(途中、小鹿野で昼食休憩)〜久保〜県道〜高萩〜407号〜坂戸〜県道〜杉戸〜農道〜松伏〜県道〜松戸
起きたのは二時半。
。。早すぎ。早く起きたのに微妙な気分なのも珍しい。

三時に出発。そのまま41号を南下。夜中の41号はガラガラで広いヘアピンもあって面白かった。
でも、たまに現れる車は蛇行したり信号無視したりで、寝ててそうで危険だった。
高山で158号に曲がる、、筈だったけど、、やっぱ真っ直ぐ帰るなんてつまんないよな〜とか迷って、結局高山通過。
少し先の道の駅でトイレ休憩。ちょっと強引に少し眠った。

一時間ほど眠れて起きたら五時過ぎ。明るくなってた。起きるならこの位がいい。寒かったけど。
のんびりした気分で地図を見て面白そうな道を探した。
道の駅には展望櫓があったので登ってみた。道の駅を見下ろすだけの展望だった。

←道の駅「飛騨街道なぎさ」の縄文シンボルタワー
over! 車を見下ろす。

五時半に出発。41号を進んだ。濃い霧が出てたけどすぐに抜けて安心。
ちょこっと走って小坂で県道に曲がった。
御嶽山の北を走る山道。地図で見た通りの細かいカーブの連続の道で、早朝から熱く楽しんでドライブ。でも気温は低く窓は少ししか開けられなかった。

一ヶ所だけキレイなヘアピンがあって、ここだけタイヤ痕が残ってた。
途中で「飛騨御岳ハナモモ街道」と標示されてた。

ぐんぐん登りながら暫く走ると、突然視界が開けて素晴らしい眺めの崖の道になった。
とにかく横目に見る御嶽山の山並みがくっきり雄大な絶景の道。ゆっくり徐行して観光してる車もいたけど、こんな絶景は走り抜けてこそドライブでしょ。抜かして優々ドライブ。

←県道、下呂市小坂町落合。
多彩な雲と朝の明るさがいい感じ。
パノラマ。
1000×300

たっぷり崖の道を楽しんだ先に太平展望台の駐車場があった。分かってるねぇ!

太平展望台→
朝六時過ぎのシルエット

ここで小休止。朝の山の空気を深呼吸して改めて御嶽山の景観を眺望。
ここでは「御嶽パノラマライン」と標示されてた。

←ちょっと角度が変わって見えた、御嶽山の山々。
どの山も角度で印象変わるけど、継子岳だけはかわらない。
谷向かいに道の先も見える。
道はパノラマラインと言うだけあってまさにパノラマ。濁河峠を越えた先は御嶽山だけじゃなく北方向の広い眺望も雲海まじりに垣間見えたりした。
視界の開けてない所は熊笹の壁のような高原道。日が登りながらもそれを隠す雲とか景色に事欠かなかった。

県道、濁河峠付近→
over! その先の北の高山方面の眺め。

途中、路面工事区間を過ぎるととたんにきれいな広い道が現れた。ああなるほど、スキー場の近くだからってことかな。
ここらでは北の乗鞍岳と東の山並みが見えた。

←県道、高根町日和田。
山並みと雲と陽光。

そしてチャオスキー場近くまで進むと乗鞍岳は眼前にくっきりと大きく見えた。
スキー場あたりには「飛騨御岳尚子ボルダーロード」と標示されてた。
なんか色んな名前が。。高橋尚子の尚子らしいけど、この道を走ってたわけではないらしい。
早朝の一時、たっぷり楽しんだ。前の日からどう進もうかモヤモヤしてたけどこれは正解。いい道を気持ちよく走れて良かった。

361号まで下って、高山方向にまがって少し戻る形で進んだ。
国道に出る手前にグランドがあってそこからたくさんのランナーが走ってた。

高根乗鞍湖から県道に曲がる。
曲がってすぐのトコでサルの群れが道を横断した。ほんとどこ行っても猿は大いね。

この県道は野麦峠の道。思ったよりマイナーで険しい道だった。
山深い感じもいいんだけど、やっぱり今しがた景色いい道を通ってきたせいもあり、パッとしなかった。
しばらく細かい道を進んで野麦峠に出た。

峠でトイレ休憩。なんとこの峠のトイレ、ウォシュレットだった。
峠の資料館とか峠の茶屋とかもあったけど、まだ七時半。。開いてなかった。

ああ野麦峠の像→
若かりし頃の大竹しのぶが「飛騨が見える」と言って息を引き取った峠。

像を見て明治の出稼ぎ労働者少女達の時代を偲びつつ峠を下った。

こういう人たちの年に一度の里帰りの長い道のりを考えると、目的もなくフラフラと一日何百キロもドライブするような自分の何と恵まれたことか、申し訳なくもあり又その分楽しんで感謝の気持ちでドライブしたいなとか思った。
県道をずっと下って梓湖の奈川渡ダムで158号に出た。

←県道、奈川渡ダム。

158号を松本に向かう。午前中に松本に向かう車なんてそんなにいないだろうと思ってたけど、とんでもなく、こっち方面も列になってのゆっくり走行。
そして松本の市街を抜けて、扉峠に向かってビーナスライン!とか思ってたんだけど、気まぐれで143号に出た。
そういえば143号は久々。あまり使わないルートだし実質マイナーな印象の道。
それでもしばらくはキレイで広く走りやすい道が続いた。

←143号、松本市反町。遠くに見えるのは白馬かな?

あ。しばらく来ない内にさすがに整備されたのかな?とか思ったのも束の間、松本市を抜けない内に元の狭めの山道になった。

横川の大いちょう公孫樹。新しめの道はこの少し先まで→

国道の100番台らしからぬ細めの山道をクネクネ進む。
会吉トンネルと明通トンネルは共に明治二十三年開通の歴史あるトンネル。明通トンネルが現役国道最古のトンネルということだけど、この穴は別の意味で有名らしい。
↑143号、明通トンネル。
昭和三十二年に今の大きさに改築工事済み。

まあつまり新しい道をつなげるつもりのない道らしく、対向車も滅多にない空いた道。相変わらず舗装も荒れ気味なので速度控えめにゆっくり走った。

そして青木村の道の駅で休憩。
朝飯代わりに梅まんじゅうと韮うすやきを買った。畳敷きの休憩所があったのでそこで食べて少しゴロンとした。

←自分の車を見ながら畳でゴロン。

梅まんじゅう→
over! 韮うすやき半分は運転しながら。
梅まんじゅうは餡と梅が面白い組み合わせでうまかった。
韮うすやきは普通にうまい。
143号を上田の市街まで走りきった。っていうか、なぜか赤坂交差点から先は県道の標示になってた。手前にバイパスが出来てるのは分かるけど、バイパスから赤坂までは国道標示だった。どうでもいいけど変。
てわけで旧国道で上田駅に出てその後少し上田の市街を廻ってみた。

上田市街はやっぱり思った通りこの夏公開のアニメ映画「サマーウォーズ」の里という幟が連なってた。上田が舞台だからね。自分も先週見たばかり。

←141号、上田市街。駅前の通り。
over! 「サマーウォーズ」の里の幟

上田城に来た。そうそう上田城は来てみたかったんだ。
が、無料の駐車場はいっぱい。ちょっとしたタイミングで駐車できそうな感じだったけど、粘る気はなく北櫓と櫓門をチラッと見ただけで後にした。

駐車場から北櫓と東虎口櫓門→
この櫓門は「サマーウォーズ」の屋敷の門のモデルだとか。ああなるほど。

そして城の近くの細かい道なんかをごちゃごちゃと車で低速で散策。
思った以上に雰囲気ある町並の景観を楽しめた。

←北国街道の新町
けっこう雰囲気いい町屋が見えた。
over! 高橋という橋で矢出沢川を渡る。
城の防衛に鉤の手の桝形になってる道筋とか。白壁がイイ雰囲気。
click! 松本街道の坂下
あちこちに白壁の古風な家。

ぐるっと回って城の南側の尼ヶ淵の駐車場に来てみた。ここも無料で満車。
やっぱり駐車場から西櫓と南櫓を見上げて後にした。

駐車場から見た西櫓→
江戸時代初期の建築現存の櫓。
over! 同じく駐車場から見た南櫓。
北のと共に市内に移築された物を再移築。南,北,西の三基とも同型の櫓。天守はなく同型の櫓が七基あった城だそうな。

また上田の市街を抜けて141号に出る。
といっても市街を抜けると18号に合流。昼時の幹線道路で車も多かった。
小諸で141号に沿って市街に進む。でも結局141号はまた18号に合流。そのまま岩村田に続く旧国道は県道以下にまで降格してた。

で、141号を南下。バイパス型の立派な道で佐久に走る。

←141号、佐久市中込。中込大橋を下りる所。雲間に八ヶ岳が見えた。

佐久から254号のつもりだったけど、やっぱりやめてもう少し進み、小海から県道に曲がってぶどう峠の道を走った。

県道、北相木村宮ノ平→
正面に寝た横顔みたいな変な形の御座山が見える。

小海側からの登りは細かいながら比較的きれいな舗装の道で走りやすく、カーブごとに番号が振ってあって、こちらから登るとカウントダウンするので楽しめた。

そしてぶどう峠。
長野と群馬の県境。ちょっと眺望。休憩してたら小雨が降ってきた。

←ぶどう峠。
漢字だと「武道峠」。戦前の陸軍による当字なのでひらがな(カタカナ)で正しいらしい。
over! 峠からの眺め。小海方面の北相木村の山々。この日は他所ですごい景色見ちゃっててるから。そんなでもないけど、、

群馬側に下る。こちら側の道は打って変わって舗装の荒れた狭目の道。崖道で岩場が多く落石も多かった。そういえば田口峠も群馬側が荒れてた記憶がある。どうした群馬!

どんどん下ると天気が良くなってきた。道も広くまともになった。けど、たまに小さな村落の軒先道を通る。昔の299号みたいだった。

そしてその299号に出た。現在の299号はすっかりきれいな道が通って走りやすいけど、地図で見ると絡みついてる細い道が旧国道。軒先だらけの谷の道。ありがたい。

←299号、上野村 乙母。
正面に上野スカイブリッジが見えた。

上野村で路上に停車してる変な車で詰まってたけど(追突ホヤホヤ?)それをパスしたらガラガラで、速いバイクを追いかけて快走。

中里からも299号を進み、志賀坂峠を越えて埼玉に入ったのが一時過ぎ。少し早めにとか思いつつも、ちょっと早すぎたかな。。

ずっと下って小鹿野町まできて、そうだ昼飯喰おう!と思って町に進入。

小鹿野町の入り口→
「やさしく走ろう 歌舞伎のまち おがの」

小鹿野といえば「わらじカツ丼」。
前に食べた「安田屋」に行ってみたら、すんごい待ちの列。。思わず通過。
少し町をぐるぐる廻ってみて、表通りの「喫茶 昭和」という食堂にわらじカツ丼の幟を見かけて来店。

←胡瓜と紅生姜で鼻緒がついた可愛らしい「わらじカツ丼」。
over! 町内は歌舞伎の人形がまばらに配置。少し不気味。

ボリュームは無かったけど可愛らしくおいしかった。
「安田屋」で食べたのも随分前ではっきり憶えてないけど、新潟のとはやっぱり少し違うね。

この先の関東平野のドライブでこの時間帯ってキツそうだなぁ。。どう帰ろうか、、と考えつつもそのまま299号を進んだ。

秩父の市街は混んでたけど、市街を抜けてもユックリ〜な車の列で揺り籠のようなドライブ。ガムを噛みながら進んだ。

299号、横瀬町→
セメント工場の煙突と石灰岩採掘で削られた武甲山。

高麗で県道に折れた。この道も最初流れてたけど、少しずつ詰まって日高を越えるとガッチり渋滞。やっぱりな。。

こらえ性のない僕は武蔵高萩から407号を鶴ヶ島方面に曲がった。
急がば回れ、っていうか急いでるわけでもないんだけど、やっぱ流れる道でグルッと走った方がドライブでしょ。

というわけで、のんびり埼玉ドライブ。407号を走りながらナビ地図で適当な道を探して、坂戸から県道に曲がった。

適当に進みながら川島を抜けたら、これは前の月に適当に走った時の道だった。
同じ道を辿ろうと思ったわけじゃないけど、その時の気分で適当に進みつつ、気が付いたら違う道を進んでた。(←)アレレ。。
前の方が大きく回る気満々だったのかも。

今回は久喜、和木、杉戸と走って広域農道に出た。埼玉の広い田んぼ道。やっと少し窓開けて走れた。関東は暑かったからね。

埼葛広域農道、埼玉の田圃と車の影→
over! ちるくすと夕日。

夕陽もキレイだった。なんか富山まで回って来た事はすっかり忘れて、ただの日曜日の午後の軽い気侭なドライブをしてるような気分だった。

そして野田橋を渡って千葉入り。埼玉横断で五時間かかった。
あ。今回もまたここでちょっとだけ行きの道とダブってしまった。。

太陽は江戸川の土手に沈んだ。こんな時間にこの野田の道を戻るのも珍しく、少し新鮮だった。

その先もそんなに極端に混みはしなかったけど、家に付いたのは七時ちょい前。今回は余裕でもっと早く家に着くかと思ったけど、やっぱ日曜午後の関東地方は難しいね。
今回も夏休みの代わりの気分での週末ドライブ
軽くのつもりでたっぷり走れた
夏らしいというかなんというか
温泉での全裸の日焼けで全身ヒリヒリのドライブ
川原は涼しかったからこんなに焼けてると思わなかった
短パンで隠れる腿とかが運転中擦れるのよ
ドライブ中の日焼けは沖縄以来かな
途中どう進もうか迷った割にたっぷり景色いいとこ通れて満足
惜しむらくは富山ドライブとかいいながら富山がただの折り返しなとこかな
いずれちゃんと富山県メインでのドライブをせねばと思った

おしまい
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