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大斗の滝

ファイル 3266-1.jpg美郷町西郷小原にある滝。

くにさんには「駐車場からほとんど登らずに見れる滝」と聞いて「それ行こう」と意気揚々と来てみたけど、327号を進んでて前に来たトコだと気付いた。。

「もうしわけない。ここ前に来たトコだわ」とは言いつついい印象のトコだったし、天気よく谷にも日が差していい感じだったから、滝もいい雰囲気だろうと意気揚々と進んだ。

滝への遊歩道はなんとキレイに舗装されてて歩きやすい贅沢な道。
駐車場からは200m、中間で100mと丁寧に案内も立ってた。前からそうだったっけ?(そうだったらしい)
けど、思ってたよりは傾斜あって、苦ではないけどスタスタと素早く進むくにさんについていくのは諦めて、時おり脇の渓谷を覗きながらゆっくり歩いた。

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「ちょっと運動不足過ぎない?もう少し歩いた方がいいよ」と言われてた。てへへ。いやくにさんが早いだけだしw
っていうか言い訳だけど、昨日の吉野ケ里で足疲れちゃってて(つまりそれじたい運動不足なんだけど)、何だかんだその後も歩いたり登ったりとわりと元気だったけど、その疲れは車で寝るんじゃ取れることなく蓄積。そもそもドライブも四日目になるとそれだけでも血が下がって足パンパン。昔はよく平気だったもんだよなぁ。。とかおもうけど、昔はそれをよく分かっててドライブのスタミナの為に体力温存につとめてて今ほど寄り道したり歩いたり登ったりしなかったんだよね。
愚痴はともかく、、中日の今夜は宿に泊まろう!と此処で思った。

で、滝到着。あれ?こんな小さかったっけ、、と思ったけど奥にもう一段連なってるのが見えた。ああそうだったっけ。二回目とか言ってもすっかり忘れてて新鮮だった。

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その先に急な段が続いてたけどここで充分。
「上の展望台に登ればさらにもう一段の滝が見れるよ」と言われて思い出した、あーあーたしか前に来た時は上まで登ったわ!
今回はヘタレでここで充分。っていうか、歩いたり登ったりしてたじゃん。。嘘ついてごめんなさい。

滝を眺めて、滝から流れる渓流も眺めて、下流方向も降り返って眺めてゆっくりしてたら、もうくにさんは来た道を下り始めてた。「早い早いよw」とゆっくり追った。

駐車場に戻っても車についたらすぐに出発しそうだったのでウロウロ。
駐車場の前には「拝水の滝」という子供の小便のような細くまっすぐな滝があった。眺めるほどでもないけど休憩の時間稼ぎでじっと眺めた。

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ちなみに前に来たのは2009/9/22。
まだCR-X乗ってた頃なので点景ではなくコワクにしてた

振り返るともうそのCR-Xのラストの年には、あちこち寄って色々食べて今と変わらないくらいの感じだった。だから翌年の車の乗り換えでHPをリニューアルして点景を設けたわけだけど。
どうせならこの年、いやその二年前の沖縄やドイツに行く前から点景くらいは設けて纏めればよかったのになぁー、、と今更ながら思った。
この時のCR-Xラスト九州だけでも点景だったら、、
1日目
ちちや(岐阜)てりかつ丼の元祖

錦帯橋(山口)言わずもがなの有名景勝地 パノラマコワクあり 
道の駅 吉野ヶ里(佐賀)昨日のトコ
田原坂(熊本)西南の役戦場跡 資料館は閉まってた
麦の宿(熊本)熊本ラーメン 04年にも来てて二度目

新湯温泉ガレ場(鹿児島)硫黄の河原 転んで死ぬトコだった
関之尾の甌穴(宮崎)国天記の奇景地 コワクにしてた 
道の駅 おおすみ弥五郎伝説の里(鹿児島)炭火焼鳥たべた
広津田の田の神(鹿児島)日本最大の田の神像
鹿屋航空基地資料館(鹿児島)零戦 コワクにしてた 
岸良海岸(鹿児島)ちょこちょこ車を止めて写真撮ってた
都井岬(宮崎)馬だらけの景勝地 こここそ点景にしたい コワクも3つ   
道の駅 なんごう(宮崎)マンゴーソフトたべた
栄養軒(宮崎)宮崎のラーメン 19年に再訪で点景あり

延岡城(宮崎)未明で真っ暗だけど。。
高千穂峡(宮崎)個人的な日本三大ガッカリ コワクあり 
道の駅 とうごう(宮崎)次寄るトコ 十割蕎麦たべた
おせりの滝(宮崎) 〇 此処 〇
鶴富屋敷(宮崎)日誌に「気分よく見れた」と書いたけど実はウソ
かりこぼうず大橋(宮崎)日本一の木造トラス橋
宮崎神宮(宮崎)あれ?ここ点景にしてなかったんだっけ。。
肉だわら(宮崎)県庁前の物産館にあった移動販売車

蓬莱山(愛媛)臥龍と呼ばれる肱川の名勝
大洲城(愛媛)すごくよかった 今からでも点景にしたい コワクあり 
大洲城三ノ丸南隅櫓公園(愛媛)寅さんスポット
道の駅 ひろた峡の館(愛媛)じゃこ天たべた
香川屋 本店(香川)讃岐うどんたべた
屋島(香川)古代山城跡 コワクにしてた 

道の駅 九頭竜(福井)そば食べたのはこの時だったか 15年に点景あり
(道の駅 ななもり清見(岐阜)飛騨牛串たべたけど他に写真なく点景は無理 10年に点景あり)
平湯温泉 神の湯(岐阜)独占で悠々の露天風呂
宮口軒(群馬)藤岡ラーメン 辛かった。。
 
という1,4,11,8,6,3 計33点!大作だわ。
逆に言えば以前は点景が無かったから日誌で軽く書くだけで済ませてて、日誌もその分省略してたので、今よりも更新ペース早かったんだろうと思う。
細かく存分に項目に挙げて見れる今の方がイイとは思うけど、なんか年とったせいかしつこいのよね。文章も愚痴も。
 
コロナで出社制限で自宅待機になった時にでも、それ以前の寄り道を点景オールデイズ版てことで作り直そうかな、、とも思ったんだけどねぇ。要望もなかったし。未練がましいし。だらけて何もしなかったね。。
定年退職して免許返納してやることがなくなった時に気力があったら纏めたりしようかな。。
いやぁそんな頃までホームページ続けられるかな。。

タグ:景:滝 景:川 楽:懐

舟方轟

ファイル 3265-1.jpg美郷町北郷黒木の388号沿いにある渓流岩場。

国道から岩ゴツゴツのユルい滝のようなのが見えた先に駐車帯があり、案内板が立った分かりやすい景勝地。停めてすぐに渓谷が眺められる楽々な場所。

手書きの案内板を見ると、この「舟方轟(ふなかたとどろ)」は滝のような流れよりもその岩々が注目点で、「この奇岩の群れは約一億年前の地層が急流によって浸食されてできたもの~」だそうで、地質的な名所だそうだ。
「又対岸には大正時代に行われていた石炭採掘現場後が残っており~」ともあったけど、これはぱっと見わかるもんでもないからオマケの付加情報。でもそんな人の出入りが多かった場所だけど一億年の景色が崩されることなく残っててありがたい。
また「こいのぼり揚げや河川美化運動などを行っています~」ともあった。んー鯉のぼりは見て見たいような邪魔なだけのような。。

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岩は海岸の洗濯岩とか横向いた板状節理のような感じで、細かい滝で急流を作っていた。そして、カーブしてきた流れと岩々を少し下流の流れが静まる辺りまで真っすぐ見れるいい眺め。
天気も晴れてきて緩いくらいの日で水も白くキレイに見えた。
対岸は石炭採掘現場らしき跡はみれず、こんもりした亀のような急な丘になってた。

っていうかこれ、この国道の道路を造るときはかなり崩して広くしたんだろうね。。カーブの折れ目がこんな広く平坦なわけないもんね。まぁ一億年前の岩はちゃんとよけてよく見えるようにしててアリガタイ。

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ここで眺めるだけで満足で、次寄るトコを決めて出発。

タグ:観:地 景:川 景:岩

綱ノ瀬橋梁展望

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延岡市北方町早上の道路脇の展望場所。
駐車場も何もないトコで車停めて眺めた。

これはこれは渓底の川に沿って真っすぐ延びた線路跡がずっと見れて、流れ込む川に架かった綱ノ瀬橋梁とその上に架かる218号の槇峰大橋が並んで見えて、なんていうかジオラマ模型で作ってほしいようないろいろ揃った眺めでいい感じ。

綱ノ瀬橋梁は昭和12年完成の鉄筋コンクリートのアーチ橋。これも国重文。っていうか、それにアーチ高架が連なっててなんか優雅に見えた。
奥の県道の橋が工事でシ-トかぶっちゃっててモザイクのような変な感じだけど、なければアーチが二重でいい感じだそうだ。

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ファイル 3264-3.jpg川の水は流れ込む綱ノ瀬川の水は綺麗だけど本流の五ヶ瀬川の方が濁ってて、合流で溶けずにくっきり分かれてた。普段は本流もキレイなんだそうだけど昨日の雨でかね。くにさんは残念がってたけど支流のおかげでそのキレイさは分かった。

なんかジャノメチョウ(ヒメウラナミジャノメ)が写真とれとれ言って目の前で止まりては飛び止まっては飛びしてたので一応撮っといた。満足かな。

タグ:観:鉄 観:橋 観:重 景:川 景:谷 楽:眺 動:虫

第三五ヶ瀬川橋梁

ファイル 3263-1.jpg日之影町分城の五ヶ瀬川に架かる旧鉄道橋。

廃線になった高千穂鉄道の線路跡が「TR鉄道跡地散策コース」という遊歩道になってて、その入り口にある駐車場に車を停めて歩いた。

歩いてすぐ先に旧吾味駅があり、ホームと可愛らしい待合室が残ってた。
高千穂鉄道は平成17年(2005)の台風被害で運休してそのまま三年後に廃止になった鉄道。その待合室には時刻表も残ってて一日上下各13本(観光トロッコ列車は通過してたらしい)停まってたらしい。結構走ってたんだ。っていうか周り森で目の前渓谷で何もないトコにあった駅だよなぁ。。

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そのホームから見える橋が「第三五ヶ瀬川橋梁」
そのまま歩くとすぐ先に案内板が立ってた。
完成は昭和14年の日中戦争時で鋼材使用が制限されてたのでコンクリ部と鉄鋼部が組み合わさった独特なデザイン、鋼製上路ワーレントラス+連続方杖ラーメン六連及びT型桁八連という構成だそうで、国重要文化財だそうだ。

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歩き進むと橋の全体が良く見えた。
天気は悪いけど、水面が鏡のように静かでカーブして橋が映ってカッコよく見えた。
台風の時はこれより下流の第一、第二五ヶ瀬川橋梁が流されたそうだ。これは残ってよかったね。第一、第二はどんな橋だったんだろうね。(上流の第四はトラスの鉄橋で残ったけど現在は解体されて無いらしい)

橋の上は普通の道なので、先に渡らずに手前をちょっと歩いたトコで引き返した。

タグ:観:鉄 観:橋 観:重 観:道 景:川

道の駅 青雲橋

ファイル 3262-1.jpg日之影町七折の218号沿いにある道の駅。

割と新しい道の駅で、全回来た時は夜でよくわからなかったけどオープンしたてだったのかな?まだ駐車場が未舗装で真っ暗だった。トイレだけの立ち寄りだった。
今回もまだ店は開いてないんだろうね。

待ち合わせのくにさんはもう来ててすぐわかった。
少し話してのんびりはせず「裏に青雲橋がよく見える所がある」というくにさんに続いて歩いた。

駐車場から下って「ふれあい橋」で谷を渡った先が「青雲橋公園」という展望公園。

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青雲橋を少し下から見上げる形で全体がよく見えた。
高さ137m、長さ410mの東洋一のアーチ橋だそうだ(竣工の昭和59年(1984)当時)

「勾配きつく細い道をぐるーーっとまわってくだると下からも橋を見上げられる」そうだけど、あまりおススメしない道だそうで「これで充分」と遠慮した。

道の駅に戻って出発。。と思いきや、なんか店先の簡易小屋販売の「うずらの炭焼き」の店が開いていた!以前宮崎県内の別の道の駅で買って食べたけど、ここでも買えるとは思わなかった。っていうか「日之影町青雲橋名物」とかあるし。。
一個から買えたけど腹へってたから五個入りひとパック買っちゃった。

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くにさんも食べるかなと思ったっけど「俺はそういうのは、、」と敬遠されちゃった。
ってわけで、ひとつ食べて出発。ぽりぽりパリパリワイルドでおいしかった。味もよく丸ごと食べれてゆっくり噛んで楽しめた。いいねぇこれ。

うまいうまいと続けて食べて、、、三本で止まった。こんなんで腹いっぱいにはならないけど飽きてきた。飽きてくると意外とクセが強く感じてウッとなってのどを通らなくなった。。
なんとか飲み込んで、まぁゆっくり食べようと置いといた。

けど、すっかり飽きちゃって手が伸びず、午後に一本いってみたけど「クセつえ―」ときつく感じた。
五本目を食べたのはなんと翌朝。すげー空腹だったけど、やっぱちょっと強かった。
これは1本でヤメとくのが利口だな。やっぱもうウズラは玉子だけでいいや。

タグ:観:橋 観:一 楽:眺 餐:肉 道の駅

道の駅 高千穂

ファイル 3261-1.jpg高千穂町三田井の218号沿いにある道の駅。

ここは前に高千穂神社に歩くための目的で対向車側の第二駐車場に来た事あるくらいで、店側の第一駐車場は初めて来た。
高千穂神社だけでなく高千穂峡もそう遠くはないのでここから歩く人は多いはず、駐車場もそんなに広くはないし混雑して当然って感じのトコ。朝はまぁまぁだった。

今日はここで友達のくにさんと待ち合わせ。少し早く到着してのんびりしてた。

まず、駐車場の車停めた横にあった大きな顔の石。これは「天鈿女命(あまのうずめみこと)」の顔とあった。天岩戸に天照大神が引き籠っちゃった時に、出てきてもらおうと素っ裸で踊りまくって爆笑されたという芸能の女神様。マンガの火の鳥では醜女に化けて猿田彦と結婚した美女。この顔は不細工な方かな。

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その裏には鬼のような顔があった。これは「天手力男命(あまのたぢからおのみこと)」岩戸をこじ開けて天照を引っ張り出した剛力の荒神。ともに高千穂の夜神楽で登場するそうだ。

他にアメノウズメの全身像(みにくくはない)とかもあった。

高千穂はそんな天照大神の孫「瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)」が降臨したとされる地。天岩戸もあるそうだ(全国に何ヶ所もあるけど)。日本神話はねぇ、、なんだかねぇ、、

構内には移動販売の車も来てて、宮崎だけに鶏炭火焼とか食べたかったけど、まだこれから。。店が9時だからそれ以降なんだろうな。。
空腹で買ってみたのは自販機の飲物だけで一応宮崎っぽく「日向夏ソーダ」
(でもこれ、全国どこでも売ってるみたいで帰ってからもしょっちゅう見かけてた。。)

8時過ぎて連絡入って「スマホ忘れて取りに戻って遅れたので、一つ手前の『道の駅 青雲橋』に来て」だそうで、すぐに出発した。

タグ:観:石 観:像 餐:飲 楽<待 道の駅

北方井手ちゃんぽん 諸富店

ファイル 3260-1.jpg佐賀市諸富町山領の208号沿いにあるちゃんぽん専門店。

武雄市北方町にある「井手ちゃんぽん」の支店(ではないらしい)。県内そして他県にも何店かあるらしい(いくつかの系統のフランチャイズがあるようだ)
っていうか、今日は佐賀の34号の方でも一店見かけてて、武雄手前では本店を通過してて、食べられなくて残念に思ってたトコで、まさか暗くなってから見かけて寄れるとは思わなかった。有明沿岸道の途切れたトコから444号に下りずに少し回り道の208号側に進んでよかった!

ラッキーとばかりに寄って暗い未舗装の駐車場に停めて店に入った。

ファイル 3260-2.jpgいつ以来だろ。(点景的には2013年以来の9年ブり)そういえばドライブ中での普通のちゃんぽんは、長崎で食べるかこの佐賀の井出ちゃんぽんかくらいしか食べてないかも。。(リンガーハット行っても皿うどん食べちゃうしw)
とか思いながらシンプルなメニューを見た。迷わず普通のちゃんぽんをたのんだ。

厨房の前の席がカウンターで、調理を眺めながら待った。ら、なんかカツ丼をたのんでるお客さんも沢山いるようで、ちゃんぽんと共にひっきりなしにカツ丼を調理していた。うううう気になるぅ。次来たらカツ丼食べたいなぁ、、とか思いつつ、次に佐賀に来る時に憶えていられる自信はなかった。

そしてちゃんぽん登場。

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やまもりのモヤシ野菜。正直言えばラーメンとかで山盛りになってるモヤシは邪魔くさくて好きじゃない。けど、このちゃんぽんは野菜が主役って感じで、モヤシにしてもちゃんと調味されてしっかり味付いてウマい。だってメニューに「麺抜き」というのがあるくらいだからね。
あと最近増えてるタンメンの店の野菜はおいしいんだけど熱すぎてツラい。そういうストレスを感じずにおいしくもりもり食べられて合間に麺を啜っておいしく食べた。
スープもおいしく啜って完食(スープは本店からの取り寄せだそうだ)。おいしかった。

そういえば武雄の本店でしか食べた事なかったけど、しばらくぶりだから差は分からず、とにかくおいしく満足。
次来たらカツ丼。。覚えとかなきゃねw

タグ:餐:麺 餐:菜

肥前鹿島干潟

ファイル 3259-1.jpg鹿島市常広の有明海に面した干潟の海岸。

有明海の干潟は寄ったらじっくり見て長居しちゃう大好物。でも今回はもう日が暮れるからパスかなぁ、、と諦めてたんだけど、鹿島に来たのが6時15分前、ぎりぎり日が暮れる寸前にちょこっと寄れそうだと思って見掛けた案内に従って来てみた。

ら、見晴らし台らしきものがなかなか現れず、それらしい所に到着したのが6時ちょい前。なんとか日のある内にこれてよかった。

現地の案内は「鹿島新籠」となってて、あれ??っと思ったけど、これは「渡り鳥水鳥重要生息地ネットワーク」の登録地としての海岸名ってことだった。
見晴らし台のスロープにある横断幕や見晴らし台の左側にある案内板には「ラムサール条約」の登録湿地として「肥前鹿島干潟」が出てた。

さてその見晴らし台に上がった。
見晴らし台といっても堤防の上にあがれるだけのものだったけど、堤防じたい高かったので眺めはよかった。まぁ見晴らしという言葉に嘘はない。そして、ここ以外にはこういう眺望できる場所はなさそうだった。

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案内板を見るとここから見える有明海は左側が佐賀県、正面左が福岡県、正面右が熊本県、右の端が長崎県と四つの県が見れる海。四つは珍しいかも。

ファイル 3259-3.jpgさてそして干潟。広ーい干潟。ラムサール的に喜ぶくらいの野鳥はいなかったけど、鹿島川河口の方には干潟を歩く鳥が見えた。ズームして写真撮ると、黒白の分かりやすいのが案内板にあった「ツクシガモ」だな。築紫鴨と書くだけあってこの有明海がメインの飛来地の渡り鳥なので見れて嬉しい。茶色いカモがメスかと思いきや、ツクシガモは雌雄同色だそうでこれは別種。
細長いのは全国どこにでもいるアオサギ、みんな近寄ってて仲良く見えるけど、ズームで重なってるだけで実際はバラバラな筈。

まあ鳥はいいとして、それより手前のこまいやつ。こっちはよく見えなかったので、やっぱり近くまで行こうと階段降りて浜へ出張った。ホントはもう足疲れてて上り下りしたくなかったんだけどね。誘惑に負けた。

ってわけで干潟の寸前から眺めると、こまいボコボコは全部カニだった。シオマネキ?こいつらはこいつらでかわいいんだけど、やっぱムツゴロウが見たいよなぁ、、有明海だしなぁ、、と思いながらカメラのズームをスライドさせてたら、いた!のそーっと歩くムツゴロウ! 夕方はもうお疲れかな?動きが緩慢だった。

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最初は見つけただけで嬉しかったけど、だんだん欲が出て、背びれ広げないかな?とか、飛び跳ねないかな?とか、ケンカしないかな?とか、、とか期待してみてたけどペコペコ歩くくらいだった。
ゆっくり見てたら雲間から夕陽の日が差してきてムツゴロウのラメっぽい体も照らされた。

けど、その日差しを最後に日が暮れて陰った。もう帰ろもう帰ろと思いつつ、ついついしばらく離れられなかった。
最後はもっかい鳥を見て、船も見て、広く俯瞰して戻った。

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見晴らし台に戻って名残惜しく眺望しつつ、設置されてた双眼鏡はどんなもんかと覗いてみた。
ら、
うわーこれはよく見える。そして覗きやすい双眼鏡だった。
まだまだ動くムツゴロウや背びれ立てたムツゴロウとかもいて、位置覚えてカメラを向けてみたけど、カメラのズームじゃ全然追いつけずボケボケ。サモアリナン。

と、なんだかんだ30分ほど楽しんで車に戻った。ちょこっと見るだけのつもりだったけどやっぱダメね。
でも満足。やっぱ佐賀に来たら干潟見なきゃね。

タグ:楽:眺 景:海 景:浜 観:具 動:鳥 動:虫 動:魚

武雄神社

ファイル 3258-1.jpg武雄市武雄町武雄の県道沿いにある神社。

夕方だけど駐車場にはわりと車停まってて、参拝客の多い人気の神社のようだった。
僕はここにある「武雄の大クス」が目的だったけど、せっかくだから神社行ってから行こうかと思った。(参拝客用の駐車場だし)

ゆっくり歩く家族を追い越しつつ進むと、まず先に「夫婦桧」という二本並んだ檜があった。夫婦円満の願掛けで吊るされた紐に幾つもの鈴がくくられてた。安産祈願石というのもあった。じっくり見て拝む人達を横目にサラッと見て通り過ぎた。

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そこからの坂はまるで城のような神社の石垣が続いてて、さっきの「塚崎の大楠」よりもむしろこっちの方が城跡なんじゃないかと思えた。
進んで石段を境内に上がって、現れた社殿は白地のどっしりしたもので見た目に威厳を感じた。まず参拝。

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振り返ると武雄の市街はちょっと先だけど少し見晴らしよかった。
本殿にまわるとその前に矢場があった。
他にもいろいろあったけど、それより大楠が先だと境内案内を見て御由緒を読んだ。

この武雄神社は武内宿禰を祭神とし、神功皇后の異国征伐の帰途に兵站を止めた場所に創祀されたそうだ。わぁ、朝行った忌宮神社と繋がった。。(武内宿禰が父の武雄心命を祀ったのが「武雄」の由来という説もあるそうだ)
元は山の北側にあったんだけど、平安時代末期に領主が塚崎城を築くためこの東側に遷されたそうだ。(ここは城じゃなかったか)

さて、大クスへは鳥居をくぐって石段を下って参道を進む。まるで別の神社みたいだ。っていうか、この下った石段はまた帰りに登るんだよなぁ、、とヘタレた事考えながらゆっくり進んだ。

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けど、その先の楓が緑の廊下のようでキレイで、抜けた先の竹林も高く深くいい雰囲気だった。

そして竹林の先に「武雄の大クス」があった。
ロープで仕切られて立入禁止で正面から離れて観るだけだったけど、立派でカッコよかった。

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この樹は樹高30m幹周20mで、全国巨木第6位、クスで5位、樹齢推定3000年という武内宿禰より1000年以上年上の御神木。でもこれも市の天然記念物。市なのか。
まぁ肩書はともかく独立しててしっかり木の形としても整ってて葉も青く豊かで元気な堂々とした大樹。惚れ惚れしてしばらく眺めた。あとから来た人も帰るくらいしばらく眺めた。

もう日も当たらず少し肌寒く感じたので来た道を戻った。
けど神社に戻るとまだ日は高くやや蒸し暑かった。

タグ:植:樹 観:宮 観:石

塚崎の大楠

ファイル 3257-1.jpg武雄市武雄町武雄にある巨木。

前の道で案内見かけてこれが「武雄の大楠」かなと思って来てみた。
中の方に案内はなく取り敢えず武雄市中央公民館の裏の駐車場に停めて周りを歩いてみたけどそれらしいものが見あたらず、案内も出てなくて困った。。
じゃあ中央公民館で聞いてみようかと入口の方に進んでみたら、建物の向かいの丘に「塚崎の大楠」の案内板が立ってたのをやっと見つけられた。

けど、、この丘を上った上にあるそうで登るのが億劫だったし、目的の大クスとは別の樹らしいし、、と躊躇しつつ、案内板にこの丘は「武雄城(塚崎城)の一部です」とかあって興味ももちつつ、少し迷ってままよと登ってみた。

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グングン一気に登ると上まではすぐだった。堅掘とあった竹林を進み、城跡と云えばそう思えなくもないくらいの埋もれそうな道を進み、木の根の張った坂を上るとその頂に朽ちたような太い木が見えた。
え、枯れ木なの?とか一瞬思ったけど脇からのびた幹の先に緑の葉を蓄えてしっかり生きていた。なんかすごいな。

下の案内では幹周:13.6m、樹高18mで佐賀県内三位の巨木、推定樹齢は2000年の市の天然記念物。2000年なのに市なのか。吉野ケ里遺跡と同じくらいなのに市か。。
昭和38年に落雷にあったそうで、近年では幹の空洞化が進行してるとか。でも逆にこの空洞がカッコよく、触れないように寄って包まれてみた。

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ゆっくり眺めて下りは別の道、文化会館へ下った。
廃墟後っぽい小さな曲輪っぽいのがあったりして荒れた感じではあったけど、こっちの道の方がコンクリ舗装された坂でちゃんとしてた。

車に戻ると、車体に映った周りの木の葉の感じが良かった。
この駐車場の裏の森の感じがよく、来た時はてっきりこっちに巨木が埋もれてるのかと思って迷わせてくれた。地図には「迎田緑地」とあった。脇に蔵があったりして雰囲気良かった。

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タグ:植:樹 観:城 景:森 楽:登