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道の駅 あわくらんど

ファイル 1587-1.jpg西粟倉村影石の373号沿いにある道の駅。
エンジンを労わりつつゆっくり走ってたので、沿線で寄れそうなトコは極力寄りたい気分で迷わず寄り道。

朝ちょっと早めながらけっこう混んでたけどタイミングよく停められた。
店も開いていてて、奥の食堂はさすがにまだ開いてなかったけど、手前のうどんそばスタンドみたいな軽食小屋店舗はやってるみたいで、見ると御当地バーガーの看板が出てたので入ってみた。

ファイル 1587-2.jpgそしてその「あわくらDe愛バーガー」というのを注文。
バーガーの調理はじめてから店のおばちゃんに「ラオス産の豆のコーヒーとのモーニングセット」を薦められたので、んじゃあそれでと注文すると、そこから用意してドリップ始めたので時間が掛かった。。

まぁ急いでるわけじゃないからとのんびり待ってたら、、
「コーヒーはまだ時間かかるから、後から来たお持ち帰りのお客さんに先にバーガー出しちゃってもいい?」とか言われた、、、
なんじゃそりゃ?
と思いつつ、ここは譲って妙な感謝されながらゆっくり食べるべきか、、とか返事に詰まってた。
 ら、後からのその客が「いいですいいです」と遠慮して妙な空気の三つ巴。
で、結局「コーヒー後でいいから出来てるならバーガー頂戴」と、当たり前の主張なのにチョイ悪者みたいな妙な雰囲気でバーガーを手にした。

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バーガーは地産のホウレン草を混ぜて緑色の「米粉のバンズ」に鳥取の「アゴカツ」と岡山の「桃太郎トマト」に店特製タルタルソース。
県境近い西粟倉村の地元と二県がミックスされた一品。
これはおいしかった。

どっちの客にも済まなそうなおばちゃんに、こちらを見ないように「まだー」と駆け寄る子供をあやしてた客との妙な空気の中の食事だけど、バーガーはうまく、不満に感じずに食べられた。
で、
コーヒーはバーガー食べ始め(写真とか撮った後)には出て来たけど、どうせ熱いからすぐは飲めず保留。

ゆっくり食べて食べ終わってコーヒー飲む頃には後客のバーガーも出来て帰って静かになって、落ち着いて喫茶。
このコーヒーもおいしかった。

タグ:餐:ば 餐:飲 道の駅

武蔵の里

ファイル 1586-1.jpg美作市宮本の宮本武蔵生家跡を含む武蔵ゆかりの地。

宮本武蔵は以前からドラマになったり漫画で出てきたりとなにかと色んな所で題材にされる馴染み深いヒーロー。だけど、個人的には大人になるまであまり興味なく、漫画「Drスランプ」に出てくるような武骨で不潔でいけてないイメージしかなかった。
で、
興味を持ったのは大人になってから漫画「バガボンド」を読んで以降。
(その頃やった大河ドラマも見てなかった。。映像では映画の「巌流島 GANRYUJIMA 」の本木雅弘の武蔵が好き)
なので、バガボンドで書かれてる以外の設定は殆ど知らず、偏った知識しかないけど一応好感持ってる剣豪ヒーローである。

そんな宮本武蔵の出身地がココ美作市宮本の「武蔵の里」。
まず中心にあるのが武蔵生家跡。
跡地だけど新しめの家が建ってる。
昭和17年に火災で焼失するまでは当時の屋敷が残ってたそうだ。え、そんな大きな屋敷に住む坊ちゃんだったんだっけ?

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そしてその裏手には平尾家住宅という茅葺きの屋敷がある。
平尾家は武蔵の姉が嫁いだ家。え?姉がいたの?
その姉夫婦の次男坊(つまり武蔵の甥)がここに居住して武蔵生家を相続したそうだ。
あーちゃんと血筋の人が住んでるんだね。
一般家庭で立入禁止。市指定天然記念物の樹齢400年の古木などが残る庭も勿論立入禁止。

ファイル 1586-3.jpgそのまま坂道を登って、武蔵神社へ歩いてみた。
この坂は釜坂峠という因幡街道の要所への登りの道だそうで、更に進むと一貫清水とか本位田家の墓などがあるそうだけど、峠は「現在、50ccの単車では頂上まで登りきれない」などとあるキツイ坂らしい。
ホントの宮本武蔵ファンは峠を越えて平福まで歩くらしい。
僕はマンガしか知らない外道のニワカなので、すぐ上の武蔵神社まで。

そして武蔵神社。
ここは武蔵の墓の裏に昭和46年に建立されたものだそうだ。
神社としての歴史は浅いけど、武蔵を祀り尊敬して崇め奉る人々が参る立派な神社。参る人達の気持ちこそ尊いよね。

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立て札に「本殿の石垣にハート印が表れています」とあったけど、どこだかわからなかった。。

そんな本殿の脇には新めの佐々木小次郎の慰霊塔があった。
んーライバルとして共に敬い拝みたいというのは分からないでもないけど、自分を打ち負かした人物を祀る神社で慰霊されるってどうなんだろう、、、

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その一段下の先に武蔵の墓があった。
ここは元々武蔵の父、新免(平田)無二斎の墓のあった場所で、その隣に並んで武蔵の墓がある。
なんでも武蔵の養子の伊織が武蔵没後に訪れて分骨した遺骨を埋めたそうだ。

んーどうなんだろう、相いれなかった父親の隣、飛び出して戻ることのなかった故郷、そういう場所にお墓かぁ。
やっぱりお墓っていうのは亡くなった人のものではなくて残った人の為のメモリアルなんだなぁ。


そして坂を下って駐車場へ戻った。
駐車場の川向には武蔵資料館があり、丁度開館時間の9時になった。けど、有料だしもう充分な気がしたのでパス。
いい散歩になった。

タグ:楽:歩 観:ロ 観:宮 観:石

壇之浦PA

ファイル 1477-1.jpg下関市壇之浦町の関門橋手前の橋の袂にあるパーキングエリア。
九州手前の本州ラストの休憩所ということで、けっこう昔から何度も寄って九州への意気込みを感じたり、いろいろ食べてた場所。
関門自動車道で九州に向かう側専用のPAで、逆車線は対岸にめかりPAがある。けど、門司港ICから乗ると入れないのが要注意。それをこっち側も同じで下関から乗ったのでは入れなかったと勘違いしてた時期もあって暫く来てなかった。

てわけで、今回は寝る気まんまんで来てみた。
ちょっと賑やかだけど場所はあいててすんなり停車。

で、寝る前にちょっとトイレがてら、関門橋から向かいの門司の街の夜景を眺めた。

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そして寝た。


ZZ


ZZ


そして起きた。
朝はまだ暗い5時に目が覚めた。ガッツリ窓の曇った車から降りてみるとPAはびっしり満車で混雑してて空き待ちの車がウロウロしてて驚いた。。うわぁ。

ファイル 1477-3.jpgでも焦る気も無く(ごめんなさい)まずトイレ。
で、賑やかな売店を覗いてみると24時間営業で、その奥の食事コーナーも営業してた!おお、さすがPA。

てわけで、起きたばっかだけど朝食。ご当地的なメニュが多くていろいろと迷ったけど、意外とフグ(フク)においしさを感じないと言う事は何度も食べて知ってたのでヤメて、下関B級グルメ「とんちゃん鍋」を乗せた「とんちゃん丼」というのにしてみた。

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この「とんちゃん」というのは名前的にはブタの味噌焼きっぽい感じだけど、何故か乗ってるのは牛ホルモン。
ぷりぷりのかわいい食感でおいし、、、、、   からい。


朝からちょっと厳しい食事になってしまった。
下関の食事は失敗が多いなぁ、、

口直しのつもりで瓶型缶のご当地サイダー「長州地サイダー 夏みかん味」を買ってみた。
そして建物の屋上の展望台に上がってみ    ようとしたら、2階からのドアは閉鎖されてた。。けど、バリアフリーの緩やかな通路は閉鎖されてなかったのでそっちからぐるりと廻って登ってみた。

朝の陽が登る前の関門海峡の眺め。
写真的には夜よりいいね。そしてサイダーの青い缶が妙に馴染んでるね。

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タグ:楽:眺 景:海 景:町 観:光 観:橋 食:丼 餐:飲

ドライブステーション舞乃市

ファイル 1476-1.jpg江津市後地町の9号沿い「道の駅 サンピコごうつ」に隣接するドライブイン。
食堂の無い道の駅を補完する形で更に夜も営業してるありがたい施設。

中に入ると入口が並んで別にある食堂「大黒食堂」とは別にラーメン屋やたこ焼きのコーナーもあった。
ラーメン屋は「麺やオロチ」という店名で、駐車場空いてた割にここはお客が多かった。けど、パッと見のメニューはオロチラーメンとか辛そうなのが多く店の雰囲気も辛そうだった。。パス。
で、「海族たこ焼き」というのも興味を惹いたけど、たこ焼きでは食事としては弱いのでパス。
その先は土産売店コーナーなのでやっぱり戻って「大黒食堂」に行った。
「大黒食堂」は入口別にあるけど、建物内では仕切なく通しで繋がっていた。

ファイル 1476-2.jpgセルフスタイルでメニューも多くて少し迷った。
昼に魚食べたから肉かな。。と、江津まる姫ポークの「ポークステーキ定食」をたのんだけど「連休中はこちらからお選び下さい」とメニュー限定されていた。。
じゃあ「特製ぶた丼」。こちらも江津まる姫ポークだそうだ。(どうちがうんだ?)
店内は広く他に客がいなかったので悠々テレビの真ん前のテーブルに着いた。
あれ?空いてたからもう遅い時間の様な気がしちゃってたけど、まだ7時半だよな?まあいいか。

ファイル 1476-3.jpgで、「特製ぶた丼」
、、、あれ、まる姫ポークってこういう感じなの?
特製感のない普通の肉にしか思えなかった。
そういえば今年GWに隣の道の駅で買ったまる姫ポークの唐揚げはどうだったっけ。。
タレも少し辛めで残念な夕食だった。
(もし次来ることあったらラーメン屋で辛くないメニューかな)

ファイル 1476-4.jpgさて、食後も少し休憩がてら売店を見てまわった。
けっこうちゃんとした名産からゆるい名物までいろいろあって面白く、(まる姫ポークもハムとか腸詰めとかちゃんとした物が売られていた)

そんな中に「瓦ぬご縁結所」という江津名物の瓦を絵馬代わりに願いを書いて吊すものがあったりした。

そして奥はまた仕切なくデイリー山崎のコンビニに繋がっているんだけど、その境くらいに焼き立てパンコーナーがあって、こんな時間だけに残った見切品が表示価格半額になっていた。
ふーんどんなのがあるのかな、、
と覗くと「まる姫ホットドック」なんて物があったので即購入。

ファイル 1476-5.jpg食後で腹一杯なので車でしばらく走ってから食べた。(。。。なんか朝の舞鶴と同じパターン?)
ら、まる姫ポークの粗挽きフランクがうまかった!
これが本物だ。
やっぱりおいしい豚肉だったんだ。
と、喜びつつ、丼を思い出して悔しい夜の食事だった。

タグ:食:丼 餐:肉 餐:ば 楽<残 観:P

道の駅 きなんせ岩美

ファイル 1475-1.jpg岩美町新井の9号沿いにある道の駅。
今年の7月にオープンしたたばっかの道の駅で、先月来たばっかの2回目。その先月は早朝でコンビニしかやってなかったけど、今日はもう昼過ぎで賑やかだった。
で、今日は舞鶴での寄り道がゆっくりし過ぎちゃって思ってた以上にペース悪くて、この先はもう寄り道最小限でと思ってた中で立ち寄った道の駅なので、ここでしっかり食事しちゃおうと思ってた。

食堂の前でメニューを見ると、なんかしっかりした海鮮料理店みたいな雰囲気、、
いやいや道の駅の食事処で怯むことはない!と中に入って、通された席は水槽の前の席。おお!いいねー。
目の前にユラユラ泳ぐイカがかわいかった。

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さて、メニューはすこし迷ったけど、「朝獲れ海鮮丼」はなんか地魚っぽくなかったのでヤメて「骨まで愛して御膳」という煮カレイ定食にした。このあたりの漁港でカレイをよく見かけた気がしたからね。

で、その「骨まで愛して御膳」、タコ、ブリ、イカの刺身も添えてあった。

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食べてみるとこれが驚き!その名の通り骨まで柔らかく煮てあって頭からまるまる骨毎食べられる煮付けだった。(一番硬いのは目玉だった)
すげー。こんなのはじめて。
散らかさずにゆっくり御飯と味わって食べられた。

ただ、ちょっと悔しかったのは、定食の松茸ご飯サービスというのがあったようで、それまでの客には「本日は松茸御飯になってますがよろしかったでしょうか」なんて伺って配膳してたのに、自分の直前で松茸ご飯が終了で、何も言われずに通常の白米で出たとこ。
「サービス終了で白米ですがよろしかったでしょうか」と言えとはいわないけど、松茸の方だけ気配りされてて面白くなかった。
けど、そんな些細な不満をすぐ忘れるくらいのおいしい煮付けで、満足の昼食だった。


ファイル 1475-4.jpgさて、食後は少し物産店内を見て歩いて、ちょっと気になった梨のゼリー「なしおゼリー」を買って飲んでみた。
値段見ないで買ってみたんだけど、思った以上の値(思ってた倍以上)でびっくり。
でもストレート梨汁80%の濃い梨味で甘くておいしかった。
鳥取っていったら梨だよね。
でもちょっと二十世紀梨の発祥の地の松戸市民としては地元にこういうのがないのが悔しく、鳥取まで来て味わってるのも滑稽な気もするけどね。(地元じゃ梨は市川とか白井の方が強いし、キャラ物じゃ船橋より目立てないしねぇ、、)

タグ:食:定 餐:魚 餐:煮 餐:飲 動:魚 道の駅

道の駅 久米の里

ファイル 1461-1.jpg津山市宮尾の181号沿いにある道の駅。
ここは二度目の立ち寄り。前回来た時にいろいろと気になるものが多かったので、それを求めてチョイ食いと冷菓の休憩。

車停めて店に入ると冷房が涼しくて生き返った。。
少し落ち着いたとはいえまだまだ夏の蒸し暑さがキツイわ。

さて、その前回気になって憶えてたのがジャンボピーマンの「ジャンピー餃子」。だけど、食堂の券売機にも並んだメニューの写真にも無かった。あれ?おかしいな?なくなっちゃった?(それとも土産商品と勘違いしてたかな?)
仕方ないので他の物、、「ホルモンコロッケ」にしてみた。
うん、津山らしいし軽い物。ちょうどいいかも。(辛くないだろうなw)

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この「ホルモンコロッケ」はなかなかおいしかった。
サクッとした衣に、フワッとした味噌ダレの風味が入ったような中身、そしてプニュっと一口だけでも幾つか混ざる細かくなって混ざったホルモン。これはなかなか面白くておいしかった。

その後はアイスアイス。
ここは手作りアイスでご当地的な気になるメニューが並んでる。前回は何食べたっけ?(黒豆しょうゆ)
で、今回は「ジャンピー」にしてみた。正直、アイスにしちゃえばジャンボもタイニーも一緒だと思うけど、特産だしピーマンのアイス自体珍しいので挑戦。

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最近はジェラードとかいってペタペタ立たせる洒落た盛り付けが多い中、普通に丸いシンプルなアイスの飾らない感じがいいね。

で、お味は、、おーおーおー、もろピーマン!
濃厚なピーマンの風味は意外とアイスと合ってておいしかった。
これ、ピーマン嫌いな人は無理だろうね。。(まぁ食べないと思うが)
僕は子供の頃からピーマンは好きな方で、昭和後期の子供が憧れるピラフやナポリタンやミックスピザの決め手の食材。でもまさかアイスでもウマイとは思ってみたことなかった。

さてここは外に「Ζ」とかあってチグハグながら面白い道の駅。
まぁ、そこらへんは前回書いたのでカッツアイ。(前回の→)
暑い午後のダレてきてた時にいい休憩ができてよかった。

タグ:餐:揚 餐:冷 道の駅

高原亭

ファイル 1460-1.jpg真庭市蒜山上福田の焼肉食堂。
町中の焼肉店って感じだけど「ひるぜん焼きそば」の幟が出てたので寄ってみた。
「ひるぜん焼きそば」はこの蒜山の御当地焼きそば。おいしくて気に入ってるけど実はまだ道の駅で一度しか食べたことがなかった。
蒜山は観光地な上に焼きそばも結構な人気で、並んでる店とかあって諦めて通過してた。今回もそんな感じか、、と思ってたら目についたこの店は停まってる車も少なかったので思わず寄れた。

でも店に入って、あ、まてよ、この店は自分的にもチェックしてなかったって事は、、ひょっとして、、

で、店の人に「すみません、こちらの蒜山焼きそばは辛いですか?」と聞くと案の定「はい、うちのは少々ピリ辛です」だそうだ、、
あーそうか、それで前に来た時も気にしてなかった店だったんだ。。
んーどうしようか、、一般的な少々ピリ辛ってどの程度だろう。とか迷ってたら「ソース焼きそばもできますよ」といわれた。。いやーここでソース焼そばにしたら幾らなんでも負け犬過ぎる気がしたので「蒜山焼きそば」にしてみた。

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しっかりした麺にタレは味噌に醤油の感じがするいい味でやっぱりうまい蒜山焼そば。そんなに辛くないじゃ、、、、、、、、いや、やっぱ辛いね。
でもこれは味が分からなくなる程ではなく、自分でも味わって食べられるギリギリの辛さ、多分一般的には辛い部類には入らないんじゃないかな?っていうか、蒜山焼そばマップにも「ピリ辛」と紹介されたこの店のが食べられたんだから、もう他は怖くないね。

辛くて泣いた津山のホルモンうどんはもう食べたくないけど、これは是非また食べたい焼きそば、おいしかった。

タグ:餐:焼

所子伝統的建造物群保存地区

ファイル 1459-1.jpg大山町所子にある古い町並みの集落。
国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている町並みだけど、驚いたことに表の県道から一切の案内はなく、駅前の大雑把な観光マップにも出てなく、唯一のってた国重文の「門脇家住宅」の点の位置を見ておおよその位置をつかんで来てみた。
学校の裏あたりなのでここらへんかなぁ、、と細い道に進入して不安に思いながら進むと、集落の入口に広い駐車場(小学校跡だったらしい)と案内板が立っていた。隠してるなぁ。。

来るまでは、町並みは車で通り抜けて「門脇家住宅」だけ降りて見てみようかと思ってたんだけど、案内地図を見たら此処以外に駐車場も停められそうなトコも無さそうだったので、まあいいか、と、集落を一回り歩くことにした。

歩いてみると意外と広いみたいで、駐車場のある近代の区域と「門脇家住宅」のある『シモ』と呼ばれる江戸時代に造られた区域の間には田畑が広がってて、やっぱ車で回ればよかったかな?とか思った。
けど、
花畑の入口から入った『シモ』の道はいきなり屋敷の塀が続く雰囲気ある町並みで、青い空と眩しい日差しの下でしっとりと上品に輝いて見えた。

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「駒繋ぎ石」なども見ながら、ほとんど観光地化されていない自然に佇む町並みを進むと、その国重文の「門脇家住宅」があった。(それ以外にも県重文の「門脇家住宅」が二棟あるんだけど)
ここだけはさすがに重要文化財の標柱と解説板が立っていて、明和6年(1768)建造の大庄屋屋敷で、改造が少なく保存も材質も極めてよいものだそうだ。
けど、 なんと現役の一般個人邸宅なので見学は不可。。
だまって門を入ると不法侵入にされかねないので、門から覗くだけだったけど、見たらなにやら修復工事のように足組みが組まれていた。(屋根の葺き替えだそうだ)

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その先の道も歩いた。
道は細めで曲がりくねり、わざわざ車で入り込むには不安すぎる形、やっぱり町歩きで正解だったな。
さっきの弥生遺跡で歩いた後なので少々の疲れはあるけど、風もあってそんなに暑くなく、でも静かな田舎の夏休みみたいな心地いい散歩だった。

そして『シモ』を抜けてまた田畑が広がったトコで東に曲がり、ぐるっと回る形で今度は鎌倉時代からの村落部区間『カミ』に進んだ。

その『カミ』の入口(出口)には江戸時代の力士墓の石碑、六地蔵に集められた石塔石碑群、そして「サイノカミ」というしめ縄をした双神像の石があった。

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『カミ』はわりと新しい家が多く雰囲気は薄かった(意外と庭先にはスポーツカーがある家が多く余裕ある暮らしぶりに見えた)けど、脇をサラサラ流れる「ツカイガワ」という水路の水がキレイで涼やかな上に、覗くと沢山の小魚が泳いでいた。水草もトンボもいい感じでそっちばかり気にして歩いてた。魚はなんだろ?フナの稚魚?川の合流するところでは少し大きいのもビュンビュン泳ぎ回ってた。
そういえば以前にこの付近の名水100選「天の真名井」に来た時に歩いた周辺集落も水路がキレイだったなぁ。さすが大山の麓だね。(2009/3/21→)

そんな『カミ』の区間は街角に「力石」とかいろいろあった。

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そんな街角にあったタブの木が、大きくはないけど町にしっくり馴染んでていい雰囲気。(樹齢100年の境界木だそうだ)足元には立派なサルノコシカケが生っていた。

そして少し広場みたいになった中央に屋根付きのお地蔵さん。寛政元年(1989)に置かれた薬師如来だそうだ。

その先でブロック塀が生垣に変ると駐車場が現れた。あれ?ここにもあったんだ。これは国有形文化財の「美甘家住宅」用の駐車場。庭園もあって一般公開してるようだった。

凄くカッコいい生垣の入り口から門をくぐって中に入ってみた。

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そして柵の周りからその庭園を見て回ってたら、美甘家十五代目当主という家のお爺さんが出てきて柵の中にも入れてくれて、いろいろ話を聞かせてもらえた。
この庭園の石は富士山の宝永大噴火の時の溶岩石を船で運んだものだそうで、変遷あって巡ったので経緯は複雑らしいけど非常に珍しく、静岡山梨の方はもとより全国から見に来る人がいるそうで、沖縄の人も来たそうだ。へー。
そして富士の形をイメージした松ノ木もとても好評だったそうだ。
そんな自慢の庭はみんなに見てもらいたいけど、ここも家屋の方は現役邸宅なので開放してないんだそうだ。残念。
でも、話しも一方的ではなく感じのいい主人で、いろいろ聞けて楽しめた。ありがとうございました。

そこからは少しぐるっと回って生垣の道を進み、『カミ』の区間を抜けて賀茂神社に来た。
実はこの賀茂神社が所子集落の中心で、鎌倉時代に京都の賀茂神社の所領だったこの地にこの神社が建てられて『カミ』が形成された歴史ある集落ということだ。そして江戸時代に鳥取藩領になって『シモ』ができて、明治以降に駐車場近くに村役場と学校ができて広がった。ということらしい。

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ってわけで最後に神社にお参り。
神社は鳥居のすぐ中に小さい瓦屋根の随神門が並んでいた。

そして近代区域に戻ってきた。
駐車場より少し手前の辻に出たんだけど、角に日清日露の戦没者をまつる慰霊碑があって、大砲の砲身が置かれてた。これは装甲巡洋艦「春日」の砲身だそうだ。(塔のように立ってる筈なんだけど、横になって置かれていた。倒れたのかな)

という感じで、弥生遺跡に続いては鎌倉から江戸、明治、大正くらいまでの歴史をランダムに歩いた。
なんといってもここはほとんど観光地化されていない普通に暮らす集落で自然な形で見て回る集落の姿がとても良く、フラりと歩く夏休み感満点で気分良かった。
随分歩いてのんびりしちゃったつもりだったけど一時間ほどの散策だった。

タグ:楽:歩 楽:話 観:街 観:建 観:重 観:石 観:像 観:門 観:庭 観:宮 植:樹 植:茸 動:魚 動:虫

むきばんだ史跡公園

ファイル 1458-1.jpg大山町妻木にある国指定史跡の弥生時代集落遺跡。

以前にここらで案内を見て「麦パンダ??」と勝手に見間違えて行ってみたことあって、その時は今日よりもっと早朝で開いてなかった。「いつか行けたら、、」と思ってたので丁度イイ。(2009/3/21→)

ここは吉野ヶ里の四倍以上という広さの国内最大級の集落跡。どれだけ歩けるか(どのくらい時間かけちゃうか)分からないけど取り敢えず資料館「弥生の館むきばんだ」に入ってみた。

この「弥生の館」も無料の割にしっかりした展示で、個人的にはジオラマ模型が充実してて凄く良かった。
弥生時代の住居が種類別であり、原寸大もあり、当時の食料となった物の模型も並び、狩りや稲作風景のジオラマもあった。

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個人で来てたっぽい人も多かったけど、夏休みシーズンだけに子供向けセミナーとかいろいろあるようで、ボランティアガイドさんには相手にされなかったけど(ひまそうなトコだと勧誘のように寄ってくるよね。ありがたいけど)親切な展示を見てるだけで何となく分かって問題なかった。

さてさて、外は結構気温が上がってたけど、せっかくなので少しは歩こうと帽子とタオルと水を持って進んでみた。

「弥生の館」の裏の広場からして広く長く、暑い夏には歩き甲斐がありそうだった。(案内図にはその先の眺め良さそうなトコまで「15分~20分」と書かれていた。。)
周りの森は蝉がけたたましく啼きまくっていて、さすがにウチの自宅の周り以上に啼いてて「森だ!」って感じがした。(ウチは神社の林並だからね)

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でも、数分ほど歩くともう森の道を抜けて洞ノ原地区に出た。
ここは刈り込んだ丘の上の広場になってて、竪穴住居跡が木組み再現されてたりしていた。
そんな草原の中の住居跡を見ながらゆっくり歩いた。

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そして先の方の一軒は再現されていて家の中にも入れた。
意外と明るく、風通し良く涼しかった。これは夏でも暮らせそうだわ。
でも昼間は毎日、丘の下の田畑での稲作や森や海などの狩りに一斉に出勤してたそうで、集落は夕方からの寝床メインだったようだ。
弥生の昔から通勤とかあったんだ。。日本人の生活のリズムは古代から変わってないのかもね。。

そして住居跡の先には墳墓群。
石で囲まれた四角の角を引っぱった形をしてて、ああ「むきばんだ」の顔みたいなマークはこの形をモチーフにしてるんだと気付いた。

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芝生ではバッタが波のように飛び回ってたし、日当たりいいけどキノコなんかも生えてたりして豊かな土地って感じだった。

そして墳墓の先はいい眺めの展望スポット。
これはスゴイ。

開けた山から広く眺め下ろせる淀江平野と米子方面の町、青い日本海の先に島根半島の山が霞んでた。
風も心地よくしばらくのんびりと眺望を楽しんだ。

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丘の先に高床の建物が見えた。あそこまでが洞ノ原地区で夕陽がきれいなスポットだそうだけど、夕方じゃないから下りて行くつもりは無し。眺めは此処で充分。
そのもっと先にあった櫓のような展望台は「伯耆古代の丘公園」
有料のレジャー的な公園?目の前にこんな眺めのいい史跡があるのに?とか思った。

そしてとても懐かしいシンプルなカラーのキハ(気動車)が二両編成で通ってた。あれは山陰本線?
海には船も見え、のどかな風景も意外と動きが有って眺めてて飽きなかった。

そして来た道を戻った。

「弥生の館」までもどって、そういえば何か食べるとこはないんだっけ?とかもう一度覗いて(なかった)
取り敢えずこんなもんかな、、、と思ったけど、やっぱ少し気になって、反対側の妻木山地区にも歩いてみた。

ら、こっちの方が再現された竪穴住居が沢山並んでいた。
なんでも、150棟以上の住居跡と200棟以上の倉庫跡が発掘された区域で集落の中心街だったようだ。

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住居もさっき入ったものより大型のが多く、その全棟解放されてて中に入れるので、とりあえずひとつ入ってみた。
子沢山でも住めそうな広さで、中二階のロフトっぽい棚とかあったりしてなんか充実してそうだった。

こっちも東側の展望が少し開けてたけどやっぱ眺望はさっきの洞ノ原地区(そっちが晩田山なのかな)には全然及ばなかった。

これでも全体の三分の一くらいみたいだけどもう満腹。汗かいたし。
「弥生の館」にまた戻って館内の空調で落ち着いてから車に戻った。

タグ:楽:歩 楽:眺 景:森 景:町 景:海 景:原 観:遺 観:館 観:模 観:建 観:鉄 観:船 動:虫 植:茸

道の駅 大山恵みの里

ファイル 1457-1.jpg大山町名和の山陰道名和ICと9号の間にある道の駅。

やや小型のPA級の道の駅。初めての立ち寄り。
新しい道の駅だけどそういえば見かけてたことはあった気がした。
どんどん道の駅が増えるのは嬉しい。

トイレ休憩の後に店に行ってみたら、ちょうど9時の開店時間だったようだ。

ファイル 1457-2.jpgでも、食堂部は9時半からみたいで、ソフトや御当地バーガーはゲット出来なかった。。
けど、その御当地バーガーは「大山チキンチリバーガー」
あー辛いんでしょ、、チリじゃないバージョンがあれば30分待ってもいいけど、、

小さめの店内の産直コーナーには惣菜や弁当はなく、朝食になりそうな物はなかったし、和菓子以外のちょい食いも見当たらなかった。

で、買ってみたのはフリーザーに見かけた大山乳業の「大山おいしい珈琲モナカ」
鳥取から全国区になった印象のコンビニで見かけるコーヒー牛乳「白バラコーヒー」の大山乳業の商品なので一応御当地っぽいかなとか思って朝から冷菓。

これはおいしかった。
牛乳缶型のモナカもかわいいし。
実はモカとかのコーヒー味のアイスってあまり好きじゃないんだけど、これはコーヒー牛乳の味そのままでバッチリおいしかった。

ファイル 1457-3.jpg

ゆっくり食べながら休憩情報室に入ると、地域の観光情報が手書きで大きく見やすく張り出されてた。ナイス。
気になったのは古民家の古い町並みと「むきばんだ」
むぎばんだって、こんな怪しいパンダキャラがあるんだ。。

取り敢えず情報も手に入って満足。
ネタ的には薄いけどいい寄り道になった。

タグ:餐:冷 観:キ 道の駅