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堀出神社

ファイル 3132-1.jpgひたちなか市阿字ケ浦町にある神社。

「ほしいも神社」という案内を見て来てみた。
観光向けに作った直売所かなんかのナンチャッテ神社かと思いきや、ちゃんとした神社だったので、あれ?これじゃあないか、、とか思ったけど、ちゃんと「ほしいも神社」という幟が立ってたので、間違いないと車を停めて歩いた。

その「ほしいも神社」の幟は星のマークが芋っぽくなってて面白いし、ピンクの道標の字も可愛らしい感じ乍ら、神社は海岸近くっぽい木が笠になった森の参道でしっかりした雰囲気だった。

石碑によると誉田別尊を祭神として寛文11年(1671)に水戸光圀の命により阿字ケ浦の鎮守とし創建した神社だそうな。

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拝殿本殿と森を感じつつまわって拝見し、あまり芋との関わりは感じず、社務所の「ほしいもみくじ」とかをチラリと見てやっぱここだよなと確認するくらいだった。

けど、気付けば「ほしいも神社←」とあって、ああ別にあるのかと進んでみたら、金の鳥居が隧道の様に並んだなんともネタっぽく期待してたような神社があった!

石碑によると令和元年に神社御鎮座記念事業竣工し翌二年に創建した令和初の神社とのことで、地域と芋の話が語られていた。

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金の鳥居をくぐって小さな祠のほしいも神社に参拝。
その横には「干し芋創始者のひとり小池吉兵衛」という胸像があった。明治8年生で地域産業の開発に尽力し干し芋の製造を開始した人で、昭和中期から堀出神社にあった胸像らしい。

その奥には「樹齡三百八十年の御神木」というのがあり、金と銀の玉と鐘があった。何気なく鐘を鳴らしてみたけど、これは夫婦やカップルで拝むものだったらしく、迂闊だったと恥じたw
樹は対で男性器女性器の形してるそうだけどよく分からず、クネーっとした部分が陰茎かと思った(けど、それは女陰のビラだったらしい。。)

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表に戻って金の芋の絵馬とか眺めてたら、横の立て札には「ほしいものをしっかり念じ心を込めてご参拝ください」とあった。
あーそういう駄洒落ねー、、と思いつつ欲しいものを念じてなかったからもう一度参拝して念じた。

そしてその「ほしいも神社」の前にあったプレハブの休憩所。
表に貼紙があってわかってたけど、中には干し芋の自販機があった。ひとつ700円と高価乍らここはひとつと買ってしまった。ちゃんと紙袋も神社っぽいのが置かれてて御利益ありそうだった。

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あとは、ここから海は見えないのかなーと端に出て眺めてみたけど見えるか見えないかくらいだった。晴れてて輝いてたら少しはいい眺めだったのかも。

それよりも駐車場に戻った時に横から見た参道の樹の幹がクネクネでいい感じだった。
屋根の様に上の方で葉が茂ってるこの樹は何て言う樹なの?海沿いの森に多いよね。(タブノキ?マテバシイ?)

ぶっちゃけ「ほしいも神社」はナンチャッテと言えばナンチャッテだけど、こういうのは微妙なラインで難しいよね。でも題材も茨城で人気の干し芋だしちゃんとゆかりある場所だし、ちゃんとした神社の一角で見せ方も面白く好感もってまわれた。

タグ:観:宮 観:像 観:装 楽:音 楽:買 植:樹

お食事処いきいき

ファイル 3131-1.jpg大洗町成田町の県道沿いの涸沼湖畔にある食堂。

ここは、、たしか去年あたりワカサギとかコイとかカジカとか「ちょっと変わった川魚料理」の店をまわってた時期に、ハゼが気軽に食べれる店はないかなと調べて「ハゼ丼」がある店と知り興味持ってずっと来ようと思てた店。

来てみたら洒落たカフェ風レストランの見た目で驚いた。
小雨の天気ながら店先に咲き並んだ花が彩ってていい感じ。
そして店頭に貼られたメニューで「ハゼ丼」がメインの売りになってたのも意外で驚いた。自分みたいな変わったもの食べたがりの人は大喜びだけど、一般の人って普段食べない食材には慎重だからねぇ。

店に入ると絵手紙のようなカードがあちこちに飾られててはなやかな店内。すいてたので遠慮もなく二人掛けのテーブル席につけた。
メニュー渡されたけど迷うことなく「はぜ丼」をたのんだ。

ファイル 3131-2.jpg窓は小上がりの席の奥だったけど、クリアボード越しに涸沼が見れた。でも角度ないし、雨なもんでパッとしない眺め。
晴れて湖面輝くような日にはイイ眺めなのかな。。

後から来た客がみんなハゼ丼をたのむのを聴きながらゆっくり待ってたら、その後の客は追加でしじみ味噌汁を付けていた!あ、シジミか。涸沼といえばシジミだよな!とちゃんとメニュー見なかった自分を悔やみつつ、思い切って「あのーこちらもシジミ汁」と追加した。

で、先に「はぜ丼」登場。これまた予想と違って豪華なセット。
ハゼの天丼とは知ってたけど、ハゼにしては大きめの身を立体的に盛つつ野菜天も沢山乗ってるとは思わなかった。

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んー、ハゼ天はさっぱり白身でおいしいね。キスよりもうまいよね。

ハゼは子供の頃に何度か父親と東京湾に釣りに行って沢山釣って帰ってきたけれど、何故か食べた記憶がなくて、、クーラーボックスがしょぼくて傷んだから料理しなかったのかなぁ?
 
大人になって職場の釣り会で品川から船で海に出て釣って、船上で天ぷらにして食べた事もあったけど、その頃はもうガンガンに酒飲んで酷い酔っぱらいだったのでこれまた憶えていない。
 
あとはやっぱり居酒屋でたまに見かけて食べたことあるけど、若い頃は多分、ハゼは小さくて少ないからキス天にすればよかったとか、いやむしろアジフライとかの方がとか思ってた。
 
うまいというのをようやく知ったは、年とってからの最近の事だと思う。年をとるのも悪くないもんだよねぇ。

ハゼに対する思いをはせながら、3つ全部食べちゃう前に他の天ぷらにいってみた。
キクの花の天ぷらというのも珍しいけどうまいなぁーと思いつつ、この丸いのは何だろう?と(ギンナンか?クワイか?とか思いつつ)食べてみたらブドウだった!マスカット?ブドウの天ぷらなんて初めて食べたけど甘くてうまくて驚いた。他にもカボチャかなと思ったのはカキだし、芋かな?と思ったのも果物で甘く知った味。。丁度あとから追加のシジミ汁を持ってきた店の人に「これは何ですか」と聞いたらリンゴだった!あーあーあーアップルパイ的!なるほど!すげー。
ここい来る前に車で芋けんぴ食べてて口の中のメインだったサツマイモがここでは当たり前の霞んだ存在だったw(そしてジャガイモかと思ったのは長芋だった)

いやいやいや
正直、3つ乗ったハゼ天は先に全部食べておけばよかったよ。このインパクト強烈な果物天の後ではおいしいはおいしいけど常識的で普通な感じ。(ああ、またしてもハゼは印象薄いw)

後から来たシジミの味噌汁もおいしかったけど、写真すら撮り忘れてるくらいだった(帰るまで気付かなかった)

いやー驚いた。
まぁハゼ丼をたのむ人は少し変わった食材の食べ物に好意的なお客さんが多いだろうと思うけど、もともとハゼが好きでそのつもりで食べたお客さんは怒り出したりしないかな、、とか勝手に心配。
僕はもちろん大満足。こんな天丼初めて食べた。そしてどれもこれもおいしかった。面白い店だった。

タグ:食:丼 餐:揚 餐:魚 餐:果 餐:汁 景:湖

なめがたファーマーズヴィレッジ

ファイル 3130-1.jpg行方市宇崎の県道沿いにある農業パーク。

県道を走っててここに入る車の右折で詰って渋滞することもあって、気にはなってたスポット。極端に安い店なのか、工場のアウトレットなのか、他にはないものがある産直店かなと思ってた。
今日は道も詰まってなくて空いてそうだったので寄ってみた。

誘導員が出てる駐車場でいい場所に停めて歩くと、廃校の小学校をそのまま利用したトコらしく、門はまだ小学校のまんまだった。。
(たまたま朝選挙で近所の小学校に行ったばかりなので、またかって感じだった)

どうも縁のない小学校に入るのは気が退けるよなぁ、、と思いつつ入ると、入口はしっかりお洒落に改装してて、都心にあってもおかしくないようなエントランスで、ハロウィンっぽい変なキャラも立っててメルヘンな雰囲気もあった。

そして中に入ると都会的なショッピングセンター。でも見ると並んだ商品は完全にサツマイモに特化してた。
洒落た包装の芋けんぴが十数種類のフレーバーに別れて並んでたりしたし、大学いもの袋詰め放題とかもあった。
そして入口にいたようなキャラはここのオリジナルっぽく「焼き右衛門」という名前がついててフォトスポットになっていた。

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一通り見て奥に進むとエレベータがあり、三階が「フールトップガーデン」とあったので上がってみた。
ちゃんと屋上に出れて展望できた。
北浦はちょこっとしか見れず駐車場メインの眺めだけど(自分の車も見えたし)なんというか小学校の屋上ってワクワクするよね。
殆ど芝生になった公園広場のような校庭側も見下ろせてなんかいい感じ。他に人も上がって来ず悠々だったし、お洒落で場違いな感じから解放されて落ち着いた、、というところかなw

で、下りはゆっくり螺旋の階段で下ってみた。
二階は中央が丸く吹き抜けで一階の売り場が見下ろせて、おしゃれなレストランはまだ暗かった。昼からかな?
そして一角に「やきいもミュージアム」というのがあって覗いてみたら、「チケットは一階でお求めください」とあった。誰もいなかったからとぼけて入っちゃえそうだったけどもちろんせずに一階に下りてみた。

ら、簡単な資料館コーナーというわけではなくて、学びつつ、体験しつつ、食べつつ、スイートポテトの手作りとかもできる知的体験型ミュージアムだそうで、とても気ままにふらりと一人で来て覗いてみるような所ではなかった。。

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一通り見てまわったトコで、最初に目をつけてたカフェコーナーで「安納黒豚メンチカツ」というのをテイクアウトで購入。
外に出て遊具の脇にあったベンチに座って校庭と校舎を眺めながら食べた。

目の前の校舎は二階建てながら長く、あれ?売り場ってこっちじゃなかったよな?と思い、ああ、こっちの校舎の二階がまるまる「やきいもミュージアム」って事なのか!と気付いた。そっか、売り場はあくまでこの知的体験型ミュージアムに付属した一部でこれがメインのテーマパークだったのか!と驚いた。へぇぇぇ。

そして完熟安納芋で育てた幻の南九州産最高級「安納黒豚」を使用という「安納黒豚メンチカツ」

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おーこれはやわらかくて甘くておいしかった。
メンチ!っていう固まった感じはなくホロっと柔らかく開放的ながら食べ応えのあるおいしいメンチカツ。豚の脂身のうまさじゃなくて肉のうまさでヘルシーに味わえるような感じ。なんともシャレオツ。

でもそういえばさすがにサツマイモの味はなく、後味のほのかな甘みがサツマ?というのは最早思い込みの域。
これだけサツマイモに特化したスポットを見てまわりながら、まるで味あわないのも何だなぁ。。とか思い、また店に戻った。

コロッケでおかわりというのもなんだし、、ジェラード食べるほど暑くないし、、ならばと、たくさん並んだ芋けんぴを物色。
どの味にするか迷ったけど、ぱっと見一番並んでる数が減ってた醤油バター味のを購入。
これなら走りながら食べれるなと車に戻った。

いやしかし、こんなところだったとは、、産直売り場で惣菜買って食べれればってつもりで寄っただけに驚いた。
家族やカップルでという感じの所で、正直おひとりさまでフラフラするのは場違い感強かったけど、まぁおいしく楽しめた。

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さてそのシャレオツな包装のIMOKENPI。さすがにこれはうまかった。
口の中サツマイモ充満。醤油バターも広がってまろやか。
口がチャックになってるから少しづつゆっくり食べるつもりだったけど、ぽりぽり止まらず一気に食べちゃった。

タグ:観:館 観:建 観:キ 観:具 楽:眺 楽:買 餐:揚 餐:肉 餐:菓

もつの屋

ファイル 3123-1.jpgつくばみらい市小絹の294号沿いにあるラーメン店。

前に食べておいしくて気に入ってたけど、ついつい内側車線を走ってたり、通る時にやってない事もあったりして、まだこれで三度目の来店だと思う。
取り敢えず久しぶりだし前回の点景は六年前なのでまた上げとこうかなと思った。

もう「もつの屋」の店名が示す通り「モツ」の店で、芝浦市場直送の和牛のモツの乗った「塩もつそば」がウリの店。もちろん今回もそれを食べるつもりで来た。

ファイル 3123-2.jpgメニューを見ると「醤油もつそば」とか「牛スジそば」とかあったけど、牛スジは辛味噌だそうでパス。やっぱり「塩もつそば」だね。
セット用の「まかない丼」が80円とかあってそれもたのみたかったけど売切れだそうで、「牛スジ丼」というのは190円だったのでそれを付けてみた。

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ってわけで「塩もつそば」んーやっぱうまい。
もつは柔らかくくさみもなくてとろけるように食べられるし、ラーメン自体おいしく、鳥白湯っぽくも感じる牛骨のまろやかさが細ストレートの麺とも合ってておいしく啜れた。

「牛スジ丼」は、、、辛かった。
あぁ、、味噌ラーメンが辛めなだけでなくこれ自体カライのね。でもまぁ味が分からなくなるほどの辛さではなかったから多分一般的には辛くない部類なんだろうなぁ。。

涙と鼻水をぬぐいながら食べたけど、ラーメンの汁の味も一応最後まで味わえて、辛さも早めに引いてくれた。
ちょっと失敗したけど、それを引いても「塩もつそば」はうまかったのでいい食事になった。
 
 
ちなみに前回の点景

タグ:餐:ら 餐:肉 食:丼 餐x辛x

健田須賀神社

ファイル 3122-1.jpg結城市結城にある神社。

どんな話題だったか忘れたけど、わりと最近ネットで見かけたのを憶えててなんとなく来てみたら、駅からも近い市街のど真ん中ながら広めの駐車場があったのでそれではと寄ってみた。

「結城百選」だそうだ。他に99もいいトコあるのか、調べてみようかな。

「健田神社」と「須賀神社」を合祀した神社だそうで、「健田神社」というのが歴史が古く延喜式内社。東国を平定したとする武渟川別命が御祭神。「須賀神社」は結城家初代朝光公が仁治3年(1242)に創建した結城家第一の氏神。須佐之男命が御祭神。

境内に歩くとドンドンと太鼓の音が聞こえてきた。あ、鳥居の前に「七五三詣」とか幟が立ってたからそれかな?と思ったとおり拝殿の中では祈祷の儀式が行われていた。
これはお参りしちゃまずいかなぁ、、と躊躇してたけど、お構いなくお参りしてる人もボチボチ居たので自分も気にせずお参りした。

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この拝殿の前にやたらと葉の濃い風防付ガンマイクみたいな樹が気になった。これは「夫婦榊」というサカキの木で実は根元で二つに別れた木が寄り添って立っているそうで、「願いかなう栄える木」としておみくじが結ばれてた。

横にまわると、なんか拝殿が立派で塔の様に撥ねた屋根がカッコよよく見えた。
その分あっさりした感じの本殿の前の隅にもドンと真直ぐのびた木があって、これは茅の樹だそうだ。高さは左程ではないわりに幹が太かった。(木の上部がハートの形をしてたそうで、もっとキレイに撮ればよかった。。)

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裏をぐるりと回って社務所を見ると、結城紬の御守とかがあった。
あ、これだ、ネットの記事で見たのは。ってわけで、結城紬とか詳しいわけでも興味深い興味深いわけでもないけど、まぁこれで来たようなものなのでひとつ頂いてみた。
いいね。これで蛇の呪いも散ってくれるかなw

後は案内に文化財の狛犬というのがあったので、狛犬を見てみたけど、これは普通に造形カッチリした新しい物でどう見ても江戸時代前期の物とは思えない(新しそうでも明治の物だったらしい)。。他にもあるのかなともう一周回ってみたけど見あたらなかった。(文化財の狛犬は木彫だそうだ。社殿に祀られてるのかな)

ちょっと気まぐれな寄道だったけど見るトコ多く感じのいい神社だった。

タグ:観:宮 観:具 楽:催 植:樹

道の駅 さかい

ファイル 3121-1.jpg境町の県道沿いにある道の駅。(356号沿いでもあるのかな)

北方向の定番ルート沿いにあるのでいつも通過しているけど、他に比べれば比較的寄ってる方だと思う。
点景もこれで六回目。わりと多いのは色々と変化があるという事でもあって、近年大幅なリニューアルもしてるからネタも多い。

今日はトイレだけのつもりで寄ったんだけど、昼時の割にはスゴイ混んでるというほどでもないので一応中の店も覗いてみた。

ファイル 3121-2.jpgそうそう、ここの面白いのは「沖縄県国頭村公設市場」という沖縄本島北部の村のアンテナショップがあるところ。
売店脇に食堂「レストランくいな」もあって前回食べた「沖縄そば」はなかなか本場っぽくておいしかった。
そういえばその時売り切れて気になってた「猪豚丼」とかも昼なら食べれるだろうから食事もしちゃおうと思った。
券売機を覗いてみると売切れメニューはひとつもなく、よし猪豚丼いってみよう!と思ったんだけど、見ると他にもメニュー増えていて「マーサー焼きそば」とかも気になった。んーどっちにしようか少々迷いつつ、そんなに空腹って程でもなかったので焼きそばにしてみた。

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うんおいしい。
マーサーっていうから塩の焼きそばかと思ったけど(塩はマースだね)チャンプルーっぽい沖縄味で、麺もしっかり沖縄すばの麺。紅ショウガがよく合ってペロリと食べちゃった。

(ホントは久々の500円ランチの店まで行くつもりだったけど)軽めながら満足の食事。また沖縄が恋しくなった。
 
 
ちなみに前回の点景

タグ:餐:焼 道の駅

中華そば 恵華

ファイル 2986-1.jpg龍ケ崎市米町の県道沿いにあるラーメン食堂。

龍ケ崎の市街をまわって、あーやっぱりどこの店にも寄れずに通過しちゃったなぁーと思ってたトコにあった街かど中華。
the普通、the懐かし、、といった風貌の店ながら、店前に駐車スペースもある(店の隣りの駐車場もこの店のなのかな?)というありがたいお店。
普通にひと回りして地味になごもうというこの日曜のコンセプトに丁度いい店で、一旦通過しながらも廻って戻って店に入った。

店の中は厨房前のカウンター席とテーブル席4つの普通の街角中華だけどやや広めでキレイで明るかった。
カウンター席にと思ったけど他には二人の客がいて一人テーブル、一人カウンターだったので、わざわざカウンターでなくてもいいかなと奥のテレビ前のテーブル席に座った。

ファイル 2986-2.jpgメニューもthe普通。
っていうかラーメン500円って安くていいなと思うけど、それ以外のメニューがメンマラーメンとかコーンラーメンとかもやしとか味噌とか一斉に700円という値段設定が大雑把で、普通にラーメンをと思ったけど、よく見たらワンタンメンまで700円だったのでそっちにした。
(麺類メニューで一番高い「しいたけそば」850円というのも気になった。次回があれば食べてみたい)

テレビでやってた「笑点」の大喜利を久々に視つつ待って「ワンタンメン」登場。
おお!普通な感じの茶色いラーメンで嬉しかった。

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んーんーこれこれ。これが普通のラーメン。the普通。(「the」を連発するとカボチャワインみたいで恥ずかしい。。)
昭和の育ちの自分としてはたまに食べたくなる望郷の味。惜しむらくは蒲鉾じゃなくてナルト、ワカメじゃなくて法蓮草であってほしいところ。チャーシューがハムだったのはコスト的努力と思えるから納得。そういえばチャーシューメンというメニューはなかったね。
ワンタンも普通。ぺらっとしたワンタン。
こういうのが普通だったから、最近のおいしいヒラヒラなワンタン食べると雲を呑むように感じられたんだよね。でもこういう基本もアリ。
そして昭和のスタイルとしてはレンゲがない事の方が多かったけど、これだけは当たり前に出される現代の方がありがたい。とくにワンタンはレンゲで食べたい。

うん普通においしかった。龍ケ崎はよく通るのでまた普通に寄ろうと思う。

タグ:餐:ら

島崎城跡

ファイル 2946-1.jpg潮来市島須にある城跡。

全然知らずナビ地図にもなかった城跡。目立つ案内板に誘われて来てみた。
したらちゃんと駐車場もあって、案内図や登城口もわかりやすく立ってて整備されてそうな雰囲気。
目の前の丘が城跡らしく少し上り下りありそうでちょっと怯んだけど、折角だからと意気込んで歩いてみた。

まず「城跡中心部への順路は170m先を右へ」という案内に沿って丘の下を進、、、もうと思ったら工事しててショベルカーが道を塞いでいた。。
これは無理だな諦めようか、、と思ってたら「ちょっと前に出すから待って」と、ちょこっと動かしてくれた。170m先へは行けないけど折り返して手前の神社に登る道には出れたので順路とは違うけどこっちから登ってみた。
坂道を廻って丘の端の裏側からも登れそうだったけどまどろっこしいから神社の急な石段を一気に登って上に出ると「島崎城跡」の解説板がまずあってホッとした。

この城は行方氏の一族から別れた島崎氏の居城で、室町時代の中期から桃山時代に佐竹に滅ぼされるまであった城だそうだ。

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神社はトタンで覆われてて閉まってるのかと思った。
木々で閉ざされて展望はなく、合間から池のようなのが見えて、あれ?北浦なんか近くないよな?とか思ったけど、よく見るとソーラー発電だった。。

そして神社を含む平らな林までの一帯が「一の曲輪」本丸ということだ。なかなか広い。

奥に進んで虎口を出ると「虎口」という案内は外側にあった。ああ、完全に順路と逆から歩いてきちゃった形だね。

溝を超えると次は「馬出し曲輪」枯葉でいっぱいの広場。周りの土塁に木が生えててあちこちからコツコツと音がしてた。キツツキだな。音の方を見てみるとコゲラが簡単に見つけられた。
賑やかな森の散歩気分の城歩き、ザクザクと枯葉を踏んで歩き、休み休み鳥を探したりして進んだ。

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鳥は素早くてなかなか写真撮れないけど、もう一種撮れた鳥はシジュウカラかと思ってたけどエナガだったらしい。確かにツンとした尾がかわいかった。

馬出し曲輪を出ると細ーい土橋が堀と深い谷の合間に立ってて、なかなかワイルドなコース。ずっと辿って行きたかったけど、途中でよじ登るような段差と、その先は塀のように更に細い土橋で木の間が狭そうでデブで抜けられるか不安だったから、登らずに堀に下って進んだ。

ら、ちゃんとその先で楽な登り口があった。
その上は「二の曲輪(東)」ここも広く奥に長い広場。枯葉と伐採した木が置かれてた。城としての形がわかりやすいくらいに整備されててありがたい。
この二の曲輪の一番奥は「八幡台」とあった。昔はここに神社があったのかな?曲輪の端の突き出た岬のような箇所で、ここから覗く裏の堀はかなり深く急峻だった。(写真じゃわからないなー)
もちろんその先に降りる道などはなくドン詰まりなので引き返して曲輪の口に戻った。

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虎口を出ると道らしい道に出て、左に進むと「水の手曲輪」。なんかそっちに進んだら方向的に駐車場に戻る方向かなと思ってパッと見ただけで引き返した。(実はこの奥には井戸。先にはもう一つの二の曲輪(西)があったらしい。進むだけ進めば良かった。。)

虎口から右に進むと「帯曲輪」。ここには珍しくベンチがあった。小休止。
別に眺めがいいわけではなく、下の「腰曲輪」が覗けるだけだった。

この帯曲輪を奥に進むとその先は崖に張り付けたような細いワイルドな道が続いてた。ワクワクしながら進むと、その先でさっきの八幡台の裏の物見台との間の深い堀が下から覗けた。

更に土の階段を下ると「坊主屋敷」というなだらかなトコに出た。ここは曲輪じゃないのかな。
さっきの八幡台の向かいの「物見台」は行く道が無いらしく、崖の下に案内が立ってた。

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その奥に進むと「大堀」との分岐の先で「三の曲輪」に登れた。この三の曲輪の立て札は送り仮名が「さん」じゃなくて「に」になってた。。
三の曲輪は鉄塔がある広場。でもホントはもっと広くて一二の曲輪に馬出し水の手まで合わせたくらいの面積がある筈だけど、鉄塔の裏は雑木林で埋もれていた。
端の土塁の脇は進めそうなので歩いてみたけど、どう考えても道じゃないような感じになってきたので引き返した。。

その土塁の途中から裏の大堀に下る階段があるんだけど、これは「高圧鉄塔管理階段」とあるので城歩きルートとは違ってそうだ。んーでも来た道戻るのはつまらないなと、その階段を下ってみた。

おーここもなかなか深くてカッコいい堀。この堀を歩いて進めないかな、、っと歩いてみた。けどすこし先で竹藪でもう道っぽくなくなってた。。仕方なく戻ってきて管理階段の対岸側に登った。

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ら、その上は畑だった。もう作物作ってなさそうな感じだったけどこんなとこ歩いていいのかな? いや、鉄塔管理の人は歩いてるんだろうからいいんだろう、、っと畑の脇を歩いた。

たしか、ここらも「外曲輪」ってあったと思ったけど、もう城の案内はまるでない長閑な田舎。
前の道に出て坂を下ると、途中で横の大堀が覗けそうな箇所もあったので見てみたけど「私有地立入禁止」とあった。無理して進まなくてよかった。

それはそうとこの切り通しの坂道が雰囲気良かった。正面から西日が差して眩しく、脇の崖の苔もイイ感じ。城と関係はないけどね。やっぱ道は歩きやすいしw

そして車で通ってきた前の道に出た。もうすっかり夕焼けだった。
そのまま駐車場に歩こうと思ったけど、途中で城内入り口の案内と島崎城址の石碑、「水堀」とか「御札神社の古面」という文化財の石柱もあった。ここが城の表門があった場所らしい。
水堀は普通に民家裏のドブという感じで、見てたら奥にいた猫に睨まれたw

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いちおう城内に進んでみたら、その先は「腰曲輪」。ああ、帯曲輪に続く道だね。
納得したのでそれ以上進む気もなく、少し戻って駐車場から170mの道を折れてみた。もうショベルカーもいないだろう、、と思ってたけど、まだいた。 っていうか、道ふさいだまま工事終わってた。。
見えた時点で引き返して表の道に戻った。。

で、素直に表の道を駐車場に進んでたら、その駐車場の手前の家の人に呼び止められた。。
えーなんだろ、、コロナのこの時季にフラフラ歩いてんじゃねーとか言われるのかなぁ、、なんて思ってたけどサニアラズ。城案内のパンフレットを暮れて丁寧に解説してくれて、近隣の城とか佐竹の事とかいろんな話を聞けた。「島崎城跡を守る会」の人だそうで、ボランティアで整備しているんだそうだ。ありがたい。ホントに案内多くて歩きやすく存分に楽しめたのもこうした地元の人が大切に守ってくれてるからだよね。感謝感謝。
ついつい長話になりそうなところだったけど、日が沈みそうなのでそろそろと切り上げて車に戻った。

戦国時代に廃城になった城だけど、しっかり城の形を残して素晴らしい所だった。
気紛れでの寄り道だけどこんなに楽しく歩き回れるとは思ってなかった。寄ってよかった。

タグ:観:城 観:宮 景:崖 楽:歩 楽:話 動:獣 動:鳥

水門やきそば あきた

ファイル 2915-1.jpgつくばみらい市福岡にある焼きそば店。

バイパスがのびて降格した旧354号沿いで小貝川の土手を走る区間の東端あたりにある店。
前からチラッと見て知ってたけど毎度通過して思い出すこともなかったけど、今日は何かいまいちパッとしない天気でたまたまこっちに進んでて岩井辺りで何気に思い出して、まだやってるかなー(店自体)と不安半分進んでみたけど、やってた。

駐車場は店の中庭。停めていいのか若干迷うけどとくに何も言われなかったのでこれでいいんだろう。

ファイル 2915-2.jpg店の中は外見のとおり広くはないけど窮屈ではなく、昭和な雰囲気の落ち着ける店内。他にお客はいなくて店のおばあちゃんだけだったので悠々くつろげた。

メニューは焼きそばの「普通」と「大」の二つだけ。
「大」の多さを確認して(極端な量では困るから)「大」にした。

焼き始めるとソースとニンニクの匂いがして空腹に沁みたw

で、焼きそば「大」登場。もっとニンニクの粒が見えるかと思ったけど下ろしたものだったのかにおいはしてたけど姿はなかった。

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うん、おいしい。にんにくバッチリ。ソースも麺もいいしほどよい盛加減。おもいきり食べられた。

おばあちゃんが「さむいねぇ」と話しかけてきて軽くお喋りしてなごんだ。
パッとしない天気の夕暮れ前だったけどいい感じの食事で気分よかった。

店は裏から入ったので、ちょっと出発する前に表に出てみた。
この道は降格して県道にもならず普通の市道になっちゃったんだけど、やっぱ交通量はなくなったわけではなくて、ちょこっと向かいの用水路と水門を覗いて来ようかな、、と思ったけど渡るの面倒でヤメタ。

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タグ:餐:焼 観:道

山方淡水魚館

ファイル 2913-1.jpg常陸大宮市山方にある水族館。

那珂川と118号の間にある水族館。存在は知ってたけど118号を通るときに案内板とかが目についたこともなく通過してた。(いつもそれより「船納豆」という店の方が気になってた)
で、今日は意識してたのでちゃんと案内が目について寄って見れた。

150円の入館料を払って入館。
日本一小さい水族館というふれ込みだけど、入ったらいきなり巨大なオオサンショウウオだったのでちょっと驚いた。

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オオサンショウウオの水槽は三つあって一番最初の122.1㎝の子は後ろ剥いてたので尻尾と肌しか見えなかったけど、他の102.8㎝と114.5㎝のはよく見えた。餌っぽい金魚も入ってて少し動いたから食べるかな、、と見てたけど食べなかった。
っていうか、オオサンショウウオは東日本にいないんだけどね。
その隣のナマズは小さかった。

奥に進むと円形の部屋で半分は段になった大き目の深い水槽。半分は家庭用くらいの小さな水槽が並んでいて一般的な淡水魚が泳いでいた。
とくに珍しい魚はおらず、水槽内も普通の水草がちょろっと立ってるレイアウトでシンプルだった。

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中心の柱に「タッチ水槽」と書かれてて、その袂の水槽にはイワナがいた。 え?イワナに触るの?
今まではコイとかのんびりしてそうな魚だったからちょっと意外で面白く思い、手を入れてみた。ら、イワナなのにのんびりしてて撫でれて驚いた。けど、やっぱ途中で機敏に泳ぎだして後は逃げ回った。ニセモノじゃなかったw

これでおわり。次は―と思ったら外だった。
たしかに小さい水族館。霞ケ浦水族館より少し小さいいくらいかと想像してたけど全然小さかった。

外に出ると二筋の水路のような池があって、中を覗くと水がキレイで底に苔が繁って緑も綺麗だった。
大概こういう外の池はコイが泳いでいるもんだけど、ここの大きな魚はニジマスかな?勢いよく泳ぎまわってた。
覗いてると他にも小魚が群れて泳いでたりと混合の槽でなんか雰囲気良かった。(コイもちゃんといた)

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軽く見て軽く楽しむくらいの水族館。シンプルで悪くないけど、ひとひねりなんかほしかったかな。
江差の道の駅が日本一小さい道の駅を名乗って「小さいものミュージアム」とか工夫しているように、小ささにこだわって、少し大きめの水槽で稚魚の群れの展示とかあったら面白いかな、、とか思った。

タグ:動:魚 動:虫 観:館 観:池 観:一 楽:触