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吉野宿ふじや

ファイル 2200-1.jpg相模原市緑区吉野の20号沿いにある郷土資料館。
旧甲州街道の宿場町吉野宿の旅籠屋敷で見学無料と駐車場もあったので寄ってみた。

以前この手前の小原宿の本陣屋敷に行ったときに「ほかにも中を見学できる所がある」と聞いてて気にはなっていたんだけど、やっぱり先を急ぎたい場所柄いつも通過してた。
今日は緩い出発でちょうど気侭な寄道モードになり出したのでスンナリ寄れた。

さて、中に入ると、古い神輿やジオラマ模型などがあって楽しめ、館の人に挨拶すると、軽く説明して歩いてくれた。
この吉野宿は甲府と江戸(東京)のちょうど中間にある宿場で、明治期には明治天皇も立ち寄られ、それ用に本陣には五層楼が建てられその二階にお泊りあそばれたそうだ。

でもそんな吉野宿は大火事でほとんどの建物が焼失したそうで、この「ふじや」はその後に再建された明治後期の建物だそうだ。

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屋敷内は「藤野のおひさ様展」になっていた。上がってゆっくり(解説付きで)見て回った。
とくに江戸中期の享保雛という人形は大きく立派で見ごたえあった。

そして脇には五層楼と土蔵とこの「ふじや」の火事前の復元模型もあって、五層楼はそのまま残ってたらいい観光地になっただろうにと思えた。

「二階にも上がれます」というので上がってみた。
その二階はいわゆる郷土資料館らしい古くから残った地域の小道具などが並んでいて、ぱーっと見て回るだけだったけど、外も見下ろせてよかった。

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まず正面側は目の前の20号とその対向の旧本陣跡。火事の後に唯一残ったという土蔵が見えた。ここに五層楼があったのかー。

そして裏には桂川に続く相模湖の奥の湖水が見えた。
バス釣りのらしいモーターボートが何艘か横切って割と賑やかだった。
(昔、相模湖も何度か釣りに来たけど、ここでは一匹も釣れたことなかったなぁ、、なんて思い出しながら眺めた)

奥には更に上にあがる梯子があったけど、これは途中で「整理中につきご遠慮ください」とあった。
少し覗いてみたけどたしかにゴチャっとした屋根裏。でも屋根の感じが覗けてよかった。

まぁ、小原宿の本陣屋敷に比べれば、明治の建物だし軽くパーッと見て終わりくらいのものだけど、あまり時間もとらない分、こうした気侭な寄り道には丁度いいくらいのところだった。

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