2006/5/22 mon 秋田ドライブ
琴丘〜県道(男鹿半島を観光ドライブ)
〜秋田(市内をグルグル)13号〜協和〜46号〜角館(市内をグルグル)
県道〜美郷〜13号〜十文字(昼食休憩)342号〜津山〜45号(途中、石巻の道の駅で温泉休憩)〜仙台〜仙台東部〜亘理〜県道〜相馬〜6号〜松戸
朝は三時半に目覚めた。
やっぱり少し寒かった。窓の霜とりでのんびりしながら地図を見て、四時過ぎに出発。
すぐに八郎潟を横断する県道に出た。
八郎潟、男鹿半島あたりは覚えてる限りで3回以上は走ってる。その殆どは国道をトレースするような道程で走ってたと思うので、今回はそれ以外で走り廻ってみようと思った。

八郎潟の道は長い直線の並木(薄い林に挟まれた)で北海道みたいな道だったけど、八郎潟を横断してるという実感はない道。走って思い出した。走り覚えのある道だった。って言うか八郎潟ってどの道もこんな感じなのかも。。

八郎潟を横断したトコで夜が明けた。田圃の向こうの遠くの山の間から日が昇った。と共にすぐ雲に隠れた。朝は雲が多かった。

狭い村を走り抜けて(何故か男鹿半島の村はどこも狭い)寒風山パノラマラインという道に出た。割りと勾配のある道を登ると、やがて高原のような広い山肌に出た。正直あまり期待してなかったんだけど、思いがけないイイ景色で驚いた。

↑寒風山山頂手前の妻恋峠。
正面の建物が山頂の展望台。

寒風山の山頂まで登ってみた。展望台前は観光バス用のロータリーに成ってた。
それにしても目の前に八郎潟から日本海までバッチリの眺望に感激。展望台は閉まってたけど満足。

頂上からの眺めの一部→
登って来た道と妻恋峠を見下ろす。
その向こうには男鹿の市街。

っていうかホントはこの展望台前は一般車輌通行禁止らしい。。(一般は少し下の駐車場までらしい)。。まあ早朝だからイイでしょ。
↓日本海に落ちて行きそうな道
↑下りる道の途中の眺望。八郎潟バッチリ。
山を降りたらそこから「なまはげロード」という走り易い道が入道崎方面に伸びていた。
ここらへんって、国道は狭くぐちゃぐちゃで難解なコースなのに観光用の道はこんなにちゃんとしてるなんて。知らなかった。。
そしてその走り易いルートで入道崎に走る。
この入道崎は広い芝生のような草原になってるなだらかな岬。ここまで広くのんびりした岬も珍しいと思う。

ここは93年に一度来てる。
その時はここで食事しようと思って財布見たらスッカラカンで所持金がほとんどなく慌てて秋田まで戻って郵便局探してお金を下ろしたのだ。やれやれ。

今回は存分にのんびりした。

↑広い駐車場から見た入道崎灯台

←北緯40度のモニュメント
大きな石をそれっぽく並べてた

原っぱを歩いてるうちに朝日ふっかーつ!→
朝日と土産屋と草原の花。
30分くらいのんびり歩き回ってた。
駐車場に戻るとまだ六時前なのに開け始めてる土産屋があった。でもシカトして出発。景色のイイ入道崎西側の道を走って八望台に向かう。

←朝日を背に入道崎の東の日本海

八望台は軽く一山登るとすぐだった。広い駐車場と登り易い展望台があった。途中の道の印象以上にちゃんとしたトコだった。

ここの展望もよかった。正に360度の眺めで寒風山から日本海から入道崎から男鹿半島全部見れた。

八望台展望台の眺望→
朝日と日本海と寒風山と駐車場のCR-X

←反対側の眺望
戸賀湾と二ノ目潟。

ここから見える一ノ目潟と二ノ目潟という湖は火山のガス噴出で出来たマールというタイプの珍しい湖だそうな。(丸いからマール?)なんかレンズみたいで吸い込まれそうな不気味な感じ。
先の戸賀湾も真ん丸の湾でここもマールだそうな。

そして男鹿半島の西側の海岸沿いに走る。日陰だったけど断崖に沿った道あり磯の岩場ありの起伏ある面白い道だった。

鵜ノ崎付近→
洗濯板状の磯。
ここから方面変わって朝日が眩しい。

ずっと走って男鹿の町に出た。
魚市場とかないかな〜と探してみたけど見付からずにスルー。

そのまま112号経由しながら海沿いの道で秋田まで走る。さすがに朝の出勤タイムで秋田市街に近づくに連れて混み出してきた。

←左前の塔は秋田ポートタワー「セリオン」

渋滞に混じって七時半に秋田。前の日から気になってた謎の名所を探して海沿いを回る。確か日本海が見える場所だったと思った。

まずは、トラックに混じって旧雄物川河口の工業地帯の辺りを回る。。小さな公園っぽいのはあるけど違うっぽい。。日本海に面して無いし、ナビでは道がつながっているのに日本海側には出れなかった。
そのまま走って、次は大森山公園。ちょっと海から離れてたけど展望台があるので行って見た。
山を登ると電波塔だらけでその中に展望台があった。
駐車場に停めて登ってみた。秋田市街や海岸が一望できる展望台で三人の女性の像があった。。違かった。。

大森山の山頂付近→
展望台はデート向きな気もする。。
 over!

山を下りて次は浜田の海岸を回って見たけど海に面した公園っぽいのはなかった。。でも狭い町中の朝の風景はいい感じだった。

次に目星付けたのが雄物川の河口あたり。
行ってみたら公園になってた!(ナビでは何もなかった)期待して進むと、、
あった!ここだ!
秋田名物「ももさだカエル」。見つけられてホッとした。 

←ももさだカエル
雄物川を挟んで風車も見える

さて、ここは何もないので朝飯を食べようと秋田の中央に走る。
取り敢えず朝からやってる店がありそうなのは駅かな?と思って秋田駅に向かう。

で、駅前に駐車して駅の食堂街に行く。
でも郷土料理屋みたいなのは朝からはやってなかった(そりゃそうか)。唯一稲庭うどんをやってる軽食屋があったのでそこで稲庭うどんを食べる。。。なんか甘くてあまりおいしくなかった。。

秋田市街をもう少しまわろうかとも思ったんだけど、月曜の朝で混雑してるから素直に東に抜けて13号に出る。13号はそんなには混んでなかったけどトラックがいたのでゆっくり走行。次の目標は十文字、でもそのまま向かっても少し早く着いちゃうので、ちょっと寄道。協和から46号に折れる。
そして角館に出る。
46号と105号が交差する角館は、何度も国道で通過しているけど立ち寄った事はなかった気がして武家屋敷あたりを通ってみたかった。
46号から折れて武家屋敷通りを走って思い出した。あ。ここも来た事あった。
でも新緑が青々と綺麗で森のように涼し気な上に黒い塀が凛としてて凄くいい雰囲気だった。ここは何度来てもいいな。それにやたらと道幅が広かった。昔からこのサイズでこの森の雰囲気だったのかな?
屋敷は飲食店になってる所が多く、手打ち稲庭うどんの店とかもあった。あーここで食べれば良かったー!

↓角館武家屋敷とCR-X  over!

悔しいから「味噌焼きりたんぽ」だけ食べた。んんん、悪くないけど、やっぱきりたんぽは鍋の方が好きだな。
今回は武家屋敷だけでなく裏の道や普通の道もぐるぐると回ってみた。武家屋敷あたりは少し裏の道も森っぽくいい雰囲気で、普通の道は昭和っぽいレトロな雰囲気の所が多く面白かった。(そういえば角館って城はないんだね)たっぷりウロウロして角館を後にした。
角館からは県道で南下。大曲に出ずに横手に向かう近道。田圃の中の田舎道を進む。
しばらく走ってたら「トイレパーク水神社」というのがあった。トイレパーク?水神社?どんなトコか興味持って立ち寄ってみた。
トイレパーク→

したら、タダの神社の脇にトイレのある駐車場があるだけだった。。てっきりトイレの水の神様か何かかと思った。。でも折角だから神社お参りして休憩。

その後も県道走ってたら他の場所にも「トイレパーク」があった。なーんだ。ありがたいけどちょっと悔しい。。

そして美郷町の六郷で13号に出る。
13号で横手を抜けて(横手やきそばも食べたかったが。。)丁度十二時チョイ前の昼時に十文字に到着した。

十文字での目的は「十文字ラーメン」。聞きなれないご当地ラーメンだけど割と古くからの懐かしの味なんだそうな。(一日目の朝、出かける寸前に調べてた)
で、その老舗の「三角そばや」に行ってみた。町中の裏にあるラーメン屋らしからぬ店だった。

↓メニューは中華そば大,中,小のみ。これは中

で、食べてみた。
!んまい!独特のさっぱり味ラーメン。汁が魚だしのあっさり系だけど味わいのある和風汁。おでんの汁に近い感じかな。で、細い麺も、チャームポイントの麩もいい感じ。正直ラーメンっぽくはないけどおいしかった。
満腹で出発。13号に出ようと思ってたけど店の前の道を進んでたら342号に出たので342号を走る事にした。

←342号、増田町。
凄くいい天気で道の先に陽炎が出てる。

少し走ると「蛭川の清水」という湧水汲み場があったので空のペットボトルに汲む。丁度よかった。ナイス。
↑蛭川の清水

やがて山に差し掛かると「雪崩落石注意」というのをやたらと見かけた。もう雪崩はないのでわ?と思ってたけどちょっと登ると雪が結構残ってた。

←なるほど、雪崩れてました

すっかり初夏の景色に残る雪→
北国ってこういうものなのか。
↑栗駒仙人水。小さな鳥居があった。

走ってたらまた湧水汲み場があった。空きのペットがもう1つあったので汲んで飲み比べてみた。なんか贅沢。

さらに登ると段々と雪の景色。ひんやりしていい感じ。やっぱ東北なんだな〜と実感。

←雪の壁。
一気に雪崩れたら埋まるな。。

県境の先の峠あたりは須川温泉という温泉地になってて賑わってた。僕は素通りで岩手県側の峠を下る。

軽く雪崩れてます→
この342号は岩手県側の道の方が細かいカーブが多く面白かった。前車も道を譲ってくれたりしたので優々と速度乗せて山を下った。面白かった。
ちょっと気合入れて山を降りたら、その先のなだらかな道がやけにヌルく、眠くなって来てしまった。なので厳美町の道の駅で仮眠休憩。

30分ほどで目が醒めた。せっかくだからすぐ近くの厳美渓でも見て行こうかな?と思って行ってみたんだけど、厳美渓の間近の駐車場は軒並み有料で人も多かったからヤメてそのまま342号を走った。

一関を越えてもそのまま342号を走行。

ここらへんでデジカメのバッテリーが切れる。。写真撮り過ぎ。。
二日間もたないんか。。ってわけでここから携帯。

←342号、花泉町。
ここら辺は道の沿線に立派な松の樹が立ってて「明治の松」と表記されてた。

あ〜でもやっぱ携帯って撮りずらい。。

というわけで後は写真少なくドライブ。これが本来の姿なのかも?
342号はしばらく北上川沿いの土手の道を走るけど、ずーっとトラックの後ろだったので窓さえ明けられずかなりガマンのドライブ。
やっとトラックから解放されたのは津山町まで342号を走りきって、45号に出てからだった。

何か疲れたので現旧二本の北上川に挟まれたとこにある道の駅「上品の郷」というトコで休憩。この道の駅は「ふたごの湯」という温泉のある道の駅だった。まだ風呂には早い気もしたけど、ここで温泉休憩。

露天風呂はなかったけど屋根付きサンルーム風のヒノキ風呂があって気分よかった。

風呂上がりにソフトクリームでも食べようと思ってたんだけど変り種ソフトがなく躊躇。
で、目に着いたのが「牛舌つくね焼」→
食べてみた。んまかった。

ゆっくりして出発。
45号を走る。
地図を見てたら奥松島って島に渡れるんだね。行ってみようかなと思って県道に出たものの蛇足な気がしたのでやめてスルー。

←45号、松島

気が付けばさっきの風呂のヒノキの香りが車内に漂ってた。いい香り。

ここらで六時頃。さすがに夕方で仙台市街の混雑はキツイ気がしたので、45号は仙台市に入ってすぐの仙台港北ICから仙台東部道路に乗って亘理まで一気に走る。
亘理からは素直に6号には出ずに裏の県道で相馬まで走る。

相馬では部分的にバイパスが伸びてて相馬の市街をパス出来るかな?と思ったけど、そこまでは開通してなくて少しだけ相馬市街を走って6号に出た。

6号 相馬バイパス、相馬東大橋→

あとはずーっと6号を南下。

相馬からのしばらくは対向車が凄い渋滞してたけど、こっちはスイスイで楽だった。
もうこの6号は、先々週走ったばかりだけど、ホームグラウンド的感覚なので遠いいとか近いとかいう感じもなく淡々と走る。

家には12時半に到着。ちょっと今回は少し疲れたな。。


おしまい
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