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道の駅 おおえ

ファイル 1663-1.jpg大江町藤田の287号沿いにある道の駅。
初めて立ち寄った。
パッと見混んでて、トイレに急いでるから停められなかったらヤダなーとか思ったけどすんなり停められた。助かった。

スッキリしたトコで店前の露店屋台で売ってた「どんどん焼」を買った。
「どんどん焼」は山形名物の歴史あるお好み焼きの亜種。
我が家は父親が雑なお好み焼き的料理で「どんどん焼」というのを作ってたのを子供の頃よく食べたもんだけど、その東京の「どんどん焼」とは別。別なんだけどその名前には愛着あって食べてみたかった。(子供の頃学校では「どんどん焼って言ったら神社での焚き火のことだよ、なーにいってんの」などど馬鹿にされて悔しかった憶えがある)

前置き長くなったけどその「どんどん焼」
たのんでから一つづつ作るので、簡単ながら調理行程を見れて面白かった。

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屋台の前のベンチで座って食べた。
意外と生地はもちっとやわらかく、菓子餅風な感じで固まる手前だった。へー意外。
前に福井で食べた「はしまき」みたいなモンかと思ってたけど全然違って、同じ粉物でソースの味付けでも和菓子寄りって感じのカワイらしい食べ物だった。

ファイル 1663-3.jpgで、食べてたベンチの前になにやらドンと置かれてた木材みたいなのは、説明板に「ようこそおしんのふる里へ おしんの筏」とあった。あーあーあの大ヒットドラマ「おしん」のロケ地がこの近くにあるのね。
で、その撮影で使われたイカダだそうだ。へー。
「おしん」はいまだTV視聴率でベスト10位以内にあり、ドラマでは1位の国民的ドラマだそうだけど、 見てないんだよね。。

ファイル 1663-4.jpgさて、「どんどん焼」は腹の足しになる食べ物でもなかったのでもうひとつ。
やっぱり山形と言えばの「玉こんにゃく」だよね。一串食べた。
うんうまい。
これは思った通りの味。最近わりとあちこちで見かけるようになった気がするけど、やっぱり山形で食べるのがおいしいのは思いこみかなぁ?

ここにはラ・フランスのソフトクリームがあって惹かれはしたけど、腹弱ってトイレ行ったばっかでソフト食べたら馬鹿だよね。さすがにそれはない。パス。

ファイル 1663-5.jpg他にちょっと興味をそそったのが、この地域のお菓子「あてらざわせんべい」買ってみた。
袋には「出羽三山に十五の初参りをする時、お金をかたどった煎餅をおそなえした」と書かれてた。まずしかったんだねぇ。

煎餅は普通の醤油煎餅。
ゆっくりドライブで食べるつもりが、食べやすくおいしくすぐにペロリと食べちゃった。

タグ:餐:焼 餐:菓 餐:煮 食:串 観:船 道の駅

宮内駅

ファイル 1662-1.jpg南陽市宮内にある山形鉄道フラワー長井線の駅。
兎駅長の「もっちぃ」がいる駅。二度目の寄り道。
実は山形に来る度に気にはしてたけど、なかなか通る町でもないのでかなり久々になってしまった。

まだ元気でいるかなー、、と駅舎を覗くと以前はウサギコーナーでいっぱいだったロビーが大人しい懐古的な待合室になっちゃってた。
一瞬「あちゃー」と思ったけど、慌てる事なかれ、
「もっちぃたちは改札口を出て左側の駅長室にいます」とあった。
移動してたのね。

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「改札口を出て」という表現にちょっと迷ったけど、改札通ってホームの横の駅長室に入ると、いましたいました。かわいー駅長さんと駅員さん達。
っていうか、連休なのに他にお客さんがいなかったのが意外で、子供とか集まってるのかと思ったけど、自分だけだった。
「そんなに人気ないですよ」と人間の女性の駅員さん。 、、そうなのか。

まず白いのが駅長「もっちぃ」
少しグレーの毛が増えた感じするけど、やっぱりかわいい白兎。

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そして二羽の茶ウサギが駅員のオスの子。
ゲージの中でおとなしいのが「てん」
「あそぼーよー」って感じでゲージの外に出てるのが「ピーター」
冷たい床が気持ちいいのかぺたーっとしてて、撫でても気持ちよさそうな素直なやつ。毛は見た目以上にモフモフだった。

人の駅員さん曰く「ピーターは動き回るけど、てんは大人しいから運動不足」だそうで、てんを引っ張り上げてケージの外に出した。
するとピーターが喜んでじゃれついて、てんは嫌がって逃げ出して、ぴょんぴょんぐるぐると追い駆けっこ。
わー 速い速い。
やっぱり駆け跳ね回るがウサギらしくかわいいね。

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駆けまわった二羽は人の駅員の駅員室の方まで走り回って、気が付くとピーターだけが戻ってきた。
てんはどこかに隠れちゃったみたいだけど、どこにも見当たらずなかなか出てこず音もしないので、少し心配して探したけど見つからなかった
「おなかがすけば戻るでしょう」ってことだけど、結局帰るまで出てこず終いでちょっと心配だった。(帰ってから見たその後のツイッターにてんも出てたので一安心)

てんがいなくなったとこでここぞとばかりもっちぃにべったりのピーター。
「もっちぃだけがメスだから三角関係」なんだそうだ。。

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しまいにはゲージ飛び越えて侵入。
じゃれて、後ろからかぶさって、、、、おいおいw
ウサギなのに肉食系とはコハイカニ。

前に来たのはもう六年も前なので「でも、もっちーもみんなももう結構な年ですよね」と聞くと、人間でいうと40代後半くらいなんだそうだ。。 次に六年も後に来たらいないのか。。
元気で健やかに長生きしてほしいし、またこうして立ち寄っていやされたいなぁ。

ファイル 1662-6.jpg鉄道の駅なのに鉄道も乗らないで楽しませてもらって申し訳ない気もしたので、最後にもっちーのタオルを購入。
「気を使わなくてもいいですよ」
なんて言われてしまった。

最後までお客は他に来ず僕一人でじっくりウサギを眺められ、撫でてモフれて楽しめた。
気恥ずかしさもあったけどこんなに静かならまた来たい。っていうか列車も乗ってみたいよな。
来年は桜の時期に合わせて来て、じっくり列車で「置賜さくら回廊」を巡ってみようかな。。

六年前の点景(→)

タグ:動:獣 観:鉄 楽:触 楽:話 楽:買

食堂いとう

ファイル 1661-1.jpg喜多方市一丁目の459号沿いにあるラーメン食堂。
とくべつ人気店とかそういうわけでは無いようで、普通に入れて席に着けた。やっぱ食事は並ばない方がイイよね。

とはいえ、ここも「蔵のまち喜多方 老麺会」の登録店で昭和32年創業からの味を守る老舗の一つ。
ラーメンは「蔵ラーメン」というメニューがメインの売りのようで、あーやっぱラーメンも食べたいなぁ、、と思ったけど、実は目的は別。
この店のオリジナルの名物「炒めそば」
ネットか何かで見かけて気になってネタ帳に載せていた。

ってわけでその「炒めそば」をたのんだ。

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おお、これは喜多方ラーメンを炒めたものかと思えばそうではなく、味は特製ソースで焼きそば寄り。
そしてキャベツが瑞々しく甘く、豚肉と紅生姜の強さが優しく和んでた。
麺は喜多方ラーメンだけどやっぱラーメンという雰囲気ではなく、かといってウエットなので焼きそばではない。でもなんか最近似たようなの食べたような、、、あーあーローメンに近いかも。
上品に和んだくさくないローメンって感じかな。(ローメンはあのくささが好きだけど)

そして、備え付けのゼンマイがおいしかった。季節だしね。いいね山菜。

腹はまだ余裕あったので、ラーメン追加しちゃおうかな、、なんて思いもしたけど、さすがに昼になると混み始めて、気付けば満席になってたからやめた。

今回もまた喜多方ラーメンは見送り、白河とか会津とか他ではラーメン食べてるのに喜多方はしばらく食べてないないなぁ、、(喜多方ラーメンバーガーとかくだらない物は食べてるけど)

でも面白い麺を食べれて良かった。(あ、また変わり種になっちゃったってことか)

タグ:餐:麺 餐:菜

道の駅 そうま

ファイル 1618-1.jpg相馬市日下石金谷の6号沿いにある道の駅。
何度も来てる道の駅ではあるけど地震以来久々に来た。
あ、点景になってないからデルソルでは寄ってなかったのかも?(恐山の帰りにマフラー外れながら停めて寝てた)
特別そんなになつかしーーって程でもなく変わりなく自然に駐車。

で、
もう午後遅いからここでラストの食事。
食堂へ行った。

ファイル 1618-2.jpg昔、気になってたメニューの「ほっき丼」はなくなってた。「ほっき丼てなくなっちゃったんですか?」と聞いてみたら「もう前の海でほっき貝獲れなくなったからねぇ」といわれた。あ、そうか、、、(でもホッキコロッケはあった)

あと、面白目のメニューは、、と見て「相馬磯そば」というのにしてみた。
それと「青のりコロッケ」と「ほっきコロッケ」もプラス。

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「相馬磯そば」は、さつま揚げが乗った蕎麦って聞いてたけど、海苔の混ざったトロロ昆布も乗ってて磯っぽく揚げもイカ入りでおいしかった。

コロッケはそれぞれ風味ある面白い物で、特に「青のりコロッケ」は海苔の味が良くて美味しかった。「ほっきコロッケ」は北海道で食べた時の記憶から期待度上がっちゃってたのでイマイチだった。(もし頑張ってホッキ丼とか出しててもかえって残念な感想だったかも)

さて、食後に見て歩くと「震災伝承コーナー」というのがあったので入ってみた。
中には幾つもの資料と、震災時に壊れた学校の机や、へしゃげた標識や、橋の継ぎ目が展示されてた。

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中央のモニターにビデオが流れてて、震災時に小学生が避難するときに載せてくれたトラックのおじさんに感謝してるVTRが流れてて、聞いてて涙出て来ちゃった。子供の話はきちゃうよね。
んだけど、
その後に市長だかが出てきて「震災の起こる寸前に道路を開通させたのでみんな助けられた」みたいな行政にも感謝しろって感じの話になって、はぁ?と白けてしまった。

タグ:餐:麺 餐:揚 観:具 楽:映 道の駅

金山城址

ファイル 1617-1.jpg丸森町金山にある城跡。
もう午後になって後は真っ直ぐ帰ろうと思ってた時間帯だけに、ちょっとここで山登りのような城歩きは時間的にどうかなーとは思いつつ、石垣があるという案内板と「本丸跡まで13分470m」で少し迷った後に登り始めた。

というのも、登り口からその頂点が見えていて、13分とか書かれてるけどそんなにかかるとは思えなかったし、眺め良さそうだった。
少し登ると桜が咲いていた。
山形では咲き始めたばかりだったので咲いてる樹は気になってたけど、当たり前に咲いてる地区に来ると別に何とも思わなくなっちゃうね。

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最初からなかなかいい勾配を登った。
「不動の泉」「米蔵跡」「三ノ丸大手埋門跡」「土塁跡」「硝煙蔵跡」「八風吹不動堂」と歩く先に色々あって、手書きの案内ながら丁寧な城跡。
少し曇った空だけど小さい花も咲いてて華やいでいた。

そして、もう頂上本丸じゃん、、
とか思った下から見えてたピークは実は「出丸」で本丸はその先だった。わぁ。しまった。
で、もちろんまず先にその「出丸」に登った。ここの登り口は急で足元土で緩く、鎖に掴まりながら登頂。

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んーこれは思った通りいい眺め。きもちいー
歩いて良かったと気分満たされた。ちょっと休憩。

そしてまた鎖に掴まって降りた。下りの方が怖いわ。

本丸は出丸のすぐ先なのでここから真っ直ぐ登れば早いけど、左側(東側)の「石垣」「大手門跡」の方にまわって進んだ。

少し登りつつ進むとすぐに「馬屋跡」という郭に出て(ここが二の丸らしい)高い石垣が見えた。

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これはなかなか壮観な高石垣。桜の花とも相まって凛々しく聳えて格好良かった。
その石垣を手前から登ると大手門。
石垣は上から見下ろしてもなかなかの高さで城感充実。

そして本丸。本当にぴったり13分で到着。
意外と広く平らな頂上で、出丸方向の正面側に展望が開けてて、丁寧な城の案内板も立っていた。

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やっぱりこの金山城を攻める戦いが伊達政宗の初陣だそうだ。
、、あれ?伊達政宗の初陣って、、どこかの桜の伝説でも見たような、、

正面以外は木々に覆われて、合間に見える眺めは山の景色だった。
何で石垣は正面ではなくて横脇なんだろう?昔は正面にもあったのかな?
ゆっくりしてたけど、後から登ってきてる家族連れの声が近づいて来たので、少し足元緩い西側からまわって下った。

この西側には出丸みたいな「兵具蔵」という郭があるけど、そこは行かずに真っ直ぐ下った。

ファイル 1617-6.jpg下りはしばらく眺めのいいままに歩けて悠々下る。

駐車場に戻ると残った車は自分のだけ。後ろの家族は梺から歩いて登ってたのかな。
そして3時前に出発。30分ほどの寄り道。そんなもんか。登ってよかった。
途中のトコに往時の城の絵図があった。これ、登り口か駐車場にあればもっとゆっくり見れたのに、、、(と、写真撮って後でゆっくり見た)

タグ:観:城 観:石 景:山 楽:登 楽:眺 植:花

手代木沼

ファイル 1616-1.jpg角田市高倉手代木にある農業用水用の人工沼の公園。
とくに何があるわけではなく、ただただ休憩して車のオイル点検したかったので寄ってみた。(この辺て道の駅ないんだよね)

駐車場はまあまあ狭くなく程よいくらい。
走ってきてすぐにオイル見てもしょうがないから、公園を歩いて沼を散歩した。

まずは駐車場前から坂を登る。
ちょこっと山っぽくなってて、山間のダム湖みたいな雰囲気の沼の奥側を見下ろしながら歩けた。

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沼にはカモやオオバンがゆったりと泳いでいてのんびりしてた。
冬には白鳥が越冬にするスポットだそうだ。

そして坂を下ると沼の溜池風な平らな広い表側に出た。
ここには桜の樹も高く並び、「下沼親水デッキ」というのが飛び出してて広く眺められた。

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あたたかくなると蓮の葉が一面に現れるそうだけど、「生育状況に異変があり残念ながら開花は望めない状況」だそうだ。。

ファイル 1616-4.jpgてな感じで一回りして駐車場に戻った。
十数分くらいしか経ってないけど、まぁいいやね。

で、エンジンルームを開いてオイル点検。
んーやっぱ減ってるね。。
前ほどの減り方じゃないし、ぎりぎりゲージの下の穴までありそうだけど、まぁせっかく開いたしとオイル補填。
手袋も使って汚れずに作業。少し慣れてきたかな。
400ccほど足した。

タグ:景:湖 観:園 植:花 動:鳥

道の駅 あさひまち

ファイル 1615-1.jpg朝日町和合北又の287号沿いにある道の駅。

ナビの地図にもなかったけど其れもその筈、去年の10月にオープンしたばかりの新しい道の駅だそうだ。
リンゴ風の幟も洒落てるし、建物もこれ、赤と緑でリンゴのイメージでしょ。

なんかいろいろありそうだけど、あんましお腹減ってないんだよな、、
なーんて思いつつ、もう店に入る前からスタンドショップの御当地ソフトと御当地バーガーが気になったりした。

ファイル 1615-2.jpg引き合う力は宇宙規模「引力バーガー」というのは、なんか宇宙関係の施設でもあるのかな?とか思ったけど、そうじゃなくて朝日町産リンゴ(ふじ)が朝日町産ブタ(あっぷるニュー豚)と引き合ったという万有引力的な品。(「豚林檎バーガー」でいいじゃん)
そしてソフトはこれまた朝日町産完熟リンゴの果肉入り。
気になって両方買った。

あ、しっぱい。
ソフトはバーガー食べてからにすれば良かった、、先に渡されてもなぁ。。

ってわけで先にソフト。ちょっと寒かった。冷えた冷えた。

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そしてバーガー。
これはおいしかった。リンゴ合うねぇ。
ソースはデミグラで素直にハンバーグらしくて、そこに入り込んだリンゴが意外と自然で和んでた。
男バンドの女性ボーカルみたいなそれでいてしっかり軽くないロックみたいな。

店の中を覗くと食堂メニューもいろいろ面白いのがあったので、是非また来たいと思った。
やっぱ新しくできたトコは掴み分かってるね。

タグ:餐:ば 餐:冷 道の駅

椹平の棚田

ファイル 1614-1.jpg朝日町能中にある棚田、を、見下ろす展望地。
最近この朝日町は観光スポット案内がしっかりしたのかな?以前は全然知らず気にもとまらず通過してばかりの地区だったけど、案内があるとよりたくなるね。

で、車で案内通りに進んだらグングンと坂を上り続けてたので、こんな上の方に棚田があるのか?と不安に思ってたらそうではなくて、高いところから広く見下ろす展望地だったのは意外だった。
おーそうきたか。
こういう見せ方は初めて。なるほどこれなら田圃に立ち入られる事もなく地元の人も安心の観光地だわ。

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いい眺め。
14haの広さに190枚の田が広がり「日本の棚田100選」だそうだ。
でも、高いところから見下ろしてると、棚になってるのか何なのかあまりピンとはこないね。。
山の斜面に沿ったような棚田ならまだ水入れ前のこの季節でも造形の眺めがいいもんだけど、こういう規則正しい形のものだとあまり面白くはなく、穂が育って青々した時季に来る方がイイかな、、と思った。

ファイル 1614-3.jpg展望地の駐車場に展望台があるわけではなくガードレール越しに道から眺めてたんだけど、駐車場の前には「一本松公園」の入り口があって、見るからに「あそこが頂上の展望台だな」と思えるトコに一本松が見えた。
登ってみようかなーーとも思ったけど、ここでも充分いい眺めで、そんなに眺めが変わる気もしなかったのでヤメといた。

タグ:楽:眺 観:農 観:選

道の駅 白鷹ヤナ公園

ファイル 1613-1.jpg白鷹町下山の287号沿いにある道の駅。
287号を通る頻度に比べてあまり寄ってはいない道の駅でこれで三度目くらいかな。(前回→)

287号って北からの帰り道で通る事が多く、いつも米沢までノンストップって感じなんだよね。
今日は「置賜さくら回廊」を細かく巡って達成感の後の休憩。ここで折り返すかって気分でゆっくり立ち寄った。

時間を見ればまだ朝早い時間で駐車場はガラガラ。悠々停めて歩いた。
まーだ梁の季節じゃないよね、、と、覗いた最上川には鯉のぼりが泳いでいた。

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おーいい眺め。
最近、「鯉のぼりは形のない風の元気が姿を表したもの」みたいな文章を(仕事で?)読んだトコだったので、なるほどなぁーと思いながら眺めた。
川は少し濁って水量多く、梁はまだ無かった。初夏くらいからかね?とか思いきや4月29日から「やな開き祭り」と張り出されてた。半月早かったね。

そしてそうそう空腹だった。
食堂はさすがに開いてなかったけど、脇の鮎焼き小屋はもう開いて鮎を焼いてたので、塩焼きと豆腐田楽を買って鯉のぼりを見ながら軽く食事した。

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田楽は山形県産くるみ味噌使用、鮎は国産特別養殖鮎(なにそれ?)だそうだ。
どちらもおいしかったけど、御飯と味噌汁も欲しくなったw

土産売り場も開いていて軽く見て回った。
観光案内の一角では結構大々的に「置賜さくら回廊」をアピールするコーナーがあったので、ここからスタートした方がいいかもね。
でも自転車レンタルで廻るのはキツそうだし、、観光タクシーは料金怖いね。(まだ咲き始めくらいの時季に車でまわるのが一番いいね)

タグ:景:川 観:飾 餐:魚 餐:豆 道の駅

置賜さくら回廊-白鷹町-

白鷹町の「置賜さくら回廊」
リストアップや番号があるわけではないようなので、全部で幾つの桜の古木があるのか分からないけど、とりあえずサイトで見ると長井市に倍するくらいの桜があるようで、とりあえず片っ端から順に寄ってってみた。
で、
あまり項目増やすのもナンだし、どこも一分咲き未満だし、ってことで白鷹町内のものはひとまとめにしました。

まず最初は南から白鷹町に入ってすぐの「釜ノ越桜」
ここは「釜ノ越農村公園」になってて駐車場も幾つかあって売店とかもあって一番ちゃんとしてた。
咲いてないから勿論まだ有料になってない駐車場に停めて歩くと、白い冠雪が残る山をバックに赤いつぼみを纏った桜の樹が見えた。
、、、けど、近づいてみると背後に並んだ若い桜の樹で、「釜ノ越桜」の古木はちょっとくたびれた雰囲気だった。

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樹齢約800年のエドヒガン。
ここに居陣した源義家(八幡太郎)が樹下の石で釜戸を築いて兵糧を炊いたそうだ。
んー咲くのかな?
とりあえずつぼみを付けた枝は出てたのでちゃんと咲くようではあった。まぁ他にも桜の樹は沢山あるので花見する公園としては賑わいそうだ。


二つ目は県道のすぐ先の「薬師桜」
ここは駐輪場くらいの入りずらい駐車場があるけど面倒なので路駐で歩いた。満開に咲いたらこうはいかないだろう。
で、桜は背は低めだけどとても風流な姿で薬師堂前に格好良く鎮座。ぐるっと周りを歩きながらじっくり見ると花を咲かしている蕾もチラホラあって喜ばしい。吹き抜けの洞があったりして『回廊』内の樹としてはこれが一番素敵だった。

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樹齢1200年のエドヒガン。
この桜には征夷大将軍坂上田村麻呂の恋の伝説があるとか、、ほらね。
薬師堂には子供の前掛けが重ねて修められていた。一番上のは「妖怪○オッチ」だった。。妖怪を修めちゃっていいのだろうかw


すぐ先で「御衣黄桜」「オオタ桜」というのも案内を見かけて脇道に入ってみたけど、コレはどれか判らずにぐるっと回って「薬師桜」に戻ってしまった。。


少し進んで三つ目は「十二の桜」
ここは花見用の設営が行われていて、何台もの軽トラと大勢の人が集まっていた。
取り敢えず駐車場で降りて歩くと、幾つもの桜が並んでいて、十二あるから十二の桜なのかな?とか思ったけどそういうわけでもなさそうで、貫禄ある一本が多分それだと思えた。
ここの案内板は細かく丁寧に書かれていたけど、細かい分かえって分かりずらかった。。
ベンチの枕木を填めてる横をすり抜けて歩いて回った。

結局樹齢は何年なんだ。二度老衰して根生えの新芽に世代交代しながら870年成長を繰り返してきた古木って事でいいのかな?
昔は十二神堂というのがあった場所だそうだ。
咲いてる花は一輪も見つけられなかったけど、幹には茸が生え、足元にはフキノトウが顔を出してて春の到来秒読み体制だった。

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次は「山口奨学桜」
明治後期に山口村小学校に植えられた樹齢100年のエドヒガン。
ここも花見用の設営が行われていたので、寄らずにちょっと車から遠目に眺めるだけにした。
100年と若い分だけ形よく、咲いたら見映えいいだろうなぁと容易に想像ついた。


四つ目に寄ったのは「子守堂の桜」
手前の広い駐車場で停めてみたら、そこは学校だったのでヤメて路駐。降りた目の前に小さな桜が勢いよく咲いていた。もうこれでいいじゃん、、とか思いつつまだ咲いてない古木に歩いた。
ら、ここは丘の掛け上がりの途中にあってとても眺めのいい場所にある桜で、花もチラホラ咲き始めてていい感じだった。
タヌキみたいな猫ものんびりしてて、ポカポカで気持ちよかった。

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樹齢1000年のエドヒガン。
この地をおさめた鮎貝家の子守がこの桜の下に草履をぬいだまま消息を絶ったそうで子守堂を建てて祀ったとか。
広くないけど眺めは一番いい桜で、人がいない時に来れて良かった。
1000年もの間ずっと見下ろして眺めてきたんだね。
満開に咲いたらさぞかし素敵だろう。散って花びら舞う姿も良さそう。と想像しながらのんびり眺めた。


そこから細い道を進んで五つ目は「後庵桜」
ここは駐車場が無く「この先車両進入禁止」で路駐して歩いた。咲いてたらこうはいかないね。
その徒歩区間入口の家の庭先にも濃い色の桜が勢いよく咲いていた。(桃?)またまた「もうこれでいいじゃん、、」とか思いつつもやっぱり古木に歩いてみた。

続く幟を辿ると少し距離あって、途中の畑に「鮎貝城本丸跡」とあった。
応永3年(1396)築城で鮎貝氏が治め天正15年(1587)に伊達政宗に謀反を起こして攻略され落城だそうだ。
で、「後庵桜」は、、
その先の民家の前、、じゃなくて奥の物干し台の先にあった。。
なんか入りづらいなぁ、、って気分で軽く拝見した。

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樹齢680年のエドヒガン。
計算すると築城の前からあった樹だね。城が滅ぼされても残った桜っていうのはいいね。
その鮎貝城の北にあった医者の庵の桜で「後庵桜」と呼ばれたそうだ。この家も医者の一家なのかな?
樹は裏の谷間に迫り出す形ではえてて、その谷(堀割??)に簡単な足場の橋が架かってたけど、入り込んでいいものかどうか解らなかったからヤメといた。
桜は咲いてる蕾も見つけられたけどパッとしなかった。


更に細い怪しい道を進んで「赤坂の薬師桜」
ここは細い坂道の上にあって、駐車場もなく、車停められそうな道脇には作業の軽トラが停まってたのでやむなく通過。
一番辺鄙な場所で裏の裏って感じで冒険心はくすぐられる。
車から降りてないから本編の日誌の方に載せたいトコだけどね。

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一時停止して案内板は読めた。樹齢970年のエドヒガン。
ここは旧街道の入口で、最上川の洪水の時に船を繋いだという伝説があるそうだ。(珍しく色気のない伝説だ)
二つ目に行った「薬師桜」と同種で同じ薬師堂の桜だから同年代に植えられたものと考えられる、、、とか書かれてるけど、ちょっとまて、あっちは樹齢1200年じゃなかったか?サバ読み過ぎ。。(恋の伝説もほしいところ)

最上川を渡って白鷹町の町に入る。

ここまで(赤坂の狭路でさえ)分かりやすく続いてた「さくら回廊」の案内が、なぜか町内では途切れててその次の「八乙女種まき桜」というのがドコだか分からなかった。。
町を出そうになって一旦停車して、スマホで見てみて戻った。
けど、この「八乙女種まき桜」はやっぱり案内薄かった。
八乙女八幡神社というのがあるので、まぁ多分そこらへんだろうとは思ったけど、道も狭く駐車場も分からず、表通りから歩く気もなく、結局ヤメて通過。案内がないってことは枯れたか?

で、次で最後の六つ目は「称名寺阿弥陀堂の桜」
ここは案内が一箇所ぬけてた交差点のせいで町を二周しちゃった。。
辿り着いた先はお寺のお墓にある桜で、路駐はしずらくて通過したら称名寺の第二駐車場が近くにあったので、そこから歩いた。

お墓の真ん中の阿弥陀堂はしっかりした造りの坊で、いままで見てきた薬師堂が市井の馴染める雰囲気とは違っていた。
で、その裏にある桜の樹も立派で高く広く立っていた。

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ここだけは現地の案内板が無かった。(阿弥陀堂の案内はあったけど)
ネット調べでは樹齢350年のエドヒガン。
1000年級の古木の中ではなんか若く感じちゃうけど、350年でこれだけ活気あって堂々としてるのは立派。咲いてる部分もあって一番見映えがした。
でもなんだろうね、やっぱり墓地の中ってあまり落ち着かないよね。人んちに入り込んで見てるような感じ。檀家でも縁者でもない不審者とは思われないように写真撮り捲った。


こんなとこかな。
長井市で三箇所(+町内と土手と未確認1)
白鷹町で六箇所(+車で横目通過2未確認1)
いやーまわったね。っていうかこんなに桜の古木がある地域って珍しいんじゃない?
今回は咲いてなかったからこそ、そして朝の内だったからこそひとつひとつ飽きずに幾つも廻れたんだと思う。
多分、咲いてたら一つ二つで満足してるよね。
たまにはこういうルート巡りもいいね。

タグ:植:花 植:樹 植:草 植:茸 観:伝 観:寺 観:城 観:道 景:季 動:獣 楽:歩