5/26 sat 石垣島ドライブ
朝は6時に目が覚めた。
船は停泊してた宮古島を出港するとこだった。出港してすぐレストランで朝食を食べてまた二度寝。。
←石垣島。 石垣港上陸↓
次に起きたのは10時。いい天気でデッキに出たら石垣島が見えていた。

船は30分遅れの10時45分頃石垣島に着いた。14時間の船旅はほとんど寝てて退屈をする事無く石垣島へ渡れた。船もそろそろ飽きてたし沖縄の疲れ(?)も取れたし丁度いい感じだったのかも。

石垣島上陸!
まずは先に港の事務所で帰りの船の乗船手続(出港が早朝のため)を済ませて、石垣の町を走る。

石垣の町はホテル以外高い建物も無く、人通りも少なく、思ったよりローカルな町だった。

↑美崎町、メイン的な市役所通り。
over! 390号起点の交差点。日本の国道最南端+最西端。

初めて見る警戒標識「事故多発」オリジナル?→

そうそう。まずは給油した。沖縄本島ではやたら安かったガソリンだけど、石垣島で入れてみたら、、ハイオクL=¥160!え!いきなりスゲーたけー!驚いた。

そして取り敢えず予約してた宿に向かってみた。
街を抜けて、国道沿いの駐車場の大きな店が見え始めた辺りの空港裏。カラフル+キレイな建物ですぐに分かった。チェックインは3時からなので、少し話して出る。

そして早速ドライブに出発!
まずは島を左回りで一周すべく国道をずっと走った。
390号、しばーらく続くヤラボ並木→
石垣島は南側の町や集落を抜けると途端に驚く程なにもないローカルな走りやすい島だった。日射し眩しく、道はまっすぐで車も少なく爽快だった。
↑390号、伊野田。 海も見え、山も見え、時折デイゴの赤い花も咲いてていい景色。

390号、玉取崎手前→
長い直線。飛ばさなくても気持ちイイ。

強い日射しもずっと続くとちょっとキツいけれど、場所によっては雲も多く、都合いい形でたまに陰ったりした。サービスの効いた天気だった。
国道390号の石垣島区間は伊原間の交差点で終了。
ここからは、北東に突き出した平久保半島の奥に向かう県道と、島の北側をまわる県道に分かれる。
まずは奥に向かう道を進んだ。
↑県道、久宇良。
海と平久保半島の奥の山並みが見える。

この県道は地図通り北端の平野という集落で途切れてた。ぐるっと半島を回れる道とか有ると有り難いんだけどな。。

県道、平野。「注意 200m先行き止まり」→
over! その200m先。
海とかで途切れていたらカッコよかったのに。

海まで行けるかな?と期待しつつ平野の集落を抜けて裏の畑に進んでみた。

←平野の集落裏の畑道。
何度も折れて先が見えない不安な農道。

結局、畑道だけだった。。けど、良く見ると畑の先に、海に出れそうな狭い茂みの中の未舗装路があった。
さすがに車に行く気になれず手前で路駐して歩いてみた。

駐車場もない農道で、ギリギリ寄せて路駐→

茂みを抜けるとバッチリキレイな白い砂浜が目の前に広がった。
←左の先に平久保崎
↑島の一番北の(多分)名無しの砂浜。over!

←恒例の取り敢えず足だけ海水浴。

天気も良かったし海はキレイだし誰もいなかったし、よっぽど泳いじゃおうかなーと思ったけど、この日はドライブメインなので泳ぐ時は泳ぐのメインでちゃんと泳ごうと思いとどまった。

さて少し県道を戻って、平久保崎への道の曲がってみた。
何度か道なりに曲がりながら進むと、だんだんと草原ぽい緑が爽やかな丘陵の道になってきた。
↑平久保崎への草原の丘の道。

←「テキサスグレーチングあり」だそうだ。何それ?
over! これ。溝用の金属蓋。

そして道は五、六台停められるくらいの駐車場で終ってた。でも「わ」ナンバーの車で満車。。来る途中で追越しまくったレンタカーがみんな揃ってた。。仕方ないので少し手前に路駐した。
観光客がみんな集まる岬なんてどんなモンかねぇ。。などと思いつつ歩道を歩いた。
!あにはからんや!絶景だった!
↑平久保崎灯台と先の小島。over! 少し上から。

海は翡翠色の珊瑚礁が輝き、草原の緑もキレイで、風も涼しく、感激の景色だった。
灯台前の広場の後の少し小高くなった岩場の丘にも登って、上からゆったり眺めた。

灯台パノラマ1000×300
南の眺め720×250

↑さっき行った浜。 上から見た駐車場↓
戻る途中の明石という所で集落に入る。
来る時に宿のオーナーに聞いた美味しいお店「明石食堂」に来てみた。
さすが人気らしく店はほぼ満員。相席でなんとか座れた。
←明石食堂

八重山そば→

八重山そばを食べた。さっぱりしておいしかった。
食後は集落内を少し通ってみた。小さな集落だけど学校もちゃんとあった。

←明石南農道。over! ヤギもいた。

県道を伊原間の国道の交差点まで戻り、今度は西への県道に折れた。

県道、伊原間。ゆるやかな丘を登る道→
だけど意外と海は狭くしか見えなかった

少し進むと吹通川の橋を渡った先に駐車場があったので、車を停めた。

←県道沿いの吹通川河口の駐車場。over!

広い階段があって、ここから川に下りられるようになってた。ここはヒルギ群落のある河口。マングローブの森や川を眺めて少し歩いた。

ドライブ再開。
引き続き県道で島の北部を走る。
イヤ〜さすがに凄く暑くて眩しくてサングラスくらい欲しい感じだった。

道路脇の樹も何やらスゴい→

←県道、桴海の浦底湾。
お、少し先は曇ってるぞ!
と、たまには曇り空も欲しい贅沢な気分。
米原の先の橋のトコ→
over! 横目に見下ろす海。
ここの先って何故かいつもナビの現在地が地図から外れるんだよね。
GPSを狂わす磁場かなにか有るのかな?
そして川平の三叉路からは川平に向かわずに西に曲がった。

←川平の辺りにあった上下線別ルート区間。
over! 道の間は松並木の森だった。
なんか森林公園みたい。松の樹を残す為かな?公園ぽい演出かな?涼し気でGJ!

川平に行かずに島一周を優先のつもりだったと思ったんだけど、気まぐれで県道を離れて屋良部半島への道を走った。
道は県道じゃないけどキレイな走りやすい道だった。

崎枝湾と川平半島の眺め→
青く輝いてキレイな海。

実はこの半島の道、ナビの地図では途中で繋がってない区間が有るんだけど、走ってみたらかなりキレイな新しい道で繋がってて嬉しかった。

←半島南側の名蔵湾の眺め。

あまりにも走りやすいイイ道な上に景色も良く海が美しく、更に完全に独走。気分良く飛ばしてたら、一番南の所で直角に曲がる所があって急ブレーキ!! 焦った。。

田圃があった→
こんな時期に実ってたから麦かと思ったけど、
後から聞いた話ではここら辺は二期作なんだそうだ。

県道に戻った。
ここからの県道はずーっと名蔵湾の海沿いを走る眺めのイイ道。。なんだけど、このあたり石垣島にしては珍しく車が多く、少しイライラ。

←県道、名蔵。いままですいてたもんだから

県道、新川。畑の先に町が→

そしてそのままずっと県道で石垣の市街に下りて来た。

←石垣の市街。町中も樹が多くていい感じ。

こうして一周してくると町らしい町はこの南部の石垣市街だけでホント栄えて見える。こんなローカルな島だとは思わなかった。。のと同時にこんなに走りやすい島だとは思ってなかった。

さて、一周したところで、ちょっと今後の予定を練ろうと港に向かった。でもドコがフェリーターミナルなのかちょっとよく分からずにグルグルまわってしまった。。
走行しているうちに埠頭の先の島に渡る橋を見つけたので渡ってみた。
↑サザンゲートブリッジの先の埋立島。
over! だだっ広い駐車場の公園があった。
click! 道はずっと進むとゲートで切れてた。

←サザンゲートブリッジ
over! 橋の上から見た石垣市街。

取り敢えず石垣港離島ターミナルという所に行ってみた。ここは高速船のターミナル。カーフェリーの窓口はやっぱり別だった。ついでにちょっと観光会社のパンフ貰って話を聞いて来た。

石垣港、フェリー乗り場手前→

場所を聞いてやっとフェリー事務所に来てみた。離島ターミナルの向いの埠頭の先っぽだった。

船の時間のおおよそはガイド本で分かってた。
この石垣島からフェリーで車ごと渡れる離島は与那国島と波照間島の二島のみ。与那国への船は水,土の朝出港で帰りは月,木なので無理。だけど、波照間島は火,木,土出港で朝出て午後に帰る便が有る。島には3時間くらいしかいられないけど、小さな島だからちょうどいいだろう。ってことで火曜日のその船に乗ろうと思ってたわけだ。が!
丁度その火曜日だけはドック入りの関係で朝行った便がそのまま折り返して帰って来てしまう予定なんだそうな。。。がーん!ホントに船って難しい。。(っていうかチョコっと行くだけなのに車積もうって思うのが間違ってるんだろうけど。。)
まあ先の予定は置いといて取り敢えずドライブ再出発。
石垣島二周目。

今度は島を縦に横断する県道に出てみた。

県道、山に向かうのんびりした道↑

この石垣島の北部は高い山が連なっていて、そこをトンネルで抜けて北に出る道はこの県道1本だけ。このトンネルはかなり重宝してるらしく、島内のあちこちで道路標識に於茂登トンネルという文字を見かけてた。地名じゃなくてトンネル名の案内標示って珍しいよね。

↑大きなヒカゲヘゴがある日陰。

←於茂登トンネル。
島内唯一にして沖縄県内最長のトンネルだとか。
見た目は普通。中も普通。

トンネルを抜けて、あっけなく北側に出る。石垣島縦の横断は15分もかからなかった。。
そしてまた先程の県道を西にまがってまた左回り。少し先に「米原のヤエヤマヤシ群落」というのがあったので脇道に曲がって行ってみた。
↑ヤエヤマヤシ群落への道。
そういや山裾にヤシのような樹々が見える。

←駐車場。
over! マンゴージュース。うまかった。

駐車場から少し森を歩くらしい。
ちょうど別の団体が入って行ったとこなので、土産屋でジュースを買って少し休憩してから森に入った。

さて、県道に戻り、また西に左回り。
今度は川平の集落に向かってみた。こっちは観光向けビーチというか、グラスボートとかあるみたいで川平公園の駐車場はレンタカーとタクシーで埋まってた。ちょっとゴミゴミしててイヤだったのですぐ引き返した。
↑生え初めの小さなヒルギの木。
少し後ろ目に太陽眩しい名蔵湾↑

屋良部半島へは行かずに真っすぐ名蔵湾を走る。
で、今度は名蔵から、少し山間を抜ける県道を石垣の町まで走った。
この道が一番まっすぐ石垣の市街に下る眺めのいい坂道って感じで、気分イイ道だった。

←県道、バンナ公園脇。
長い下り坂で石垣市街に向かう。

そして町で今度は西に向かう。
石垣島三周目。

県道、小学校の先→
ここから先は一方通行で進入禁止。
over! てわけで西に曲がったとこ。

県道には出ずにそのまま西に進んで、唐人墓というのがある観音崎っていう方に走った。ココもちょっと半島っぽくなってた。

海沿いを走るには走ったけど、ちょうどずっと太陽正面で眩しかった。唐人墓とかも寄らずに走り過ぎた。

←観音崎。変な四角い灯台もあった。
まん中のヤシの木の先。

そして名蔵湾に出たトコで東に向かう県道に折れた。今度は石垣島を横に横断ってわけ。

県道、名蔵の南。長ーい直線の道。→
途中でクイナみたいな鳥とかウズラみたいな鳥とかがヒョコヒョコ飛び出してくるので、そんなに飛ばさずに走行。あー亀もいたな。
over! トリさん。シロハラクイナ?
飛べるンでショ?

県道に沿ってあまり特徴のない畑の道を西から東に横断。横は他の道との合流も多かったけど、それでも20分くらいで横断した。
そして国道をまた北へ。今日はあくまで左回り。
ずっと進んで玉取崎展望台に行ってみた。

ここは駐車場から少し歩くデートコースみたいな展望台。ちょっと場違い感あったけど景色は良かった。

↑玉取崎展望台駐車場。
CR-Xと金武岳

玉取崎展望台からの眺め→
北の平久保半島の山並み
over! 南側
お気に入りの国道直線部分

ここらで日が傾いて来たので、夕焼けがキレイに見えそうな所を考えながらドライブ。やっぱそりゃ西側の海岸だよね。そのまま今日三回目の北側の道を西に走る。

←県道、伊原間。ゆるやかな丘を登る道

県道、底浦湾と夕陽→

午前中に通り過ぎちゃった屋良部半島の御神崎という所に行ってみようと思った。行き先が決まるとそれまでに日が沈んじゃわないかと気が焦って、少し飛ばし気味に走った。

半島を回る道から曲がった岬への道が、珍しく細めの道だったりして、マイナーなトコなんじゃないかな〜?と少し不安もあったけど、アニハカランヤ。ここはバッチリ名の知れた夕陽のポイントだったらしくかなり沢山の人が集まってた。

←御神崎灯台。

立派な灯台もあったので、階段を登って灯台の袂から沈む夕陽を眺めた。ちょうどいいタイミングで夕陽が見れてよかった。

御神崎灯台から見下ろした岩場と夕陽→

この御神崎は、岩場は険しく野原は花も咲き、北の平久保崎並に景色イイ場所だったので、夕方じゃなくて昼間のすいてる時にでもまた来てみようと思った。

ぐるっと半島を回って、後は真っすぐ市街に向かった。
そうそうこの町に下る坂道の県道、さっき通った時に途中で見かけた山羊料理専門店「一休食堂」というのがちょっと気になってたので、立ち寄って夕食。
一休食堂
食べたのはヤギイリチー(山羊肉炒め煮)いやぁ甘みあって全然うまかった。満足。沖縄本島で食べてなかった山羊料理をここで味えてよかった。
そして8時過ぎに宿に到着。
ドライブ終了。なんか一日で石垣島ほとんど走り切っちゃった気がする。。あと四日間どうしようかな。。
宿はアートボックスという所。一泊¥1,800。
「プチホテル」と付いてて、ゲストハウスとは若干違う感じ。部屋は完全個室っていうか漫画喫茶の個室にベッドがある感じ。
(充分充分)
でもここ。シャワーじゃなくてお湯の
風呂もあるしネットもあるしトイレも広いし下にも停められるし、、言う事無し。そして宿のお客が集まって話できるような場所が何ヶ所もあってイイ雰囲気だった。

風呂あがりにいろんな人に話しかけてみたら、長期滞在の人が多かった。
ちる「石垣島へはダイビングとか?」「お〜いいなぁ〜久しぶりにそう言われた」
ち「え?じゃあ観光かなにか?」
「いやいや、何もしてないよ」
ち「え?じゃあいつも何してるの?」「何もしてないよダラダラしてる」

これは衝撃的だった。たった四日間の予定をどうしようか考えてる自分が小さく感じた。
人に寄っては島で仕事見つけたりして一年半もいる人とか色々だった。
「ウチのビーチ来てみてよ絶対綺麗だから」というビーチで働いてる人もいた。


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