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唐戸市場

ファイル 762-1.jpg下関市の関門海峡に面した魚市場。

ここは二度目。
一般の人が普通にすぐ食べられる物が朝から売ってる魚市場。
取敢えずドライブ中に朝から美味しいものが食べられるスポットはとてもありがたい。早朝から駆け抜けてきた甲斐があるというものだ。

さて、活気ある中、歩き回って一通り見てからと思ったけど、どこも同じような気がして、一番賑やかな感じの店で店頭の握り寿司を選んだ。

ネタはすごく良さそうでバラ売りでいろいろ食べられて嬉しいけど、すべて一貫の値段なのでそんなには安くない。観光客向けだとは思う。

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二階に席が作られててそこで市場を見下ろしながら食べた。

ファイル 762-3.jpgマグロの「脳天」と
マグロ「はらみトロ」と
フグ二貫、おまけにエビ、それにフグ汁。
あ、あと試食で配ってたフグの唐揚げw

えーっと、朝しか出ないという珍しい部位の「脳天」は「はらみトロ」とどっちがどっちだか分からなくなっちゃったけど、少し粘りあって濃厚でおいしかった。一貫からでもこういうのが気軽に食べられるなんて嬉しいね。
フグはやっぱり別にそんなに旨いとは感じなかった。
前回来たときは下関と言えばって事でフグにこだわってフグ尽くしだったけど、今回は一応素直に気になった物を食べて良かった。
フグ汁は濃厚で朝から飲む汁って感じじゃなかったけど美味しかったw

さてさて
満足したトコでもう少し冷やかしで見てまわった。
ら、
結構店店によって揃えたネタが違ってたり値段も違ってたりしてるもんだね。

その中でどうにも気になってついつい一貫おかわりで買って食べてみたのが「ノドグロの炙り焼き」
ノドグロってテレビでしか見たこと無かったら、どんだけウマイのか気になってた。

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これは
!んまい!
すげー濃厚な脂でとろけるーー!
すっかりさっき何食べたのか忘れるくらいのインパクト。
たった一貫でこのパワーは凄いな。。
朝からイイノカナと心配になるくらい美味しかったw

「ノドグロ」は赤ムツといわれる日本海でしか捕れない高級魚で、新潟から下りてきてこの季節にやっと下関でも獲れ始める魚だそうだ。

いやー、下関だからフグだとステレオタイプに拘らずに柔軟に美味しそうな物を食べた方がいいね。
大満足でニコニコが止まらない朝食になった。

タグ:観:市 餐:鮨 餐:汁

いろり山賊 玖珂店

岩国市玖珂町の2号沿いにあるテーマパークのような飲食店エリア。
この区間は夜に通ることも多く、真っ暗な山道のカーブの先でいきなり現れる形のこの明るさにはいつも驚かされてた。
で、
いつもはここ、人気で手前から渋滞してるなんてこともあったりするんだけど、今日はさすがに平日で既に時間も10時半。
咄嗟に入ってみたら駐車場にスムーズに停められるくらいだったので、寄ってみた。

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なんかすごいよね。

で、この一角に三店舗、それ以外にもなんかいろいろあるそうで、ちょっと歩いてみた。
ここ、店に入らなくても勝手にフラフラ歩きまわれるお祭り会場みたいな雰囲気。
売店の奥の森の道も明るく照らされてて、ワクワクしながら歩ける感じ。
で、杉林を奥に歩くと結構広い敷地。
川を渡った一番奥にはお地蔵さんがあった。

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そして神社もあり、チョイ寄りの売店とか茶屋とか夜店とかあって、スーパーボール掬いとかボンボン掬いとかまだ開いてて、終わらないお祭りのようなファンタジー。
ゲームの中でこういう感じのトコ歩いたなぁ。
不思議な気分でおもしろいねぇ。

ファイル 750-3.jpg歩いて雰囲気だけでも楽しめたから、食事はいいかな?って気にもなったけど折角だから、、という気もあって揺れた。
ちょっと一人で食事する雰囲気じゃないよね。。
メインの店舗「いろり」の前で躊躇。
他はどうかなと夜店奥にも歩いてみた。

一番気になる櫓のような城風建物の「桃李庵」は広間の座敷だそうで覗く勇気もなく、その手前で店の人から「どうぞ」と声かけられた「竈(かまど)」で席に着いた。
店の中も雰囲気濃く面白い空間。徹底してるね。

で、食べたのは名物の「山賊焼」と「山賊むすび」

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「山賊焼」は鳥モモの串「山賊むすび」は丼一杯分という大おにぎり。
串とにぎりを両手にがっつくように左右交互に食べると、もうすっかり気分はワイルドな山賊。
味や値段はともかく雰囲気たっぷりのいい演出だった。

これは面白いね。混むわけだよね。
近場だったら大勢でワイワイ来たいトコだ。

タグ:観:櫓 観:光 観:飾 観:宮 観:像 餐:飯 餐:肉

道の駅 久米の里

ファイル 749-1.jpg津山市宮尾の181号沿いにある道の駅。

トイレ休憩で立ち寄った。
で、あわよくばソフトとか面白そうなのあったらいいなと思って来てみたんだけど、、、

まず目についたのが「Ζガンダム」
あ、ここだったのね。

なんかガンダムがある道の駅が岡山にあるっていうのは知ってたけど、それがどこだか具体的には知らなかった。
僕はガンダムはガチガチのファースト世代なので「Ζ」は、、、んー、、興味ないってわけでもないけど探してまで行こうとは思ってなかった。

ファイル 749-2.jpgどーん。
えっと、、「Ζガンダム」ってこういう形だったっけ?
TV版は昔(ガンダム好きの)友達から本放送のビデオ借りて全部見たし、新訳版の映画も一応見たんだけど、「Ζガンダム」ってどんな形してたかあんま覚えてないんだよね。。(^^ゞ
話の途中まで出てこないし、動き早いし、変形するし、やたらトンガってて分かりづらい形だとしか印象ない。。
けど、その印象通りの造形でなるほどな感じだった。

ファイル 749-3.jpg顔の感じはちょっと「センチネル」っぽく感じた。
もう少し面長だったような、、
その顔の前にハトがとまってひょこひよこ歩いてて平和な感じ。
足元の「地球と地域を衛る、、」っていう文句がトンチンカンすぎて微笑ましい。(ガンダムは地球を守るわけじゃないですよー)
これって実物大?(1/3の大きさだそうだ)
説明読むと人が乗れて油圧で足とか動かせるらしい。へー。へー。(歩けるとは書いてないので注意)

さてさて、構内には「久米仙人焼」の屋台とかもあったけど、冷たいものが食べたかったのでスルー。
ソフトは食堂で販売。
でもソフトよりアイスの方が充実して「手作り」と売りにしてたのでアイスにした。

ファイル 749-4.jpg色々気になる素材が並んで少し迷った。
ここの名物のジャンピー(ジャンボピーマン)アイスっていうのも気になったけどピーマンは冒険だよね。。
食べたのは「黒豆しょうゆアイス」
ここに来る間あちこちで道沿いに黒豆や黒枝豆の販売所を見かけてたのでやっぱこれかな。季節っぽいし。

食堂はガラガラだったので悠々と席について座って食べた。
うん、醤油と豆っていっても普通に甘く美味しかった。
食堂の奥にはガラス張りで覗ける「アイスクリーム製造室」もあって手作りに嘘はなさそうだ。

津山の近くだけに「ホルモンうどん」もあり、「津山やきそば」なんてものもあったり「ジャンピー餃子」なんてのもあった。
なかなかくすぐられる食堂で、ぜひまた来ようと思った。

タグ:観:像 餐:冷 道の駅

よしむら

ファイル 665-1.jpg津山市高野本郷の429号が53号と合流する辺の脇道にある鉄板焼きの店。
津山で鉄板焼きといったらB級グルメで一躍有名になった「ホルモンうどん」、その幟を見かけて脇道逸れて来てみた。
ここに来るまでに見かけた国道沿いの数軒の「ホルモンうどん」の店は、どの店も列が出来てた。おそるべしB級グルメ。
並んでまで食べたくないな、、と思ってたけど少し郊外のココら辺だったらそこまでは混んでないかな?と思って来店。

案の定、広くはない店内はすいてはいなかったけどまだ余裕あってすぐ席につけた。
(でも注文して待ってたら続々客来て外で待つ客もいた、、)

で、ホルモンうどん。

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最近ではイベントとかの屋台とかでも見かけるくらいメジャーになったから説明もいらないだろう。
つまりホルモン入りタレ焼きうどん。
辛いものが苦手な者としては、興味ありつつも最初食べるまでは冒険だった。けど、津山で始めて食べたときも大丈夫だったし、イベント屋台などではほとんど辛くなく、、、
辛くなく、、、?

う、

からーい。

ぎゃー
ここのは辛かった。。

どうしたっけ?残したっけ?我慢して食べたっけ?
最初の一口くらいはおいしかったんだっけ?
、、、お金払ったっけ?

涙目の南極1号(想像)みたいな顔してドライブ再開。
さようなら、、津山

タグ:餐:焼 餐x辛x

矢喰の岩

ファイル 664-1.jpg岡山市北区高塚の180号沿いにある公園。
何故か駐車場はいっぱいだったので草むら脇に停めたんだけど、公園内には誰もおらず、、??
近くに高速のインターがあるから乗り合い用の駐車場にされちゃってるのかな?

予備知識ゼロで名前が気になって寄ってみたんだけど、公園の奥に神社があって、そこにある岩が「矢喰の岩」らしい。

ファイル 664-2.jpgと、その前に、公園内はやたらとトンボが飛び回ってた。
羽の黒い細いタイプのトンボ。ハグロトンボ。
普通のトンボより少しだけポイント高いような気がして嬉しい。
このタイプのトンボを見るとかなり水がキレイな田舎ってイメージだけど、ここってそんなに田舎じゃないよね?そんな事無いのかな?
子どもの頃はこいつを捕まえたかったな~。

さて、その「矢喰の岩」
説明によると「吉備津彦(桃太郎)が射た矢と温羅(鬼)が投げた岩とが空中でかみ合い落下した」物だそうだ。
石見てもあんましピンと来なかったし、物語的にもどう解釈していいか判らなかったけど、取り敢えず紀元前からここにある岩ってことだよね。凄いよね。

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ファイル 664-4.jpgああ、この手前で鬼ノ城(鬼ヶ島)に寄ろうか少し迷ったんだけど、行けばよかったかな~。
城は一日一箇所以上行かないようにしようと思ってたから躊躇したけど、福山とは全然違う時代の古代城址だからな、、とか思いながら矢喰神社にお参り。
本殿は新しくちんまりしてた。
御祭神は吉備津彦。大和朝廷軍の大将軍。

それはそうとこの本殿の周りはカエルだらけだった。
わお。 カワイイ。
簡単に捕まえられちゃうカワイイやつ。
アマガエルだけじゃなくてツチガエルの子っぽいのもいた。

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しばらく無心で戯れて満足。鬼ノ城はまた今度にしよう。

タグ:観:宮 観:園 観:伝 景:岩 観:蛙 楽:触 動:虫

道の駅 アリストぬまくま

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福山市沼隈町の県道沿いにある道の駅。
失礼な話だけど道の感じからあまり一般的じゃない地域なのかな?と思ってたら、ちゃんとした道の駅があって意外だった。
田島・横島は細い道が多くて少し疲れたから休憩したいトコで丁度よかった。

ファイル 663-2.jpgさてさて、何か無いかな?と思ってたら「ぬまくま牛乳」という地元の牛乳が目についた。。
「もうここにきたら牛乳でしょう!」と言わんばかりのオーラで瓶の牛乳が売られてて、入口で途切れることなくみんな牛乳飲んでた。
僕は牛乳があまり好きな方じゃないので、んじゃ、と、コーヒー牛乳を飲んでみた。
お。これはうまい。
なんか久々にちゃんとしたコーヒー牛乳を飲んだような気がした。

ファイル 663-3.jpgで、見てたら他にも地元系ドリンクがあった。
「瀬戸内はっさくラムネ」
斉藤飲料という福山の会社らしい。
コーヒー牛乳の後じゃ口ん中変になっちゃうかな?とか思ったけど、関係なかった。
これもなかなかうまいラムネ。
はっさくの味が立ちながら、ちゃんとラムネっぽくイイ感じで一緒になってた。

いやあ夏だね。ラムネがいいね。

ああ、そうかここも広島県だったっけ。広島県内の道の駅ってどこも飲物系が充実してるんだよな。

なんかちょっと食べる物もないかな、、と中を見てたんだけど魚が安かった。
イヤイヤ魚じゃなくて、、と思ったトコに、そのまんまプレスされた魚の煎餅があったのでそれを買った。
太刀魚と平目。モロ魚!の煎餅。
ドライブ中に食べた。うまかった。  けど散らかった。。

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タグ:餐:飲 餐:菓 道の駅

後山公園

ファイル 662-1.jpg福山市の鞆町と沼隈町に跨るグリーンライン沿いの公園。
駐車場が広く、展望台が見えたから寄ってみたんだけど、トイレも新しくてきれいだった。

園内はバリアフリーも整ってて歩きやすくスイスイ登れた。

ファイル 662-2.jpg歩いてたら蝶がヒラヒラまとわりついてきた。
これはジャノメチョウかな。
すごく目の前を飛んだり、近くに止まったりして、私を見てー!私を写してー!な状態。
かわいいけど邪魔で歩きづらかった。。
最後はなんか頬を叩いて飛んでった。
なんだ、、それ?
あまり構わなかったから怒ってビンタですか?

ファイル 662-3.jpgそして展望台。
他にも東屋みたいな展望台があるけどこっちの方が高い位置のどまんなか。
とは言っても霧がかってもやーっとしてるから何も見えないだろうけどね。。

登ってみた。
360度の展望台。やっぱり何も見えなかった。
本来なら笠岡諸島から四国まで見渡せるらしい展望台。
解説の説明図がむなしい。。

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ファイル 662-5.jpgとりあえず駐車場は見下ろせた。
こんな目の前でもモヤーっとしてるくらいだから海なんか見えっこないよね。
真上は青空が見えてるからしばらくしたら見えてきそうな感じもしたけど、まあいいかな。
風が涼しくて気持ちよかった。
でもその風でゆらゆら揺れすぎて気持ち悪かったのであまりのんびりせずに下りた。

タグ:楽:登 楽<困 観:園 観:楼 動:虫

福山城

福山市にある城。
ここも太平洋戦争の空襲前までは天守が残っていた城で、鉄筋で再建された昭和中期の復元天守の城。
だけど、現存の櫓と門があるから是非来てみたかった城。

ファイル 661-1.jpg福山ってついついいつも通過しちゃうからね。今回やっと気まぐれに思い出せて寄れた。

さて、どっちが正面か分からず城内案内地図も無かったので、適当に東側から登って入城。
こっちは明治時代に公園にしたときに作っちゃった入口だったそうで、いきなり天守のド真ん前に出る効率のイイ入口だった。

で、「天守」どーん。

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スッキリどっしりバランスのいい立派な城。
見た目は少しだけ格好良くしちゃってるそうだけど、ほぼ忠実な外装と知ってた思いこみから立派度やや増しで良く見えた。

本丸は広く、スッキリ四角ってわけでも無く割と複雑な形なのでやっぱ地図が欲しかった。。
歩いて回って色々な角度から眺められた。
眺望は周りからは殆ど見えなかった。そりゃ天守に登ればいいんだけど、、まだ開いてないしどうせ中は博物館だし。

そして櫓ぼーんぼん。

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まずは「鐘櫓」。
部分再建物らしいけど殆ど創っちゃったんじゃないかという物らしい。朝夕にちゃんと鐘を鳴らしてるそうで、六時かぁ。。もう少し早く来れば聴けたのか。
そして「伏見櫓」。
これが国重文の現存櫓。唯一空襲に耐えた櫓。伏見城からの移築だそうで元和6年(1620年)の物。とはいっても外装はキレイになってるから他の復元櫓との差は感じられずあまり感動はない。。嬉しいような、悲しいような。
それと「筋鉄御門」。
これも国重文の現存門。これも伏見城からの移築だそうな。なにはともあれ現存建築物が残る城っていいよね。筋鉄入りの門をぺたぺた触って歴史にふれてきた。

ファイル 661-4.jpg本丸御殿跡は花壇みたいな柵になってた。
その前に「御湯殿」というお屋敷。
本丸前にあった蒸し風呂施設だそうで、これも空襲で焼けて復元。
そして復元物の櫓の「月見櫓」と「鏡櫓」。
共に明治期に取り壊された物だそうだ。「月見櫓」赤い欄干の展望櫓で駅前から先ず見えるのがこの櫓。ここくらい解放して欲しいトコだけど。。貸施設だそうだ。

あとは一段下がって本丸の石垣を眺めて回った。蝉が沢山鳴いていた。
あまり高い石垣じゃないけど、結構複雑に入り組んでたりして面白く回れた。

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タグ:観:城 観:閣 観:櫓 観:門 観:重 観:石

笠岡ラーメン 山ちゃん

ファイル 660-1.jpg笠岡市笠岡の伏越港に面したラーメン屋。
昨年9月に来て感激して、またまた来店。

鶏ガラ醤油のご当地ラーメン「笠岡ラーメン」で、早朝からやってる有り難いお店。
二日連ちゃんで朝ラーメン。嬉しいね。贅沢すぎる。

さて今日は大盛りで頼んだ。

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んー
やっぱり!んまい!
細麺も気持ちよく汁もスッキリイイ味。
しゃきしゃき言う鶏肉も青い葱もうまい。
やっぱり大満足の「笠岡ラーメン」だった。(ここでしか食べたこと無いけど)


ファイル 660-3.jpgさて、外に出ると店の裏の笠岡城趾の古城山の森に鷺の鳥が集まりまくってた。
鷺っていうと田圃で単独でポツンと立ってるイメージだけど、巣は集団で木の上に集まって作るらしい。
初めて見たかも。かなり賑やかだった。

それと目の前は伏越港の海。ちょっと歩いて朝の海を眺めた。
カニが沢山いた。(素早くて写せなかった。。)港の堤の角には「魚塔」という魚の供養塔があった。

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タグ:餐:ら 景:海 観:塔 動:虫 動:鳥

鳥取城跡

鳥取市街にある城跡。
うちは一応母方の先祖が鳥取の武家だったので、少し縁がある城。
抜群の眺めの山城だそうなので一度登ってみたかった。

仁風閣のある丸の内から復元された城門をくぐって二の丸へ登る。
この門は現在この城跡にある唯一の建造物。あとは石垣だけの城跡。
でもなかなか立派な城郭で、かっこよかった。

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ほんの少し登っただけですぐに二の丸に着いた。
この山の麓付近の城郭は江戸時代に整備された近代城郭。山の斜面の丘のように広がった広い二の丸は少し登っただけなのに眺めよく市街を良く見渡せる好展望の城跡だった。
まずは北側の三階櫓跡の櫓台で展望。目の前の仁風閣から市街までよく見えた。

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そして真ん中の菱櫓跡を経て一段上の天球丸。
城郭としても一番カッコイイ構造。
実質山麓部の本丸的位置で、広い原っぱになってた。
南端が三階櫓と屋敷跡。
いやいやこれだけでも立派な城跡でなかなかイイね。

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でもここからが本格的な鳥取城の山登り。
山登りって言っても城内の整備された石段を登るんだろうなーんて思ってたらアニハカランヤ。
きれいな石段なんて最初だけで、いきなり熊注意。。
山道は崩れ気味の石段で木の根が張ってボコボコのワイルドなルート。山の急な斜面をまっすぐ登る登る。

これはなかなか凄い道だ、、なんて思ってたら「一合目」なんて札があった。
え、、この十倍あるの?(ありました)
ここ最近は羽黒山のぼったり伏見稲荷のぼったり金比羅山のぼったりして、観光で登るくらいのトコなら少しは自信持ててきてて、そんな感覚でスタスタと登ってたんだけど、これはキツい。。
道も下手に踏み外したら落ちそうなラフな山道。晴れてて良かった。

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ペース早めで一気に登ってたら息切れちゃって五合目でダウン。。てか休憩。
ちょっと眩暈してきてやばかった。

途中で抜かして来た人達もみんな通過して、後からの人も何人も通過して、静かになってからゆっくり出発。
もうペース落として無理せずに登った。

七合目でまた休憩。やばい。五合目で引き返せば良かったか?

八合目でまた休憩。やばい。七合目で引き返せば良かったか?

と、だましだまし登って(何をだますんだw)九合目でまた休憩。
後から来た外人カップルを見送って追いつかないように出発。
城郭が見えた。もう一息。

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やっと登った久松山の頂上は、意外とさりげない公園のような整った広場だった。
なんとか倒れずにのぼれた。危なかった。。

この山の上の本丸が中世戦国時代からの鳥取城。
あの秀吉の兵糧攻めでの籠城戦で四ヶ月の飢餓地獄。凄惨な光景が繰り広げられた城跡。
いやいや実際大勢が籠もったのは山麓の城郭部で、こんな山の上に本丸があるから籠もってた殿様は凄惨な光景を見ずに四ヶ月も我慢したんだろうね。
いや~来る途中で気分悪くなったのは何かあったのかも。

さてさて、そんな山頂の天守台の上はさすがにいい眺め。
これは、城からの眺めじゃないよ。。
鳥取市街は広く小さく、日本海から勿論鳥取砂丘も見えた。


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ファイル 504-6.jpgそして天守の建物跡の窪みにはコスモスが咲き溢れ、蝶々が飛び回ってた。
っていうかこんなトコにホントに三層の天守が建ってたのか?スゲエな。

しばーらくのんびり。

それにしてもこんな山なのに結構登る人の多い事。
老若男女ヒーハーいいながら続々と辿り着いて賑やかだった。

混んできたので一段下りて本丸でもまた展望。
こっちは鳥取市街の南側と目の前の久松公園の城祭りのステージや麓の三の丸にある高校や車を停めた小学校も足元に見えた。(自分の車は、、小さくて分かんない)

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そのあと山の二の丸三の丸も歩いた。ちょっと廃墟チック。
昔、この先に駅があってロープウェイが走ってたんだそうだ。

そして下山。急な道をグングン下る。これ、高所恐怖症の人は来ない方がいいね。
もうすっかり元気回復して、ペース上げて一気に落ちるように下った。

最後にまた山麓部の城郭を見て仁風閣の庭を見て三の丸の高校の校庭脇から城を出た。


いやいや凄い城だった。
来よう来ようと思ってなかなか来れなかったけど、これ、来るのがサンダル履きの夏の時期じゃなくて良かったと思うし、ましてやぬかるんでそうな台風後の週末とかに来なくて良かったと思った。
なんだかんだ鳥取出身の御先祖様がいい時期に来れるようにと誘導してくれてたような気もする。城まつりだしね。(だったら速度超過で捕まるのも回避させてほしかったけど、、)
感謝感謝。
来れて良かった。登れて良かった。眺めは最高だった。

タグ:楽:登 観:城 観:石 観:門 観:史 景:山 楽<困 楽:眺 景:町 植:花 動:虫