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山本記念公園

ファイル 2331-1.jpgまず先に長岡市呉服町にある「山本五十六記念館」に行った。
けどここは館内全面写真禁止。
なので点景記事にはならないので、この街歩きは書かなくてもいいかなーとか思ってたんだけど、次に行った公園が良かったのでそっちを表題にして上げてみた。

「山本五十六記念館」は意外と小さな宅地タイプの建物で、1フロアだけの記念館。
メインは搭乗して撃墜された一式陸攻の左翼部分と搭乗席。あとは戦艦長門の軍艦旗も大きな展示物。

じっくり見るつもりだったけど15分くらいで見終わっちゃった。。

そして少し歩いて「山本記念公園」は長岡市坂之上町にある公園。
ここは山本五十六の生家の高野家があった場所。城下外堀手前の侍屋敷で、高野家は長岡藩の中級武士。戊辰戦争で城が焼けた後、明治時代に同じ場所に家を建てて暮らしたそうだ。(ちなみに記念館は山本家が明治以降にあった場所だそうで、家名再興後なので河井家共々城外にやや離れている)

公園は普通の町中の公園くらいの大きさで、奥に山本五十六の胸像があった。

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中央に池になりそうな水槽みたいな四角いのがあって両脇に潜水婦みたいな女性像が立ってて、妙に色気ある尻だった。

さて、振り返ると公園入口の横に家屋があって、旧式の資料館かなとか思って見てきたら、これがなんと戦時中の長岡空襲で焼き落ちた山本五十六の生家を復元したものだそうで、「え?敷地のわりに家ちいさくね?」とか思いつつ、中も上がれるみたいで感激。

上がると昭和の香りの懐かしいような家屋で、一部屋一部屋小さいながら部屋数は多かった。奥の部屋には胸像の元?がドカンとあって驚いた。そしてトイレも形だけはちゃんと再現されていた。

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急な階段を上るとやけに天井の低い二階もあがれて、窓から公園が見下ろせた。五十六は七人兄姉の末子だから、十人近い家族が暮らしていたわけだけど、子だくさんの昔の家庭では二階があるだけでも広く大きな家だろうね。(ウチの父親も六人兄姉の末子でその都内の平屋の家に比べたら全然大きい)
三十歳で山本家を相続した五十六は、その後長岡に帰って来た時はこっちに帰ってたのかな?

山本五十六は連合艦隊司令長官として真珠湾攻撃を指揮した太平洋戦争時の日本で一番有名な提督。
有名なだけに賛否両論だけど英雄視する方が一般的かな。僕個人としても全面的に英雄視してるわけじゃないけど、復元生家にワクワクするくらいのファンではある。存分に楽しめた。

さて、公園を出たのが4時。
この後のイベントの時間は4時半から5時半までの受付。急いで行ってもヒマになりそうで少し余裕あるからもう一軒。
来た方向に戻る形で「河井継之助記念館」に行ってみた。

河井継之助は戊辰戦争時の長岡藩軍事総督で新政府軍と戦った偉人。
とは言っても、負けると分かっていた戦をして長岡の町も城も焦土とした張本人として賛否両論。個人的には司馬遼太郎の小説「峠」でしか知らず、傑作なのに人間的には嫌な奴って印象だけどやっぱり英雄。(小千谷談判はもう少し棘のない態度で相手としっかり話し合う器量があれば全然違ってたと思う)

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継之助の記念館は他にもあって、会津只見の「河井継之助記念館」には九年前コワク→に行ったことがあり、ここより大きな建物でじっくり見てたので、ここは別に入らなくてもいいかな、、ってくらいでそんなには期待していなかった。
入ってみたら受付の人が(山本記念館とはうって変わって)愛想よく雰囲気よく、写真は基本ダメだけどOKなものをそれぞれ紹介してくれた。

写真OKなのは、郷土資料館のとは違ってちゃんと復元したガトリング砲のレプリカと梯子の旗、それと継之助の像。以上。見やすいパネルの展示で二階まで廻って一通り見てまわった。なかなかよかった。

出たのが4時半。さて、いい頃合いかな。
ってわけで、駅へ向かって歩いた。夕方前で日も傾いてきたのに全然気温下がらず真夏の暑さ。汗かきながら歩いた。

ファイル 2331-5.jpgしたら駅近くのアーケードのビル一階に「長岡戦災資料館」という入場無料の資料館があった。少しくらいならまだ大丈夫な時間かな?と思い、ちょっと冷房が恋しかったので入ってみた。

ここも写真NG。中は太平洋戦争の説明と長岡空襲の被害の資料展示で焼夷弾なども並んでいた。当時の家庭の復元と市街の焼け野原のジオラマは写真撮りたかったなー。

それにしてもほぼ駅前にここまでちゃんと戦争を伝える資料館が開放的にある街ってすごいなぁ、、まぁ、山本も河井も戦争がらみだし、忘れちゃいけない町の記憶と教訓をしっかり展示できるのは大事なことだと思う。
夏休みの研究のような子供を連れた家族も来てて、親の方が真剣に驚きながら見てたのが印象的だった。

そして駅前通りに出た。
通りの向かいがイベント会場のアオーレ長岡。
渡る為にいったん駅前の高架歩道「大手スカイデッキ」を上る。エスカレーター動いてて楽だった。

アオーレ長岡はなんかここだけスゴイ近代的でちょっと浮いた印象。あれ?前に来たのいつだっけ?

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この長岡駅が長岡城本丸跡で、このアオーレは二の丸跡。石碑の立った一角はまだ前来た時のまんま残ってたw
前にこの石碑見に来たのっていつだっけ?(十年前の08/4/16)その時は古めかしい建物だったよなぁ。。とか思いつつ会場に進んだ。(その時の建物は翌年に解体して2012年にアオーレがオープンしたそうだ)

というのは新潟のアイドルグループNGT48の握手会。
興味ない人や否定的な人が多いかなと思って(自分自身、数年前までそうだった)伏せてたけど、何度か「何のイベント?」と聞かれたので書いておきます。
一時の興味本位で傾倒してて今年の2月で終わりにするつもりだったのが、リバウンドで興味継続してました。。
 
で、長岡の話に戻ると、今回は去年の8月に長岡に来た時はハイプ長岡での「全握」というイベントでライブもあるので早く来てたけど、今日は「個握」で時間が決まってるのでゆっくり来た。
チョイチヨイと済ませてすぐ終わるかと思ってたのが、なんか階段折り返して三階まで続く長い列になってて時間かかった。。なんだこりゃ。流れ始めて会場に入ってもレーン内の列が途切れることなく「個握」でこんなに並ぶとは思わなかった。。三十分かからないかと思ってたのが、ゆっくり券を消化してたら一時間かかった。やっぱ地元新潟は熱いってことだね。幕張の方が全然楽でいいや。。
 
でもまぁ、おかげで長岡をじっくりまわれたし、台風の暴風域を抜けてドライブできたのでよかった。
あくまでドライブがてらで、周りの人に比べても熱は低いけど、ちょっとした心のアクセサリー気分で楽しめたらいいかなと思ってます。

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