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睦沢諏訪神社

ファイル 3051-1.jpg睦沢町上之郷にある神社。

表の通りからも途中にも全然案内が出てなかったので分かりずらく不安だったけど辿りつけたマイナーな場所の田圃端の丘にある神社。
町内案内図の大樟の案内で来てみたんだけど、神社は急な石段の上で下からは大樟も見えなかった。
これが表の道に面した神社だったら、階段急だから別に寄らなくてもいいか、、って通過しちゃいそうなトコだけど、細い道を辿ってわざわざ来たので折角なので迷うことなく石段を登ってみた。

まず咲き残ったアジサイを見つつ石段に進むと、その登りはじめに門かぶりのイヌマキがあって見事にトンネルのように頭上を覆ってて面白い雰囲気だった。

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せっせと段の高い石段を登り切ると上に社殿がみえた。普通の田舎の神社って感じだけど、マイナーな場所の割には荒れた感じはなくて整ってた。
大樟はどれだ??と見まわすとその奥の斜面に崩れかけのような大木があった。赤い鳥居と案内板があったのでわかった。(なければわからなかった)

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案内によれば、このクスノキは大同2年(802)に信州の諏訪大社の神官がこの地に分社した時に植えたものだそうだ。樹齢1220年かぁ。。
根周り12m、樹高23mの巨木だけど、出しゃばった感じはなくもう丘の斜面丸ごと飲み込んで一体化したような自然と溶け込んだ丘の一部って感じだった。
鳥居のとこから鉄パイプの足場のような階段が架かってて、登って上からもみれるようだったけど、ちょっと草に埋もれかけてたし見た目不安そうで登る気はしなかった。。

それよか気になったのが(むき出しの)本殿の裏にある洞穴のようなトンネル。これは天然?じゃないよね。落石注意とも立入禁止とも何とも書かれてなかったので通り抜けてみた。

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その先は丘の裏の竹林。下る道があるので裏側からの通路のようだった。神の力の通り穴?
っていうか神社の裏の崖を穴開けて神様的というかパワー的には問題ないもんなの?と気がかりな気もしたけど、ちょっと珍しい景色と涼しい竹林はなんかよかった。
その先に歩いてみたい気もしたけど、やっぱやめてまた穴をくぐって神社に戻った。

また大樟を眺めつつ、境内の先に出て眺望をみおろした。
見えるのは目の前の田圃と、すぐ先のさっき行った歴史民俗資料館くらいなもんだったけど高さは感じられて気分いい。

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そしてまた急な石段を下って車に戻った。この石段は手すりあるからいいけどなかったら怖いくらいだった。
大樟だけ見るつもりで来たけど、いろいろと面白く雰囲気のいい素敵な場所だった。

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