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中津城

ファイル 2238-1.jpg中津市二ノ丁本丸にある城。
友達におまかせでついてきたんだけど、前から行ってみようと思ってたトコなのでちょうどよかった。
広い駐車場もそんなに混んでなく、天守の周りは人が多かったけど、それもGWの連休と思えば差ほどでもなくいい感じで歩けた。

中津神社も黒田官兵衛資料館も顔ハメも寄らずに真っすぐ天守閣に進んだ。
天守閣は福澤諭吉記念館との共通券がお得なようなのでケチらずにそれを買って入城。

この天守は昔は存在しなかった模擬天守。
昭和製の鉄コンで中は資料館というよくある城。あれ?何でこの城に行ってみようと思ってたんだっけ?

資料館はスルーで取り敢えず階段で最上階の展望室に上った。

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眺めはよく中津市街が見渡せて、周防灘にそそぐ中津川も良く見えた。
けど、多分ひとりだったらもっとのんびり眺めてるんだと思うけど、友達とだと二回りくらい見回るだけでOK。せかされたわけでもないけど、割とすぐ下りてきた気がする。
一応資料館もパーっと見て出た。

あれ?何でこの城に行ってみようと思ってたんだっけ?
天守は模擬でも櫓は現存とか?(櫓も模擬だそうだ)
唐揚げのついでに行こう、、とか思ってたのかな?(だな)

本丸の石垣は黒田の時代のものに細川がかぶせて増したハイブリッドだそうで、裏に廻るとその境が見れた。

とくに良くも悪くもなく、まぁこんなもんかなというあっさりした感想でお城は終了。

ファイル 2238-3.jpgそのあとは市街を少し歩いて共通券を買ってた「福澤記念館」に来てみた。

福沢諭吉は、子供の頃読んだ偉人伝記の本のトップバッターだった。(その次に読んだのは湯川秀樹で三冊目は豊田佐吉だった)どんな内容だったかはすっかり忘れたし、その人物に憧れることは無かったけど、伝記とか本を読むきっかけになったので勝手ながら思い出深い人物。

でも、幕末から明治期を描いたマンガとかではことごとく感じ悪い嫌な奴って描かれ方をしてて、勝手ながら今はあまり好きになれない人物。

それと、やっぱり紙幣の顔になっちゃうと、縁があるようでまるで無く、すぐに離れて消える薄情物って感じに思えちゃうね。

そんなわけで「福澤記念館」は、来てみたい気持ち半分、いざ来てみたらやっぱりそんなに興味なかった、、という(さっきの城のような)所だった。
ので、一階の資料展示をパーッと見て終了。「二階は見なくていいの?」と言われたけど、いいやと出ちゃった。
前に来てる友達にも共通券を買わせてしまって申し訳なく思った。

その隣にある「福澤諭吉旧居」のほうが興味あって覗いた。

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享和3年(1803)築のこの茅葺の武家屋敷は諭吉が幼年から青年の19歳まで暮らした屋敷。
あまり豊かではなかったと思ってたわりには広く大きくどっしりした屋敷だった。
そして茅葺の屋根の横の形がコンモリとしてカッコよかった。

旧宅の後は、友達のすすめでそこからまた少し歩いて「合元寺」という赤い壁が鮮やかで派手な寺に来てみた。
この寺は黒田長政が宇都宮鎮房を中津城で謀殺した時に待機してた家臣も皆殺しにした場所で、血で染まった壁はその後何度塗り替えても赤い血が滲み出るそうでいっそ赤く塗っちゃってるんだそうだ。くわばらくわばら。

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城の駐車場に戻る間に「大手門跡の石垣」というのがあった。
こうして市街にも一部が残ってたりすると城がリアルに感じられていいなぁ。

城に戻って最後に南側の堀と石垣を眺めて車に戻った。

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