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18.06.23 葛巻32

岩城~7号~飯田川~285号~比内~103号~大湯~104号~田子~104号~三戸~4号~金田一~395号~軽米~340号~遠野~283号~宮守~107号~口内~456号~千厩~284号~川崎~県道~金成~東北道~仙台

天気いい土曜日。有休での三連休の二日目。
朝は4時に目が覚めた。外はもう明るかったからもっと遅い時間かと思ったから得した気分。この時期は夜白むのも早くて嬉しいね。
肌寒いくらいでしっとり加減がイイ感じ。このくらいの気温で一年過ごせたらなぁ。。窓拭いて半前に出発した。

引き続きガラガラの7号を北上。
少し進んだら「日本ロケット発祥記念之碑」という案内を見かけたので、気まぐれにその横道に折れてみた。
坂道を下ると海の手前から未舗装になった。おお、四駆の本領発揮か?とそのまま進んだ。

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アレ?ロケットってどこだ?とわからないまま海沿いを進んで、最後に下った坂の下で完全に道っぽくなくなったので転回しようとしたら砂にハマってしまった。。
前輪も後輪も砂を撒くだけで動けない、、わぁ、、四駆でも砂はまずいぞ!と大慌て。いやいやここは冷静に。。切ったハンドルを戻してゆっくーり真っ直ぐバックした。少し動いてまたハマって、、少し動いてまたハマって、、というのを何度も繰り返して、なんとか後退できた。。ふー

安全なとこまでバックで戻って一呼吸。夜明け前の海を眺めて落ち着いた。いやぁー焦ったわw
そして来た道を戻ると、石碑は最初の坂の途中の舗装が途切れる手前の脇に、やや隠れるように立っていた。。こんなすぐのトコだったのか、、車から眺めて通り過ぎた。

7号に戻って引き続き北上。足回りおかしくしてなきゃいいけど、、という不安も最初だけで、ガラガラの道を悠々走ってすぐに秋田市に入った。

そのまま秋田市街に進み、あー前回は開いてるスタンドなくて焦ったよなー(今朝は別なピンチがあったけどw)と、余裕の燃料計を見てホッとしながら市街を通過した。
街を出たとこで「小泉潟公園」というのが気になったので県道に折れて行ってみた。

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小泉潟には男潟と女潟の二つの潟があって、その中間に広い駐車場があったので停めて歩いてみた。
けど、潟はよく見えなかったので車に戻り、女潟の周りをまわる公園内の道に進んでみた。
女潟は広い湿原。どこかで眺めようと思ってたけど水辺は少なく車の停め所がつかめずにひと回り通過しちゃった。
逆に男潟は広い湖面。なのでそっちに戻って水辺広場で車を停めて朝の湖面を眺め歩いた。

5時半過ぎの出発。まだこんな時間か。男潟の裏の国重文「奈良家住宅」というのも行ってみたけど早朝なので道からチラ見で通過。広いや田圃道をスーッと走って昭和で7号に戻った。

ガラガラでながーい道の7号は気分良かったけど、これじゃ前回と一緒だし、今回は青森まではいかないつもりだったので、すぐ先の285号に逸れてみた。

285号は「秋田浪漫街道」と標示された道で、田圃の中の並木道が爽やかな道。何度も同じように早朝に通ってはいる道だけど、新鮮な気分のまま五城目の町に進んだ。

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五城目って面白い地名の町なのにな、、今回も早朝で通過するだけかぁ、、なんて思ってたけど、町を出たトコで「五城目城」の案内を見かけたので折れて行ってみた。前からちょっと気にはなっていたんだよね。

しつこいくらいの「熊出没注意」の警告を見ながら山道をグングン上ると頂上に見えた天守風建物の手前の駐車場に出た。熊は怖かったけど車を下りて登ってみたw

6時半前の出発。なんか充実した朝だなぁ。今回は寄道少なめのつもりだったんだけどなぁ。。とか思ったせいかこの後はしばらく寄道なしの快走ドライブ。
ホント広く長く走りやすい道で、青森よりもここらの方が北海道に近い印象だったりする。

上小阿仁で道の駅に寄ってみた。まだ7時前なのでトイレだけの休憩。村の名物らしい「コアニチドリ」というのが気になってたけど、花の名前だった。山を登って探さないと見れないそうだ。(熊と比べてどっちが見つけやすいだろうか)

道は米内沢で105号に合流。鷹巣の空港手前で折れて285号の続きを進んだ。ここらもまだ「秋田浪漫街道」の標示が続いていた。

比内で米代川を渡って103号を東に折れた。あ、また去年のルートだ。(去年は随分と大回りしてたんだなぁ)でも気分いいからいいやとそのまま進んだ。

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毛馬内で285号との重複区間は終了。そのまま103号を進む。
十和田湖に向かうこの道は、十和田大湯を過ぎたあたりから滝の案内が連続する。前から気になってたんだけど、今日は天気よくて暑いから滝向きだと「川島の滝」という案内のところで道を逸れて向かってみた。
けど、未舗装路の入り口にあった案内板を見ると、4.5㎞進んだ先の駐車場からかなり歩きそうなのでヤメた。。
103号に戻ってまた進むと発電所の先の施設からこぼれたような滝が道沿いに見れた。それと、道に沿った大湯川の本流にも滝があるみたいだったけど、それはよく見えなかった。(近くに駐車場もなかったと思う)他はどの滝も歩く事になりそうなので通過した。

さて今日は十和田湖には行かないつもりなので(少し勿体ぶらないとね)104号に逸れた。
深い森の長い道をスイスイと進むと県境。あれ?そうだっけ、、青森県に8時半に進入。避けるというほどではないけど青森には踏み入れないつもりだったのでウッカリしてた。。まぁいいけど。

秋田県側にもあったけど青森側はスノーシェルターが幾つも続く峠の下り。それぞれのスノーシェルターは入口が違ってたりして面白かった。とくに青いスノーシェルターは差し込む光がキレイで面白い空間だった。それと工事中のスノーシェルターは覆った囲いが廃屋みたいで、お化け屋敷に入り込むみたいで面白かったし入口にあった「田子ニンニク収穫祭」の案内横断幕は日付が今日だったので興味持てた。

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そして峠を下ってあちこちで見かけるようになった「田子ニンニク収穫祭」の案内を気にしつつ、畑で収穫してるっぽい風景を眺めつつ田子の町に進んだ。

そして幟や看板の案内に従って町の裏に出て収穫祭会場に向かってみたんだけど、どうも会場がどこだかわからずグルグル回って、町役場前の臨時駐車場で一旦停車してみた。
で、付近を歩いてみたら見かけたポスターで会場は分かったけど、始まるのは10時からだそうでまだ50分先、、んーどうしようか少し悩んだ。
もう今日はここまでで存分にドライブできたから後はのんびりイベント楽しんでもいいけど、、岩手県をメインに廻りたかったからなぁ、、また今回も青森で楽しんで岩手はなおざりじゃちょっとなぁ、、
っていうか、これから岩手をメインに廻るなら今夜は仙台の親戚宅に行ってみようかな?と思いつき、電話してOUTならゆっくり収穫祭、OKだったら待たずに出発して岩手メイン、と賭けて叔父に電話してみた。ら、「じゃあゆっくり食事したいから7時には来て」との返事。すぐに田子の町を出発した。

けど、せっかくの日本一のニンニク産地の初収穫に未練もあったので、国道沿いの直売所に寄って朝収穫したばかりの土付きニンニクを土産に買った。(ら、これ以降は車内が濃厚なニンニクのにおいで嬉しいやら困るやら複雑だったww)

さて、104号は三戸で4号に折れて南下するとすぐに県境で岩手県に入った。
まさかこのまま4号で仙台を目指すほど慌てる必要はないので、すぐ先の金田一で395号に曲がり、猿越峠を越えて340号を南に折れた。

この340号は久々じゃないかな。かなり過疎で細い道の印象だったけど、このあたりの区間は走りやすくとてもいい道。道の駅の案内もあったので少し県道に折れて行ってみたら、去年来たばかりのトコだったw 軽食休憩した。

去年はこの県道で久慈に向かったので重複はちょこっと。今日は340号に戻って引き続き南下。
九戸の町を抜けて葛巻に入ると牧草みたいな原っぱの山の斜面が多くて気になった。
それと天然記念物「五葉松」という案内も気になりつつ通過。したらまた先には「一本松」「三本松」という案内があったので一から五まであったりして、、とか思って「三本松」の案内の横道に折れてみた。

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「三本松」の案内はいくつかあったものの、その松がどこなのかわからず葛巻町江刈の村落を戻る形でひと回り。。結局見つから無かったけど、村の裏の丘の草原っぽい山の斜面とか見れたし景色いい道で楽しめた。
随分戻って340号に戻ったのでさっきの「五葉松」の案内の横道に折れてみたけど、これも分からずドン詰まりの道で戻った。。なんか悔しいから、唯一国道沿いで分かってた「一本松」だけは車を停めて眺めてみた。

11時半前の出発で引き続き340号で岩手を南下。峠を越えると455号と合流する。455号は番号こそ怪しいけど盛岡から岩泉に向かうまともな道路。車も少し増えた。

そして岩泉まではいかずに455号から逸れるとその先の340号が過疎で細い印象的な区間の道。
この区間はかつてJR岩泉線という鉄道が並んで走っていたにも関わらずかなりローカルで、初めて通った時はビックリした。
けど、道路が極端に細いわけでも荒れているわけでもなく、ルートが難解というわけでもなく酷道というほどではなく、長い区間寂しいだけで通りやすい道。「工事時間通行止」というのが出てて少々焦ったけど時間が丁度昼なので工事も休み時間で問題なかった。(そういえば初めて通った27年間も「時間通行止」って出てたっけ)

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茂市で106号に合流。こっちは立派な100番代の国道で閉伊川に沿った谷の道。
陸中川井にスタンドがあったので少し早いかなと思ったけど給油した。(いや、長い時間郊外を走る時は早めにするべきだよね)

そしてまた340号に逸れて南下した。
この区間はちゃんとした道だったけど、106号を走ってたダンプが全部こっちに流れてきてて窮屈だった。けど、そのダンプ達はみんな立丸第二トンネルの先で折れていなくなり、年内トンネルの開通予定らしい立丸峠はスイスイと楽しんで走れた。

で、峠を下ると遠野の盆地に出た。
広い田圃の中を進むと「カッパ淵」の案内があったので横道に折れて行ってみた。
案内通りに進んで伝承園と共用の広い駐車場無料に停めて歩いた。

二時四半過ぎの出発。もう暑くて腹ペコでくたくた。遠野で食事食事!ネタ帳にも載せていた遠野ジンギスカンの店に向かった。
ナビに従って来てみたのは閑静な住宅街。疑りつつ進むと店があってホッとした。んだけど、こんな半端な時間なのに店は混んでて列になってた。。えー。この暑い中ならんでまで一人でジンギスカン食べる気にはならず諦めた。

283号に出て遠野の町を抜けた。
ら、すぐ先に道の駅があったのでそっちに寄って食事休憩した。

3時の出発。あとはもう仙台へゆっくりくだるだけ。ナビで検索してみたら到着予定時刻8時15分。。え、そんなに遠かったっけ?まぁ進んでれば7時までは縮みそうだけど余裕はなさそう、、
で、ここから340号に戻るのは遠回りなのでそのまま283号を西に進んだ。あー、そうじゃなくてちょこっと戻って釜石道の無料区間に乗ればよかった、、取り敢えず次の宮守から田瀬までの一区間だけ乗った。
107号に降りて456号に進んだ。他にいい道がないか地図みてたけど知らない県道に入るのもリスクだし、4号に出ちゃうのはつまらないので割とお馴染みの456号。天気も雲が増えてトーンダウン。黙々と南下した。

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摺沢をぬけて千厩で4時半。このまま456号じゃ時間かかりそうだと思い284号を進んでみた。
この284号は久々かな?川崎町の北上川を渡る北上大橋が立派なトラス橋で驚いた。カッコいい。。

で、その北上大橋を渡った先で県道に折れて花泉方面に進んだ。
少し混んだ花泉では342号を舐めつつ引き続き県道に折れて抜けた。

そして5時過ぎて県境。やっと宮城県に入った。
すぐに4号に出た。まだ到着予定時刻は7時を切らないのに、これから夕方でますます混むのでどう考えても遅くなりそうなので。ちょっと先の若柳金成ICから東北道に乗った。

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東北道は仙台市に入ってすぐの泉ICで降りたのが6時。さすがの高速で時間削ってイイ感じに余裕もってこれた。
4号をちょこっと進んで県道に折れると、将監トンネルはビッシリ渋滞。。仙台市街はよく知らないからナビ任せ、まぁここから一時間かかることはないだろうと大人しく渋滞に参加。八乙女までずっと渋滞だった。

八乙女から少し折れて真美沢公園を抜けて住宅地の道に入った。
うわー全然見たことない街だわーとか思いつつ進んでたら、ネットで見かけてた肉屋さんを発見!ここだったのか。興味はあるけど寄ってもしょうがないので通過した。

そしてずーっと進むとやっと見覚えあるトコに出た。あ、ここからは分かりそうだ!とは思ったけど仙台市街は三十年ぶりなのでうろ覚えに頼らずしっかりナビに従って進んだ。

そして仙台の親戚宅には6時半過ぎに無事到着。ちょっと早いけど今日はこれでドライブ終了。っていうか充分走ったよね。
三十年ぶりの訪問でゆっくり泊まって楽しい夜を過ごした。

仙台の親戚のトコには中学生くらいまでは夏休みのたびに遊びに来てたので、三十年前の免許取ったばかりの時も福島の田舎と同じように「車だとこんなに近く感じる」とはしゃぎながらいきなり訪問したりして、迷惑かけたかなぁ、、という引け目もあってそれ以降は全然来てなかった。(いつも気侭なドライブばかりで、寄ろうと思ったらまたいきなりとか遅い時間とかになっちゃうからね)
なので、親しみはあるけど中々寄れないある意味どこよりも遠いい街がこの仙台だった。
でも今年は三月の福島での葬儀で叔父叔母に会った時に「定年で毎日家にいるから仙台に来たら気軽に寄ってよ」と言われて是非どこかでと思ってたところだった。
とはいえ、今回も出かける前日までは岡山に未練あったし、どう廻るか考えてなかったので、結局また当日朝に電話していきなりに近い形になってしまい申し訳なく思う。
けど、三十年ぶりとは思えないくらいきれいで洒落た家で心地良く、お酒も美味しく、沢山話せていい夜がすごせた。これてよかった。


三日目につづく
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